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ダブリンのSpirnts(スプリンツ)がニューシングル「Feast」を発表した。この曲は、結成メンバーであるコルム・オライリーの円満な脱退後、ザック・スティーヴンソンをギターに迎えた新体制での初リリースとなり、Gilla Band(ギラ・バンド)のダン・フォックスがプロデュース。映像はゴシック調で、同地のPillow QueensのPVのニュアンスに近い。以下のビデオでチェックしてみよう。
「Feast」は、基本的にはフックのあるパンキッシュなロックソングだが、映像には中世的な雰囲気が漂う。これがキリスト教社会の旧来の価値観や固定観念に対するウィットの効いた皮肉となっているようだ。ある意味では、それらの原初的なテーゼを打破するためのロックソングだ。
「グランジとゴシックへの愛から引き出された'Feast'は、特にセクシュアリティとロマンスに関して、大食、消費、欲望のアイデアを探求しているため、そのように名付けられた」とバンドは声明で共有した。
「アイルランドでは、私たちが最初に意識して体験する物語の多くは”宗教的な概念”である。聖書の物語や善悪、道徳、罪についての寓話は、私たちに押し付けられていた類のもの。このような図像やイメージを、クィアの文脈で再構築して使うのは面白いと思った。『饗宴』は、ダークでゴシックで官能的で、私たちが自分の欲望や欲望を堂々と追求することを促すものです」
SPRINTSのデビュー・アルバム『Letter to Self』は1月にリリースされた。その数ヵ月後、バンドは「Help Me, I'm Spiralling」と「Drones」を発表した。