The National   2024年にエンニオ・モリコーネ音楽祭公会堂で行われたライヴ録音を収録した『Rome』を12月13日にリリース

The National
©Graham MacIndoe


ニューヨークのThe National(ザ・ナショナル)は、スタジオバンドから魅力的なライブ・バンドへと成長しつつある。

 

ザ・ナショナルは、2024年6月3日にイタリアのエンニオ・モリコーネ音楽祭公会堂で行われたライヴ録音(オーバーダビングなし)を収録した21曲入りデジタル&2枚組LP『Rome』を12月13日にリリースすると発表した。長年のコラボレーターであるピーター・カティスがミックスを担当したこの2枚組アルバムは、バンドの20年以上にわたるソングライティングにまたがり、各曲がライヴ・パフォーマンスでいかに新たな命を吹き込まれたかを明らかにしている。

 

 

 


『Roma』は、ザ・ナショナルの決定的なライヴ・ドキュメントである。イタリアの有名な映画作曲家エンニオ・モリコーネにちなんで命名された、建築的にも素晴らしい会場パルコ・デッラ・ムジカ・エンニオ・モリコーネで録音されたこの21曲入りLPは、「ブラッドバズ・オハイオ」、「キャップを飲み込まないで」、「アイ・ニード・マイ・ガール」、「システム・オンリー・ドリームス・イン・トータル・ダークネス」、「イングランド」、「フェイク・エンパイア」といった愛唱歌のきらめくヴァージョンを披露している。

 

さらに、最近の曲である 「Eucalyptus」、「New Order T-Shirt」、「Tropic Morning News」、そして境界線を押し広げる 「Smoke Detector 」を研ぎ澄まされた朗読で聴かせる 」

 

バンドがカタログの隠れた名曲に新鮮な光を当てるため、夜ごとにセットリストを大きく変えていることを反映し、Romeではオープニングの 「Runaway」、「Lemonworld」、「The Geese of Beverly Road」、「Lit Up 」といったレア曲が目立ち、絶賛されたアルバム『Trouble Will Find Me』からの 「Humiliation 」、Sad Songs For Dirty Loversの 「Murder Me Rachael 」の力作が対になっている。ローマのステージでのアンコールでは、選挙アンセムの 「Mr.November」、ハイ・バイオレットからの 「Terrible Love」、そしてショーの最後を飾るファンのシンガロング 「Vanderlyle Crybaby Geeks」などが披露された。



ザ・ナショナルは、近年、グラストンベリー・フェスティバルでの素晴らしいパフォーマンスを見ても分かる通り、ライブ・バンドとして黄金期を迎えようとしている。『ガーディアン』誌はライヴ評で、ザ・ナショナルを 「時代を定義するバンドが絶頂期を迎えている...この見事な2時間半の大作が共同体のカタルシスとなるように」と評した。ローリング・ストーン誌UK版も、「このバンドが...この10年間、トップ・テーブルの座にふさわしいことは明らか...単純に陶酔できるショーで、バンドが新たなピークに達するのを見ることができる 」と評している。




 

The National 『Rome』

Label:  4AD

Release: 2024年12月13日


Tracklist:


1. Runaway

2. Eucalyptus

3. Tropic Morning News

4. New Order T-Shirt

5. Don’t Swallow the Cap

6. Bloodbuzz Ohio

7. The System Only Dreams in Total Darkness

8. I Need My Girl

9. Lemonworld

10. The Geese of Beverly Road

11. Lit Up

12. Alien

13. Humiliation

14. Murder Me Rachael

15. England

16. Graceless

17. Fake Empire

18. Smoke Detector

19. Mr. November

20. Terrible Love

21. Vanderlyle Crybaby Geeks