©︎Elizabeth De La Piedra |
本日、Bartees Strange(バーティーズ・ストレンジ)は、2025年2月14日にリリースされる3枚目のフルアルバム『Horror』を発表した。 2022年の『Farm To Table』に続く、彼の最も野心的で幅広いプロジェクトである。リードシングル「Sober」のミュージックビデオは下記よりご覧ください。(ストリーミングはこちら)
バーティーズ・ストレンジは恐怖の中で育った。 彼の家族は、人生の教訓を教えるために怖い話を聞かせ、幼い頃から、強くなる練習をするために怖い映画を見始めた。 世界は恐ろしい場所であり、アメリカの田舎に住む若く、クィアで、黒人の人間にとって、その恐怖は直感的なものである。 ホラー』は、そうした恐怖と向き合い、恐れられる存在に成長することを描いたアルバムだ。
ストレンジは『Horror』についてこう語っている。「ある意味、このアルバムは、自分たちの人生でも恐れを感じている人たちに手を差し伸べるために作ったんだと思う。私にとっては、愛、場所、宇宙的な不運、あるいは物心ついたときから苦しんできた破滅の予感。周りのみんなが同じように感じていることに気づけば、人生の恐怖や奇妙さを乗り越えるのは簡単だと思う。このアルバムは、私がつながろうとしているだけだ。世界の大きさを縮めようとしているんだ。身近に感じようとしているんだ」
本日、ストレンジ、ジャック・アントノフ、イヴ・ロスマン、ローレンス・ロスマンのプロデュースによるニューシングル「Sober」がリリースされた。ストレンジは、「この曲は、人間関係で何度も何度も挫折し、そのために酒を飲むことについて歌っている。 これはおそらく多くの人が共感できることだと思う。 恋をしていても、それをうまく表現できなかったり、うまくいっていると感じられなかったりする。 そして、愛がどのように機能するのか、より良い例を見たことがないため、これが常に対処するものであることを恐れている。このシングルは、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの1974年のソウル・トレインでのパフォーマンスからインスピレーションを得たリカルド・ベタンコート監督のミュージック・ビデオと組み合わされている。
「Sober」
Bartees Strange 『Horror』
ストレンジは制作を視野に入れて、自宅スタジオでホラーの制作を始めた。 イヴとローレンス・ロスマン(イヴ・トゥモア、レディー・ガガ)とのセッションは、このアルバムのリズムとサウンドのバックボーンとなった。 ストレンジがジャック・アントノフと出会い、2人が急接近した後、ストレンジはアントノフのバンド、ブリーチャーズの楽曲を手がけ、アントノフは『Horror』を手がけた。
2人は一緒にレコードを完成させ、生で曲を作り、編集し、アレンジし、恐怖を刺激するような服を着せた。 このアルバムを通して、ストレンジは、彼の子供時代のサウンドトラックのような音楽のパスティーシュの上に、次々と困難な真実を打ち明けている。 アルバムに収録された12曲の新曲には、父親が彼に聴かせたパーラメント・ファンカデリック、フリートウッド・マック、テディ・ペンダーグラス、ニール・ヤングといったジャンルを超えた音楽が、ストレンジのヒップホップ、カントリー、インディー・ロック、ハウスへの興味と融合している。
イギリスのイプスウィッチで軍人の父とオペラ歌手の母の間に生まれたバーティーズ・ストレンジは、オクラホマ州ムスタングに落ち着くまで、各地を転々とする子供時代を過ごした。 その後、ワシントンD.C.やブルックリンのハードコア・バンドで活躍する一方、バラク・オバマ政権や環境正義運動に携わる。最近では、アップルTVの『The New Look』やA24の『I Saw The TV Glow』など、人気のTVや映画のサウンドトラックで彼の音楽がフィーチャーされている。 また、カーラ・ジャクソンとレーベルメイトのアンジマイルとともにTV On The Radioの「Wolf Like Me」をカヴァーし、近日発売予定のレッド・ホット・コンピレーション『Transa』に収録される。