Claire Rousey、 ニューアルバム『The Bloody Lady』を発表 11月8日にリリース

 

Clair eRousey

アンビエントポップの体現者、Claire Rousey(クレア・ルセイ)は、11月8日にVIERNULVIER Recordsからリリースされるニューアルバム『The Bloody Lady』を発表した。

 

このアルバムには、1980年にヴィクトル・クバルが監督した同名のアニメーション映画のためにルセイが書き下ろしたスコアが収録されている。さらに、映画のスチール写真やラスティスラフ・ステランカとウーター・ヴァンヘーレメッシュによるライナーノーツなど、充実したブックレットが付いている。


エリザベート・バートリーの民話を基にした『The Blood Lady』は、若さを保つために何百人もの若い女性を殺害するスロバキアの貴婦人の物語を描いている。「心臓にまつわるアクションは映画の中で極めて重要であり、心臓の鼓動とともに、スコアの最初のパルスを形成しています」とルセイは語った。


実験音楽とアンビエント・ミュージックの既成概念に挑戦する特異なアーティストとして知られるルーセイは、2023年にロサンゼルスに移住してすぐに自宅スタジオでこのスコアを制作した。



初回のパフォーマンスは、映画の上映とrousayのライブ演奏によるもので、ベルギーのゲントで開催されたVideodroom / Film Fest Gent 2023で行われた。その後、このプロジェクトは11曲入りのアルバムへと発展し、映画の雰囲気を想起させるテーマが交互に演奏されながら、独自のサウンド作品として成立している。


Claire Rousayは2024年初め、デビューアルバム『sentiment』をThrill Jockeyからリリースした。




Claire Rousey 『The Blood Lady』



Label: VIERNULVIER 

2024年11月8日
   

Tracklist:

1. ⅰ

2. ⅱ

3. ⅲ

4.ⅳ

5.ⅴ

6.ⅵ

7.ⅶ

8.ⅷ

9.ⅸ

10.ⅹ

 

Pre-order

 

 

【Claire Rousey】 

 

クレア・ルセイは、実験音楽とアンビエント・ミュージックの形式における慣習に挑戦することで知られる特異なアーティストである。ルセイは、テクスチャーのあるファウンド・サウンド、豪華なドローン、率直なフィールド・レコーディングを、人生の平凡さの中にある美しさを称える音楽に見事に取り入れている。

 

彼女の音楽は、キュレーター的で細部まで粒が細かく、感情に影響を与える作品に巧みに形作られている。『sentiment』は、孤独、ノスタルジア、感傷、罪悪感、セックスといった痛烈な感情の地形についての瞑想である。アルバムの物語の弧は、繊細な音楽的ジェスチャーと芸術的な弱さによって導かれ、異質で思いがけない影響を大胆に統合している。ルセイは、様々な家、寝室、ホテル、その他のプライベートな場所で曲を作り上げ、一人で過ごした時間とエネルギーの感覚を各節から放っている。このアルバムは、繊細さと卓越したヴィジョンで普遍的な感情を探求した、心に響く鋭いポップ・ソングのコレクションである。



ルセイのヴォーカルとギターは、センチメントの中心的役割を担っている。彼女の親密で日記的な歌詞は、機械的なボーカル・エフェクトとは対照的で、つながりを求める力強い願望、深い憧れ、そして別離の余韻を強調している。余裕のあるギター演奏と饒舌なテンポは、楽曲を牽引すると同時に、諦観を漂わせる。彼女の繊細なニュアンスの達人ぶりは、彼女の探求的な音楽の過去に由来するもので、真摯な姿勢と賞賛の念を込めて、冒険的なテクスチャーと独特の構成にシームレスに織り込んでいる。