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本日、受賞歴もある作曲家で、シャバカ・ハッチングス(Shabaka Hutchings)のピアニストとしても知られる即興演奏家のエリオット・ガルビン(Elliot Galvin)が、本日ニューシングル「From Beneath」を発表した。(ストリーミングはこちら)
エリオット・ガルビンは、英国ジャズ界のスーパーグループ、ダイナソーのメンバーで、これまで4枚のソロ・アルバムでDownbeat 誌やJazzwise誌の”アルバム・オブ・ザ・イヤー”に輝いたほか、マーキュリー賞にもノミネート経験をもつ。
また、シャバカ・ハッチングス、エマ=ジーン・サックレイ、ノーマ・ウィンストン、マリウス・ネセット、マーク・ロックハートらとのコラボレーションなど、英国ジャズ界の先駆者として長年活躍している。
他にも、マーク・サンダースや現在のレーベルメイトであるビンカー・ゴールディングらとレコードをリリースし、ボーダレスな即興演奏家としても高い評価を得ている。
彼の最新ソロ・アルバムは、全曲即興のピアノ・アルバムで、Guardian誌の「アルバム・オブ・ザ・マンス」とBBCミュージックの「アルバム・オブ・ザ・イヤー」に選出。また、シンフォニエッタから委嘱された作曲家でもあり、ターナー・コンテンポラリー・ギャラリーなどで作品を展示するオーディオ・アーティストでもある。
グラミー賞、マーキュリー賞、MOBOにノミネートされたレコーディング&ミキシング・エンジニアのソニー・ジョンズ(トニー・アレン、アリ・ファルカ・トゥーレ、ローラ・ジャード)とレコーディングした最新シングル「From Beneath」には、著名なベーシスト兼ヴォーカリストのルース・ゴラーと、ポーラー・ベアのドラマーでパティ・スミス/デーモン・アルバーンのコラボレーターでもあるセバスチャン・ロックフォードが参加している。
グリッチなドラム・マシーンに支えられたうねるようなピアノ・ラインと、心を揺さぶるヴォーカルから曲は展開し、緊張が解けると、熱烈なパーカッション・ワークと、ガルビンのスタッカートなエレクトロニック・マニュピュレーションを切り刻み、飛び回るようなベースラインが始まる。
このシングルについてガルビンは、次のように語っています。
「ルースとセブを何年も尊敬してきたし、特にセブのバンド、ポーラー・ベアには大きな影響を受けてきました。この曲は、前作から5年の間に僕の音楽的な声が進化してきたことを象徴している。ロックダウンの間、そして、その後の数年間、僕は自分の音楽をリリースするのをやめ、世の中の方向性に対する不穏な感覚の高まりと僕自身の人生の変化に影響された新しいアプローチを構築していきました。その結果、人生経験に富んだダークな音の世界が生まれたんだ」
「セバスチャンの象徴的なドラミング、ルースの心に響くヴォーカル、エレクトリック・ベースの即興演奏に加え、モジュラー・シンセ、ドラム・マシン、サンプラーを取り入れ、ユニークなピアノ・インプロヴァイザーとしてのアイデンティティを保ちながら、荒涼とした美しさと重く壊れたグルーヴのトラックを作り上げました。これは親友との会話の後に書かれた1曲です」
Elliot Galvin Biography:
受賞歴のある作曲家、ピアニスト、即興演奏家。作品は主に、即興演奏の取り入れと、様々な環境と文脈における音の折衷的な並置の使用で知られている。Downbeat誌とJazzwise誌の両方で2018年の年間最優秀アルバムに選ばれ、2014年には栄誉ある"ヨーロピアン・ヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー"を受賞した。
これまでシャバカ・ハッチングス、ノーマ・ウィンストン、マリウス・ネセット、マーク・ロックハート、エマ・ジーン・サックレイ、マーキュリー賞ノミネート・バンドのダイナソーなどとのレコーディングや国際的なツアーを数多くこなしてきた。
即興演奏家としては、マーク・サンダース、ビンカー・ゴールディングとのアルバムや、パリのルイ・ヴュイトン財団でのコンサートで録音された全曲即興のソロ・ピアノ・アルバムをリリースしており、Guardian誌の"アルバム・オブ・ザ・マンス"やBBCミュージック誌の"アルバム・オブ・ザ・イヤー"に選ばれている。
作曲家としては、ロンドン・シンフォニエッタ、リゲティ弦楽四重奏団、アルデバーグ・フェスティバル、ジョンズ・スミス・スクエア、ロンドン・ジャズ・フェスティバルなど、一流のアンサンブルやフェスティバルから委嘱を受けている。また、オーディオ・アーティストとしても活動し、ターナー・コンテンポラリー・ギャラリーや、最近ではオックスフォード・アイデア・フェスティバル等でインスタレーションを展示している。2024年10月、Gearbox Recordsからの初リリースとなるシングル「From Beneath」を発表した。