Kassie Krut  ニューシングル「Reckless」をリリース Fire Talkとの契約にサイン

Kassie Krut


Kassie Krut(カッシー・クラット)が”Fire Talk”との契約をニューシングル「Reckless」で祝福している。ドラムンベースのリズム、インダストリアルノイズ、ハイパーポップを融合させたワイアードなシングルだ。「Drum N' Core」とも呼ぶべき新しい音楽の登場を予感させる。


Kassie Krutは、”Palm”のギタリスト兼ヴォーカリストとして活動していたKasra Kurtの名前をもじったソロ活動として始まった。ブルックリンを拠点とする4人組がギター音楽の新たな冒険に挑む一方、このサイド・プロジェクトはカートがエレクトロニクス趣味を満喫し、迷走するアイデアを煮詰める場でもあった。

 

10年の歳月と3枚のアルバムで高い評価を得たパームが2023年に解散し、カートはバンドの共同ギタリスト/ヴォーカリストであるイヴ・アルパートと、Palmの最後のレコードをプロデュースしたマット・アンデレッグとニューヨークへ向かった。長年の友人で共同作業者である彼らは、一緒に演奏することで、3つの頭を持つ新たなカッシー・クルートの命名者となった。


カスラ・カート、イヴ・アルパート(フィラデルフィアの数学ロックの名門Palmの元メンバー)、マット・アンデレッグ(Mothers、Body Meat)の3人による新プロジェクトKassie Krutが、Fire Talk Records(Mandy、Indiana、Strange Ranger、Wombo)との契約を発表した。それに伴い、Kassie Krutはニュー・シングル「Reckless」と、Guy Kozak監督による印象的なビデオを公開した。

 

「Reckless」は、Kassie Krutの図々しくも即興的なテーマソングである。「K / A / S / S / I / E / K / R / U / T / T / T 」と、アルパートは、鋸歯状のエフェクトがかかったチャンキーなドラム・マシーンの上で嘲笑するように歌う。


「Reckless」は前作の牙をむくような唸り声はそのままに、甘美なメロディーをエレクトロニック・フラリッシュで輪郭づけ、ポップ・エゴイズムの語彙を風刺し、その効果的なパワーを強調させり。その結果は、オンボロの宇宙船から受信した必死のトランスミッションに似ている。

 

ニューヨークのメトロポリタン美術館で撮影されたコザックの「Reckless」ビデオは、カッシー・クラットの超近代的で深く原始的なエネルギーを生かしている。リハーサル・スペースの映像、ノートブックの走り書き、ニューヨーク市内で見つけた手紙などをコラージュした「Reckless」のミュージックビデオは、カッシー・クラットのビジョンに内在する熱狂的な遊び心を捉えている。「美術館を訪れるというアイデアは、手や看板で名前を綴るというアイデアと同様、早い段階からあった」と、コザックはビデオについて語る。「この曲がバンドの紹介のような役割を果たしているのが好きで、ビデオも同じようにしたかった。この曲が大好きだ!」


『Reckless』について、ヴォーカリストのカッシー・クラットはこう付け加えている。「ベース音1つ、ドラム・ビート1つ、シンプルなコード2つだけで曲を書くことに挑戦した。時には自信喪失に陥ることもあるため、タフな自分、つまり速くて意地悪な自分を作るのは楽しかった。、カッシーがバンドではなく個人であるという誤解を解く遊びでもあった。また、私たちのプロジェクト名は少し奇妙なので、この機会にリスナーのために綴った」

 


「Reckless」