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Lawrence English(ローレンス・イングリッシュ)はレーベルオーナー、そして個性的なプロデューサーとしての表情を併せ持ち、Loscil、小瀬村晶といったエレクトロニックプロデューサー、作曲家との共同制作の経験を持つ。アンビエントシーンの最重要人物の一人である。
ローレンス・イングリッシュの待望の新作アルバム『Even the Horizon Knows Its Bounds』を発表した。1月31日に自身のレーベル”Room 40”からリリースされる。試聴は以下から。
「場所とは、進化する主観的な空間の経験です。空間は、私たちが感覚を生み出す方法によって形作られ、瞬間瞬間に創造する場所の機会を保持する。空間の建築的、物質的な特徴はある程度一定しているかもしれないが、そこに満ちている人、物、雰囲気、出会いは永遠に記憶の中に崩壊していく」
この新作アルバムを紹介しながら、アーティストはこう語っている。
「私は、音が建築に取り憑いていると考えたいのです。音の非物質性がもたらす、本当に不思議な相互作用のひとつです。それはまた、太古の昔から私たちを魅了してきたものでもある。私たちの祖先が、洞窟のような暗い聖堂の中で、驚きと安らぎを感じながら互いに呼び合っていた爽快感を想像するのは難しくありません。
「今日、音が空間を占める方法、いわゆる”リキッド・アーキテクチャー”は、機能性や形に支配されがちではあるが、同じように多くの驚きをもたらしている。しかし、そのような制約を越えて、音が物質世界の中でどのように作用するかは、私たちの音楽理解の根底に存在するものであり、さらに、私たちがサウンド・アートのカノンとして知っている広い教会の中にあるものなのだ。」
アルバムの最初のリードシングルはタイトル曲で、建築的な構造性を示唆するミュージックビデオが公開されている。まるで不動産の広告映像のようでもあるが、ローレンス・イングリッシュの楽曲からは音楽の近未来性、そして音楽の知られざる一面が暗示されているように思える。
「Even the Horizon Knows Its Bounds(expert Ⅱ)」
Lawrence English 『Even The Horizon Knows Its Bounds』
Label: Room 40
Release: 2025年1月31日
Tracklist:
1.ETHKIBI
2.ETHKIBII
3.ETHKIBIII
4.ETHKIBIV
5.ETHKIBV
6.ETHKIBVI
7.ETHKIBVII
8.ETHKIBVIII
9.Even The Horizon Knows Its Bounds (excerpt I)
10.Even The Horizon Knows Its Bounds (excerpt Ⅱ)
11.Even The Horizon Knows Its Bounds