Brueder Selke & Midori Hirano、 コラボレーションアルバム『Split Scale』を発表   Thrill Jockeyから1/24に発売

Brueder Selke & Midori Hirano

ポツダムを拠点に活動する兄弟デュオ、Brueder Selke(ブリューダー・ゼルケ)、ドイツ/ベルリンを拠点に活動する作曲家、Midori Hirano(ヒラノ・ミドリ)がコラボ・アルバム『Split Scale』のリリースを発表した。Thrill Jockeyから2025年1月24日に発売される。最初の先行シングル「Scale F」が10月末に公開されているが、本日、続いて「Scale A」が配信された。


ブリューダー・ゼルケ&平野翠のデビューアルバムは、比類なき技巧と深い表現力を共有する2人のアーティストを結びつけた。ベルリンのミュージックコミュニティの柱で、世界的に賞賛される作曲家である彼らは、それぞれクラシックの伝統を背景に持ち、現代音楽の最先端で活動している。


セバスチャン、ダニエル・ゼルケ兄弟は、オープンマインドで、批評家からも高く評価されている器楽奏者で作曲家である。国際的なプロダクションのカタログを所有している。ブルーザー・セルケ、通称”CEEYS”として知られるポリインストゥルメンタル・デュオは、ジャンルを超えた音楽への情熱を、ローラ・カネル、マベ・フラッティ、レシーナ、ジュール・レイディ、グランド・リバー、ヤイル・エラザール・グロットマン、そして今回の制作のコラボレーター、平野みどりといったアーティストと”Q3Ambientfest”のステージを共にしたこともあるという。


平野みどりは、卓越したサウンド・スカルプティングにより、映画やテレビの作曲家として著名なミュージシャンで、最近では『All or Nothing』、『Tokito』、プレミア・リーグのドキュメンタリーのサウンドトラックを手がけたほか、アンチ・ポップ・コンソーシアムのHprizm、パンソニックのIlpo Väisänenといったアーティストとコラボレーションも行っている。

 

平野は自身の作曲に加え、Robot KochやRival Consolesなどのリミックスも手がけている。グループ初のアルバム『Split Scale』は、一連のライブ・コラボレーションに続くものだ。アーティストたちは、西洋の音階を最初から最後までたどるというシンプルなコンセプトを選び、そこから崇高で共感覚的なサウンドスケープとシネマティックな動きの組曲を作り上げた。音と色彩の鮮やかなタペストリーは、光り輝き、感情を揺さぶる。


本作は、多くの西洋音楽家が音に関する基礎とした経験、とくに平均律音階をテーマにしている。ゼルク兄弟は制作に関して次のように回想している。

 

「私たちの音色の選択は比較的シンプルで、直感的で、ほとんど子供の遊びのようでした。私たちは、みどりとのこのまたとない機会に、ゼロからスタートし、一緒にやってみたかったのです」

 

『スプリット・スケール』は、楽器演奏とアレンジの経験と熟練が結集して生まれたアルバムであり、まるで初めて楽器を演奏し、本当に耳を傾けているかのような、まばゆいばかりの不思議な感覚を伝えることに成功している。アルバムの収録曲は、西洋音階のAからGまでのスケールが厳密に割り当てられているが、最後の曲だけは特殊なAAというスケールが銘打たれている。

 

 


Brueder Selke・Midori Hirano 『Split Scale』



Label: Thrill Jockey

Release: 2025年1月24日


Tracklist:

 

1.Scale A

2.Scale B

3.Scale C

4.Scale D

5.Scale E

6.Scale F

7.Scale G

8.Scale AA


Scale A