Peter Broderick、ミュージシャンである祖母ミミ・パーカーへのトリビュート「Mimi EP」をリリース 


本日、米国のシンガーソングライター/作曲家、Peter Broderick(ピーター・ブロデリック)が、新作EP『Mimi』をErased Tapesからリリースしました。ミュージシャンの亡き祖母ミミ・パーカーへのトリビュート「Mimi」、Lowの「Lazer Beam」のカヴァーソングが収録されている。(ストリーミングはこちら

 

この二曲は追悼曲として制作され、ピーター・プロデリックがヴァイオリンを奏でている。先日のアルバムではケルト民謡に根ざしたフォーク音楽をモダンクラシックの観点から追求していた。新作『Mimi』でもこの作風は維持されている。フィドルにも聴こえるヴァイオリン、そしてオルガンの演奏に合わせてコラール風のボーカルが加わっている。一方のカバーソングについては、伝説的なスロウコアバンド”Low”の楽曲をインディーフォークの観点から編曲している。いずれも哀感がありながらも、魂を開放させるような精妙な感覚に充ちた素晴らしい楽曲です。


「祖母ミミの追悼式で”ヴァイオリンを弾いてほしい"と家族に頼まれた。この曲は、私たち家族の最愛の家長のために書いた。驚くべきことに、従兄弟のジョン・ドーランが追悼式でこの曲を聴いて、オルガンの伴奏を書く気になった。一方、同じ頃、もう一人の偉大なミミが亡くなった。Lowのエンジェル・ボイス、ミミ・パーカー。私は彼らの曲「Laser Beam」を学び、妹のヘザー・ウッズ・ブロデリックが親切にもハーモニーを歌ってくれた。この2曲で、私はこの世で失われた偉大なミミに敬意を表したいと思う"- Peter Broderick(ピーター・ブロデリック)


ピーター・ブロデリックは、モダンクラシカルからフォーク・ミュージックまで幅広い作風で知られている。最近はジャズ・シーンで活躍するベーシスト、Yosef Gutmanと共同制作を行い、ピアノ、バイオリン、コントラバスを融合させた『River Of Eden』をSoul Song Recordsからリリースした。このアルバムも素晴らしいので、ぜひチェックしてみていただきたい。

 


「Mimi」