冥丁のミニマル・ピアノ・アンビエント作品『室礼』が限定12インチ・ホワイト・ヴァイナルとしてKITCHEN. LABELより3月7日にリリース  

 

「二十四節気」をテーマにした冥丁のミニマル・ピアノ・アンビエント作品『室礼』が限定12インチ・ホワイト・ヴァイナルとしてKITCHEN. LABELより3月7日にリリースされる。本作はデジタルバージョンの配信に留まっていた。

 

日本古来の印象をモチーフにしたサウンドで脚光を浴びる音楽家・冥丁が、古(いにしへ)の文化を現代の音として訳し、その概念を届ける”WARA”のために制作した楽曲集。ポストクラシカル、アンビエントはもちろん、エレクトロニカ/トイトロニカファンに推薦したいアルバムです。

 

広島の音楽家/冥丁が、日本の伝統と感性を反映させた世界を創作する”WARA”を体現する音楽として制作した『室礼』(しつらひ)。日本の四季をさらに6つに分け、「二十四節気」の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」をテーマに縁取り、時の移ろいを描いた抒情作品である。

 

タイトルの由来となった言葉「室礼」(※しつらひ: 飾りつけること、設け整えること)の概念を体現するため、間(ま)に重きを置きながら、冥丁自らがピアノを演奏、録音、そして細心の注意を払ったアレンジメントによって仕上げられた。ピアノサウンド、自然音、エレクトロニクス、多種多様で創意工夫に富んだテクスチャーが施された4つのトラックは、15分という短い時間の中で、小さな変化を繰り返しながら際限のない小宇宙のように広がる。また、本作のピアノは、季節が変わるごとに新しい環境に囲まれる冥丁自身の実存のメタファーとしての役割も司る。

 

四季折々のサイクルの中で、自己という存在がどんなふうに移ろい変わっていくのか。外側の景色は変わりつづけるが、彼はその中に普遍的な何かがあることを見つける。あるいは見つけようとする。外側の変化に揺り動かされない何かを発見したときが、彼の音楽に最も近づけたと思う瞬間である。

 

冥丁のモチーフであり現時点のライフワークでもある「失日本」ーー失われつつある日本の情緒を再解釈しようと試みるーーは、この静けさに充ちた味わい深いアルバムにおいても通奏低音のように鳴りわたる。他方、本作では、従来の作品とは異なる新鮮な視点から、冥丁らしい緻密な音楽の世界が築き上げられている。マスタリングは、田辺 玄(Studio Camel House)が担当した。

 

 

 



[アルバム情報]    

 

冥丁 『室礼』

 


 

発売日: 2025年3月7日(金)

アーティスト:冥丁

タイトル:室礼(読み仮名:しつらひ)

フォーマット: 国内流通盤12インチ

本体価格 : 4,400円(税込)

レーベル:KITCHEN. LABEL
   流通 : p*dis / Inpartmaint Inc.

*限定700枚プレス

*カラーヴァイナル(ホワイト)

 

◆デジタルは2023年2月4日に各主要プラットフォームでリリース

 

視聴予約: https://kitchenlabel.lnk.to/6rP8pFyR

 

 

昨年の全国ツアーに続いて、今年度のライブの日程がアナウンスされた。 『室礼』のリリースを記念するツアーで、現在、京都、東京の二箇所でのライブが決定している。東京公演では、ジム・オルークと石橋英子と出演する。日程の詳細は下記の通りとなっている。ツアーのポスターとともにチェックしてみよう。

 

 

 【京都公演】

 
■日時:2025年3月8日(土)開場 17:30 / 開演 18:00
■会場:京都文化博物館 別館ホール(京都市中京区三条高倉)
■料金:前売 ¥5,000 / 当日 ¥5,500 (全席自由/税込)
■出演:冥丁


 
■チケット販売


LivePocket : https://t.livepocket.jp/e/20250308_meitei
 
 

■主催・お問い合わせ:

 

night cruising: https://nightcruising.jp/

 
E-Mail: info@nightcruising.jp
Tel: 050-3631-2006(平日12:00-18:00)


 
【東京公演】冥丁/ジム・オルークx石橋英子 -a part of ”室礼” Tour-






http://wallwall.tokyo/schedule/20250309_meitei_jimorourke_ishibashieiko/

■日時:2025年3月9日(日)開場 17:30 / 開演 18:30


■会場:WALL&WALL(東京都港区南青山3-18-19フェスタ表参道ビルB1)


■料金:
前売 ¥4,000 +1drink ¥700[販売期間:3/8 18:00まで]
当日 ¥5,000 +1drink ¥700[販売期間:3/9 17:30〜]


■出演:冥丁 / ジム・オルークx石橋英子


 
■チケット販売


e+(イープラス)
https://eplus.jp/sf/detail/4258470001-P0030001

 

■主催・お問い合わせ:WALL&WALL 


http://wallwall.tokyo/
E-MAIL : info@wallwall.tokyo
TEL:03-6438-9240

 

[PROFILE]

 
冥丁(メイテイ):

 
日本の文化から徐々に失われつつある、過去の時代の雰囲気を「失日本」と呼び、現代的なサウンドテクニックで日本古来の印象を融合させた私的でコンセプチュアルな音楽を生み出す広島在住の作曲家。


エレクトロニック、アンビエント、ヒップホップ、エクスペリメンタルを融合させた音楽で、過去と現在の狭間にある音楽芸術を創作している。


これまでに「怪談」(Evening Chants)、「小町」(Métron Records)、「古風」(Part Ⅰ,Ⅱ&Ⅲ)(KITCHEN.LABEL) など、独自の音楽テーマとエネルギーを持った画期的な三部作シリーズを海外の様々なレーベルから発表し、冥丁は世界的にも急速に近年のアンビエント・ミュージックの特異点となった。

 

日本の文化と豊かな歴史の持つ多様性を音楽表現とした発信により、The Wire、Pitchforkから高い評価を受け、MUTEK Barcelona 2020、コロナ禍を経て、SWEET LOVE SHOWER SPRING 2022、朝霧JAM 2023などの音楽フェスティバルに出演し、ヨーロッパ、シンガポール、台湾などを含む海外ツアーも成功させた。
 

ソロ活動の傍ら、一流ファッションブランドや化粧品の宣伝音楽を手掛けている。Cartier、資生堂IPSA、MERRELL、Nike Jordan、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEなど世界に名だたるブランドからの依頼を受け、イベントやキャンペーンのためのオリジナル楽曲の制作も担当している。

 


WARA(ワラ):

 
“余白をしつらふ”を合言葉に表現活動を行う。わらに触れることで瞑想に近い感覚を覚える。日本の文化や季節の移ろいを背景に心の奥底に焦点を合わせ 唯一無二の世界観を創作。 稲わら用いたしめ縄や関守石の作品制作を軸に古(いにしへ)の文化を現代に訳す空間演出を手がける。



[関連情報]

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