Benefits、 セカンドアルバム『Constant Noise』を発表  Invadaから3月21日にリリース

 


Benefitsはニューシングル「Divide」を公開した。ミドルズブラのラッパー、 Shakk(シャック)をフィーチャーしている。ヒップホップとエレクトロニックを融合したハイセンスなナンバーである。ベネフィッツがポピュラーになったかと思うかもしれないが、依然として不穏な政治的な風刺が滲む。


ベネフィッツは2019年頃から断続的にシングルのみを発表し、ようやく数年前にインヴァダのジェフ・バーロウに才能を認められ、レーベルとの契約に至った。NME、CLASHをはじめ、ベネフィッツを評価するメディアは非常に多い。彼らは間違いなく2025年以降の音楽を先取りしている。

 

劇的なインパクトをもたらした2023年のデビュー作「NAILS」に続く2枚目のフルアルバムは、3月21日にインヴァダ・レコード(ポーティスヘッドの創設者であるジェフ・バーロウが主宰)からリリースされる。 デビューアルバム「Nails」はスティーヴ・アルビニによって激賞された。その後、ベネフィッツはグランストンベリーに出演した。

 

 ニューシングルは、エレクトロニックな要素とバンドの定評あるヘヴィなサウンドを融合させたもので、クラブ・リズムや実験的なプロダクションが盛り込まれている。ベネフィッツは当初、四人組で、ノイズコア/ポストハードコアを音楽的な特徴としていたが、現在はデュオ編成となり、音楽性自体もアンダーワールドの系譜にあるディープハウス系のエレクトロニックに移行している。そして、そのエレクトロニックのアウトプットとリリックには非凡なセンスが光る。


"「Divide」は、考えうるあらゆる問題をめぐって自分自身と戦争している社会についてのパンク・ソングなんだ "とヴォーカルのキングスレー・ホールは説明する。 


戦争、不平等、誤った愛国心、貧困から、貪欲さ、憎しみの産業化と収益化まで、あらゆることに怒っている。 サウンド的にも歌詞的にも、『2025年のベネフィッツ』が象徴するものすべてをまとめようとした。

 

ヘヴィなエレクトロニカと伝統的なパンク、そしてプロテストを融合させ、可能な限り最高の形で五感を攻撃する作品を作りたかった。

 

プロデューサーのジェームス・エイドリアン・ブラウンと一緒に、ビートを次から次へと打ち込み、純粋な炎とハートを加えるために友人のシャックを呼び寄せた。 分断をテーマにした作品だが、団結の精神で作られた。


「コンスタント・ノイズ」は、ピーター・ドハーティ、ゼラ・トーニン、セラピー? アルバムは、エレクトロニック・ミュージシャンのジェームス・ウェルシュとジェームス・エイドリアン・ブラウンの協力を得て制作された。


ニューアルバム『Constant Noise』について、キングズレー・ホールはこう付け加えている。


ダークな陶酔感を出すために努力した。 このアルバムは、私たち全員が誇りに思っている。 デビュー作が批評家たちに好評だっただけに、その方式に逆らうのはリスクだとわかっていたが、このバンドが予測可能なものになったり、マンネリ化したりすることは決して望んでいなかった。 私たちは、自分たちが何をしているのかよくわからないギリギリの状態を好み、その違和感がクリエイティビティを駆り立てる。 


『Benefits』は共同プロジェクトとしてデザインされたもので、仲間をステージに上げてフォークソングを歌ってもらったり、『Therapy』のドラマーに演奏を依頼している。前作に続いてこの世で最もオルタナティヴな作品となりそうだ。ボーカルのキングスレーの主張はこのプロジェクトが始まってから一貫している。つまり、「何かに怒りを覚えてもよい」ということである。


 

「Divide」

 

 

 

Benefits 『Constant Noise』

Label: Invada

Release: 2025年3月21日


Trackllist:


1. Constant Noise
2. Land Of The Tyrants
3. The Victory Lap
4. Lies And Fear
5. Missiles
6. Blame
7. Continual
8. Divide
9. Relentless
10. Terror Forever
11. Dancing On The Tables
12. Everything Is Going To Be Alright
13. The Brambles
14. Burnt Out Family Home

 

「Land Of The Tyrants」