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シカゴのロックバンド、Smutがニューシングル「Dead Air」をリリース。2022年のアルバム『How The Light Feel』に続く待望の新曲だ。年々、クロスオーバー化やハイブリット化が進み、ストレートなロックバンドが減少しつつあるが、Smutはロックの本来の楽しみを追求し続ける。
Smutは、作曲家/作詞家のテイ・ローバック、ギタリストのアンディ・ミンとサム・ラシュマン、ドラマーのエイダン・オコナー、ベーシストのジョン・スタイナーによるプロジェクトである。
バンドは10年前、オハイオ州シンシナティで活動をスタートした。彼らは現在、音楽制作に最適な街シカゴにいる。そこで彼らは、Bayonet Recordのフルレングス・デビュー作『How the Light Felt』を制作した。彼らはそれに続くニューシングル 「Dead Air 」をリリースした。この曲は、Smutのラインナップに新しく加わったスタイナーと一緒にリリースした最初の曲である。
「Dead Air」を書き始めたとき、Smutはロックなものを作りたかった。聴いて楽しいのと同じくらい、作って楽しいものを作りたかった。マイ・ケミカル・ロマンスやメトリック、グリーン・デイやザ・フォールに影響を受けた。
「骨太なクラシック」とメタル・リフをポップな文脈にねじ込んだ。クリスタルのようなギター、秋空のようなクリスプなベースで始まり、ローバックのヴォーカルが入る。彼女はエリザベス・フレイザーのようだが、ロックンロールで、ハニーでドリーミーなボーカルからポップパンクの叫び声へと変化する。
この曲は、バンドがソロと共作で作った歌詞とリフをフランケンシュタイン風につなぎ合わせたものだ。歌詞は、別れの歌であり、人間関係の終わりと変化について。「あなたが永遠と言うのを聞いた」とテイ・ローバックは歌う。
この曲をこれほどエキサイティングなものにしている理由は、バンドがこの新しい反復に取り組むことにどれほど興奮しているかということ。
「今の私たちはエネルギーに満ち溢れている」とローバックは言う。レコーディングするため、彼らはニューヨークへ赴き、アーロン・コバヤシ=リッチ(Mommaのベース/プロデューサー)のスタジオで仕事をした。ニューヨークに行く直前に、ローバックとミンは結婚している。
レコーディング中、バンドはできるかぎり音楽を楽しむことに集中した(あまりの楽しさに、ローバックは最後までレモンと蜂蜜とお湯を一気飲みし、声を完全に枯らしていたほどだったという)。彼らは友人のソファーや床で眠った。スマットはいつもDIYなバンドである。彼らは一緒に仕事をするのが好き。「Dead Air」はコラボレーションの産物だ。ロックソングへの普遍的な愛が主題となっている。そして、仲間と一緒にロックを楽しむことを端的に表現している。