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Soccer Mommy、新作EP『Evergreen (stripped)』を発表   12月に大阪/東京で公演予定

©︎Daniel Topeteサッカー・マミー(ソフィ・アリソンのプロジェクト)は、2024年のアルバム『エバーグリーン』(レビューを読む)を再構築したEP『Evergreen (stripped)』を6月6日にロマ・ヴィスタからリリースすると発表した。  この再構築では、アルバムのハイライト曲をピックアップし、ロック主体の原曲をアコースティックソングに組み直し、曲の持つメロディーの良さを引き出そうと試みている。 ソフィー・アリソンは新曲「She[....]

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エディンバラのフォークデュオ、No Windows   ニューシングル「Tricky」をリリース

 エディンバラのフォークデュオ、No Windows(ノー・ウィンドウズ)が、近日リリース予定のEP『The Great Traitor』の最終プレビューとして「Tricky」を公開した。先行シングル「Easter Island」に続く静かでほろ苦いフォーク・ソングだ。 このシングルについてモーガン・モリスはこう語っている。”ヴェリティと私はかなり皮肉屋なので、ラブソングが良質に思えることもある。[....]

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【Feature +】Sam Robbins 『So Much I Still Don't See』 45,000マイルの旅から生み出された良質なフォークミュージック

Sam Robbins  『So Much I Still Don't See』      〜45,000マイルの旅から生み出された良質なフォークミュージック〜 Sam Robbinsアメリカの国土の広さ、それは人生の旅という視点から見ると、人間性を大きく成長させることがある。それは今までとは違う自分に出会い、そして今までとは異なる広い視点を見つけるということだ。サム・ロビンスさんの場合は自分よりも大きな何かに出会い、そしていかに自分の考えが小さかったかということを、神妙なフォークミュージックに乗せて歌い上げている。ニューイングランドを拠点に活動するシンガー・ソングライター、サム・ロビンスのニュー・アルバム『So[....]

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アンディ・シャウフ擁するカナダの五人組バンド、Foxwarren、 ニューアルバム『2』を発表 5月30日にリリース

 カナダの5人組、Foxwarren(フォックスウォーレン)は、アンディ・シャウフ、エイブリー&ダリル・キシック、ダラス・ブライソン、コリン・ニーリスの4人組。彼らのニューアルバム『2』が5月30日にANTI-からリリースされる。『2』は、ジャンルと曲の境界線が常に曖昧な、楽しくて驚くべきアルバムだ。フォックスウォーレンは、表向きはフォーク・ミュージックを演奏しており、温かみのあるトーンと奔放なリズムが、軽薄なヴォーカルの中で実存的な苦悩と格闘する登場人物の歌を支えている。しかし、ジュノー賞にノミネートされた2018年のセルフタイトル・デビューアルバムをツアーした後、フォックスウォーレンはこれまでとは違うやり方でやっていこうと決心し、最終的にはおなじみのバンド・イン・ルームのルーティンをやめ、代わりにこれらの曲や他のさまざまなサウンドをサンプラーに差し込んで『2』を作っていった。4つの州にまたがるそれぞれの自宅スタジオで、5人のメンバー全員が曲のアイデアやメロディックなフレーズ、リズムの断片を共有フォルダにアップロードした。トロントでは、アンディ・シャウフがこれらをサンプラーに接続し、バンドメンバーから提供された断片から曲を構築した。フォックスウォーレンは毎週オンライン・ミーティングを開き、曲がどのように変化するかについて遠距離から提案した。その結果、37分間のコラージュ・アートを通して、ある関係の表裏をなぞるような、魅惑的で不気味なアルバムが完成した。  「Yvonne」 Foxwarren 『2』Label:[....]

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東京拠点の孤高のエクスペリメンタル・フォーク・シンガー、SatomimagaeがRVNG Intl.からニューアルバム『Taba』を4月25日にリリース

▪世界的な評価も高めている東京拠点の孤高のエクスペリメンタル・フォーク・シンガー、SatomimagaeがRVNG Intl.からニューアルバム『Taba』を4月25日にリリース ©︎Norio東京を中心に活動しているミュージシャン、ソングライター、そして内なる世界と外なる世界を旅するSatomimagaeの2021年の傑作『Hanazono』に続くニューアルバムが四年ぶりに完成した。 本作は今週末(4/25)にRVNG(日本ではPlanchaからリリースされる。RVNGは、実験音楽に特化した名物的なレーベルで、アメリカ版のWARPといっても過言ではない。カタログの中には、NYでオノ・ヨーコと交流があったドローン音楽のイノベーター、Tashi[....]

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コロラドを拠点に活動するSSW、Sarah Banker(サラ・バンカー)の新作EP『Into the Heart』をリリース レジリエンス(回復力)を中心とする変容的な歌のコレクション

 コロラドを拠点に活動するシンガーソングライター、Sarah Banker(サラ・バンカー)が新作EP『Into the Heart』をリリースした。くつろいだ感じのポップスで、邦楽がお好きな方にもおすすめです。下記よりEPの収録曲「COCKADOODLEDOO」のミュージックビデオをご覧ください。 本作はレジリエンス(回復力)を中心とする変容的な歌のコレクション。生き生きとした4曲入りのフォーク・ポップEPは、コロラド州インディアンピークス荒野の標高9,000フィートの歌手のスタジオで、ジェフ・フランカ(Thievery[....]

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New Album Review:  Black Country, New Road 『Forver Howlong』

Black Country, New Road 『Forver Howlong』 Label: Ninja TuneRelease: 2025年4月4日Review ファーストアルバム『For The First Time』では気鋭のポストロック・バンドとして、続く『Ants From Up There』では、ライヒやグラスのミニマリズムを取り入れたロックバンドとして発展を遂げてきたロンドンのウィンドミルから登場したBC,NR(ブラック・カントリー、ニューロード)。マーキュリー賞へのノミネート、それから、UKチャート三位にランクインするなど高評価を獲得し、さらには、フジ・ロック、グリーンマン、プリマヴェーラを始めとする世界的なフェスティバルでライブ・バンドとしての実力を磨いてきた。すでにライブ・パフォーマンスの側面では世界的な実力を持つバンドという前提を踏まえ、以下のレビューをお読みいただければと思います。 メンバーチェンジを経て制作された三作目。フジロックでの新曲をテストしたりというように、バンドは作品ごとに音楽性を変化させてきた。ロンドンではポストロック的な若手バンドが多く登場しており、BC,NRは視覚芸術を意図したパフォーミング・アーツのようなアルバムを制作している。また、ブッシュホールでの三日三晩の即興的な演奏の経験にも表れている通り、即興的なアルバムが誕生したと言えるかもしれない。メンバーが話している通り、スタジオ・アルバムにとどまらない、精細感を持つ演劇的な音楽がアルバムの収録曲の随所に登場している。音楽的に見ると、三作目のアルバムではバロックポップ、フォーク、ジャズバンドの性質が強められた。これらが実際のライブパフォーマンスでどのような効果を発揮するのかがとても楽しみ。 今回、バンドはミニマリズムを回避し、ジョン・アダムスの言葉を借りれば、ミニマリズムに飽きたミニマリスト、としての表情を伺わせる。しかし、全般的にはクラシック音楽の影響もあり、アルバムの冒頭を飾る「Besties」ではチェンバロの演奏を交え、バロック音楽を入り口として即興的なジャズバンドのような音楽性へと発展していく。ボーカルが入ると、バロックポップの性質が強くなり、いわばメロディアスな楽曲の表情が強まる。一曲目「Besties」は新しい音楽性が上手く花開いた瞬間である。一方で、ビートルズの中期以降のアートロックを現代のバンドとして受け継いでいくべきかを探求する「The[....]

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Hayden Pedigo(ヘイデン・ペディゴ)  ニューアルバム『I'll Be Waving As You Drive Away』を発表   Mexican Summerから6月6日にリリース

 テキサス生まれでオクラホマシティ在住のフィンガースタイル・ギタリスト、Hayden Pedigo(ヘイデン・ペディゴ)が、ジャンルを超えた注目のニューアルバム『I'll Be Waving As You Drive Away』をメキシカン・サマーから6月6日にリリースすると発表した。  ヘイデン・ペディゴは重要なカントリー/フォークの継承者であるが、彼の音楽にはモダンな雰囲気が漂う。渋いといえば渋いし、古典的といえば古典的だが、このSSWの魅力はそれだけにとどまらない。彼の音楽は、南部の壮大な風景、幻想的な雰囲気を思い起こさせることがある。[....]

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Weekly Music Feature: Florist  『Jellywish』 ニューヨークのフォークバンドの意欲作

  ニューヨークの四人組のインディーフォークバンド、フローリスト(Florist)は、エイドリアン・レンカー/バック・ミーク擁するBig Thiefと並んで同地のフォークシーンをリードする存在である。もちろん彼等はニューヨークのインディーズ音楽の最前線を紹介するグループ。 フローリストはエミリー・A・スプラグを中心に四人組のバンドとしてたえず緊密な人間関係を築いてきた。2017年にリリースされた2ndアルバム『If[....]

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フォークポップシンガー、Levi Robinがニューシングル「Healing Is Coming」をリリース

フォークポップシンガー、リーヴァイ・ロビン(Levi Robin)が新曲「Healing Is Coming」をリリースした。哀愁を感じさせるフォークポップ。リリックビデオも下記よりチェックしてみよう。この曲は、降伏と勇気の歌であり、あらゆる障害に立ち向かい、人生の計り知れない真実に立ち向かい、暗闇に立ち向かい、私たちのユニークな魂の光をもたらし、蛇の目を見据えるための歌です」とリーバイは語っている。  「Healing[....]

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Julian Baker & Torres、ニューシングル「Dirt」をリリース   コラボ・アルバム『Send a Prayer My Way』の3作目のシングル

ジュリアン・ベイカー&TORRESは、4月18日にマタドール・レコードからリリースされるコラボ・アルバム『Send a Prayer My Way』の新たな一面を垣間見ることができるニューシングル「Dirt」をリリースした。(楽曲のストリーミングはこちらから) Julien Baker & TORRESは、『Send a Prayer My[....]

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New Album Review: Nico Paulo  『Interval_o』EP

Nico Paulo  『Interval_o』EP Label:  Foward Music GroupRelease: 2025年3月21日  Review     ニコ・パウロはポルトガル系カナダ人のミュージシャン、ビジュアル・アーティスト。パウロは芸術と音楽を追求するために2014年にカナダに移住し、当初はトロントに根を下ろし、この街の活気あるクリエイティブ・コミュニティに身を置いた。 2020年代初頭にはセント・ジョンズに移り住み、ニューファンドランドの名高い音楽シーンに欠かせない存在となった。この島を拠点に活動するパウロは、世界中のステージにおいて、うなり、うっとりし、はしゃぎ、踊る、魅惑的なライブ・パフォーマーとしての地位を確立した。 絶賛されたセルフ・タイトルのデビュー作(2023年4月)は、豊かで洗練されたポップ・アレンジの中で、人間関係の相互関連と時間の流れを探求し、メロディアスでオープンハートなソングライティングをリスナーに紹介した。最新のEP『Interval_o』(2025年3月)は、温かみのあるアンビエントとミニマルなサウンドスケープの中で、直感的なソングライティングで変容の時を謳歌し、そうなりつつある過程に存在の意義を見出す。上記2枚のアルバムのテクスチャーの複雑さは、友人でありコラボレーターでもあるジョシュア・ヴァン・タッセルの貢献によるものだ。このEPは忙しい人のささやかな休息のためにぴったりのポピュラーソング集である。EPは記憶のムーブメントで占められている。ニコ・パウロ、そして彼女が率いるバンドからの招待状を受け取ったリスナーはどのような世界を見出すだろう。 本作は声楽の響きを追求した『Interval[....]

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マリカ・ハックマンが、ローラ・マーリングをゲストに迎えた楽曲「Skin」の新バージョンをリリース

マリカ・ハックマンが、ローラ・マーリングをゲストに迎えた楽曲「Skin」の新バージョンをリリースした。この特別バージョンは、ハックマンのデビューアルバム「We Slept At Last」から10周年を記念して制作された。ハックマンは、アビイ・ロード・スタジオのザ・ゲートハウスと自身のスタジオの間でレコーディングを行い、この曲の新しい姿を自らプロデュース[....]

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コロラドを拠点に活動するシンガーソングライター、Sarah Banker(サラ・バンカー)がニューシングル「FRIENDS」をリリース

  コロラドを拠点に活動するシンガーソングライター、Sarah Banker(サラ・バンカー)がシングル「FRIENDS」をリリースした。インディーフォークとヨットロックを結びつけ、自己受容を表現している。ミュージックビデオが公開されていますので、お茶のお供に下記よりこの映像をご覧ください。 「FRIENDS」でサラは、生涯を共にする人を見つけるという親近感のわく物語を、楽しく、軽快で、時代を超えた歌に仕上げている。[....]

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ボストンのフォークシンガー、Sam Robbins  フォークバラードの名曲「Pile Of Sand」をリリース

 ボストンのフォークシンガー、Sam Robbins(サム・ロビンス)が心に染みる名曲「Piles Of Sand」をリリースした。エルトン・ジョンやジャクソン・ブラウンを彷彿とさせる繊細なフォークバラードとなっている。 "Piles of Sand "と題されたこの曲は、内省的できらびやか。アルバムのオープニング・トラックである 「Piles[....]

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ナッシュビルのフォークシンガー ニューアルバム『Reclamation』をリリース  LGBTQの権利と南部の誇りを歌う

 受賞歴のあるシンガー・ソングライターであり、社会正義の戦士でもあるCrys Matthews(クライス・マシューズ)がニューアルバム『Reclamation』を1月下旬にリリースした。改めて下記よりこのアルバムをチェックしてもらいたい。 バンジョーを演奏に用いた古典的なゴスペル、カントリー/フォーク・ミュージックを融合した先行シングル「Walking[....]

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