![]() |
Yumi Zouma |
ニュージーランドのポップグループ、Yumi Zouma(ユミ・ゾウマ)は2026年1月30日にニューアルバム『No Love Lost To Kindness』をリリースする。ツアーの合間にメキシコシティで時間を過ごし、可能な限り楽曲制作に取り組んだ。その結果、新アルバムに収録された楽曲はメンバーの関心事と、各ミュージシャンが経験した個人的な成長を反映している。
ギタリストのジョシュ・バージェスとチャーリー・ライダーがプロデュースした『No Love Lost to Kindness』はメキシコシティで録音された。
バンドはこのアルバムについて次のように説明している。「5枚目のアルバム制作は、バンド結成以来最も摩擦に満ちた創造期だった。年間を通してスタジオを予約し、集まり、散り、ミックスし、繰り返した。スタジオでは愛せる楽曲が生まれたが、合間の時間は緊張に満ちていた——互いを不安げに避け合い、大胆な土壇場の変更、不可能なタイムゾーン。このアルバムにはその全てが込められている。
柔らかなギターやベッドルームポップの質感から離れ、境界線を打ち破り、コンクリートや砂利を加えた。どの曲にも強烈さが宿っている——時に轟音で、時に静寂で、しかし常に生々しい。歌詞においては、これまでで圧倒的に最も正直な作品だ。感情、物語、真実の感情のスペクトルが広がっている。恋に落ちること、愛を失うこと、喜び、恐怖、不安、苛立ち、別れ——それは混沌としているが、真実なのだ。」
6月30日発売の『No Love Lost To Kindness』は、バンドの中核をなす二面性をさらに拡大させると同時に、メンバーの青春時代を彩った90年代のトーンを融合させている。バンドはこう語る。
「曲は泥沼でゆっくりと回転している感覚から、最高潮でアンセム的なコーラスを叫び上げるようなものにしたかった。1998年版『スマッシュ・ヒッツ』誌のフックを、架空のクロスオーバー作品『ロボコップ』と『フィフス・エレメント』の前日譚サウンドトラックからサンプリングしたインダストリアル・シンセのアルペジオで覆い尽くした。出演アーティストはシルバーチェア、シャイハード、ガーベッジ、ステラー*、エヴァネッセンス、プラセボだ」
新曲『Drag』は、フロントウーマンのクリスティ・シンプソンから届いた極めて個人的なメッセージだ。
クリスティ・シンプソンは次のように説明する。「数ヶ月間、私は悲しみ、喜び、苛立ち、受容、安堵、葛藤に押しつぶされそうだった。診断後も必ずしも楽になったわけではなく、むしろ今もなお困難な時が多い。この曲は私の内なる子供へのメッセージであり、受容の表れだ。『重荷の中』で長く生きてきた人生への別れを告げるもの。葛藤から自分を解放すること――手放すことについての歌だ」
さらにこの映像のコンセプトは以下のような内容である。
「物語は、トレンチコートをまとったスパイエージェントとしてクリスティ・コマンド・コントロール・センターに潜入するバンドメンバーのジョシュ・バージェスを追う。CCCCではクリスティがデジタルメインフレームに閉じ込められたディストピアの支配者として君臨している。劇的なトンネル内車両事故、復活、ハッキングによる再会を経て、二人はシステムを内側から破壊する。 エンドタイトルが表示される直前、画面全体がグリッチ状態に陥り、観客は映画『DRAG』の公式主題歌ミュージックビデオを観たかのような感覚に陥る」
「Drag」
Yumi Zouma 『No Love Lost To Kindness』
![]() |
Label:Nettwerk
Release: 2026年1月30日
Tracklist:
1. 95
2. Bashville on the Sugar
3. Blister
4. Chicago 2AM
5. Cowboy Without a Clue
6. Cross My Heart and Hope to Die
7. Did You See Her?
8. Drag
9. Every False Embrace
10. Judgement Day
11. Phoebe’s Song
12. Waiting For the Cards to Fall