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 Pinhead Gunpowder



ビリー・ジョー・アームストロングのサイド・プロジェクト、ピンヘッド・ガンパウダー(アーロン・コメットバス、ビル・シュナイダー、グリーン・デイの長年のツアー・ギタリスト、ジェイソン・ホワイトが参加)が復活した。


ピンヘッド・ガンパウダーは、1-2-3-4 Go Recordsから10月15日にリリースされるニュー・アルバム『Unt』を発表した。1997年のデビューアルバム『グッバイ・エルストン・アヴェニュー』以来のフル・アルバムであり、2008年のEP『ウエスト・サイド・ハイウェイ』以来の作品となる。本作は長年のコラボレーターであるクリス・ドゥーガンと共に2023年にレコーディングされた。


『Unt』からのファースト・シングルは、アルバムのオープニングを飾るタイトル曲で、古典的なピンヘッド・ガンパウダーのよう、つまり古典的なグリーン・デイでもある。グリーン・デイは20年ぶりのベスト・アルバムをリリースしたばかりだが、ビリー・ジョーの90年代ポップ・パンクを聴きたいなら、このピンヘッド・ガンパウダーの新作がお薦めだ。新曲は以下から。


この発表と共に、アーロン・コメットバスはこう書いている。


「Pinhead Gunpowderは1990年に曲作りを始め、翌年の春に最初の7インチを作った。以来ほぼ毎年、僕らは演奏するために集まってきた。5枚のアルバムと11枚のEPをレコーディングした年もあれば、ライヴをやった年もある」


「しかし、2010年以降、私たちは自分たちのためだけに演奏するようになった。新しいアルバムのための作曲」や「ツアーの準備のためのリハーサル」ではなく、私たちは毎年地下室に戻った。最初にお互いのために音楽を作ったことを思い出しながら、自分たちが建てた家に住んだ。世界中、少なくともオークランド、シンガポール、ニューヨークで演奏したが、お互いのためだけに演奏した。私たちはバック・カタログのリイシューにも取り組み、お互いのことをより好きになり、これまで以上に家族のように思えるようになった」


「新譜とツアーは時間の問題だったが、メンバーの他のバンド・プロジェクトと家族の間で、それを見つけるのは難しかった。ようやく実現したときは、みんな驚いたよ。最もキャッチーで、最も協力的で、最も切実な、今までで最高の作品になったと思う」


彼らは10月に『アメリカン・イディオット』20周年記念ボックス・セットをリリースする予定だ。







 

Pinhead Gunpowder 『Unt』


Label: 1-2-3-4 Go Records
Release: 2024年10月15日


Tracklist:

1. Unt
2. Difficult But Not Impossible
3. Scum Of The Earth
4. Oh My
5. Nothing Ever Happens
6. Draw It In
7. Shine
8. ¡Hola Canada!
9. Here Goes The Neighborhood
10. Mumbles
11. Green
12. Chowchilla
13. Trash TV
14. Song For Myself

 

Origami Angel
Origami Angel 

 

ワシントンDCのOrigami Angelは、ギタリスト/ボーカルのライランド・ヒーギー、ドラマー、パット・ドハーティによるパンクユニット。今年、新宿ACBで来日公演を行い、東京のパンクキッズの話題をさらった。軽快でドライブ感のあるエモ/ポップパンクの次世代を担う存在といえる。

 

ニューアルバム『Feelong Not Found』のリリースに先駆けて、GAMIは三作目のシングルをドロップした。前2作のシングルではメタルコアやハードコアに近いポップパンク/エモだったが、サードシングルでは、オリガミ・エンジェルの持ち味であるキャッチーなポップ・パンク/エモに返り咲いている。

 

付属のミュージックビデオでは、フロントマンが家で犬と戯れるホームドラマのような映像を楽しめる。

 

ニューアルバム『Feelong Not Found』はCounter Intuitive Recordsから9月27日に発売予定。


 「Wretched Trajectory」

 

Green Day
Green Day

パンクファン歓喜の一枚が登場。グラミー賞受賞アルバム『American Idiot』の今年20歳の誕生日を記念して、グリーン・デイは『アメリカン・イディオット 20周年記念デラックス・エディション』を発表した。


この限定スーパー・デラックス・ボックス・セットには、オリジナル・アルバムに加え、15曲の未発表アメリカン・イディオット・デモ、9曲の未発表ライブ音源(クイーンの「We Are The Champions」のカヴァーを含む)で締めくくられたニューヨークのアーヴィング・プラザで録音された15曲の2004年コンサート、そして、B面曲やボーナス・トラックとしてのみ入手可能だった14曲など、多数の重要な特典が収録されている。


さらに、映画『Heart Like A Hand Grenade』、BBCの2枚のブルーレイディスクも収録されている:トップ・オブ・ザ・ポップス "ミニ・ギグ"』と『ラテ・ウィズ・ジュールス・ホランド』、そして最後に110分の新ドキュメンタリー『アメリカン・イディオットの20年』が収録されている。ロブ・カヴァロとローリング・ストーンのデイヴィッド・フリックによる新しいライナーノーツがパッケージを完成させた。


「Holiday/Boulevard of Broken Dreams (Demo)」の未発表デモ、ファン待望のB面「Favorite Son」、「Minority (Live from Irving Plaza)」の3曲は現在ストリーミングで試聴可能。


2004年の夏、グリーン・デイはロブ・カヴァロと共にスタジオに入り、先の見えない『アメリカン・イディオット』を制作した。彼らは大胆で、反抗的で、当時の国の状況にストレスを感じていた...。このレコードを作ったとき、2,300万枚の売り上げ、6倍のプラチナム、複数のグラミー賞、ブロードウェイ・ミュージカルなど、これから起こるであろう衝撃を予測することはできなかった」

 



American Idiot (20th Anniversary Deluxe Edition) 




Tracklist:


■CD 1 / LP 1 & 2 (original album)

01. American Idiot

02. Jesus of Suburbia

I. Jesus of Suburbia

II. City of the Damned

III. I Don’t Care

IV. Dearly Beloved

V. Tales of Another Broken Home

03. Holiday

04. Boulevard of Broken Dreams

05. Are We the Waiting

06. St. Jimmy

07. Give Me Novacaine

08. She’s A Rebel

09. Extraordinary Girl

10. Letterbomb

11. Wake Me Up When September Ends

12. Homecoming

I. The Death of St. Jimmy

II. East 12th St.

III. Nobody Likes You

IV. Rock and Roll Girlfriend

V. We’re Coming Home Again

13. Whatsername


CD 2 / LP 3 & 4 (B-Sides & Bonus Tracks – previously released)


01. American Idiot (Live)

02. Jesus of Suburbia (Live)

I. Jesus of Suburbia

II. City of the Damned

III. I Don’t Care

IV. Dearly Beloved

V. Tales of Another Broken Home

03. Holiday Live)

04. Are We the Waiting (Live)

05. St. Jimmy (Live)

06. Boulevard of Broken Dreams (Live)

07. Favorite Son

08. Shoplifter

09. Governator

10. Too Much Too Soon

11. Are We the Waiting (Live)

12. St. Jimmy (Live)

13. Give Me Novacaine (Live)

14. Homecoming (Live)


CD 3 / LP 5 & 6 (Demos)


01. American Idiot

02. American Idiot (Alt. Version)

03. Jesus Of Suburbia

04. Holiday/Blvd. Of Broken Dreams

05. Are We We Are/St. Jimmy Opera

06. Novacaine

07. She’s A Rebel

08. Radio Bagdad

09. Cluster Bomb

10. Wake Me Up When September Ends

11. Homecoming (Nobody Likes You)

12. Everyone’s Breaking Down

13. Just Another Year

14. Lowlife

15. What’s Her Name


CD 4 / LP 7 & 8 (Live Irving Plaza, NYC, Sept 21 ’04)


01. American Idiot (Live)

02. Jesus of Suburbia (Live)

03. Holiday (Live)

04. Boulevard of Broken Dreams (Live)

05. Are We the Waiting (Live)

06. St. Jimmy (Live)

07. Give Me Novacaine (Live)

08. She’s A Rebel (Live)

09. Extraordinary Girl (Live)

10. Letterbomb (Live)

11. Wake Me Up When September Ends (Live)

12. Homecoming (Live)

13. Whatsername (Live)

14. Minority (Live)

15. We Are The Champions (Live)


Blu-Ray 1


Heart Like A Hand Grenade


Blu-Ray 2


20 Years of American Idiot (New Documentary)


BBC Live


St. Jimmy (Live)

Give Me Novacaine (Live)

She’s A Rebel (Live)

Welcome To Paradise (Live)

Wake Me Up When September Ends (Live)

Jesus of Suburbia (Live)

American Idiot (Live in Studio)

Boulevard of Broken Dreams (Live in Studio)

 I Love Your Lifestyle 「Summerland(Torpa or Nothing)」

 


 Label: Counter Instuitive  

 Release: 2024年8月2日


Review


スウェーデンのI Love Your Lifestyleは、いわゆる「ポストエモ/リバイバルエモ」として名高いバンド。


これらのジャンルは、2010年前後、Snowing、Algernon Cadwallader、Midwest Penpalsといった米国の中西部周辺の先駆的なバンドが中心となり、「Twinkle Emo」というベースメントの奥深いパンクブームになった。速弾きのギターアルペジオ、メロディックハードコア、スクリーモの作風を反映させたドライブ感のあるパンクで、ジャンルのファンの心を見事に捉えることに。これはメロディックパンク/メタル/エモの中間にある音楽として親しまれた経緯があり、スクリーモのネクスト・ジェネレーションに当たる。たが、オーバーグラウンドでは流行らなかった。

 

ただ、中西部の系譜が完全に断ち切られたというわけではなさそうだ。ここ10年ほど、フランス、イタリア、スウェーデンのアンダーグランドシーンで、エモ/ポストハードコアバンドが多数活躍し、スタジオライブや小さなライブスポットでパンクファンの期待に応えてきた経緯を見る限り、I Love Your Lifestyleがスウェーデンから2010年代に登場したのは自然な成り行きだった。


『Summerland (Torpa or Nothing)』は、妙な言い方になるかもしれないが、ストレートなポストエモのアルバム。2010年代のトゥインクルエモの後継的な作品として楽しめよう。ただ、今作で彼らは現地語で歌詞を部分的に歌っているため、北欧のバンドとしてのスペシャリティが含まれている。


例えば、日本のリスナーがデンマーク語の音楽を聴く時、エキゾチックな魅力を覚えるのと同様に、『Summerland (Torpa or Nothing)』の序盤ではスウェーデン語の持つさわやかな響きがアップテンポなパンクソングと合致している。


ギターアルペジオのタッピング(ライトハンド奏法)、つまり、ヘヴィメタルの影響を伺わせる収録曲もあるが、どちらかというなら、ロック的な響きを持つパンクが多いため、コアなリスナーでなくても取っ付きやすさを覚えるのではないか。本作全般を通してボーカルやコーラスを用いてシンガロング必須のフレーズを組み上げ、言葉の持つ力でタイトル「夏の楽園」の雰囲気を作り出す。パンクバンドでありながら、彼らは言葉の持つパワーを心から信じ切っている。

 

オープナーを飾る「Torpa」はインディーロックの延長線上にあり、スウェーデン語の巻き舌の発音を交えて個性的な空気感を作り出す。シンプルな構成だが、ギターの細やかなフレーズを重ね合わせ、対旋律的なベースがエモの雰囲気を生み出す。バンドアンサンブルならではの連携の取れたサウンドで、時々、変拍子を交え、穏やかな雰囲気を持つエモサウンドへ昇華させる。


特に、ボーカルやコーラスの重ね方にフックがあり、ライブではシンガロングを誘発しそうだ。曲の途中に入るツインギターにはThin Lizzyのようなメタリックな叙情性がある。Get Up Kids、Reggie and the Full Effectからの影響もあり、ムーグシンセがその中に可愛らしい印象をもたらす。

 

続く、「Givet」ではスウェーデン語としてのエキゾチックなパンク性が味わえる。このサウンドは、Perspective, A Lovely Hand To Holdの系譜にあるスポーティーなイメージを持つドライブ感のある性急なポスト・エモであるが、彼らは、スウェーデン語の他言語と異なる独特な発音を元に、米国のパンクバンドとはひと味異なるスペシャリティをもたらす。一般的に北欧の言語は、さわやかな響きが込められているが、これがコーラスの要素と合致し、エバーグリーンな印象を付与する。サビでは高いトーンのボーカルを披露し、曲全体の若々しさに拍車を掛ける。その後、ディストーションギターを一つの起点とし、この曲はメタリックな激情性を持つポストハードコアへと移行していく。取り分け、コントラストという側面において目を瞠らせるものがあり、ギターラインとボーカルの対比からエモーショナルな感覚が呼び覚まされる。

 

 

彼らの音楽のエバーグリーンな感覚は続く「Barnapsgatan」で最高潮に達する。クリーントーンを用いたギターが牽引するこの曲では、トゥインクルエモの代名詞であるギターアルペジオが際立っている。アメリカン・フットボールの系譜にあるミニマルな構成を持つエモをよりパワフルなサウンドに置き換えている。この曲はCap ’N Jazzの系譜にあるエモのルーツを辿っている。


しかし、I Love Your Lifestyleの場合は、シカゴの伝説的なバンドの代表曲「Little League」、「In The Clear」に象徴されるポストハードコアを踏襲、スウェーデン国内のポップスやフォーク音楽へ組み替えている。つまり、北欧のバンドならではの試みが用意されているというわけだ。


同じように「Dunkehalla」は、Cap ’N Jazzの系譜にあるナンバーだが、これにスウェーデンのポピュラー音楽の要素を付け加えている。ここでは、メインボーカルとコーラスの対比によって、このジャンル特有の熱狂性を呼び起こそうとしている。 それと同時に、バンドはこの曲で北欧のポップ・パンクという、これまで一般的に知られなかった音楽を対外的に紹介している。

 

Rodan、Helmetの系譜にある最初期のポストロック/マスロックの影響下にある「Lucking Out」ではバンドの意外な音楽的な要素を捉えられる。ただ、彼らのサウンドは一貫してポピュラーなパンクに重点が置かれている。コーラスでは、女性ボーカルのコーラスを導入してバリエーションをもたらす。これらは、Taking Back Sunday、Saves The Day等を中心とする2000年代の黄金時代のアメリカのインディーロックからの影響も込められているようだ。ただ、それらはバンドの陽気な感覚により鮮明なイメージをもたらすことがある。同じように、ミレニアム年代の米国のインディーロックバンドの音楽性を反映させたポストエモ/リバイバルエモの曲が続く。

 

「Fickle Minds」はファンにとってはお約束のようなナンバーであるが、オルタネイトなコードを対比的に導入することで、従来のI Love Your Lifestyleとは少し異なるサウンドが作り出されている。しかし、バンドサウンドはマニアックになりすぎることはなく、ストレートなパンクスピリットに縁取られている。同曲を聴き、Promise Ring、Jimmy Eat World、Get Up Kidsといった、黄金世代のエモを思い浮かべる人も少なくないと思われる。興味深いのは、曲の後半にはジャングルポップ/パワーポップに近いメロディーが含まれ、甘酸っぱい空気感が漂うことである。

 

アルバムのクローズは、エバーグリーンなパンクソングで締めくくられている。 「Plot Twist」はメロディック・パンク/メロディック・ハードコアの系譜にある。デビューから10年後に、こういった若々しくエネルギッシュなパンクを制作することは簡単なことではない。ジャンルを問わず、バンドを組んだ当初の熱狂性を長い間維持しつづけるのは容易くないものと思われる。


I Love Your Lifestyleの最新作『Summerland(Torpa or Nothing)』は、EPに近いシンプルな構成を擁しているため聞きやすい。同時に、パンクバンドとしてのパッションやパトスを捉えられる。曲構成はコンパクトなサウンドを重視しているが、その反面、バンドとしてはスケールの大きさを感じる。何よりパンクロックの純粋な楽しさが凝視されているのが本当に素晴らしい点だ。

 

 

82/100

 

 

The Offspring

カルフォルニア/オレンジ・カウンティのメロディックパンクバンド、Offspring(オフスプリング)がニューシングル「Light It Up」をリリースした。この曲は、コンコード・レコードから2024年10月11日にリリース予定のアルバム『SUPERCHARGED』に収録される。メタリカの『Ride The Lightning』を意識したようなアルバムのアートワーク/タイトルがとてもユニークだ。


オフスプリングのパンクは、現代のTurnstileのようなバンドに比べると、先鋭的とは言えないかもしれないが、むしろその直情的なパンク性、ストレートな表現に魅力があると思う。2000年代のメロディックパンクをリードしたバンドの新作は、旧来のバンドのファンの期待を裏切ることはないだろう。いや、むしろあらためてオフスプリングのことを見直すかもしれない。

 

「Light It Up」は、彼らの代名詞である疾走感のあるテンポとシャウトするようなメロディーを持つポップ・パンクである。メロディック・パンクのパイオニアであったザ・オフスプリングの初期に戻ったような熱狂的なナンバー。ヴォーカルのデクスター・ホランドは、この曲で、「背中にロケットを背負っている」と歌い、「良い人であることにうんざりしている」と主張し、バンドは曲の爆発的なクライマックスに達するにつれ、エネルギー・レベルを高めていく。

 

デクスター・ホランドは、世の中の綺麗事や見えすいた偽り、そして上辺だけの虚栄心をなによりも嫌っているようだ。彼は声明の中で、「ライト・イット・アップ」を「全速前進のジャガーノート」と見なしている。


「この曲の登場人物はうんざりしている。彼は戦う準備ができている。そして、私の周りにも、そのような雰囲気が漂っている。子供の頃、私の好きな曲のいくつかはパンク・バンドのものだった。それはそれでいいんだ! そういう感情を持ち、それを表現することは、ネガティブなことではなかった。」


「『Light It Up』もそんな雰囲気だと思う。あなたはとてもうんざりしていて、でも何かやりたいと思っている。それは、私がパンクロックについて常に愛してきたことのひとつだ。パンク・ロックは常に、自分の攻撃性を吐き出すためのものだったし、それは今でも同じだと思う。僕は今でもそういう曲を書くのが大好きなんだ」


『SUPERCHARGED』はオフスプリングの11枚目のアルバムで、10月11日に発売される。彼らは6月上旬に新譜の発表と同時に、パワーポップ/ジャングル・ポップ調のシングル「Make It All Right」を発表している。

 

一方、オフスプリングの2024年ツアー・スケジュールには、Riot Fest、Louder Than Lifeなど、主要なパンク・フェスティバルへの出演がのこされている。以下からニューシングルをチェックしてみよう。



「Light It Up」

 

Origami Angel

Gamiの愛称で知られるOrigami Angel(オリガミ・エンジェル)は、ワシントンDCのパンクバンドで、ギタリスト/ボーカルのライランド・ヒーギー、ドラマー、パット・ドハーティによるパンクユニット。今年、来日公演を新宿ACBで行った。軽快でドライブ感のあるエモ/ポップパンクの次世代を担う存在といえそうだ。

 

続いて、オリガミ・エンジェルは新作アルバム『Feeling Not Found』のリリースを発表した。9月27日にCounter Intuitive Recordsからリリースされる。アルバムは、00年代初頭のWindowsを思わせるバンドのレトロな新ウェブサイト”feelingnotfound.com”から予約できる。バンドは2曲の先行曲「Dirty Mirror Selfie」「Dirty Mirror Selfie」を一つのビデオクリップにまとめて公開した。


「Dirty Mirror Selfie」は、メタルコアのソリッドなリフで始まるが、それは単なる誘いにすぎない。その後にはオリガミエンジェルのトレードマークである陽気で清涼感のあるエモポップバンガーへと傾れ込む。しかし、最終的にはメタルコアとポップ・パンクの間を変幻自在に行き来する。

 

「Where Blue Light Blooms」は、クリアでマッタリとしたジャジーなフレーズから始まり、エモポップバンガーに変わり、ソリッドな質感を持つクールなギターソロが加わる。曲とミュージックビデオ(パート1はBritain Weyant監督、パート2はKay Dargen監督)は以下をチェックしてみよう。


オリガミ・エンジェルは今後、Arm's Length、Macseal、Forestsのサポートによるヘッドライナー・ツアーも発表している。ツアーは10月にナッシュビルでスタートし、11月24日にニューヨークのウェブスター・ホールで終了する。

 

 

「Dirty Mirror Selfie」/「Dirty Mirror Selfie」



Origami Angel 『Feeling Not Found』



Tracklist:

 

1. Lost Signal

2. Dirty Mirror Selfie

3. Where Blue Light Blooms

4. Viral

5. Underneath My Skin

6. Wretched Trajectory

7. AP Revisionist History

8. Living Proof

9. Fruit Wine

10. Sixth Cents (Get It?)

11. Secondgradefoofight

12. HM07 Waterfall

13. Higher Road

14. Feeling Not Found


 


ロサンゼルスのパンクバンド、Militalie Gunが新曲「Thought You Were Waving」を発表した。

 

「Thought You Were Waving」は、昨年リリースされたデビュー・アルバム『Life Under The Gun』以来となる新曲だ。「Thought You Were Waving」は、ザッカリー・ドーズ(ラナ・デル・レイ、シャロン・ヴァン・エッテン、ブリー)と共に制作された。


この曲のリリースは、ポスト・マローンのプロレス・キャラクターのウォークイン・ミュージックとして新しいビデオ・ゲームのために制作されたミリタリー・ガンのトラック "Gun Under The Gun (MFG) "にも密接に関連している。また、ポスト・マローンは、WWE 2K24のサウンドトラック用にキュレートしたプレイリストに同バンドの「Do It Faster」を入れている。


今年初め、ミリタリーガンはミニ・ドキュメンタリー『Live Under The Sun』を発表した。このドキュメンタリーでは、バンドと『Life Under The Sun』EPのコラボレーターたちがマンチェスター・オーケストラのアトランタ・スタジオに再集結し、前述のEPに収録された楽曲をさらに再構築している。

 

 

「Thought You Were Waving」

 

©Alice Baxley


ロサンゼルスのフィドラー(FIDLAR)は”ガレージロックバンドという触れ込みで紹介されることもあるが、実際のところは、アメリカの西海岸のポップパンクやポストハードコアの次世代を担い、グリーン・デイ、ザ・オフスプリング、SUM 41、MxPxのフォロワー的な存在である。


最初期のBeastie Boysのようなスケーターパンクをベースにして、アンセミックなフレーズ、カオティックなリフを織り交ぜ、ストップ・アンド・ゴー、ストレイト・エッジによるテクニカルな構成を散りばめている。タテノリのハードコアではなく、モッシュピットを作るためのヨコノリのハードコア。変幻自在なパンク性は、ライブでこそその真価が発揮されると言えるだろう。

 

FIDLARは新作アルバム『Surviving the Dream (サヴァイヴィング・ザ・ドリーム)』を9月20日にリリースする。セルフ・プロデュースの13曲入りアルバムから「FIX ME」、「GET OFF MY WAVE」の2曲が先行公開された。後者にはソシー・ベーコンをフィーチャーしたビデオが付属。


フロントマンのザック・カーパーは声明の中で、「このアルバムは、愛するものを倍増させることについて歌っている」と言う。

 

「僕らにとっては、ライヴをすることと音楽を作るということなんだ。数年ぶりに戻ってきた僕らの意図は、3人が熱狂できるアルバムを自分で作ること。私たちはこのアルバムと将来にとても興奮している。これらの曲は、FIDIOTSの仲間と一緒にライブで聴きまくるためのものだ」


「この2曲をアルバムのリードに選んだのは、ライブで発揮するエネルギーを表しているから。これは悲しいモッシュピットを意味している。ソシエがビデオに参加することに同意してくれたことは素晴らしかったよ。彼女の誕生日に一緒にカラオケをしたんだけど、彼女は大成功だった。アイデアを思いついたとき、彼女しか選択肢はなかった。彼女はパーフェクトだったよ」

 

 

「FIx Me」

 

 


現時点のところ、FIDLERはワールドワイドな活躍をしているとまでは言いがたいが、イギリスのメディアからも注目を受ける存在であるため、より大規模なフェスティバルで見てみたいという気がする。彼らの痛快なエネルギーが世界の音楽をどのように変えていくのかが楽しみだ。



Fidler  『Surviving the Dream』



Tracklist:


1. FIX ME

2. LOW

3. SAD KID

4. DOWN N OUT

5. ORANGE COUNTY

6. BREAK YOUR HEART

7. GET OFF MY WAVE

8. CHANGE

9. MAKING SHIT UP

10. DOG HOUSE

11. I DON’T WANT TO DO THIS

12. NUDGE

13. HURT

 

 

「Get Off May Wave」

Photo : Daveed Benito


The Offspringは、10月11日にConcord Recordsからリリースされるニューアルバム『SUPERCHARGED』を発表した。このアルバムは、2021年の『Let the Bad Times Go』に続くもので、バンドにとって9年ぶりのアルバムとなる。「Pretty Fly」の系譜にある軽快なメロディックパンクロックソング「Make It All Right」が最初の先行シングルとして公開された。


バンドリーダーのデクスター・ホランドはプレスリリースの中で、「このアルバムは、最初から最後まで純粋なエネルギーを持ったものにしたかったんだ。だからSUPERCHARGEDと名付けたんだ。願望の高さから苦悩の深さまで、このアルバムではそのすべてを語っている。シングルの『Make It All Right』はその好例で、私たちが落ち込んでいるときに力強く感じさせてくれる人たち、つまり私たちを大丈夫だと感じさせてくれる犯罪のパートナーについて歌っている」


"今回のアルバムは3つの異なる場所でレコーディングされた: マウイ島、バンクーバー、そしてハンティントン・ビーチのホーム・スタジオでレコーディングしたんだ。今までで最高のサウンドに仕上がったと感じている!もう何ヶ月もこの曲でロックしたり、ヘッドバンギングしたりしているんだ!みんなに聴いてもらうのが待ちきれないよ!」

 

「Make It All Right」



The Offspring 『SUPERCHARGED』



Label: Concord 

Release: 2024/10/11

 

Tracklist: 

 

Looking Out For #1

Light It Up

The Fall Guy

Make It All Right

Ok, But This Is The Last Time

Truth In Fiction

Come To Brazil

Get Some

Hanging By A Thread

You Can't Get There From Here

©Joshua Kim Lo Res


今年4月のコーチェラでの劇的な復活に続き、アメリカのパンク・レジェンド、Sublimeが28年ぶりの新曲「Feel Like That」を発表する。バンドは、FIFTEENとならんで最初期の西海岸のパンクシーンを牽引してきた。彼らのパンクにはレゲエとオールドスクール・ヒップホップの要素があり、パンクのみならずレゲエやヒップホップファンにもチェックしてもらいたいバンドだ。

 

熱烈なファンが感涙に咽ぶであろう28年ぶりの新曲には、亡きフロントマン、ブラッドリー・ノウェルと、彼の息子で現フロントマンのヤコブ、そして、ソカルタのレゲエ・グループ、スティック・フィギュアのスコット・ウッドラフがヴォーカルとして参加している。以下よりご視聴下さい。


「この曲はきわめて有機的な方法で生まれた。叔父たちと僕はいつも、様々な現代音楽シーンのアーティストとコラボレーションしたいと思っている。でも、いざ、トラックで自分の声と父の声が並んでいるのを聴くと、クラシックなサブライム・サウンドが現代に入り込んだような感じがするのが不思議だよね。SoCalの音楽は私のファミリーの誇りであるとともに喜びでもあり、私たちのファミリーは日々大きくなっている。”Feel Like That”はこの新しい感情を表現したものであり、多くの最初の作品にしたいと思ってる。次は誰がファミリーに加わりたい??」

 


バド・ガウ(ドラマー):

 

ーー良いことは待つ者にやって来る...。そして待つ...。そして待つ...。畏れ多くも、私達はあまりにも長く待ちすぎたね!  これを聴いてほしい!  これこそ "FEEL LIKE THAT!!!"させる良いクソだぜ!!!ーー

 

エリック・ウィルソン(ベース):


ーーブラッドリーの声を聴くのはいつだって素晴らしいけど、ジェイクの声が入ることでさらに甘くなるよね?ーー

 

スコット・ウッドラフ (ボーカル):

 

ーーサブライムは、僕が音楽を作るきっかけを与えてくれた。この曲に参加できたことは、いろんな意味で丸く収まった瞬間だよーー



「Feel Like That」

 

©Sydney Tate


ブルックリンのパンクユニット、THICKがニューシングル「Mother」をEpitaphからドロップした。このシングルは、3月にリリースされた「Father」に続編となる。この曲のビデオは以下よりご視聴下さい。


これまでOiパンクや、ストレート・エッジ、Nikki And Covettesを彷彿とさせるガールズ・パンク等、多様なロックの形を探求してきたThick。近年では、曲のメロディー性とシンガロングに重点を置いてソングライティングを行っている。最新シングルも昨今の作風の延長線上に位置し、エッジの効いた痛快なパンク・アンセム。

 

"Mother"は、その役割に陥ることにうんざりしている全ての人間関係の世話役へのエール。「愛と気遣いで関係を始めてから、相手の傷を背負い、親代わりとなり、自分自身を癒す以上に相手を癒したいと思っている。簡単に言えば、私はあなたの母親ではなく、あなたの恋人なのです」


ミュージックビデオは、彼女たちの友人でブルックリンのアーティスト、シドニー・テイトによって撮影された。説明は次の通り。「ミュージック・ビデオは、曲の中で共有されているフラストレーションを明確に表現しているわけではありませんが、室内のインテリア、身振り手振り、ファッションについては退屈な主婦の趣があります。重厚なテーマのインテリアと、屋上で大音量で演奏する、期待の重圧から解放されたバンドの生き生きとしたシーンが対照的だ」

 

 

「Mother」

NOFXは今年3月から解散ツアーを開始する予定だが、そんな中、『Half Album』というタイトルのEPの制作を発表した。


2021年の『Single Album』と2022年の『Double Album』を制作したのと同じセッションから、さらに5曲が収録されている。「これらの曲は全て同時にレコーディングされた。ただ、完成させるのに時間がかかる。だから、これは僕が未解決の問題を解決しているようなものなんだ」マイクはこう続ける。


「その価値はあったのだろうか? 私の2枚組アルバム・プロジェクトの中で、最も出来が悪いと思った5曲を仕上げるのに5年を費やす価値はあっただろうか? あんなに長い時間を費やして、子グマを育てたのは良い考えだったのだろうか? 自分の傲慢さの大きさを歌にしたのは判断ミスだったのか? これらすべての修辞的な疑問に対する答えは、このハーフ・サイド・アルバムを聴けば見つかるかもしれない......だが、私は本気でそう思っているわけじゃない」


マイクはもともと「I'm a Rat」を日本のHi-Standardに提供している。


昨年彼らのヴァージョンがリリースされたほか、2023年のアルバム『Fat Mike Gets Strung Out』にはインストゥルメンタルのオーケストラ・ヴァージョンも収録されている。今回、満を持してNOFXのヴァージョンが登場し、クリス・グラウによる人形をテーマにしたミュージック・ビデオが付属している。以下からチェックしてほしい。


このEPには、マイクが2019年のアルバム『Cokie The Clown』でストリップ・ダウン・バージョンを収録した "The Queen Is Dead "のフルバンドNOFXバージョンも収録されており、クロージング・トラック "The Last Drag "は、アルバムのオープニング曲 "The Big Drag "と対になるように意図されている。このミニアルバムは4月19日にFat Wreck Chordsからリリースされる。


NOFXのファイナル・ツアーには、7月12日、13日、14日にブルックリン・パラマウントで行われる3回のニューヨーク公演が含まれる。未定のスペシャル・ゲストを迎え、毎晩異なるアルバムをフルパフォーマンスする。


最後の公演は、10月4日、5日、6日にLAのBerth 46で行われる。


バンドはパンクスプリングで東京、大阪で最後の来日公演をおこなう。ついにメロディックパンクの伝説の見納めの時が来た。


「I'm a Rat」




NOFX  『Half Album』




Tracklist:

1. Fake-A-Wish Foundation

2. I’m a Rat

3. The Queen Is Dead

4. The Humblest Man in the World

5. The Last Drag



NOFX 2024 Tour Dates:


13 Mar 2024 in Aichi, Japan @ Nagoya Diamond Hall

14 Mar 2024 in Osaka, Japan @ Zepp Osaka Bayside

15 Mar 2024 in Kanagawa, Japan @ Yokohama Bay Hall

17 Mar 2024 in Tokyo, Japan @ PunkSpring @ Makuhari Messe

6 Apr 2024 in Fort Worth, TX @ Panther Island Pavillion

13 Apr 2024 in Salt Lake City @ PIONEER PARK

11 May 2024 in Sesto San Giovanni, Italy @ Carroponte

12 May 2024 in Sesto San Giovanni, Italy @ Carroponte

14 May 2024 in Madrid, Spain @ Wizink Center

16 May 2024 in Chambéry, France @ Le Phare – Grand Chambéry

18 May 2024 in Eindhoven, NL @ Ketelhuisplein

19 May 2024 in Eindhoven, NL @ Ketelhuisplein

21 May 2024 in Copenhagen, Denmark @ Grey Hall

23 May 2024 in Hamburg, Germany @ Docks

25 May 2024 in Hanover, Germany @ Faust Open Air

26 May 2024 in Cologne, Germany @ Tanzbrunnen

30 May 2024 in Ljubljana, Slovenia @ Media Center

1 Jun 2024 in Saarbrücken, DE @ Open Air am E-Werk

4 Jun 2024 in Vienna, Austria @ Arena Open Air

5 Jun 2024 in Vienna, Austria @ Arena Open Air

7 Jun 2024 in Augsburg, Germany @ Gaswerk Open Air

8 Jun 2024 in Berlin, Germany @ Zitadelle Spandau

9 Jun 2024 in Berlin, Germany @ Zitadelle Spandau

29 Jun 2024 in Portland, OR @ Waterfront Park

30 Jun 2024 in Portland, OR @ Waterfront Park

12 Jul 2024 in Brooklyn, NY @ Brooklyn Paramount

13 Jul 2024 in Brooklyn, NY @ Brooklyn Paramount

14 Jul 2024 in Brooklyn, NY @ Brooklyn Paramount

20 Jul 2024 in Denver, CO @ The Stockyards

21 Jul 2024 in Denver, CO @ The Stockyards

10 Aug 2024 in Edmonton, AB @ Fan Park at Ice District

11 Aug 2024 in Edmonton, AB @ Fan Park at Ice District

17 Aug 2024 in Toronto, ON @ Downsview Park

18 Aug 2024 in Toronto, ON @ Downsview Park

24 Aug 2024 in Montreal, QC @ Parc Olympique

25 Aug 2024 in Montreal, QC @ Parc Olympique

31 Aug 2024 in Boston, MA @ Campanelli Stadium

1 Sep 2024 in Boston, MA @ Campanelli Stadium

4 Oct 2024 in Los Angeles, CA @ Berth 46

5 Oct 2024 in Los Angeles, CA @ Berth 46

6 Oct 2024 in Los Angeles, CA @ Berth 46


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©Danie Topete


イアン・シェルトン率いるMilitarie Gunは、Fiddleheadと並んでUSパンクの新星である。MS SPRINTとの親交が深いのは周知の通りで、7インチ・スプリット「Paint Gun」も発表している。

 

2023年、バンドは記念すべきデビュー作を発表した。本作には「Do It Faster」という一撃必殺のパンクアンセムが収録されていた。

 

今回、ミリタリー・ガンは、アトランタのインディーロックバンド、Manchester Orchestraと組み、『Life Under The Gun』の収録曲「My Friend Are Having A Hard Time」の新ヴァージョンを制作した。

 

この曲は、以前公開された「Very High (Under the Sun)」と「Never Fucked Up Twice」(BullyのAlicia Bognannoをフィーチャー)と共に、今週金曜日にLoma Vistaからリリースされる『Life Under the Sun』EPに収録される。

 

EPには、NOFXの「Whoops, I OD'd」のカヴァー、Militarie GunとDazyの「Pressure Cooker」リミックスにゲスト参加したMannequin Pussyとの新曲「Will Logic」も収録される。アイザック・デイツ監督による「My Friends Are Having a Hard Time」の新ビジュアルは下記より。


 

「My Friend Are Having A Hard Time」(ft. My Firend Are Having A Hard Time)



今週初めにソーシャル・メディアで確認されたように、グリーン・デイはニューヨークの地下鉄で『Saviors』のトラックをパフォーマンスした。


パンク・バンドは、「ザ・トゥナイト・ショー」の司会者、ジミー・ファロンと50丁目駅で合流し、1994年のヒット曲 「Basket Case」とバッド・カンパニーの 「Feel Like Makin' Love 」のカバーを披露した。セッションに参加したファロンさんのコーラス、タンバリンの腕前にも注目しよう。


今回のアメリカの深夜テレビ番組でオンエアされたのは上記の2曲だけだったということだが、『トゥナイト・ショー』はボーナス・ビデオとして、彼らの最新アルバム『Saviors』に収録されている「Dilemma 」「Look Ma, No Brains!」、「American Idiot 」のパフォーマンスを公開した。


グリーン・デイの14枚目の新作アルバム『Saviors』はRepriseから先週末に発売されたばかりだ。2020年の『Father of All Moterfuckers』以来となるアルバム。「Dilemma」「The American Dream Is Killing Me」「Look Ma, No Brains」「One Eyed Basterd」を収録している。


グリーンデイは昨年、メガヒット作『Dookie』の30周年を記念するデラックス・エディションをリリースしている。





 

©Alice Baxley

オレンジカウンティのポップパンクの伝説ーーグリーン・デイが新作アルバム『Saviors』の4作目のシングル「One Eyed Bastard」を発表した。以前公開されたプレビューシングル「Dilemma」「The American Dream Is Killing Me」「Look Ma, No Brains!」の試聴は以下から。


フロントマンのビリー・ジョーはグリーン・デイの新作発表以前に、ソロ・アルバムで肩慣らしを行った。このカバー作品では、ポップパンクカバー「War Story」において戦争に関するテーマを取り扱っていた。直近のガーディアン誌のインタビューの中で、ビリー・ジョーは『Savior』で政治的なメッセージに回帰したことについて、「ここ数年間、ドナルド・トランプ政権に対する嫌悪感を抱いていた」と明かしている。それらの前政権に対する不信を源とする鬱屈としたフラストレーションが、今作においてクリエイティビティの動機となったのは疑いを入れる余地がない。NOFXと同じようにアメリカに対する普遍的な愛着があるがゆえなのだ。

 

ニューシングルについて、アームストロングは声明の中で、「"One Eyed Bastard "は、僕が持っていたリフから始まった」と明かす。


「リリックでは、人生の悪い時期を振り返っている。ノスタルジアというのはそういうもので、"あれはひどい時代だった "と思うことがある。誰にでも、人生の中で醜い思いに対処しなければならない場所がある。ありがたいことに、私にはソングライティングというはけ口がある」

 

アームストロングがグリーン・デイの最初のヨーロッパ・ツアー、ベルリンの壁の時代のドイツでの思い出について言及しているのかまでは定かではない。この時代、アームストロングは「自分が自分でなくなるような気がしていた」と回想している。しかし、アームストロングが語っているように、その時は耐え難く、苦い思い出も十年経つと、全然別の意味を帯びる場合がある。

 

 

 「One Eyed Bastard」

 



グリーン・デイのファン待望の14枚目のスタジオ・アルバム『Saviors』は1月19日にリリースされる。昨年、バンドは90年代の最大の出世作『Dookie』の30周年リイシューを発表している。

 

 

 


今年初め、ポップ・パンクの象徴的な存在、SUM 41は27年に及ぶ活動に終止符を打ち、最後のアルバムとツアーをもって解散することを正式に発表した。

 

今回、新作アルバムの詳細が発表された。本作は3月15日に”Rise”からリリースされる。このアルバムの "メタル満載 "の地獄サイドからのニュー・シングル「Rise Up」を以下でチェックしよう。


『Rise Up』を書いているとき、初めて契約したときと同じような気持ちになった」とフロントマンのデリク・ウィブリーは声明で語っている。

 

「プレッシャーを感じ、何か素晴らしいものを作らなければと思ったが、同時にとても興奮した。一度聴いたら、”これは僕が出たいレコードだ "と言えるほど自信があった。ポップ・パンクとメタルのダブル・アルバムを作ったが、理にかなっていると思う。ポップ・パンクとメタルのダブル・アルバムを作ってみたんだ」


「私はSum 41が大好きで、私たちが成し遂げたこと、忍耐したこと、それに団結したことを愛しています。解散してもおかしくない時期が何度もあった。しかし、どういうわけか、私たちは粘り続けた。そのことを心から誇りに思う。今がその時期にある。これからのことに全力を注ぐつもりだ。人生最大のツアーになるだろうし、これまでで最高のショーにしたい。それだけだよ」 

 

 

 

「Rise Up」



SUM 41 『Heaven × Hell』


Tracklist

Heaven:

1. Waiting on a Twist of Fate

2. Landmines

3. I Can’t Wait

4. Time Won’t Wait

5. Future Primative

6. Dopamine

7. I Could Use Some Help

8. Bad Mistake

9. Johnny Libertine

10. Radio Silence

Hell:

11. Preparasi a Salire

12. Rise Up

13. Stranger in These Times

14. Don’t Need Anyone

15. Over the Edge

16. House of Liars

17. You Wanted War

18. Paint It Black

19. It’s All Me

20. How the End Begins

 

Green Day(グリーン・デイ)が『Saviors』からのサード・シングル「Dilemma」を公開した。この曲は、ライアン・バクスリー監督の新しいビデオと共に発表され、シンガーのビリー・ジョー・アームストロングが酒を飲んで床に倒れている。何年も断酒しているアームストロングにとって、この曲には深い個人的な意味がある。


「Dilemma』は、私にとってとても個人的な曲だったので、書くのは簡単だった。中毒や精神病と闘う仲間をたくさん見てきた。この曲は、そういった経験から来る痛みについて歌っているんだ」


「Dilemma」は、「The American Dream Is Killing Me」、「Look Ma, No Brains」に続くシングルで、ラスベガスで開催された "When We Were Young "フェスティバルでデビューした。『Saviors』は来年1月19日にリリースされる。


また、グリーン・デイは『Saviors』を引っ提げ、彼らの記念すべきアルバム『Dookie』の30周年と『American Idiot』の20周年を双方を記念して、来年世界規模のスタジアム・ツアーを開催する予定だ。

 

北米ではスマッシング・パンプキンズ、ランシド、リンダ・リンダス、イギリスとヨーロッパではナッシング・バット・シーヴス、ザ・ハイヴス、ドノッツ、ザ・インターラプターズ、メイド・オブ・エースがオープニングを務める。

 


「Dilemma」


 


Alkaline Trio(アルカライン・トリオ)が久しぶりのニューシングル「Bad Time」でカムバックを果たした。


この曲は、彼らのニューアルバム『Blood, Hair, And Eyeballs』からの一曲だ。このアルバムはRise Recordsから1月26日にリリースされる。バンドにとって6年ぶりとなる10枚目のフル・アルバム。


ギタリスト/ボーカリスト、マット・スキバはこのシングルについてこう語っている。「”Bad Time”は、テキサス州エルパソでツアー中、たまたま電話をくれた友人と恋人にインスパイアされたんだ。状況がエスカレートするにつれ、銃声とサイレンが聞こえてきた。友人は、話すのに悪いタイミングだったかと尋ねたが、私はノーと答えた。でも、彼女の声を聞くのに悪いタイミングはなかった」


「詩の2番は、シカゴでルームメイトのボビーと私が銃撃戦に巻き込まれて殺されそうになったときのことを歌っている。その時、私たちはラテン・キングが住んでいた地域に住んでいた。



「Bad Time」




Alkaline Trio  『Blood, Hair, And Eyeballs』


Label: Rise Records

Reelase: 2024/1/26


Tracklist:

1. Hot For Preacher
2. Meet Me
3. Versions Of You
4. Bad Time
5. Scars
6. Break
7. Shake With Me
8. Blood, Hair And Eyeballs
9. Hinterlude
10. Broken Down In A Time Machine
11. Teenage Heart



ポップ・パンクのアイコン、Green Dayが、近日発売予定のスタジオ・アルバム『Saviors』の制作を発表。『Saviors』は2024年1月19日にReprise/ワーナー・レコードからリリースされる。さらにリードシングル 「The American Dream Is Killing Me」も公開された。


「The American Dream Is Killing Me」には、フィルム・ノワールにインスパイアされたモノクロのミュージック・ビデオが付属しており、ゾンビの黙示録の真っ只中にいるグリーン・デイをフィーチャーしている。ビデオはブレンダン・ウォルターとライアン・バクスリーが監督し、ロサンゼルスで撮影された。


バンドは先週末、ニューアルバムから「The American Dream Is Killing Me」と「Look Ma, No Brains!バンドは、800人収容のフリーモントでソールドアウトのサプライズ・ライヴを行ない、そこで『ドゥーキー』をフロントからバックまで披露した。


The American Dream Is Killing Me」は、グリーン・デイが『Saviors』のために書き、レコーディングした最後の曲のひとつである。ビリー・ジョー・アームストロングは、この新曲を「伝統的なアメリカン・ドリームが、多くの人々にとってうまく機能していないことを表現している」と説明する。


 


ロンドンとロサンゼルスでレコーディングされた『Saviors』は、グリーン・デイとグラミー賞受賞プロデューサーのロブ・カヴァロとの最新のコラボレーションである。彼は、グリーン・デイとの過去の代表的な仕事として、1994年の『Dookie』と2004年の『American Idiot』の2枚がある。


『Saviors』のリリースは、『Dookie』の30周年を目前に控え、未発表のDookieデモ音源(4トラック・デモ、カセット・デモ)、Outtakesに加え、2つの重要なライヴ音源『Live At Woodstock』(1994年)と『Live In Barcelona』(94年6月5日)が収録された大ボリュームのデラックス・エディションがリリースされ、お祝いムードが始まっている。また、ドナルド・トランプの顔写真をあしらった新しいTシャツをリリースし、その収益金は、すべてマウイ島の火災で被災した人々に食料を提供するためのグレーター・グッド・ミュージック・チャリティに寄付された。


最初の先行シングルの後、「Look Ma, No Brains!」「Dillemma」「One Eyed Bastard」を先行シングルとして公開している。後日掲載したアルバムレビューはこちらからご一読ください。



ポップパンクについてより良く知りたい方は名盤ガイドを参照してみてください。スケーターパンクを中心に特集しています:



スケート・パンク特集 「歴代のポップ・パンクの名盤」

 

一年前、Blink 182は『One More Time...』(コロムビア)のためにクラシック・ラインナップを再結成した。2022年10月、ポップ・パンクの伝説は、2023年の世界ツアーとシングル「EDGING」のリリースのために、元シンガー/ギタリストのトム・デロンゲとの再結成を発表した。


2005年と2014年に2度バンドを脱退したトム・デロンゲが、シンガー/ベーシストのマーク・ホッパス、ドラマーのトラヴィス・バーカーとともにラインナップに復帰した『ワン・モア・タイム...』は、午前0時ちょうどにリリースされた。『ワン・モア・タイム...』はトリオの9作目のスタジオ作品で、「エッジング」と以前リリースされたタイトル・トラックが収録されている。


トラヴィス・バーカーのプロデュースによるこのアルバムには、17曲の新曲が収録されており、悲劇、勝利、そして最も重要な兄弟愛というテーマを重ね合わせながら、バンドの絶頂期を捉えている。このアルバムを聞けば、まだポップパンクは死せずということが理解出来るはずだ。

 

2021年に癌の診断を受け、治療を経て2022年に全快したホッパスは、この新作は間違いなく "これまでで最高のアルバムのひとつ "だと語っている。プレス・リリースによると、『One More Time...』はライブ・ネイションが推進する2023年の再結成ツアー中にレコーディングされ、、4月のコーチェラ・フェスティバルのラインナップに土壇場でサプライズ追加されたことで幕を開けた。


『ワン・モア・タイム...』は2019年の『ナイン』に続くアルバムで、デロンゲが抜けたギタリスト/ヴォーカリストの座にアルカライン・トリオのマット・スキバを起用したグループにとって2作目にして最後のアルバムとなる。ブリンク182は、『Take Off Your Pants And Jacket』(2001年)と『California』(2016年)で1位を獲得したのを含め、ビルボード200チャートで8曲のトップ10ヒットを記録している。


バンドは今週末、ラスベガスで開催される「When We Were Young」フェスティバルでアメリカでの日程を終え、来年2月と3月にはオーストラリアとニュージーランドでアリーナ公演を行い、その後ペルーとメキシコでも公演を行う。アルバムのストリーミング試聴は下記より。