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 Pinhead Gunpowder



ビリー・ジョー・アームストロングのサイド・プロジェクト、ピンヘッド・ガンパウダー(アーロン・コメットバス、ビル・シュナイダー、グリーン・デイの長年のツアー・ギタリスト、ジェイソン・ホワイトが参加)が復活した。


ピンヘッド・ガンパウダーは、1-2-3-4 Go Recordsから10月15日にリリースされるニュー・アルバム『Unt』を発表した。1997年のデビューアルバム『グッバイ・エルストン・アヴェニュー』以来のフル・アルバムであり、2008年のEP『ウエスト・サイド・ハイウェイ』以来の作品となる。本作は長年のコラボレーターであるクリス・ドゥーガンと共に2023年にレコーディングされた。


『Unt』からのファースト・シングルは、アルバムのオープニングを飾るタイトル曲で、古典的なピンヘッド・ガンパウダーのよう、つまり古典的なグリーン・デイでもある。グリーン・デイは20年ぶりのベスト・アルバムをリリースしたばかりだが、ビリー・ジョーの90年代ポップ・パンクを聴きたいなら、このピンヘッド・ガンパウダーの新作がお薦めだ。新曲は以下から。


この発表と共に、アーロン・コメットバスはこう書いている。


「Pinhead Gunpowderは1990年に曲作りを始め、翌年の春に最初の7インチを作った。以来ほぼ毎年、僕らは演奏するために集まってきた。5枚のアルバムと11枚のEPをレコーディングした年もあれば、ライヴをやった年もある」


「しかし、2010年以降、私たちは自分たちのためだけに演奏するようになった。新しいアルバムのための作曲」や「ツアーの準備のためのリハーサル」ではなく、私たちは毎年地下室に戻った。最初にお互いのために音楽を作ったことを思い出しながら、自分たちが建てた家に住んだ。世界中、少なくともオークランド、シンガポール、ニューヨークで演奏したが、お互いのためだけに演奏した。私たちはバック・カタログのリイシューにも取り組み、お互いのことをより好きになり、これまで以上に家族のように思えるようになった」


「新譜とツアーは時間の問題だったが、メンバーの他のバンド・プロジェクトと家族の間で、それを見つけるのは難しかった。ようやく実現したときは、みんな驚いたよ。最もキャッチーで、最も協力的で、最も切実な、今までで最高の作品になったと思う」


彼らは10月に『アメリカン・イディオット』20周年記念ボックス・セットをリリースする予定だ。







 

Pinhead Gunpowder 『Unt』


Label: 1-2-3-4 Go Records
Release: 2024年10月15日


Tracklist:

1. Unt
2. Difficult But Not Impossible
3. Scum Of The Earth
4. Oh My
5. Nothing Ever Happens
6. Draw It In
7. Shine
8. ¡Hola Canada!
9. Here Goes The Neighborhood
10. Mumbles
11. Green
12. Chowchilla
13. Trash TV
14. Song For Myself

 

Origami Angel
Origami Angel 

 

ワシントンDCのOrigami Angelは、ギタリスト/ボーカルのライランド・ヒーギー、ドラマー、パット・ドハーティによるパンクユニット。今年、新宿ACBで来日公演を行い、東京のパンクキッズの話題をさらった。軽快でドライブ感のあるエモ/ポップパンクの次世代を担う存在といえる。

 

ニューアルバム『Feelong Not Found』のリリースに先駆けて、GAMIは三作目のシングルをドロップした。前2作のシングルではメタルコアやハードコアに近いポップパンク/エモだったが、サードシングルでは、オリガミ・エンジェルの持ち味であるキャッチーなポップ・パンク/エモに返り咲いている。

 

付属のミュージックビデオでは、フロントマンが家で犬と戯れるホームドラマのような映像を楽しめる。

 

ニューアルバム『Feelong Not Found』はCounter Intuitive Recordsから9月27日に発売予定。


 「Wretched Trajectory」

 

Green Day
Green Day

パンクファン歓喜の一枚が登場。グラミー賞受賞アルバム『American Idiot』の今年20歳の誕生日を記念して、グリーン・デイは『アメリカン・イディオット 20周年記念デラックス・エディション』を発表した。


この限定スーパー・デラックス・ボックス・セットには、オリジナル・アルバムに加え、15曲の未発表アメリカン・イディオット・デモ、9曲の未発表ライブ音源(クイーンの「We Are The Champions」のカヴァーを含む)で締めくくられたニューヨークのアーヴィング・プラザで録音された15曲の2004年コンサート、そして、B面曲やボーナス・トラックとしてのみ入手可能だった14曲など、多数の重要な特典が収録されている。


さらに、映画『Heart Like A Hand Grenade』、BBCの2枚のブルーレイディスクも収録されている:トップ・オブ・ザ・ポップス "ミニ・ギグ"』と『ラテ・ウィズ・ジュールス・ホランド』、そして最後に110分の新ドキュメンタリー『アメリカン・イディオットの20年』が収録されている。ロブ・カヴァロとローリング・ストーンのデイヴィッド・フリックによる新しいライナーノーツがパッケージを完成させた。


「Holiday/Boulevard of Broken Dreams (Demo)」の未発表デモ、ファン待望のB面「Favorite Son」、「Minority (Live from Irving Plaza)」の3曲は現在ストリーミングで試聴可能。


2004年の夏、グリーン・デイはロブ・カヴァロと共にスタジオに入り、先の見えない『アメリカン・イディオット』を制作した。彼らは大胆で、反抗的で、当時の国の状況にストレスを感じていた...。このレコードを作ったとき、2,300万枚の売り上げ、6倍のプラチナム、複数のグラミー賞、ブロードウェイ・ミュージカルなど、これから起こるであろう衝撃を予測することはできなかった」

 



American Idiot (20th Anniversary Deluxe Edition) 




Tracklist:


■CD 1 / LP 1 & 2 (original album)

01. American Idiot

02. Jesus of Suburbia

I. Jesus of Suburbia

II. City of the Damned

III. I Don’t Care

IV. Dearly Beloved

V. Tales of Another Broken Home

03. Holiday

04. Boulevard of Broken Dreams

05. Are We the Waiting

06. St. Jimmy

07. Give Me Novacaine

08. She’s A Rebel

09. Extraordinary Girl

10. Letterbomb

11. Wake Me Up When September Ends

12. Homecoming

I. The Death of St. Jimmy

II. East 12th St.

III. Nobody Likes You

IV. Rock and Roll Girlfriend

V. We’re Coming Home Again

13. Whatsername


CD 2 / LP 3 & 4 (B-Sides & Bonus Tracks – previously released)


01. American Idiot (Live)

02. Jesus of Suburbia (Live)

I. Jesus of Suburbia

II. City of the Damned

III. I Don’t Care

IV. Dearly Beloved

V. Tales of Another Broken Home

03. Holiday Live)

04. Are We the Waiting (Live)

05. St. Jimmy (Live)

06. Boulevard of Broken Dreams (Live)

07. Favorite Son

08. Shoplifter

09. Governator

10. Too Much Too Soon

11. Are We the Waiting (Live)

12. St. Jimmy (Live)

13. Give Me Novacaine (Live)

14. Homecoming (Live)


CD 3 / LP 5 & 6 (Demos)


01. American Idiot

02. American Idiot (Alt. Version)

03. Jesus Of Suburbia

04. Holiday/Blvd. Of Broken Dreams

05. Are We We Are/St. Jimmy Opera

06. Novacaine

07. She’s A Rebel

08. Radio Bagdad

09. Cluster Bomb

10. Wake Me Up When September Ends

11. Homecoming (Nobody Likes You)

12. Everyone’s Breaking Down

13. Just Another Year

14. Lowlife

15. What’s Her Name


CD 4 / LP 7 & 8 (Live Irving Plaza, NYC, Sept 21 ’04)


01. American Idiot (Live)

02. Jesus of Suburbia (Live)

03. Holiday (Live)

04. Boulevard of Broken Dreams (Live)

05. Are We the Waiting (Live)

06. St. Jimmy (Live)

07. Give Me Novacaine (Live)

08. She’s A Rebel (Live)

09. Extraordinary Girl (Live)

10. Letterbomb (Live)

11. Wake Me Up When September Ends (Live)

12. Homecoming (Live)

13. Whatsername (Live)

14. Minority (Live)

15. We Are The Champions (Live)


Blu-Ray 1


Heart Like A Hand Grenade


Blu-Ray 2


20 Years of American Idiot (New Documentary)


BBC Live


St. Jimmy (Live)

Give Me Novacaine (Live)

She’s A Rebel (Live)

Welcome To Paradise (Live)

Wake Me Up When September Ends (Live)

Jesus of Suburbia (Live)

American Idiot (Live in Studio)

Boulevard of Broken Dreams (Live in Studio)

 I Love Your Lifestyle 「Summerland(Torpa or Nothing)」

 


 Label: Counter Instuitive  

 Release: 2024年8月2日


Review


スウェーデンのI Love Your Lifestyleは、いわゆる「ポストエモ/リバイバルエモ」として名高いバンド。


これらのジャンルは、2010年前後、Snowing、Algernon Cadwallader、Midwest Penpalsといった米国の中西部周辺の先駆的なバンドが中心となり、「Twinkle Emo」というベースメントの奥深いパンクブームになった。速弾きのギターアルペジオ、メロディックハードコア、スクリーモの作風を反映させたドライブ感のあるパンクで、ジャンルのファンの心を見事に捉えることに。これはメロディックパンク/メタル/エモの中間にある音楽として親しまれた経緯があり、スクリーモのネクスト・ジェネレーションに当たる。たが、オーバーグラウンドでは流行らなかった。

 

ただ、中西部の系譜が完全に断ち切られたというわけではなさそうだ。ここ10年ほど、フランス、イタリア、スウェーデンのアンダーグランドシーンで、エモ/ポストハードコアバンドが多数活躍し、スタジオライブや小さなライブスポットでパンクファンの期待に応えてきた経緯を見る限り、I Love Your Lifestyleがスウェーデンから2010年代に登場したのは自然な成り行きだった。


『Summerland (Torpa or Nothing)』は、妙な言い方になるかもしれないが、ストレートなポストエモのアルバム。2010年代のトゥインクルエモの後継的な作品として楽しめよう。ただ、今作で彼らは現地語で歌詞を部分的に歌っているため、北欧のバンドとしてのスペシャリティが含まれている。


例えば、日本のリスナーがデンマーク語の音楽を聴く時、エキゾチックな魅力を覚えるのと同様に、『Summerland (Torpa or Nothing)』の序盤ではスウェーデン語の持つさわやかな響きがアップテンポなパンクソングと合致している。


ギターアルペジオのタッピング(ライトハンド奏法)、つまり、ヘヴィメタルの影響を伺わせる収録曲もあるが、どちらかというなら、ロック的な響きを持つパンクが多いため、コアなリスナーでなくても取っ付きやすさを覚えるのではないか。本作全般を通してボーカルやコーラスを用いてシンガロング必須のフレーズを組み上げ、言葉の持つ力でタイトル「夏の楽園」の雰囲気を作り出す。パンクバンドでありながら、彼らは言葉の持つパワーを心から信じ切っている。

 

オープナーを飾る「Torpa」はインディーロックの延長線上にあり、スウェーデン語の巻き舌の発音を交えて個性的な空気感を作り出す。シンプルな構成だが、ギターの細やかなフレーズを重ね合わせ、対旋律的なベースがエモの雰囲気を生み出す。バンドアンサンブルならではの連携の取れたサウンドで、時々、変拍子を交え、穏やかな雰囲気を持つエモサウンドへ昇華させる。


特に、ボーカルやコーラスの重ね方にフックがあり、ライブではシンガロングを誘発しそうだ。曲の途中に入るツインギターにはThin Lizzyのようなメタリックな叙情性がある。Get Up Kids、Reggie and the Full Effectからの影響もあり、ムーグシンセがその中に可愛らしい印象をもたらす。

 

続く、「Givet」ではスウェーデン語としてのエキゾチックなパンク性が味わえる。このサウンドは、Perspective, A Lovely Hand To Holdの系譜にあるスポーティーなイメージを持つドライブ感のある性急なポスト・エモであるが、彼らは、スウェーデン語の他言語と異なる独特な発音を元に、米国のパンクバンドとはひと味異なるスペシャリティをもたらす。一般的に北欧の言語は、さわやかな響きが込められているが、これがコーラスの要素と合致し、エバーグリーンな印象を付与する。サビでは高いトーンのボーカルを披露し、曲全体の若々しさに拍車を掛ける。その後、ディストーションギターを一つの起点とし、この曲はメタリックな激情性を持つポストハードコアへと移行していく。取り分け、コントラストという側面において目を瞠らせるものがあり、ギターラインとボーカルの対比からエモーショナルな感覚が呼び覚まされる。

 

 

彼らの音楽のエバーグリーンな感覚は続く「Barnapsgatan」で最高潮に達する。クリーントーンを用いたギターが牽引するこの曲では、トゥインクルエモの代名詞であるギターアルペジオが際立っている。アメリカン・フットボールの系譜にあるミニマルな構成を持つエモをよりパワフルなサウンドに置き換えている。この曲はCap ’N Jazzの系譜にあるエモのルーツを辿っている。


しかし、I Love Your Lifestyleの場合は、シカゴの伝説的なバンドの代表曲「Little League」、「In The Clear」に象徴されるポストハードコアを踏襲、スウェーデン国内のポップスやフォーク音楽へ組み替えている。つまり、北欧のバンドならではの試みが用意されているというわけだ。


同じように「Dunkehalla」は、Cap ’N Jazzの系譜にあるナンバーだが、これにスウェーデンのポピュラー音楽の要素を付け加えている。ここでは、メインボーカルとコーラスの対比によって、このジャンル特有の熱狂性を呼び起こそうとしている。 それと同時に、バンドはこの曲で北欧のポップ・パンクという、これまで一般的に知られなかった音楽を対外的に紹介している。

 

Rodan、Helmetの系譜にある最初期のポストロック/マスロックの影響下にある「Lucking Out」ではバンドの意外な音楽的な要素を捉えられる。ただ、彼らのサウンドは一貫してポピュラーなパンクに重点が置かれている。コーラスでは、女性ボーカルのコーラスを導入してバリエーションをもたらす。これらは、Taking Back Sunday、Saves The Day等を中心とする2000年代の黄金時代のアメリカのインディーロックからの影響も込められているようだ。ただ、それらはバンドの陽気な感覚により鮮明なイメージをもたらすことがある。同じように、ミレニアム年代の米国のインディーロックバンドの音楽性を反映させたポストエモ/リバイバルエモの曲が続く。

 

「Fickle Minds」はファンにとってはお約束のようなナンバーであるが、オルタネイトなコードを対比的に導入することで、従来のI Love Your Lifestyleとは少し異なるサウンドが作り出されている。しかし、バンドサウンドはマニアックになりすぎることはなく、ストレートなパンクスピリットに縁取られている。同曲を聴き、Promise Ring、Jimmy Eat World、Get Up Kidsといった、黄金世代のエモを思い浮かべる人も少なくないと思われる。興味深いのは、曲の後半にはジャングルポップ/パワーポップに近いメロディーが含まれ、甘酸っぱい空気感が漂うことである。

 

アルバムのクローズは、エバーグリーンなパンクソングで締めくくられている。 「Plot Twist」はメロディック・パンク/メロディック・ハードコアの系譜にある。デビューから10年後に、こういった若々しくエネルギッシュなパンクを制作することは簡単なことではない。ジャンルを問わず、バンドを組んだ当初の熱狂性を長い間維持しつづけるのは容易くないものと思われる。


I Love Your Lifestyleの最新作『Summerland(Torpa or Nothing)』は、EPに近いシンプルな構成を擁しているため聞きやすい。同時に、パンクバンドとしてのパッションやパトスを捉えられる。曲構成はコンパクトなサウンドを重視しているが、その反面、バンドとしてはスケールの大きさを感じる。何よりパンクロックの純粋な楽しさが凝視されているのが本当に素晴らしい点だ。

 

 

82/100

 

 

The Offspring

カルフォルニア/オレンジ・カウンティのメロディックパンクバンド、Offspring(オフスプリング)がニューシングル「Light It Up」をリリースした。この曲は、コンコード・レコードから2024年10月11日にリリース予定のアルバム『SUPERCHARGED』に収録される。メタリカの『Ride The Lightning』を意識したようなアルバムのアートワーク/タイトルがとてもユニークだ。


オフスプリングのパンクは、現代のTurnstileのようなバンドに比べると、先鋭的とは言えないかもしれないが、むしろその直情的なパンク性、ストレートな表現に魅力があると思う。2000年代のメロディックパンクをリードしたバンドの新作は、旧来のバンドのファンの期待を裏切ることはないだろう。いや、むしろあらためてオフスプリングのことを見直すかもしれない。

 

「Light It Up」は、彼らの代名詞である疾走感のあるテンポとシャウトするようなメロディーを持つポップ・パンクである。メロディック・パンクのパイオニアであったザ・オフスプリングの初期に戻ったような熱狂的なナンバー。ヴォーカルのデクスター・ホランドは、この曲で、「背中にロケットを背負っている」と歌い、「良い人であることにうんざりしている」と主張し、バンドは曲の爆発的なクライマックスに達するにつれ、エネルギー・レベルを高めていく。

 

デクスター・ホランドは、世の中の綺麗事や見えすいた偽り、そして上辺だけの虚栄心をなによりも嫌っているようだ。彼は声明の中で、「ライト・イット・アップ」を「全速前進のジャガーノート」と見なしている。


「この曲の登場人物はうんざりしている。彼は戦う準備ができている。そして、私の周りにも、そのような雰囲気が漂っている。子供の頃、私の好きな曲のいくつかはパンク・バンドのものだった。それはそれでいいんだ! そういう感情を持ち、それを表現することは、ネガティブなことではなかった。」


「『Light It Up』もそんな雰囲気だと思う。あなたはとてもうんざりしていて、でも何かやりたいと思っている。それは、私がパンクロックについて常に愛してきたことのひとつだ。パンク・ロックは常に、自分の攻撃性を吐き出すためのものだったし、それは今でも同じだと思う。僕は今でもそういう曲を書くのが大好きなんだ」


『SUPERCHARGED』はオフスプリングの11枚目のアルバムで、10月11日に発売される。彼らは6月上旬に新譜の発表と同時に、パワーポップ/ジャングル・ポップ調のシングル「Make It All Right」を発表している。

 

一方、オフスプリングの2024年ツアー・スケジュールには、Riot Fest、Louder Than Lifeなど、主要なパンク・フェスティバルへの出演がのこされている。以下からニューシングルをチェックしてみよう。



「Light It Up」

 

Origami Angel

Gamiの愛称で知られるOrigami Angel(オリガミ・エンジェル)は、ワシントンDCのパンクバンドで、ギタリスト/ボーカルのライランド・ヒーギー、ドラマー、パット・ドハーティによるパンクユニット。今年、来日公演を新宿ACBで行った。軽快でドライブ感のあるエモ/ポップパンクの次世代を担う存在といえそうだ。

 

続いて、オリガミ・エンジェルは新作アルバム『Feeling Not Found』のリリースを発表した。9月27日にCounter Intuitive Recordsからリリースされる。アルバムは、00年代初頭のWindowsを思わせるバンドのレトロな新ウェブサイト”feelingnotfound.com”から予約できる。バンドは2曲の先行曲「Dirty Mirror Selfie」「Dirty Mirror Selfie」を一つのビデオクリップにまとめて公開した。


「Dirty Mirror Selfie」は、メタルコアのソリッドなリフで始まるが、それは単なる誘いにすぎない。その後にはオリガミエンジェルのトレードマークである陽気で清涼感のあるエモポップバンガーへと傾れ込む。しかし、最終的にはメタルコアとポップ・パンクの間を変幻自在に行き来する。

 

「Where Blue Light Blooms」は、クリアでマッタリとしたジャジーなフレーズから始まり、エモポップバンガーに変わり、ソリッドな質感を持つクールなギターソロが加わる。曲とミュージックビデオ(パート1はBritain Weyant監督、パート2はKay Dargen監督)は以下をチェックしてみよう。


オリガミ・エンジェルは今後、Arm's Length、Macseal、Forestsのサポートによるヘッドライナー・ツアーも発表している。ツアーは10月にナッシュビルでスタートし、11月24日にニューヨークのウェブスター・ホールで終了する。

 

 

「Dirty Mirror Selfie」/「Dirty Mirror Selfie」



Origami Angel 『Feeling Not Found』



Tracklist:

 

1. Lost Signal

2. Dirty Mirror Selfie

3. Where Blue Light Blooms

4. Viral

5. Underneath My Skin

6. Wretched Trajectory

7. AP Revisionist History

8. Living Proof

9. Fruit Wine

10. Sixth Cents (Get It?)

11. Secondgradefoofight

12. HM07 Waterfall

13. Higher Road

14. Feeling Not Found