ラベル Reissues の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Reissues の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

 

 

バーモント州最高峰のGreg Freeman(グレッグ・フリーマン)は、デビューアルバムのリイシューを発表した。最近、シンガーソングライターはCanvasback/ Transgressive Recordsと契約したばかり。高い評価を得た彼のデビューアルバムが、2曲のボーナス・トラックを加えて再発売される。

 

2025年1月17日には、初のレコード盤もリリース。  この再発盤には、マース・レモンとのスペシャル・コラボレーションを含む「Long Distance Driver (Acoustic)」が新たに収録されている。

 

この曲についてグレッグは、「この曲を書いたのは数年前、世界が恐ろしく不確かな時代に突入し、希望が儚く、とても遠くに感じられた時だった。  この曲は、そのような世界でつながりを見出したいということを歌っている。  

 

「ある意味、この時点で私には古い曲のように感じられるが、不確かな場所は、この曲を書いたときよりもさらに顕著に感じられる。  アコースティック・バージョンは、よりまばらになっている。  サックスの代わりにハーモニカが入っている。  ドラムもない。  高音パートはマース、低音パートは私。  レコーディングではコンサーティーナも吹いている。  友人のネイト・キャンピージがピッツバーグのミスター・スモールズ・スタジオ(ビデオもここでレコーディングした)でレコーディングした。  昔は古い教会だったんだ」

 

さらに、レコード・リリース限定の最後のボーナス・トラックは、「サウンド・テスト、スクラップ、リスト」と題された魅惑的な音楽のコラージュで、この傑作デビュー作の制作中に集められた音、曲、断片を織り交ぜている。

 

2022年にリリースされた「I Looked Out」は、UPROXXのスティーヴン・ハイデンが「2023年に発見した2022年のお気に入りのアルバム」と評し、Paste Magazineが「2020年代のベストデビューアルバム 25」に選出するなど、著名な批評家から賞賛を集めている。   

 

フリーマンは、1月15日に彼のノイジーなアート・ロック・アメリカーナを初めて英国で披露する。ザ・ライン・オブ・ベスト・フィットが毎年行っているファイブ・デイ・フォーキャストのライヴに抜擢されたのだ。リチャード・トンプソンやエルヴィス・コステロから影響を受けたというフリーマンの音楽は、アメリカやイギリスの民俗的な伝統や物語に魅了され、アメリカーナとイギリス的なソングライティングの伝統をうまく融合させている。

 

グレッグ・フリーマンは現在、2025年リリース予定のセカンド・アルバムに取り組んでいる。



『I Looked Out』- Reissue



Tracklist:

1.Horns

2.Right Before the Last Waves Took Vestris

3.Long Distance Driver

4.Colorado

5.Come and Change My Body

6.Connect To Host

7.Tower

8.I’ll See You In My Mind

9.Souvenir Heart

10.Palms

11.Long Distance Driver Acoustic (feat. Merce Lemon) *digital only*

12.Sound Tests, Scraps, Lists


Pre-order: https://transgressive.lnk.to/gfilookedout  (日本国内では各レコード店舗でご購入下さい)

Matthew Herbert

Matthew Herbert(マシュー・ハーバート)がロンドン・コンテンポラリー・オーケストラとともに昨年リリースした『The Horse』のスペシャル・エディションが11/29に自身のAccidental Recordsよりリリース。下記より収録曲「The Horse Is Put To Work」をチェックしてみてください。


全編で馬の音を用いて作り、Shabaka HutchingsやTheon Cross、Evan Parkerら豪華ゲストの参加も大きな話題となった本作は、先頃英国の優れた作曲家に送られるアイヴァーズ・クラシック賞においてベスト・ラージ・アンサンブル作曲賞を受賞するなど高い評価を得ています。


今回リリースされるスペシャル・エディションには14の未発表リミックスとボーナストラックが含まれており、リミキサーには、Osunlade、Robag Wruhme、Richard Skelton、Gazelle Twinなど多彩な面々が参加、aus(11月29日にニューアルバム『Fluctor』をリリース)によるリミックスも2曲収録されています。



「The Horse Is Put To Work」



Matthew Herbert 『The Horse』 Special Edition




タイトル:The Horse Special Edition

アーティスト:Matthew Herbert x London Contemporary Orchestra

発売日:2024年11月29日

レーベル:accidental


tracklist:

1. The Horse's Bones Are In A Cave

2. The Horse's Hair And Skin Are Stretched

3. The Horse's Bones And Flutes

4. The Horse's Pelvis Is A Lyre (feat. Jali Bakary) 

5. The Horse Is Prepared

6. The Horse Is Quiet by Chris Friel

7. The Horse Is Submerged (feat. Evan Parker)

8. The Horse Is Put To Work by Ross Stringer

9. The Rider (Not The Horse)

10. The Truck That Follows The Horses

11. The Horse's Winnings 

12. The Horse Has A Voice (feat. Theon Cross) 

13. The Horse Remembers 

14. The Horse Is Close 

15. The Horse Is Here (feat. Danilo Pérez)


Remixes & Versions:

16. The Horse Is Here (Momoko Gill Remix)

17. The Horse Is Put To Work (Yoruba Soul Mix)

18. The Rider (Not The Horse) Robag Wruhme's Arada Samoll Rehand

19. The Horse's Winnings (Gazelle Twin Remix)

20. The Horse Is Not Quiet (aus UMA Remix)

21. The Horse Is Quiet Cause Sleep (aus Reprise)

22. The Rider (Film Version) by Sebastian Lelio

23. The Horse's Pelvis Is A Lyre (Nyokabi Kariũki Remix) 

24. The Horse's Winnings (Orchestral Version) 

25. The Horse Is Mechanised 

26. The Horse In Agriculture 

27. The Horse Is Put To Work (Osunlade's Gallop Mix) 

28. The Horse Is Prepared (Richard Skelton Remix) 

29. The Horse's Winnings (Percussion Version)

 

 

Matthew Herbert:

 

マシュー・ハーバート(Matthew Herbert ) は、イギリスの電子音楽作曲家、DJである。 BBCの録音技師を務めた父のもとに生まれ、幼い頃からピアノとヴァイオリンを学ぶ。

 

エクセター大学に在学し、演劇を専攻した後、1995年にウィッシュマウンテン(Wishmountain)名義にて音楽活動を開始する。以降、ハーバート(Herbert)、ドクター・ロキット(Doctor Rockit)、レディオボーイ(Radioboy)、本名のマシュー・ハーバート(Matthew Herbert)など様々な名義を使い分けている。 

 

その作風はミュジーク・コンクレートに大きな影響を受けている。アルバム『Around the House』では洗濯機やトースター、歯ブラシといった日常音を採集し、独自のディープハウスを展開。また政治色の強いレディオボーイでは、グローバリズムに抗議し、マクドナルドやGAPの商品を破壊した音をサンプリングし、即興的にビートを構築するといったパフォーマンスを行う。 

 

2000年には「Personal Contract for the Composition Of Music (PCCOM)」をマニフェストとして掲げ、サンプルの剽窃行為が横行する今日の音楽制作の状況を痛烈に批判し、音楽の権利を保護する運動を率先している。 2005年には、Akeboshiのメジャーデビューアルバム『Akeboshi』にて、ハーバートの楽曲「The Audience」がカバーされた。 2006年2月、ネットワーク上の国家、Country Xを立ち上げる。

 

©Daniel Topete


シカゴのFrikoは、デビューアルバム『Where we've been, Where we go from here』のデラックス・エディションを発表した。ATOから11月22日にリリースされ、スタジオ・アウトテイクのデモ曲、ライヴ音源、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの「When You Sleep」のカヴァー、新曲「If I Am」を含む11曲のボーナス・トラックが収録されている。試聴は以下から。


「If I Am」は、この拡大版に収録されている他の新曲とともに、2019年まで遡ることができる」とフリコは説明した。「シカゴのDIYや小さなクラブでのライヴで最初に演奏した曲のいくつかだ。レコードのために曲を書いた後、置き去りにされたようなものだったけれど、バンドとして最初に書いた曲の一部だったから、日の目を見ることができてとても嬉しく思っています」



Friko 『Where we’ve been, Where we go from here  (Expanded Edition)

 

Label: ATO

Release: 2024年11月22日

 

Tracklist:


1. Where We’ve Been

2. Crimson to Chrome

3. Crashing Through

4. For Ella

5. Chemical

6. Statues

7. Until I’m With You Again

8. Get Numb To It!

9. Cardinal

10. I Could

11. If I Am

12. Love You Lightly

13. Pride Trials

14. Sliip Away

15. Where We’ve Been (Live In Chicago at Metro 3/1/24)

16. Statues (Live In Chicago at Metro 3/1/24)

17. Cardinal (Live In Chicago at Metro 3/1/24)

18. Get Numb To It! (Demo Version)

19. Repeat Yourself (Demo Version)

20. When You Sleep

 

Pre-order : https://atorecords-ffm.com/wwbexpanded

 

 

 

 

■Friko 

 

シカゴのインディー・ロックの系譜に欠かせない存在であるフリコは、歌を集団のカタルシスへと変える。ロラパルーザ、フジロック、ロイエル・オーティスとのアメリカ・ツアーなど、世界中のステージでエネルギッシュなライブを披露してきたフリコは、「Where we've been, Where we go from here」のエクスパンデッド・エディションのリリースを準備している。この新バージョンは、未発表トラック、デモ、ライブ録音、カヴァーを通して、バンドの音楽的DNAにある音の複雑さと原始的なロックをさらに探求している。



「フリコは、彼ら独自のトーンを打ち出している。このアルバムの高揚した感情を支えるソングライティングの才能で、Frikoは彼らの影響の総和をはるかに超えるデビュー作を成功させた。」-Consequence

Peggy Gou

 

ドイツのプロデューサー、DJ、アーティストのPeggy Gou(ペギーグー)が、デビュー・アルバム『I Hear You』の拡張版をXLからリリースした。デビューアルバムとはいえ、すでに八年目の作品であるため、さすがのクオリティだった。本作にはオリジナル曲と合わせて、リミックスやエディットバージョンの楽曲が収録。今年、グーはフジロック・フェスティバルにも出演した。

 

『I Hear You - Bonus Tracks Edition』は、Koreless、Jex Opolis、そして彼女のシングル「(It Goes Like) Nanana」の 「Nanadub 」バージョンのリミックスに加え、彼女の個人的なお気に入りプロデューサー2人による限定リミックスを収録。


韓国人アーティスト(Gudu Recordsの卒業生)Mogwaaは「Lobster Telephone」を、アイルランド出身でベルリンを拠点に活動するプロデューサーSprayは「1+1=11」をリミックスしている。

 





Interpol


Interpol(インターポール)のセカンドアルバム『Antics』は今週金曜日(9/27)で20周年を迎える。これを記念し、20周年エディションが発売される。

 

Interpolのメンバーはイギリス出身だが、ニューヨーク大学在学中に結成された。いわば、イギリスとアメリカの気風が混在する、どのシーンにも属さないバンドだ。

 

インターポールは、アークティック・モンキーズとほとんど同時期に登場したが、ゴシックパンク的な音楽性は、2000年代当時にデビューしたロックバンドの中でもかなり異彩を放っていた。いわばインターポールの存在は、20年後のポストパンクの流行を先取りするものだった。

 

デビューから20数年を経てリマスターされたオリジナルアルバムに加え、『Antics』拡張版には、2005年9月22日にメキシコ・シティの「パラシオ・デ・ロス・デポルテス」で行われたインターポールのライヴ音源が収録される。LP3枚組には、30ページのフォトブックも付属する。パラシオ・デ・ロス・デポルテスでのライヴから「Slow Hands」を演奏する様子は以下から。


インターポールは今年、12月3日、4日のニューヨークのブルックリン・スティールでの2夜を含む、ヨーロッパ、イギリス、アメリカで『Antics』をフルで演奏する。そろそろ単独来日公演を期待したい。

 


「Slow Hands」
 

 

 

 


Interpol 『ANTICS』

1. Next Exit

2. Evil

3. Narc

4. Take You on a Cruise

5. Slow Hands

6. Not Even Jail

7. Public Pervert

8. C’mere

9. Length of Love

10. A Time to Be Small

11. Direction (Digital-only, not included in 3xLP box)



INTERPOL LIVE @ PALACIO DE LOS DEPORTES 2005 

 

1. Next Exit

2. Say Hello to the Angels

3. Narc

4. A Time to Be Small

5. Slow Hands

6. Public Pervert

7. Not Even Jail

8. Leif Erikson

9. Evil

10. Obstacle 1

11. Take You on a Cruise

12. PDA

13. NYC

14. Stella Was a Diver and She Was Always Down

15. Roland

 


 『The Antics: 20th Anniversary Edition』は、アルバム、30ページのフォトブック、そして2005年に行われたインターポールの伝説的なPalacio de los Deportesコンサートの完全録音を収録した3xLPボックス・セット。ボックスの予約は本日より開始され、11月14日に締め切られる。配送は2025年初頭を予定している。



 2004年にリリースされた『アンティクス』は、彼らの世代で最も影響力のあるバンドのひとつとしてのインターポールの地位を確固たるものにした。このアルバムのダークでアトモスフェリックなサウンドスケープとフロントマン、ポール・バンクスの特徴的なヴォーカルは、「Slow Hands」、「Evil」、「C'mere」といった象徴的な楽曲を生み出し、「Antics」は世界中のファンの共感を呼び続け、モダン・クラシックとしての地位を確固たるものにしている。


 ニューヨークで結成されたインターポールは、ポスト・パンク、シューゲイザー、ダーク・ウェーブの影響を独自にブレンドし、瞬く間に頭角を現した。デビュー・アルバム『ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ』は批評的にも商業的にも大成功を収め、オルタナティヴ・ミュージックにおける一大勢力としての地位を確立した。2022年7月にリリースされた『The Other Side of Make-Believe』を含む7枚のスタジオ・アルバムをリリースし、高い評価を得ている。

TV On The Radio


数年間活動を休止していたTV On The Radioが、デビュー・アルバム『Desperate Youth, Bloodthirsty Babes』の20周年記念リイシューと5年ぶりのライヴを発表した。

 

再発盤には5曲のボーナス・トラックが収録されており、そのうちの1曲、"Final Fantasy "を公開した。Desperate Youth, Bloodthirsty Babes (20th Anniversary Edition)は11月15日にTouch & Goからリリースされる。ボーナス・トラックと再発盤のトラックリスト、ライヴの詳細は以下をチェック。


TV On The Radioは2019年以来のライヴを発表しており、11月下旬から12月上旬にかけてニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンでレジデンスを行う。これらのライヴのラインナップは、ツンデ・アデビンペ、カイプ・マローン、ジャリール・バントンで、この3人が新しいプレス写真に写っている。プレスリリースによると、「創立メンバーのデイヴ・シテックはライブに参加できない」とのことだが、欠席についての詳細は明かされていない。


「Final Fantasy」は、Desperate Youth, Bloodthirsty Babesの曲 "Bomb Yourself "の初期のデモである。バンドのラスト・アルバム『Seeds』は10年前の2014年に発表された。




『Desperate Youth, Bloodthirsty Babes』20th Anniversary Edition

 


 Tracklist:


1. The Wrong Way

2. Dreams

3. King Eternal

4. Ambulance

5. Poppy

6. Don’t Love You

7. Bomb Yourself

8. Wear You Out

9. Staring At The Sun

10. You Could Be Love

11. Staring At The Sun (Demo)*

12. New Health Rock (single)*

13. Modern Romance (from the “New Health Rock” single)*

14. Final Fantasy (2004 recording)*

15. Dry Drunk Emperor (2005 recording)*


*bonus tracks


TV on the Radio Tour Dates:


November 25 - New York, N.Y. @ Webster Hall

November 26 - New York, N.Y. @ Webster Hall

November 29 - New York, N.Y. @ Webster Hall

November 30 - New York, N.Y. @ Webster Hall

December 4 - Los Angeles @ El Rey Theatre

December 5 - Los Angeles @ El Rey Theatre

December 7 - Los Angeles @ El Rey Theatre

December 10 - London, UK @ Islington Assembly Hall

December 11 - London, UK @ Islington Assembly Hall

December 12 - London, UK @ Islington Assembly Hall


 

 

こちらの記事もおすすめ:シカゴ発 インディーレーベル 「TOUCH&GO」 歴代の選りすぐりの名盤をピックアップ!!

 



スリーター・キニーは、1月にリリースした最新アルバム『Little Rope』のデラックス・エディションを発表した。

 

『Little Rope (Deluxe)』は10月4日にLoma Vistaからリリースされる。本日、バンドは新曲「Here Today」と、活動家アート集団「In Decline」が制作したビデオを公開した。(ニューシングルのプリセーブはこちら)以下からチェックしてほしい。


「この曲はリトル・ロープのセッションでレコーディングした曲です。この曲は、私たちが地球上で過ごす短い時間、そしてその意味をどこに見出すかについて歌った切実な曲です」とバンドはプレスリリースで語っている。


Here Today」に加え、拡張アルバムには新曲「This Time」と「Nothing to Lose」が収録される。また、オリジナルのトラックリストにある曲のライヴ・ヴァージョンと合わせて追加ヴァージョンも収録されている。

 

 

「Here Today」

 

Sean Ono Lennon
Sean Ono Lennon

Sean Ono Lennen(ショーン・オノ・レノン)が、父ジョン・レノンの楽曲「マインド・ゲーム」のメディテーション・ミックスをリリースすると発表した。『Mind Games - The Meditation Mixes』は10月4日にCapitol/UMeからリリースされる。日本盤は10月11日に発売される。

 

ジョン・レノンが1973年に発表した平和と愛のアンセム「マインド・ゲーム」のメディテーション・ミックス9曲を、意識を拡張する写真アプリ「ルーメネイト」を通じて今年初めに独占リリースしたのに続き、ショーン・オノ・レノンがプロデュースした「マインド・ゲーム - メディテーション・ミックス」が、デジタル配信と限定盤3枚組LPとして同時にリリースされる。


ショーン・オノ・レノンは、「瞑想は究極のマインド・ゲームだと言えるかもしれない。これらの非常に抽象的な解釈は、あなたの "内なる宇宙 "を探求する手助けになることを願っています。UMGがヴァイナル・エディションを作りたいと言った時、私は興奮し、驚いた。マインド・ゲーム・プロジェクトのこの部分は自然発生的に発展し、ちょうどいい量の良い波動と妖精の粉が振りかけられたように感じる。(効果は異なるかもしれません)」

 

 

 『マインド・ゲームス:メディテーション・ミックス』は、ジョン・レノンの見すごされ、過小評価されてきた1973年のアルバム『マインド・ゲームス』を深く掘り下げた決定版、高い評価を得た『マインド・ゲームス』アルティメイト・コレクションに引きつづいてリリースされる。

 

《アルティメイト・コレクション》は7月にデジタル、アナログ盤、CD、2種類の豪華なボックス・セットとしてリリース。《スタンダード・デラックス・エディション》と、美術品であり、タイム・カプセルであり、パズルでもある《スーパー・デラックス・エディション》です。

 

このコレクションは、とりわけ、オリジナル・アルバムのすばらしいニュー・リミックスによって絶賛を浴びてきた。ショーン・オノ・レノンがプロデュースし、グラミーを3度受賞したミキサー/エンジニアのポール・ヒックスがミキシングを手がけたこのリミックスは、音質を向上させるとともに、ジョンのヴォーカルを前面に押し出しています。

 

「ローリングストーン」誌は、4つ星をつけたレコード評で、「ここでのスターは、個々の曲をより幅広いステレオのスペクトルで再構成した〝アルティメイト・ミックス〟で、ジョンのフィル・スペクターに対するこだわりを、効果的に解きほぐしている……以前のミックスは、スペクターの音の壁がじょじょに迫っているような、閉所恐怖症的で、金属的な仕上がりだった……。

 

新しいミックスはレノンの声と歌詞を強調し、曲にしばしば新たな深みを持たせている」と分析し、かたや「ゴールドマイン」誌は、次のように絶賛している。「音質的にはこれまでの再発をすべて霞ませてしまう。新しいアルティメイト・ミックスには明瞭さとより大きな深みがあり、まるで別のレコードを聴いているようだ。オリジナル・ミックスの濁った音とは雲泥の差がある……この過小評価されてきたアルバムの名誉を回復する、歓迎すべきアップグレードだ」

 

ショーン・オノ・レノンの『Mind Games - The Meditation Mixes』のご購入についてはこちらを参照。

 

 

 

Sean Ono Lennen(ショーン・オノ・レノン) 『Mind Games - The Meditation Mixes』

 

 

■国内盤

3LP<直輸入盤仕様/完全生産限定盤> 
UIJY-75284/6
価格:17,600円税込

●180gクリア・ヴィニール
●3面見開きの鏡面仕上げジャケット仕様

<日本盤のみ>
英文説明及びフプレスリリース翻訳付/歌詞対訳付
日本盤LP帯の意匠をモチーフにした巻き帯付き

<収録曲>


3LP


LP1

 
SIDE A
1. マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – マインド
2. マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – マジック

SIDE B
1. マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – スペース
2. マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – シード
3. マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – イエス

LP2

 
SIDE A
1. マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – スピリット
2. マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – ラヴ

SIDE B
1.マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – サレンダー

LP3


SIDE A
1. マインド・ゲームス・メディテーション・ミックス – ピース

SIDE B


マントラ1
マントラ2
マントラ3
マントラ4
マントラ5
マントラ6
マントラ7
マントラ8
マントラ9

Oasis
©︎Kevin Cummins


オアシスは、1994年の象徴的なデビュー・アルバム「Definitely Maybe」の30周年を記念して、全く新しいフォーマットでアルバムをリイシューする。今回、ノエルではなくリアム・ギャラガーが歌ったファンの人気曲「Sad Song」のレア音源を公開した。


「Sad Song (Mauldeth Road West Demo, Nov '92)」は、「Definitely Maybe」30周年記念デラックス・エディション(8月30日にBig Brother Recordingsからリリース)から公開される3曲目のトラックだ。


このリイシューには、Monnow Valley Studiosでのオリジナル・レコーディング・セッションのトラック(洗練されすぎているとバンドが感じたため破棄された)と、コーンウォールのSawmills Studiosでレコーディングされた、リリースされたアルバムのアウトテイクが収録される。


オアシスの新ヴァージョン(厳密には旧ヴァージョン)の「Sad Song」のリリック・ビデオは以下からチェックできる。


 

The Get Up Kids
The Get Up Kids


The Get Up Kids(ザ・ゲット・アップ・キッズ)は先日、彼らの代表的アルバム『Something to Write Home About』の25周年記念リイシューを発表した。Promise Ring,Jimmy Eat World、Sunny Day Real Estate、Mineralと並び、最初期のエモシーンをリードしたロックバンドの傑作の再編集盤が登場します。


本日、彼らは『サムシング・トゥ・ライト・ホーム・アバウト』の25周年記念リイシューに収録される愛すべき楽曲「Ten Minutes」のミュージック・ビデオと同曲のデモ音源を初公開した。このミュージック・ビデオは貴重なアーカイヴ映像で構成され、バンドの長年の友人であるジョシュ・バーワンガーが監督を務めた。


カンザス・シティのThe Get Up Kids(ザ・ゲット・アップ・キッズ)は、マット・プライアー(ギター、ヴォーカル)、ジム・スープティック(ギター、ヴォーカル)、ロブ・ポープ(ベース)、ライアン・ポープ(ドラム)、ダスティン・キンゼイ(キー)で構成されている。


この曲について、ギター/ボーカルを務めるJim Supticはプレスリリースでこのように語っている。ジム・スプティックの発言から、若さに対する煩悶という重要なテーマが浮かび上がってくる。

 

「”Ten Minutes”のオープニングのギター・リフを書いた時、インスピレーションを受けたのは、Superdragの”Do the Vampire”という曲だった。聴けば、一目瞭然だろうね」

 

「彼らのアルバム『Head Trip in Every Key』は、『Something to Write Home About』を書いているときにヘビーローテーションしていた。この曲をあらためて聴き返して、新しいビデオを見てみると、私たちが”いかに若かったか”ということが先んじて印象に残る。何人かは、文字通りティーンエイジャーだったわけだし。特に、私のボーカルは、今の私とはまるで別人のように聞こえることがあるんだ。とはいえ、だからこそ、このアルバムは多くの人とつながることができたのかもしれないね。私たちは、誰もがその年齢で悩むことについて歌っていたのだった。つまり、『サムシング・トゥ・ライト・ホーム・アバウト』の核心は、青春の記録でもあったんだ」

 

「Ten Minutes」
 

 

 「Ten Minutes(Demo)」  

  


The Get Up Kids 『Something to Write Home About』(20th Anniversary Edition)』- Reissue




Label: Polyvinyl

Release: 2024年8月23日(Digital)/ 2024年9月20日(Physical)



Tracklist:


1 Holiday (Remastered 2024)
2 Action & Action (Remastered 2024)
3 Valentine (Remastered 2024)
4 Red Letter Day (Remastered 2024)
5 Out of Reach (Remastered 2024)
6 Ten Minutes (Remastered 2024)
7 The Company Dime (Remastered 2024)
8 My Apology (Remastered 2024)
9 I'm a Loner Dottie, a Rebel (Remastered 2024)
10 Long Goodnight (Remastered 2024)
11 Close to Home (Remastered 2024)
12 I'll Catch You (Remastered 2024)
13 One Year Later (Demo)
14 Close to Home (Demo)
15 Out of Reach (Demo)
16 Holiday (Demo)
17 Valentine (Demo)
18 My Apology (Demo)
19 Red Letter Day (Demo)
20 Ten Minutes (Demo)
21 Central Standard Time (Four Track Demo)
22 Long Goodnight (Four Track Demo)
23 The Company Dime (Four Track Demo)
24 I'll Catch You (Four Track Demo) 


Pre-order(海外盤の予約):   https://thegetupkids.ffm.to/stwha-25

 

 

制作背景:



レコードには、私たちを遠い昔の場所に連れ戻す力がある。ザ・ゲット・アップ・キッズの代表的な2ndアルバム『サムシング・トゥ・ライト・ホーム・アバウト』は、今年25周年を迎えるにあたって、デラックス・リマスター・エディションがリリースされる。



ザ・ゲット・アップ・キッズの中心メンバー4人にとって、このアルバムはロサンゼルスのシルバーレイク地区にあるマッド・ハッター・スタジオへと彼らをいざなう。「レコーディングしたスタジオの音が聞こえてくるようだ」とベーシストのロバート・ポープは言う。「その多くは環境だった」

 


1997年のデビュー作『Four Minute Mile』は、わずかな予算でシカゴの週末を利用してレコーディングされた。「世の中にいるメジャー・レーベルのA&Rのほとんど全員と交渉をしました」とポープは言う。「彼らは僕らのバンドに変な期待を寄せていたけど、僕らはメジャー・レーベルよりも少し高い場所を目指していたんだと思うよ」



マッド・ハッターでのゲット・アップ・キッズの目標は、『Four Minute Mile』が内包していたリレーションシップとエネルギーを失うことなく、ファースト・アルバムのソングライティングとサウンドのクオリティを超えることだった。「私たちのファースト・アルバムは、そのままのものである」


『サムシング・トゥ・ライト・ホーム・アバウト』は、アグレッシブなものから繊細なものまで、曲によって、時には曲の中でさえも変化するバンドの音楽性の成長をとらえている。ジェームス・デュースによるキーボードの質感をフィーチャーし、剥き出しのパンクを超えようとするバンドの野望を実現した。

 

「このレコードは、実際よりも大きく、高価に聞こえることがある」とギター/ボーカルのマット・プライアーは言う。「これは、バンドとしての私たちの能力と、プロデューサーとしてのブリンマンの能力の両方の証だと思う」


さらに、ドラマー、ライアン・ポープは、ソングライティングとアレンジメントにおける "小さな魔法のような瞬間 "について振り返っている。「それはとても自然なことだった」と彼は言う。「クールなことの多くは、考え過ぎないことで起こるものだ」



バンドがスタジオにこもってからわずか数ヵ月後にリリースされた『Something to Write Home About』は、コマーシャル・ロック、ポスト・グランジ、ニュー・メタルに支配されたロック界に登場した。リード・ギタリストのジム・スプティックは言う。「しかし、惜しむらくは、あのスタイルの音楽はメインストリームではなかったらしい」

 

しかし、後世のミュージックシーンに対する影響は計り知れないものがある。『サムシング・トゥ・ライト・ホーム・アバウト』は、ジミー・イート・ワールドの『クラリティ』やプロミス・リングの『ヴェリー・エマージェンシー』といった1999年にリリースされた作品とともに、新世紀におけるこのジャンルの爆発的なヒットを導く、ポップで広がりのあるエモの規範を確固たるものにし、フォール・アウト・ボーイやマイ・ケミカル・ロマンスといったプラチナ・セールスを記録したバンドや、エモのリヴァイヴァル・アクトに次々とインスピレーションを与えることになった。もちろん、のちのスクリーモも彼らのサウンドがなければ生み出されなかったかも知れない。



2024年リイシューのために、オリジナル・アルバムのトラックはスターリング・サウンドのジョー・ラポルタによってリマスタリングされ、パッケージには拡張アートワークと、プライアーによる4トラックのアコースティック録音を含むアルバム1枚分のデモが収録されている。「サムシング・トゥ・ライト・ホーム・アバウト」の曲の頑丈さ、つまり、何百回ものライブでテストされたトラックリストが明らかになった。

 

このデモは、アルバムのオープニングを飾る「Holiday」のように、歌詞の重要な変更や、録音時に放棄された楽器のアイデアも明らかにしている。「今聴くと、とても面白い。きっと私のセンスが勝ったんだろうね」 


ゲット・アップ・キッズにとって、これらのデモは完成したアルバムと同じように、カンザス・シティのダウンタウンや、月額100ドルで彼らの練習場となった5階建ての退役したROTC訓練施設にワープさせるようなトランスポート性を持っている。「そう。あのデモを聴くと、あのリハーサル・ルームにすぐに戻れるような気がする」とロブ・ポープは昨日のことのように回想する。


『サムシング・トゥ・ライト・ホーム・アバウト』の決定版に収録されている初期の草稿とリマスターされたトラックリストの双方において、長年の彼らのファンは、馴染み深く形成された場所に戻り、最初にこの傑作を聴いたときと同じように鮮明な瞬間、そして感動を数多く再発見するかもしれない。- Polyvinyl

 

Green Day
Green Day

パンクファン歓喜の一枚が登場。グラミー賞受賞アルバム『American Idiot』の今年20歳の誕生日を記念して、グリーン・デイは『アメリカン・イディオット 20周年記念デラックス・エディション』を発表した。


この限定スーパー・デラックス・ボックス・セットには、オリジナル・アルバムに加え、15曲の未発表アメリカン・イディオット・デモ、9曲の未発表ライブ音源(クイーンの「We Are The Champions」のカヴァーを含む)で締めくくられたニューヨークのアーヴィング・プラザで録音された15曲の2004年コンサート、そして、B面曲やボーナス・トラックとしてのみ入手可能だった14曲など、多数の重要な特典が収録されている。


さらに、映画『Heart Like A Hand Grenade』、BBCの2枚のブルーレイディスクも収録されている:トップ・オブ・ザ・ポップス "ミニ・ギグ"』と『ラテ・ウィズ・ジュールス・ホランド』、そして最後に110分の新ドキュメンタリー『アメリカン・イディオットの20年』が収録されている。ロブ・カヴァロとローリング・ストーンのデイヴィッド・フリックによる新しいライナーノーツがパッケージを完成させた。


「Holiday/Boulevard of Broken Dreams (Demo)」の未発表デモ、ファン待望のB面「Favorite Son」、「Minority (Live from Irving Plaza)」の3曲は現在ストリーミングで試聴可能。


2004年の夏、グリーン・デイはロブ・カヴァロと共にスタジオに入り、先の見えない『アメリカン・イディオット』を制作した。彼らは大胆で、反抗的で、当時の国の状況にストレスを感じていた...。このレコードを作ったとき、2,300万枚の売り上げ、6倍のプラチナム、複数のグラミー賞、ブロードウェイ・ミュージカルなど、これから起こるであろう衝撃を予測することはできなかった」

 



American Idiot (20th Anniversary Deluxe Edition) 




Tracklist:


■CD 1 / LP 1 & 2 (original album)

01. American Idiot

02. Jesus of Suburbia

I. Jesus of Suburbia

II. City of the Damned

III. I Don’t Care

IV. Dearly Beloved

V. Tales of Another Broken Home

03. Holiday

04. Boulevard of Broken Dreams

05. Are We the Waiting

06. St. Jimmy

07. Give Me Novacaine

08. She’s A Rebel

09. Extraordinary Girl

10. Letterbomb

11. Wake Me Up When September Ends

12. Homecoming

I. The Death of St. Jimmy

II. East 12th St.

III. Nobody Likes You

IV. Rock and Roll Girlfriend

V. We’re Coming Home Again

13. Whatsername


CD 2 / LP 3 & 4 (B-Sides & Bonus Tracks – previously released)


01. American Idiot (Live)

02. Jesus of Suburbia (Live)

I. Jesus of Suburbia

II. City of the Damned

III. I Don’t Care

IV. Dearly Beloved

V. Tales of Another Broken Home

03. Holiday Live)

04. Are We the Waiting (Live)

05. St. Jimmy (Live)

06. Boulevard of Broken Dreams (Live)

07. Favorite Son

08. Shoplifter

09. Governator

10. Too Much Too Soon

11. Are We the Waiting (Live)

12. St. Jimmy (Live)

13. Give Me Novacaine (Live)

14. Homecoming (Live)


CD 3 / LP 5 & 6 (Demos)


01. American Idiot

02. American Idiot (Alt. Version)

03. Jesus Of Suburbia

04. Holiday/Blvd. Of Broken Dreams

05. Are We We Are/St. Jimmy Opera

06. Novacaine

07. She’s A Rebel

08. Radio Bagdad

09. Cluster Bomb

10. Wake Me Up When September Ends

11. Homecoming (Nobody Likes You)

12. Everyone’s Breaking Down

13. Just Another Year

14. Lowlife

15. What’s Her Name


CD 4 / LP 7 & 8 (Live Irving Plaza, NYC, Sept 21 ’04)


01. American Idiot (Live)

02. Jesus of Suburbia (Live)

03. Holiday (Live)

04. Boulevard of Broken Dreams (Live)

05. Are We the Waiting (Live)

06. St. Jimmy (Live)

07. Give Me Novacaine (Live)

08. She’s A Rebel (Live)

09. Extraordinary Girl (Live)

10. Letterbomb (Live)

11. Wake Me Up When September Ends (Live)

12. Homecoming (Live)

13. Whatsername (Live)

14. Minority (Live)

15. We Are The Champions (Live)


Blu-Ray 1


Heart Like A Hand Grenade


Blu-Ray 2


20 Years of American Idiot (New Documentary)


BBC Live


St. Jimmy (Live)

Give Me Novacaine (Live)

She’s A Rebel (Live)

Welcome To Paradise (Live)

Wake Me Up When September Ends (Live)

Jesus of Suburbia (Live)

American Idiot (Live in Studio)

Boulevard of Broken Dreams (Live in Studio)

 ・柴田聡子が最新アルバムの新ヴァージョン「My Favorite Things」を10月23日にリリース

 

柴田聡子
柴田聡子

 

今年2月に待望の新作アルバム『Your Favorite Things』をリリースした日本のソングライター、柴田聡子。LPバージョンのリリースに続いて、最新作の新ヴァージョンの発売が決定しました。アルバムには、オリジナル曲の再編集(My Favorite Ver.)が収録されている。共同プロデュースは最新アルバムの録音、プロデュースでも参加している岡田拓郎さんが手掛けています。

 

タイトルはすばり「My Favorite Things」。リリース元はAWDR/LR2、発売日は10月23日に予定されています。

 

現在、Tower Records、HMV、Disc Unionを始めとする販売店舗でご予約いただいた方に、5月31日に行われたツアー・ライブの模様を収録したDVDが特典で配布される。特典の詳細については、各ECショップでお問い合わせ下さい。

 

この新ヴァージョンのアルバムの発売に関する、柴田聡子さんの声明は以下の通りです。

 

--先日リリースされたアルバム「Your Favorite Things」をいっしょに作ってくれた岡田拓郎さんから、このアルバムの弾き語り盤も作ったらどうかとアイデアをもらったことが「My Favorite Things」を作るきっかけだった。

 

--自分はこれまで、ひとりの演奏をやまほど繰り返してきたものの、この形態のサウンドへのこだわりも理想も薄く、だから弾き語りのアルバムを作ることにも指針がなくて、あんまり作れる気がしなくて、つねに二の足を踏んできた。ただ、今回は岡田さんもいっしょに取り組んでくれるとのことで、いいものが出来るかもしれないと録音に向かうことができた。

 

--案の定、実力不足やひとりでのアレンジへの考えの不足を実感して、よくこんな感じでやってきたな……と自分の傲慢さ・無神経さにいまさら冷え冷えして現状を直視する時間でもあって、はずかしさやふんばるつらさはあったけれども、この録音があってほんとうによかった。この一枚がなかったら、私はこの先どこまでもぼんやり弾き語りをつづけていただろうと思う。しずかな危機から救い出してくれたというか……。音楽の時間は、どんな形態であってもかんたんであることはなくて、おわることなく考えることがたくさんあると気づくことができて、ほんとうによかった。

 

--岡田さんというものすごい音楽人を迎えて、こんなはじめのはじめみたいなところを見つめ直せたことはとんでもないぜいたくだったと思う。さらに、葛西敏彦さんに初日にマイキングをしてもらった後の録音はすべて岡田さんを中心に、マネジメントの羽山さんと3人で、大きなSSL(編注: 音圧を上げるコンプレッサー、マスタリングソフトのこと)のミキサーと格闘しながらもやりきったこともものすごかった。(私はSSLをなにも理解できないうちに終わった)谷口雄さんには、鍵盤での弾き語りについていちから教えてもらって、録音にも立ち会ってもらって、もう弾ける気がしないと絶望するなか鼓舞してもらって感謝ばかりだった。

 

--みなさま、いっしょに作ってくれて、得難い経験をさせていただいて、ほんとうにありがとうございました!良いアルバムになったと思います。「Your Favorite Things」とともに、こちらもたのしんでもらえたらうれしいです、どうぞよろしくお願いいたします!! --柴田聡子

 

 

 
・柴田聡子「My Favorite Things」


DDCB-12123 | 2024.10.23 Release | 3,000 Yen+Tax
Released by AWDR/LR2

 

収録曲:

01. Movie Light (My Favorite Things Ver.)
02. Synergy (My Favorite Things Ver.)
03. 目の下 / All My Feelings are My Own (My Favorite Things Ver.)
04. うつむき / Look Down (My Favorite Things Ver.)
05. 白い椅子 / Sitting (My Favorite Things Ver.)
06. Kizaki Lake (My Favorite Things Ver.)
07. Side Step (My Favorite Things Ver.)
08. Reebok (My Favorite Things Ver.)
09. 素直 / Selfish (My Favorite Things Ver.)
10. Your Favorite Things (My Favorite Things Ver.)



・柴田聡子   ニューアルバム「My Favorite Things」(一部店舗にて)予約特典施策決定。

 

 
2024年10月23日(水)に発売が決定した柴田聡子「My Favorite Things」を2024年8月05日(月)正午~2024年9月8日(日)の期間中に対象店でご予約お客様に「柴田聡子 Tour 2024 “Your Favorite Things” 追加公演 2024.05.31 [DVD]」を差し上げます。

早期予約購入者特典| 柴田聡子 Tour 2024 “Your Favorite Things” 追加公演 2024.05.31 [DVD] 
           *SPACE SHOWER TVで放送した内容に2曲追加したスペシャルDVD。
対象期間|      2024年8月5日(月) ~ 2024年9月8日(日)各店舗閉店時まで
対象店舗|      TOWER RECORDS/HMV/diskunion/楽天BOOKS/COCONUTS DISK
           詳しくは各店・ECショップにお問い合わせください。
注意事項|      ・2024年9月8日(日)の予約終了時間は各店の閉店時間となり、各ECショップについては同日23:59までとなります。
           ・特典物は商品お受け取り時にお渡しいたします。
           ・早期予約特典の付いていないカートで商品を購入された方は対象外となりますのでお気をつけください。

 



・毎年恒例の弾き語りホールワンマン、今年はアルバム「My Favorite Things」リリースを受けて東京・大阪で開催決定! 

 

「柴田聡子のひとりぼっち’24 〜My Favorite Things〜」


【大阪公演】2024.11.13 [Wed] ABCホール | Open 18:30 / Start 19:00


【東京公演】2024.11.24 [Sun] ヒューリックホール | Open 16:00 / Start 17:00


Ticket | Adv. 5,000 Yen *一般発売日 2024.9.21 [Sat]


オフィシャルサイト先行 | 2024.8.05 [Mon] 12:00〜2024.8.15 [Sun] 23:59 

 

チケット詳細:   https://l-tike.com/shibatasatoko




・柴田 聡子 SATOKO SHIBATA



シンガー・ソングライター/詩人。北海道札幌市出身。武蔵野美術大学卒業、東京藝術大学大学院修了。2010年、大学時代の恩師の一言をきっかけに活動を始める。


2012年、三沢洋紀プロデュース多重録音による1stアルバム『しばたさとこ島』でアルバムデビュー。以来、演劇の祭典、フェスティバル/トーキョー13では1時間に及ぶ独白のような作品『たのもしいむすめ』を発表するなど、歌うことを中心に活動の幅を広げ、2022年、6枚目のオリジナルアルバム『ぼちぼち銀河』をリリース。


2016年には第一詩集『さばーく』を上梓。同年、第5回エルスール財団新人賞<現代詩部門>を受賞。詩やエッセイ、絵本の物語などの寄稿も多数。2023年、足掛け7年にわたる文芸誌『文學界』での連載をまとめたエッセイ集『きれぎれのダイアリー』を上梓。雑誌『ユリイカ』での特集も決定するなど、詩人としても注目を集めている。自身の作品発表以外にも、楽曲提供、映画やドラマへの出演、ミュージックビデオの撮影・編集を含めた完全単独制作など、その表現は形態を選ばない。


2024年2月28日、最新アルバム『Your Favorite Things』をリリースした。

 

©Bradley J. Calder

米国の深夜番組への出演、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)とのデュエットで知られるFather John Misty(ファーザー・ジョン・ミスティ)が『Greatish Hits』を発表した。

 

ジョッシュ・ティルマンは、元々ドラマーとして音楽的なキャリアを出発させたが、後にソロシンガーに転向し、大成功を収めている。バリトンやアルトを中心とする低音域の渋い声質でジャズやポップスを架橋する独特な世界観を緻密に構築し、辛口の音楽評論家をも唸らせるソングライターとしての才質を具備している。Sub Pop/Bella Unionからの最新作は、そのランドマークとなった。ベスト・アルバムは歌手の熱狂的なファンにとって垂涎の的となるだろう。

 

『I Followed My Dreams and My Dreams Said to Crawl』は、Sub Popから8月16日にリリースされる。ベスト盤の最後を飾るのは新曲「I Guess Time Just Makes Fools of Us All」。アルバムのカバーアート(Tragic Sunshine aka Kevin Tongによる)とトラックリストは下記よりご覧下さい。

 

プレスリリースによると、「I Guess Time Just Makes Fools of Us All」は、ファーザー・ジョン・ミスティが2024年後半にリリース予定のニューアルバムに収録されるということで、楽しみに待ちたい。彼の最後のLPは2022年の『Chloë and the Next 20th Century』である。


「I Guess Time Just Makes Fools of Us All」

 

 

 

Father John Misty 『Greatish Hits: I Followed My Dreams and My Dreams Said to Crawl』

Label: Sub Pop/Bella Union

Release: 2024年8月16日


Tracklist:


1. Nancy From Now On

2. Disappointing Diamonds Are The Rarest of Them All

3. Chateau Lobby #4 (in C for Two Virgins)

4. Goodbye Mr. Blue

5. When You’re Smiling And Astride Me

6. Mr. Tillman

7. Things It Would Have Been Helpful to Know Before the Revolution

8. Please Don’t Die

9. I’m Writing a Novel

10. Real Love Baby

11. Buddy’s Rendezvous

12. Total Entertainment Forever

13. Hollywood Forever Cemetery Sings

14. Holy Shit

15. Pure Comedy

16. I Love You, Honeybear

17. I Guess Time Just Makes Fools of Us All

American Football


American Footballのセルフタイトル及びデビューアルバム は、エモの名盤として知られている。今回、シカゴのポリビニールは25周年を記念してリマスターエディション+カバーアルバムを発表した。カバーアルバムにはTortoiseのジョン・マッケンタイア、アイアン&ワインなどが参加している。


Cap N' Jazzの後継バンドであるアメリカン・フットボールのメンバーの学生としてのジレンマ、そしてまたセンチメンタルな側面を表し、そして先行きの不透明な2000年代前後の社会全体の気風を反映していた。このアルバムのアートワークに収められたイリノイ州シカゴの郊外にある家屋のファサードはエモの持つ雰囲気を決定づけた。


しかし、当時はアメリカンフットボールよりも、Braidのようなバンドの方が地元のシーンでは人気が高かった。このファーストアルバムが正当な評価を受けるにはかなり長い時を必要とした。


ーー『American Football』は1999年秋にリリースされた。当時、ポリヴィニールはまだ3年目で、ダーシーと私がダンヴィルの2LDKの家で運営していた。ダーシーと私はマイク、スティーヴ・ホームズ、スティーヴ・ラモスと友人で、アメリカンフットボールは、みんなが大学に通っている間、アーバナの地下室やDIYショー・シーンで演奏していた。


彼らはバンドを記録するためにLP1をレコーディングし、卒業後、みんなが進級するときに別れた。私たちはこのアルバムが大好きで、誰にも聴かれることのない短命なカレッジ・バンドのアルバムとして風化してほしくなかった。だから、シーンを記録するという精神で、とにかくレコードをリリースすることに決めた。


25年経った今、ポリビニールとアメリカン・フットボールの関係がいかに特別なものであったかは、決して忘れられない。ーーCo-Founder Polyvinyl  Record Co.  Matt Lunsford 2024



アメリカン・フットボールの記念すべきデビュー作のオリジナル・マスター・テープを何年もかけて探し求め、それを適切にレコーディングするマシンを探し求めた結果、LP1はオリジナル・エンジニアのジョナサン・パインズによって、最初に録音された場所と同じアーバナのプライベート・スタジオで愛情を込めてリマスタリングされた。1999年春に4日間でレコーディングされた『アメリカン・フットボール』(25周年記念盤)は、これまで以上にシャープで深みのあるサウンドに仕上がっている。


さらに、この新エディションは、アイアン&ワイン、エセル・カイン、マンチェスター・オーケストラ、ブロンドシェルなど、才能あるアーティストをフィーチャーした『American Football (Covers)』と共にリリースされる。


この独創的にプログラムされたセットは、アメリカン・フットボールが最終的に 「エモ・リバイバル 」に拍車をかけただけでなく、彼らの歌とサウンドが世代、ジャンル、そして地理的な境界をいかに越えたかを浮き彫りにしている。ストリングスに覆われたイマジネーション豊かなフォーク、インターナショナル・ポップ、インストゥルメンタルの素晴らしさ、そしてオープンロード・シューゲイザーの驚異 - LP1 (Covers) は、この9曲がいかに重要な存在であり続けているかを証明している。


アメリカン・フットボール(25周年記念エディション)は、24ページのブックレット付きで、スポット・エンボスとシルバー箔のゲートフォールド・パッケージ、そしてアメリカン・フットボール(カヴァーズ)は、ホワイト&ゴールド&ブルースプラッター・ヴァイナルで、どちらも10月18日発売。


本日、アイアン&ワインがプロデューサーのブラッド・クック(ワクサハッチー、ボン・アイヴァー、インディゴ・デ・スーザ)とレコーディングした「Never Meant」が、サム・ボー主演のオフィシャル・ミュージック・ビデオとともに公開された。





「隣人のブラッド・クックと私は、少し前から何か仕事をしたいと思い合っていた。このプロジェクトについて聞かれた時、完璧なチャンスだと感じた。特に、アメリカンフットボールのファンにとって意味のある曲だとわかっていたからね。このプロジェクトに参加できることを光栄に思うし、正当な結果を残せればと思っている。」 - サム・ビーム(アイアン&ワイン)


「アイアン&ワインの最初のレコードが出たとき、それはタウンズ・ヴァン・ザントとエリオット・スミスの間の針だった。 ニック・ドレイクがフガジを聴きながら成長し、ベッドルーム・アート・フォークを作るようになったような感じだった。 言い換えれば、もし私たちが22歳ではなく28歳で最初のレコードを出したとしたら、まさに私たちが作っていたであろうものだった。 サム・ビームは素晴らしいソングライターであり、曲の解釈者である。」- スティーブ・ラモス(アメリカンフットボール)






現在、デビューアルバムのアートワークの写真に映し出されたシカゴ郊外の一軒家はアメリカン・フットボールとポリビニールが共同名義で購入し、所有権を有している。



『American Football (Covers) 』


Label: Polyvinyl
Release: 2024年10月18日


Tracklist

1. Iron & Wine - “Never Meant”
2. Blondshell - “The Summer Ends”
3. Novo Amor & Lowswimmer - “Honestly?”
4. Ethel Cain - “For Sure”
5. Yvette Young - “You Know I Should Be Leaving Soon”
6. Girl Ultra - “But the Regrets Are Killing Me”
7. M.A.G.S. - “I’ll See You When We're Both Not So Emotional”
8. Manchester Orchestra - “Stay Home”
9. John McEntire - “The One With the Wurlitzer”


American Football (25th Anniversary Edition)



Label: Polyvinyl
Release: 2024年10月18日

Tracklist:

1 Never Meant (Remastered 2024) 
2 The Summer Ends (Remastered 2024) 
3 Honestly? (Remastered 2024) 
4 For Sure (Remastered 2024) 
5 You Know I Should Be Leaving Soon (Remastered 2024) 
6 But the Regrets Are Killing Me (Remastered 2024) 
7 I'll See You When We're Both Not So Emotional (Remastered 2024) 
8 Stay Home (Remastered 2024) (8:11)
9 The One With The Wurlitzer (Remastered 2024) 



アメリカン・フットボールは、1999年の春から夏にかけて、最初の、そして長い間唯一のLPをわずか4日間で制作した。スティーヴ・ホームズ、スティーヴ・ラモス、マイク・キンセラの3人は大学生で、彼らの広々とした優しく悲しい曲のアルバムが完成すれば、すぐに自分たちもそうなるだろうと思っていた。数回のライヴを除けば、彼らは学年の終わりに解散し、おそらく他のバンドや仕事、それぞれの人生に進むだろう、と。そして長い間、もちろんその通りになった。 アメリカン・フットボールの唯一のアルバムは、その音楽的優しさと歌詞の省略が際立っていたが、ほとんど注目されることもなく、ミッドウェスト・エモの歴史に刻まれた、きらめくような迂遠な作品となった。

しかしながら、その後の20年間に起こったことは、素晴らしい作品が徐々に聴衆を見つけるという感動的で奇跡的な物語である。


『アメリカン・フットボール』は、カルト・クラシックからエモの中心的存在へと変貌を遂げ、その名声とセールスは、果てしない砂時計に砂が積み重なっていくように増えていった。ジャケットに描かれた小さな白い家は、Anywhere, U.S.A.の楽曲が持つ哀愁を物理的に表現したもので、音楽のランドマークとなった。再結成、再発、そして2枚のニュー・アルバムがリリースされ、アメリカン・フットボールはついに自らの着実な成長曲線の頂点に立ち、自らが創り出した巨大で魅惑的な観衆と、自らが育てたシーンを見つめていた。前世紀末に作られた『アメリカン・フットボール』(LP1)は、間違いなく今世紀最も影響力のあるロックの1枚である。

シカゴのポリビニールが1999年に『アメリカン・フットボール』をリリースしたとき、同社はまだ新興レーベルだった。

 


カナダ出身のシンガーソングライター、Mac Demarcoの傑作『Salad Days』の発売から10年が経過したとは信じられない。未だにこのアルバムは、オルタナティヴロックの名盤であるとともに、不朽の輝きを放ち続けている。このアルバムから、タイトル曲、「Let Her Go」というデマルコの以後のミュージシャンとしての成功を決定づけるオルタネイトなヒット・ソングが誕生した。以降、ロサンゼルスの公演では細野晴臣との「ハネムーン」のデュエットも話題となった。

 

今回、ニューヨークのレーベル、Captured Tracksは、『Salad Days』の10周年を記念して、二枚組のLPバージョンのリリースを発表した。限定盤二枚組のLPは、オリジナルバージョンの『Salad Days』と『Salad Days Demos』の両方のトラックを一つにまとめて収録。

 

特典も豪華で、ファンにとってマストなアイテムとなるだろう。フルカラーポスター、デマルコの『Salad Days』のツアーのスケジュール、オリジナルライダー、未発表写真、マックによる書き下ろしライナーが掲載された12ページのブックレット、3つ折り「Chamber Of Reflection」パッケージにコンパイル。ホログラフィック・エバーグリーン・ヴァイナル仕様で生産される。

 

『Salad Days』は、マックが一躍脚光を浴びた2012年の『Mac DeMarco 2』に続く作品。絶え間ないツアー・スケジュール(LPが完成するやいなや、再びツアーが再開された)を軸に書かれ、レコーディングされたこの『Salad Days』は、リスナーに、キャリア上昇の狂騒の中で、マックであることが何なのかを個人的な洞察として聴かせる。


これらの傑出したトラックは、マックのサウンドの広がりや可能性を示している。それが将来の方向性への洞察であれ、新たな領域への単発的な進出であれ、歓迎すべきものである。それでも、これは音楽的にも歌詞的にもメロディ的にも、古き良きマック・デマルコそのものである。

 

1972年にジェフ・エメリックのミキシング・ボードから出てきてもおかしくないような、ジョン・レノン/フィル・スペクター時代の鮮明な自作自演の瑞々しいプロダクションが、完全に今のマック独特のタッチで表現されている。あらためてオリジナル盤と合わせてチェックしてみよう。

 


「Salad Days」


Alvvays


カナダのオルタナティブロックバンド、Alvvaysのセルフタイトル・デビューアルバムの10周年記念盤が11月15日に発売されます。


チャド・ヴァン・ガーレンのイラストによる折り込みポスター付き。バーニー・グランドマンがリマスターしたAlvvays (10th Anniversary Edition)には、レコード限定のボーナス・トラック「Underneath Us」が収録されている。オリジナル曲はすべてリマスターにより新しく生まれ変わる。


2024年2月、アルヴェイズの2曲目のシングル曲「Archie, Marry Me」が、ストリーミング時代の希少な基準値である、1つのプラットフォームで1億回再生という天文学的な記録を達成し、のちのバンドとしての活躍の布石を形作った。

 

世界最大のポップ・スターにとっては平均的な成果かもしれないが、当時カナダの島の裏道の農家で作曲していた新進気鋭のインディ・ロック・バンドにとっては、驚異的なつながりと広範な共鳴の証明となった。即座に親近感を抱かせるこの曲は、規定された社会的期待や、たとえ非協力的であろうとも、はみ出し者の地位を喜ぶことについての賛歌である。


デッドパン・ジャングルが詰まったこのアルバムは、ストーキング・ユー・ウィズ・ラブ・アンセム 「Adult Diversion 」で幕を開け、SF的クローズ 「Red Planet 」のアンニュイな逃避行で幕を閉じる。


30分強の間に、アルヴェイズは誰かを実際に死ぬまで愛することを歌い(「Next of Kin」)、秘密を守ることがいかに自分が望むものを壊すかを歌い(「The Agency Group」)、また、愛と結婚に対する社会的要求についての鋭い歌を聴かせてくれる(「Atop a Cake」)。モリー・ランキン、アレック・オハンリー、ケリー・マクレラン、ブライアン・マーフィーの4人が2013年にチャド・ヴァンガレンとこれらの曲を制作したのは、彼らがレコード契約を結ぶずっと前のことだ。



Alvvays (10th Anniversary Edition)


Label: Polyvinl

Release: 2024年11月15日


Tracklist

1 Adult Diversion (Remastered 2024) 

2 Archie, Marry Me (Remastered 2024) 

3 Ones Who Love You (Remastered 2024) 

4 Next of Kin (Remastered 2024) 

5 Party Police (Remastered 2024) 

6 The Agency Group (Remastered 2024) 

7 Dives (Remastered 2024) 

8 Atop a Cake (Remastered 2024) 

9 Red Planet (Remastered 2024) 

10 Underneath Us (Remastered 2024) 

 

©Marta Bevacrua

テキサス州出身のカントリーシンガー、Kacey Musgraves(ケーシー・マスグレイヴス)は、最新アルバム『Deeper Well』のデラックス・エディションを発表した。

 

この拡張盤には、オリジナルの14曲に、7曲の未発表曲が追加収録される。シンガーソングライターはこの発表に合わせて新曲「Irish Goodbye」を発表した。『Deeper Into the Well』のエクステンドバージョンはInterscope/MCAナッシュビルから8月2日にリリースされる。

 

 

「Irish Goodbye」



ケーシー・マスグレイヴスは、4月にアイルランドのダブリンで開催された「Deeper Well」の宣伝を兼ねたワールド・ツアーのキックオフで、「Irish Goodbye」のパフォーマンスをファンの目の前で披露した。

 

『Deeper into the Well』には「Superbloom」でレオン・ブリッジス、「Perfection」にはタイニー・ハビッツとコラボレーションを行った。

 

今年初め、ケーシーはロンドン、ダブリン、アムステルダム、ブリュッセル、ケルン、グラスゴーなどでソールドアウト公演を行い、ヨーロッパ公演を終えたばかりである。

 

ワールド・ツアーの北米公演は、9月4日(水)にペンシルベニア州ステート・カレッジのブライス・ジョーダン・センターで始まる。12月7日(日)のテネシー州ナッシュビル、ブリヂストン・アリーナでの2公演がソールドアウト。ケーシーは、9月28日に開催される歴史的で象徴的なオースティン・シティ・リミッツの50thシーズンのプレミア・パフォーマーに選ばれている。

 


Kacey Musgraves 『Deeper Into The Well』


Deeper into the Well track list: 


* new track


1. ‘Cardinal’

2. ‘Deeper Well’

3. ‘Too Goodto be True’

4. ‘Moving Out’

5. ‘Giver/Taker’

6. ‘Sway’

7. ‘Dinner with Friends’

8. ‘Heart of the Woods’

9. ‘Jade Green’

10. ‘The Architect’

11. ‘Lonely Millionaire’

12. ‘Heaven Is’

13. ‘Anime Eyes’

14. ‘Nothing To be Scared Of’

15. *’Ruthless’

16. *’Little Sister’

17. *’Flower Child’

18. *’Superbloom feat. Leon Bridges’

19. *’Perfection feat. Tiny Habits’

20. *’Arm’s Length’

21. *’Irish Goodbye’

 

M.Ward


米国のシンガーソングライター、M. Ward(M.ウォード)が新しいベスト・アルバム『For Beginners: The Best of M. Ward』を発表した。『For Beginners』は、ディスコグラフィから抜粋された14曲で構成され、新曲「Cry」が追加収録される。Mergeから9月13日にリリースされる。

 

新たにレコーディングされた 「Cry」を含め、Merge Recordsのディスコグラフィーの中から14曲を集めた『For Beginners』は、入門書であると同時に、お気に入りの曲を新たな命を吹き込む形で並べたミックステープでもある。



2006年の『Post-War』に収録された「Chinese Translation」と「Poison Cup」に始まり、『For Beginners』ではスタジオでの録音の腕を上げたウォードに迫る。2003年の『Transfiguration of Vincent』に収録されたボウイの「Let's Dance」の特異なカヴァーから、2009年の『Hold Time』に収録された陽気な「Never Had Nobody Like You」へと展開する。

 

時系列的なアレンジが示唆する整然とした進化のラインよりも、『For Beginners』をひとつにまとめているのは、ウォードの完璧な演奏である。彼のサウンドは、ローファイなホーム・レコーディングからエレクトリックなものへとその意義を拡大させようとしている、 ラジオで聴けるようなストンプまでを網羅している。M.Wardの魅力を知るのに最適な一枚となるだろう。

 

 

昨年、M.ウォードは、ソロアルバム『supernatural thing』を発表したほか、ドクター・ドッグのセルフタイトル・アルバムに収録されたシングル「Love Struck」でフィーチャーされている。コナー・オバースト、ジム・ジェイムズ、マイク・モギス、そして、今回のウィル・ジョンソンも参加するスーパーグループ、モンスター・オブ・フォークは、最近、ボーナストラック入りのセルフタイトル・アルバムの15周年記念リイシューを発表した。




M. Ward  『For Beginners: The Best of M. Ward』

Label: Merge

Release: 2024年9月13日

 

Tracklist:


1. Chinese Translation

2. Poison Cup

3. Let’s Dance

4. Never Had Nobody Like You

5. Lullaby + Exile

6. Duet for Guitars #3

7. Vincent O’Brien

8. For Beginners

9. Magic Trick

10. Outta My Head

11. Undertaker

12. Rollercoaster

13. Hold Time

14. Cry

Sleaford Mods reissues "Divide And Exit" to commemorate the 10th anniversary of its release.

Sleaford Mods

ノッティンガムのポストパンクデュオ、Sleaford Mods(スリーフォード・モッズ)がレア音源ボックスから2曲の未発表曲を探し出した。

 

ジェイソン・ウィリアムソンとアンドリュー・ファーンによるデュオは、当初、ウィリアムソンのソロ・プロジェクトだったが、後にファーンが合流し、ユニットの形になった。

 

ブレイクの瞬間であった「Divide And Exit」をリリースしてから10年が経った。スリーフォード・モッズは、スカ・パンクの伝説であるザ・スペシャルズとの共演を期に、プロミュージシャンとしての道を歩み始めた。それ以来、スリーフォード・モッズは上昇の一途をたどり、近年では、『Spare Ribs』『UK Grim』といった象徴的なカタログをラフ・トレードにもたらした。ライブ活動も順調であり、最近ではグラストンベリーで素晴らしいセットを披露している。

 

10周年を記念して、「Divide And Exit」の拡張版がRough Tradeから7月26日に CD/LPでリリースされる。この拡張版には、二作の未発表曲「Git Some Balls」と「Air Con」(アルバムカット「Air Conditioning」のリワーク)が収録されている。これらの2曲を彼らは気に入ってはいるものの、アルバムの収録曲としては相応しくないと考えていたようだ。

 

「"Git Some Balls "は、スタジオのフロアの切り抜きのひとつで、当時はあまりピンと来なかったけれど、今では素晴らしいサウンドになっている」とヴォーカルのジェイソン・ウィリアムソンは言う。

 

「私たちはアルバムに何を求めているかわかっていたし、これが『Divide and Exit』にふさわしいとは感じていなかった」

 

「不思議なのは、ボツになった曲は、アルバムに収録された曲と同じくらい、聴き直すといつも良い音に聞こえるんだ。あの時点で僕らがやっていたことをやってる人は、この国には誰もいなかったはずだよ。30年前のことのように感じるけど、まだ10年しか経っていないなんて、本当に狂気の沙汰だよね」

 

 

 

Dinosaur Jr. announces 15th anniversary expanded reissue of 2009 album "Farm"


J マシスとルー・バーロウ擁するダイナソーJr.が2009年にリリースしたアルバム『Farm』の15周年記念エクスパンデッド・リイシューを発表した。海外盤が8月16日にjagujaguwarからリリースされる。

 

ダイナソーJr.が再結成されたとき、その結成と伝説的な解散から20年以上を経て、心配されたのは、彼らがバック・カタログを売りさばき、昔のショーをマーケティングの仕掛けとしてツアーに連れ出しているだけではないかということだった。

 

しかし、2007年にリリースされた『Beyond』は、そのような詮索好きなファンに対して、マーシャル主導の「F**K YOU!」という心のこもった答えを与えてくれた。

 

続いて発表された『Farm』は、J・マスシス、ルー・バーロウ、マーフのオリジナル・ラインナップによる9枚目のフルレングス・アルバムで、2007年にリリースされた『Beyond』に続く作品。『Dinosaur』、『You're Living All Over Me』、『Bug』という最初の3枚の傑作アルバムで確立された刺激的なサウンドを取り戻し、バンドは偉大なロックバンドの地位を不動のものにした。

 

『Farm』は、ダイナソーJr.が時代を超越した爽快なロックミュージックを奏でることができると対外的に示したものである。実際的にこのアルバムはダイナソーJr.の特徴的なパレットを包括している。

 

歪んだギター、揺るぎないフック、蜂蜜のように豊かなメロディー。ある時は70年代のギター・エピック、また、ある時は、ジョニやニールとともに小川のせせらぎを聴くのに最適な収録曲。頭の中にすっと入ってきて、そこに留まり、楽しく跳ねまわる。耳を引く「Plans」は7分近いクラシック・ロック。さらに「I Don't Wanna Go There」はジェイムス・ギャングやハンブル・パイのようなストレートアヘッドな歌声、無愛想なリード・ギターがミックスされている。

 

『Farm』の拡張デラックス・エディションには、「Houses」、「Whenever You're Ready(The Zombies Cover)」、「Creepies" (Instrumental)」、「Show」が収録されている。これまでヴァイナルにプレスされることもなく、世界中でリリースされることもなかった幻の未発表曲。新たな拡張版のデラックスエディションは、ヘヴィーなマシスのファンにとって垂涎の的となるだろう。