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Black Pumas  新作アルバム『New Chronicles Of A Diamond』をATOから10月27日にリリース

©Jody Domingue テキサスのソウル・デュオ、Black Pumas(ブラック・プーマズ)はセカンド・アルバム『Chronicles Of A Diamond』を発表した。2019年のセルフタイトル・アルバムに続く本作は、ATOから10月27日にリリースされる。   アルバムはバンドのエイドリアン・ケサダがプロデュースし、ショーン・エヴェレットが主にミックスした。リード・シングル「More[....]

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Ray Charles(レイ・チャールズ)の伝説 アトランティック・レコード在籍時代 

     今では、不動の地位を獲得している伝説のシンガーにも、困難な時代があった。ローリング・ストーン誌の選ぶ、歴史上最も偉大な100人のシンガーで2位を獲得し、ケネディー・センター名誉賞、国民芸術勲章、ポーラー音楽賞の授与など、音楽という分野にとどまらず、米国のカルチャー、ポピュラー・ミュージックの側面に多大な貢献を果たしたレイ・チャールズにも、不当な評価に甘んじていた時期があったのだ。それでも、チャールズはちょっとした悲しい目に見舞われようとも、持ち前の明るさで、生き生きと自らの人生の荒波を華麗に乗りこなし、いわば、その後の栄光の時代へと繋げていったのだった。今回、この伝説的な名歌手の生い立ちからのアトランティック・レコードの在籍時代までのエピソードを簡単に追っていこう。  レイ・チャールズの歌には、他の歌手にはない深みがある。深みというのは、一度咀嚼しただけでは得難く、何度も何度も噛みしめるように聞くうち、偽りのない情感が胸にじんわり染み込んでくるような感覚のことを指す。もっといえば、それは何度聴いても、その全容が把握出来ない。チャールズは、バプテスト教会や黒人霊歌を介し、神なる存在に接しているものと思われるが、他方、聴いての通り、彼の歌は全然説教っぽくない。スッと耳に入ってきて、そのままずっと残り続ける。 彼の歌は、サザン・ソウル、ゴスペル、ジャズ、ポップ、いかなる表現形式を選ぼうとも、感情表現の一貫である。そして、それは説明的になることはない。彼はいかなる表現でさえもみずからの詩歌で表する術を熟知していた。彼の歌は、彼と同じ立場にあるような人々の心を鷲掴みにした。 歌手がビック・スターになる過程で、チャールズは、天才の称号をほしいままにするが、アトランティック・レコーズの創始者、アーメット・ガーディガンはチャールズのことについて次のように説明していた。彼いわく、天才と銘打ったのは、マーケティングのためではなかった。「そうではなくて、単純に我々が彼のことを天才だと考えていたんだ。[....]

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Jessy Ware   ロイシン・マーフィーが参加したシングル・カット「Freak Me Now」をリリース

 Jessy Ware(ジェシー・ウェア)がニューシングル「Freak Me Now」をリリースしました。Rosin Murphy(ロイシン・マーフィー)とのコラボレーションで、マーキュリー賞にノミネートされたジェシーのアルバム「That!Feels Good!』の収録曲となっている。UKソウルとディスコの象徴的なアーティストの共演です。「ディスコの女王、ロイシン・マーフィーを『Freak[....]

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Dexy's Midnight Runners、11年ぶりのニューアルバム『The Feminine Divine』を発表 7月28日に発売

 ©Sandra Vigliandiバーミンガムのユニークなソウルバンド、Dexy's Midnight Runners、通称デキシーズが11年ぶりにオリジナル・アルバムを発表しました。 『The Feminine Divine』は7月28日に100% Recordsから発売される予定です。バンドはこの発表と同時に最初の先行シングル「I'm[....]

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【Review〛  Young Fathers 『Heavy Heavy』

Young Fathers 『Heavy Heavy」 Label: Ninja TuneRelease : 2023/2/4 Review  リベリア移民、ナイジェリア移民、そして、エジンバラ出身のメンバーから構成されるスコットランドのトリオ、ヤング・ファーザーズは、一般的にはヒップホップ・トリオという紹介がなされるが、彼らの持つ個性はそれだけにとどまらない。MOJO[....]

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Joesef,今週金曜日発売のデビュー・アルバム「Permanent Damage」の最新シングル「Borderline」を公開

 JoesefスコットランドのR&Bシンガー、Joesef(ジョーセフ)は、今週金曜日(1月13日)にAWALからリリースされる待望のデビュー・アルバム『Permanent Damage』に先駆け、最新シングル「Borderline」を公開しました。 Joesefは、”ソウル・ポップの新星”とも称される若い期待のシンガーソングライターで、サム・スミスが引き合いに出される場合もある。「”Borderline"はニュー・アルバムのために書いた最後の曲なんだ」とJoesefは説明している。 「この曲はとても文学的な会話形式の曲で、プロダクションは全てとても近い。その場に一緒にいるような感覚にしたかった。このようなペースで書かれた曲は、ある種の優しさがあるため、スピードアップしたり、大きくしたりしたくなる傾向がある。いくつか試してみましたが、アルバムで聴けるバージョンほど、ストーリーに忠実なものはありませんでした。今でも聴くのは難しいかもしれない。この曲は、完璧であったはずの人にふさわしい自分の姿には決してなれない、ということを歌っているんだ。"正しい人、間違った時[....]

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Khruangbin&Vieux Farka Touréがニューシングル「Tongo Barra 」を公開

KhruangbinとマリのギタリストVieux Farka Touréがニューシングル「Tongo Barra 」を公開しました。これは、9月23日にDead Oceansからリリースされるアルバム『Ali』からの最新リリースです。このアルバムはトゥーレの亡き父でグラミー賞受賞ミュージシャン、アリ・ファルカ・トゥーレへのトリビュートアルバムとなっている。発表と同時に、KhruangbinとTouréはリードシングル[....]

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Vieux Farka Touré&Khruangbin コラボレーションアルバム『Ali』を9月23日にリリース

Photo by Kiss Diawara, Rob Williamson, Donovan Smallwood and Riot Museテキサスのソウル/ファンクグループ、クルアンビン、そしてアフリカ・マリのギタリストヴィユー・アルカ・トゥーレが、ヴィユーの亡き父、Ali Farka Touréを称えるコラボレーションアルバム『Ali』を、9月23日にDead[....]

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Lil Silva デビュー・アルバム『Yesterday Is Heavy』から5曲目のシングル 「To The Floor」を公開

 イギリス・ヘッドフォードを拠点にするプロデューサー、Lil Silvaは、デビュー・アルバム『Yesterday Is Heavy』から5曲目の先行シングルとなる 「To The Floor 」を公開しました。 BADBADNOTGOODをフィーチャーした 「To The Floor」は、Lil Silvaのデビューアルバムのリリースに先駆けて公開。Skiifallをフィーチャーした「What[....]

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Son Little、9月9日にANTI-からニューアルバム『Like Neptune』を発表

 Son Littleは、9月9日にANTI-からニューアルバム『Like Neptune』をリリースすることを発表しました。彼は、アルバムからのリード・シングル「deeper」と「stoned love」の2曲を公開し、さらにアルバムを引っさげての北米ツアーも発表しています。  Son Littleはプレスリリースで、このアルバムの制作に至った経緯について詳しく語っています。   「ロックダウンの最初の頃、私はガラクタでいっぱいのクローゼットに入り、私の古い執筆の本でいっぱいの箱をいくつか見つけたんだ。72冊もあることがわかった。一番古い本は、9歳の時にクリスマスプレゼントとしてもらったものです。その中で、私は自分の人生に起きていることについて自分自身に手紙を書きました。その中の1ページに、5歳頃に性的虐待を受けたクイーンズ区の隣人について書かれていました。19歳の誕生日を迎えて母に事情を話すまで、この事実を認めたのはこれが初めてであり、また唯一の機会でした。母は私にセラピーを受けるよう懇願した。私は抗議の意を込めて、セラピーを受けました。私の試みは誠実なものではありませんでした。準備が整っていなかったのです。ただ乗り越えればいいと思っていたのです。 ある日、セラピーで私は自分自身に語りかけ始めた。"あなたが失敗したとき、すべてを批判する迷惑な内なる声に。何歳か尋ねると、『10歳』と答えた。私が誰なのか、何歳なのか知っているかと尋ねると、『知らない』と答えたんだ。奇妙に思えるかもしれませんが、それは驚くべき結果をもたらしました。私は自分の中の...子供をなだめ、慰めることができるようになったのです」[....]

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Fela Kuti 1972年のアルバム「Roforofo Fight」の50周年リイシューを8月19日に発売

 Fela Kuti  Photo : Rick McGinnis アフロビートの創始者、黒人解放運動家としても知られるフェラ・クティの1972年に発表したアルバム「Roforofo Fight」が、今年8月19日にPartisan Recordsから再発されることになった。アルバム発売50周年を記念したこのリイシューには、アルバム全曲に加え、シングル曲「Shenshema」と「Ariya」が初めてバイナル盤に収録される予定である。前者のトラックは、今回のリイシューで初めてデジタル配信される。   「Music[....]

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アメリカのR&Bシンガーソングライター Giveon ニューシングル「Lie Again」を公開

Photo:Zamar Velezドレイク、ジャスティン・ビーバーとの客演、さらには、2021年度のグラミー賞にもノミネートされているR&Bシンガー、ギヴィオンは、4月29日にニューシングル「Lie Again」をリリースしている。ギヴィオンの2020年のアルバム「Heartbreak Anniversary」はトリプルプラチナムを獲得し、名実共にメインストリームにギヴィオンの名が押し上げられた出世作となった。 新しく公開されたニューシングル「Lie[....]

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Album of the year 2021 ーModern Soulー

Album Of ther year 2021  ーModern Soulー  ・Jungle  「Loving In Stereo」 Caiola    LOVING IN STEREO [歌詞対訳・解説書封入 / ボーナストラック追加収録 / 日本盤CD][....]

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Weekly Recommend Jungle 「Loving in Stereo」

 Jungle Jungleは、ジョッシュロイド・ワトソンとトム・マクファーランドによって2013年に結成されたソウル、R&B,ファンクユニットで、イギリスを拠点に活動している。母国ではかなり人気の高いアーティストでもあります。このワトソンとマクファーランドは子供の頃、ロンドンのシェパーズブッシュで隣に住んでいたといい、その頃からの幼馴染であったといいます。また、2人は共に、ハマースミスの私立学校ラティマー高等学校に通っていました。学校を卒業した後、つまり、2013年にワトソンとマクファーランドは、このクラブミュージックユニット、Jungleを結成します。彼らの言葉によれば、このユニットは「真の友情の繋がりへの欲求」から結成された音楽デュオでもあるといいます。Jungleの音楽性は、1960年代後半に盛んであったファンク、ソウルに触発を受けたディスコサウンドで、ファンカデリック、スライ・ザ・ファミリーストーン、また、ウィリアム・ブーツイー・コリンズといったアーティストからの影響が色濃いブラックミュージック。これまでの音楽シーンにおいて、ローリング・ストーンズやエリック・クラプトンがそうであったように、多くの白人アーティストはロックミュージックを介し、黒人音楽に対する接近を試みてきましたが、近年のロンドン周辺のクラブシーンにおいては、電子音楽、ダンスミュージックを介してブラックミュージックへ接近を図るアーティストが増えてきているという印象を受けます。勿論、Jungleも、年代に関わらず、ブラックミュージックに対して敬意を持ち、それらの音楽性の核心を現代に引き継ぎ、リテイクしていくという点では同じであるように思えます。まだまだ60.70年代に一世を風靡したソウル、ファンク、ディスコ、これらのブラックミュージックには開拓の余地が残されているということを、現代のクラブシーンのアーティストは証明しようとしているように思える。そのあたりのクラブシーンの活気に後押しされ、これらの60.70年代のブラックミュージックのリバイバルの動きの延長線上に、ディスコサウンドの立役者「ABBA」の復活の理由があるのかもしれません。これらの音楽、つまり、懐古サウンドといわれていたブラックミュージックは、2020年代には再び脚光を浴びる可能性が高くなっている。このイギリスのユニット、デュオ、Jungleについていうなら、近年のアーティストらしく、ラップ寄りのサンプリングといった技法も取り入れられているのがクールで、現代のユーロ圏のクラブシーンにおいて人気を博している理由でしょう。2013年10月、シングル盤「This[....]

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