来年、2月から、大規模世界ツアーを控えている砂漠のジミ・ヘンドリックスの異名をとるMdou Mocは、昨日の11月11日にアフリカのナイジェル川のライブ映像「Live At The Niger River」を所属するMatador Recordsを通じて発表しました。
このライブで、エムドゥー・モクターは、バンドメンバーと共に、ライブレパートリーの数曲、「Tala Tannam」「Bissmilahi Atagh」「Ya Habibti」「Chismiten」、そして最新アルバムからの「Afrique Victem」といった楽曲をニジェールのニアメで撮影しています。
エムドュー・モクターのデジタルライブはドキュメンタリーフィルムの一貫として撮影されています。ライブ動画のフルレングスは19分の長さにも及ぶ。このニジェール川でのライブでは、自動発電機を利用し、リモートセットに電力を供給、幾つかのアンプリフィター等を介して出音されています。
このアフリカのリアルライブでは、非常に神秘的な出来事が起こったようです。ドキュメンタリー撮影を担当したコルトン氏は、この動画のリリース時の声明において、
「彼らの代名詞的な一曲「タラ・タナム」を演奏しはじめるやいなや、太陽がのぼりはじめ、エムドゥー・モクターのキャラクターシンボルである、ナジロガラスの二色のサハラ鳥が私達の頭上を飛びさっていった」と語っています。
また、「セッションの途中では、私達に向かってくるヤギの群れを出迎えることになった。そのヤギの群れは、不思議なことに、私達の目の前で立ち止まり、エムドゥー・モクターの演奏にじっと耳を傾けているように見えたんだ。少なくとも、今回のセッションは最高の作品となったはずだよ」と、このドキュメンタリーライブを撮影したコルトン氏は語っています。
アフリカの地での神秘的なライブとして、画期的なドキュメンタリーライブとして注目の映像作品です。
「Mdou Moctar Live At The Niger River 」 Matador Records
https://www.youtube.com/watch?v=m9Ow87OwVbA