2016年に『Rice, Pasta And Other Fillers』でデビューを果たした後、2020年の2ndアルバム『Every Bad』がPitchforkのベスト・ニュー・アルバムに選出されるなど多くのメディアで高い支持を得て、マーキュリー賞にもノミネートされた。2022年5月に3rdアルバム『Waterslide, Diving Board, Ladder to the Sky』をリリースしている。
ニューアルバム『Clouds in the Sky They Will Always Be There for Me』は彼らのキャリアを決定付ける作品となるだろうか?
「『Sick Of The Blues』は、傷つき、心に穴が空いたとしても、他の誰かではなく、自分自身が幸せの源泉であることを思い出すこと。十分に混乱させられた後、コントロールを取り戻したくなる。私はただそれを手放したいと思い、それに蝕まれるのを止めたかった。シンプルで、楽しんで、起こりうるすべての良いことを思い出したかった。何も深刻に考えず、完全に愛すること...。友人たちと楽しみ、トンネル・ビジョンを取り除き、自分の人生に再び恋をしてみたい」
「Let It Be Me」は、70年代後半のニューウェイブの影響下にあるシンセサウンドをもとにしたユニークなパンクソング。「My Feet On Your Ground」は、ニューウェイブという枠組みにとらわれることなく、ダンサンブルなディスコを元にして、それらをソフィスティポップやAORのサウンドに近づけている。ジャグリーな響きは、ミュージックビデオのスローモーションで強化されている。両シングルとも、バンドの多角的なサウンドの魅力に触れることができる。ひとえにパンクと言っても、こんなやり方もあったのかと未知の発見もあるかもしれない。
「Let It Be Me」について、ジョナ・ファルコは、プレスリリースを通して次のように語っている。「この曲は、"見えない友人 "を描写するつもりで、完全な不条理を念頭に置いて書かれた」
Jade Hairpinsは、2ndアルバム『Get Me the Good Stuff』をMergeから9月13日にリリースする。アルバム発売前に、ジェイド・ヘアピンズはイギリスとヨーロッパで短期ツアーを行う予定で、追って追加日程が発表される。
レンダーマンは、ソロシンガーソングライターとして、オルト・カントリー、インディーロック、及び、クラシックなロックを作曲してきた。彼の家系にはジャズマンがいる。レンダーマンの祖父はサックス奏者のチャーリー・ヴェンチュラである。若い時代から音楽制作に親しみ、 高校時代に自分で制作した音楽をBandcampに投稿し始めた。バックミュージシャンとしては、Indigo De Souzaの作品でドラムを演奏している。その他、Wednesdayとしても活動して来た。
時代を超越するたった一つの名曲を書いたことで、その後の運命が変わることもある。The B-52'sは、ニューウェイブシーンのバンドとして出発したが、米国の人気テレビアニメ『The Flintstones(原始家族 フリントストーン)』の主題歌「(Meet) The Flintstone」を歌ったことで、音楽シーンを越えて大人気を博した。ジョージア州アセンズのバンドの魅力は口ずさめる音楽、シアトリカルな要素にある。この曲は、USポピュラーの不朽のマスターピースでもある。
The B-52’sのボーカリスト、ケイト・ピアソン(Kate Pierson)がソロシンガーとして復活する。ソロ・アルバム『Radio and Rainbows』を9月20日にSVRからリリースする。バンドを飛びだして、ソロシンガーとしての道を歩むことはどんな意味があるのか。答えは新作アルバムで示される。
ピアソンは新曲のコンセプトについてこう語っている。「時には邪悪な愛だけが必要な愛になる。執拗な独占欲と正義の復讐の、それほど真実味がない物語......。素晴らしいブルー・マッコーリーと一緒に、許しについての曲というアイデアで書き始めたんだけど、私たちの創造力がぶつかり合った結果、メイン州の海岸を舞台にしたノワール・スリラーのような曲に変わった。とてつもないストームだから、"Evil Love "のために帽子をかぶって待っていてほしい!!」
Side One: 1 Evil Love 2 Take Me Back to the Party 3 Every Day is Halloween 4 The Beauty of it All 5 Pillow Queen 6 Wings Side Two: 7 Radios and Rainbows 8 Higher Place 9 Dream On 10 Always Till Now 11 Living in a Monet 12 Give Your Heart to Science
カナダ出身のシンガーソングライター、Mac Demarcoの傑作『Salad Days』の発売から10年が経過したとは信じられない。未だにこのアルバムは、オルタナティヴロックの名盤であるとともに、不朽の輝きを放ち続けている。このアルバムから、タイトル曲、「Let Her Go」というデマルコの以後のミュージシャンとしての成功を決定づけるオルタネイトなヒット・ソングが誕生した。以降、ロサンゼルスの公演では細野晴臣との「ハネムーン」のデュエットも話題となった。
今回、ニューヨークのレーベル、Captured Tracksは、『Salad Days』の10周年を記念して、二枚組のLPバージョンのリリースを発表した。限定盤二枚組のLPは、オリジナルバージョンの『Salad Days』と『Salad Days Demos』の両方のトラックを一つにまとめて収録。
特典も豪華で、ファンにとってマストなアイテムとなるだろう。フルカラーポスター、デマルコの『Salad Days』のツアーのスケジュール、オリジナルライダー、未発表写真、マックによる書き下ろしライナーが掲載された12ページのブックレット、3つ折り「Chamber Of Reflection」パッケージにコンパイル。ホログラフィック・エバーグリーン・ヴァイナル仕様で生産される。
30分強の間に、アルヴェイズは誰かを実際に死ぬまで愛することを歌い(「Next of Kin」)、秘密を守ることがいかに自分が望むものを壊すかを歌い(「The Agency Group」)、また、愛と結婚に対する社会的要求についての鋭い歌を聴かせてくれる(「Atop a Cake」)。モリー・ランキン、アレック・オハンリー、ケリー・マクレラン、ブライアン・マーフィーの4人が2013年にチャド・ヴァンガレンとこれらの曲を制作したのは、彼らがレコード契約を結ぶずっと前のことだ。
本作には、ジャズ・ギターとして泣かせる要素も込められています。カバー曲「Here , There and Everything」は、ビートルズの持つ本当の魅力を体現させている。親しみやすく口ずさめるメロディー、そしてララバイ、バラードというバンドの本質を捉え、自由な気風溢れるジャズに置き換えている。この曲では、ビートルズの未発見の魅力に迫るとともに、伝説的なロックバンドの繊細なエモーショナルな一面に、あらためてスポットライトを当てています。泣かせるギターとは何なのか、その答えがこの曲に示されていると言えるでしょう。曲のアウトロにかけての協和音への解決がなされる瞬間、バリトン・ギターの低音部の響きが聞き手の心に深い共鳴を呼び起こす。
「We Can't See It, But It's There」は、最初期の作風から培われてきた思弁的な要素を刻した一曲として深く聞き入らせるものがある。メセニーは、ジャズスケールを巧みに用い、内的な苦悩を丹念に表現している。この曲を聴くかぎりでは、ギターというのは自らの感情を表現したり、伝達したりするのに適した楽器であることが分かる。メセニーがフィンガー・ピッキングによりアルペジオを紡ぎ出すと、連続した音のハーモニーはやがて、美麗で瞑想的な雰囲気すら帯びてくる。バリトン・ギターの倍音の特性を巧緻に活用していると言えるかもしれません。
その他にも、中盤には最初期のカントリージャズに回帰する曲も収録されています。例えば、バーンスタインのカバー「Everything Happens To Me/Somewhere」は、ノイジーなロックやダンスミュージック、それに類する音楽に少し疲労感を覚えたとき、音楽のもう一つの隠された魅力ーーサイレンスーーを教え示してくれる。 主旋律と対旋律という2つの観点から、親しみやすいジャズギターが築き上げられる。滑らかなスライドやアルペジオがいくつも折り重なる時、瞑想的な響きと柔和な響きを介して、音楽の芳醇でうるわしいハーモニーが生み出される。
スペインの作曲家フェデリコ・モンポウの「La Barca」のような哀愁と憂いをジャズの快活さと安らぎで包み込み、贅沢な音楽のひと時を提供している。20世紀を代表するピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ(Alicia de Larrocha)のピアノの演奏のように優雅であり、美しさと幻想性を兼ね備えている。
ナイロン弦で演奏されることが多いこのアルバム。しかし、「This Belong To You」以降は、おそらくガット弦のギターが使用されるケースがある。この点は、「穏やかな前半部」、対象的に「張りのある後半部」という二部構造の対比を生み出している。すなわち明確には示されませんが、大きな枠組みとしては、ギタリストとしてのコンセプチュアルな試みが読み解けるのです。
「My Love and I」を聴くと、ギターは使用する弦の種類によって、その音の持つ雰囲気やムードがまったく変化することが分かる。この曲は、前半部のいくつかの収録曲と同じように、バラード、ララバイ風の憂いのあるジャズ・ギターですが、序盤よりも重厚で迫力に満ちています。とりわけ、低音部や高音部よりダイナミックな響きを持ち合わせている。そして、パット・メセニーは、やはり卓越したギターの演奏によって、聞き手をうっとりとした感覚へと導く。
最初は誰かとのスプリットアルバムの制作を提案してもらったんだと思います。 当時、scholeは、 「akira kosemura+haruka nakamura / Afterglow」 、「sawako+daisuke miyatani / hi bi no ne」など、スプリット・アルバムを発表していました。スプリット作品のシリーズ化をしたかったのだろうと思います。「自分はソロで出したい!」なんてワガママばっかり言っていました。(笑)
・元パレスのベーシストでマルチ・プロデューサーのウィル・ドーリーによるプロジェクト、スキンシェイプの新作が発売決定! 先行シングル「Can You Play Me A Song」も配信スタート!!
イギリスのマルチ奏者でプロデューサー、ウィル・ドーリー(Will Dorey)のソロ・プロジェクト、Skinshapeの9作目のスタジオ・アルバム『Another Side of Skinshape』が9月27日(金)に発売されることが決定した。早速新曲「Can You Play Me A Song」も本日より配信開始。(「Can You Play Me A Song」の配信リンクはこちらから: https://orcd.co/xadbk7r )