トロントの実力派ネオソウルシンガー、シャーロット・デイ・ウィルソンが、最近リリースしたセカンド・アルバム『Cyan Blue』のオープナーに収録されている「My Way」のライブ・パフォーマンスを公開した。最新アルバムで傑出した歌唱力をカナダのシンガーは披露したが、今回のライブバージョンはバンドセットで演奏され、さらにゴージャスなアレンジとなっている。


ジョシュ・ルノートが撮影した同曲のライブ・パフォーマンス・ビデオでは、ウィルソンがドラムのライアン・マクドナルド、ギターのイアン・カルリー、ハープのオウリエル・オーヴェを従えて演奏している。


今月、シャーロット・デイ・ウィルソンはイギリスとヨーロッパでのライブを控えている。8月3日のベルギー公演を皮切りに、イギリス/ロンドン、デンマーク/コペンハーゲン、スウェーデン/ヨーテボリを回る。


さらにシャーロット・ウィルソンは秋に開催される音楽フェスティバル、朝霧ジャムにも出演予定である。最新作『Cyan Blue』は、5月3日付のWMFでご紹介しています。



Magdaleba Bay
 

Mom+Popと契約したばかりのマイカ・テネンバウムとマシュー・ルーウィンのデュオ、マグダレナ・ベイ(Magdalena Bay)がニューシングル「Death & Romance」をリリースした。テネンバウムとルーウィンはこの曲の作曲とプロデュースを手がけ、ミックスはデイヴ・フリードマンが担当している。


新曲について、マグダレナ・ベイはこう語っている。「雨が降り、街灯が光っている。あなたは家に座って、エイリアンのボーイフレンドがUFOで迎えに来るのを待っている...でも今回は彼は来ない」 

 


「Death & Romance」


マグダレナ・ベイは、これまでに聴いたことのないような、告白的で伝染力のあるポップを創り出す。ピッチフォークはこのデュオの音楽性にについて以下のように評している。「...ミカ・テネンバウムとマシュー・ルーウィンのファジーでロココ調のシンセポップには魔法の力がある」


マグダレナ・ベイは、The Fader、Stereogum、Brooklyn Veganから高評価を受けている。独創的なライブ・パフォーマンスで知られるようになり、彼らが長い間インスパイアされてきたアーティストの目に留まるように。Charli XCX、Flume、Porter Robinsonのオープニング・スロットを務めたこともある。

 

 

「Image」

Magdalena Bay
 

 



ロサンゼルスを拠点に活動するエレクトロ・ポップ・デュオ、マグダレナ・ベイ(別名:ミカ・テネンバウムとマシュー・ルーイン)がニューアルバム『Imaginal Disk』を発表し、新曲「Image」をミュージックビデオで公開した。


アルバムは8月23日にMom + Popからリリースされる。アマンダ・クレイマーが監督した「Image」のビデオは以下から、アルバムのトラックリストとジャケット・アートワーク、バンドの今後のツアー日程も併せてチェックしてほしい。


「Image」について、バンドはプレスリリースでこう語っている。


「目を閉じて。全く新しい、より良い自分を想像してください。22分待つ。目を開けてください。新しいイメージに出会ってください!頭の中の肉がこんなことができるなんて、すごいと思わない?」


Imaginal Diskには、バンドが5月に発表した新曲「Death & Romance」が収録されている。そして、UFO、ポータル、ドッペルゲンガーをフィーチャーしたSFテーマのビデオを公開した。マグダレナ・ベイはまた、今秋の全米ツアー「The Imaginal Mystery Tour」を発表した。


プレスリリースでは、"Death & Romance "と "Image "のビデオのコンセプトがより詳しく説明されている。


「バンドのミカ・テネンバウムが演じるトゥルーが、額に "イマジナル・ディスク "のアップグレードを挿入された "Death & Romance "のビデオに続き、"Image "のビデオは、トゥルーが最初のフィッティングのために待機していた待合室にタイムスリップする。


テレビで流れるディスクのインフォマーシャルに最初は興奮していたトゥルーだが、契約したアップグレードされた意識が彼女の予想とは違っていたため、彼女はどぎまぎする」





「Tunnel Vision」



 
マグダレナ・ベイがニューシングル「Tunnel Vision」をリリースした。先に発表された「Image」と「Death & Romance」に続くものだ。デュオはこの曲について次のように語っている。


「人工知能は、自分自身を憎む方法を学ぶまで、人類に近づくことはない。」






 「That's My Floor」



ロサンゼルスを拠点に活動するエレクトロ・ポップ・デュオ、マグダレナ・ベイ(別名:ミカ・テネンバウムとマシュー・ルーイン)は、今週金曜日にMom + Popからニュー・アルバム『Imaginal Disk』をリリースする。

 

4枚目のシングル「That's My Floor」を公開した。アマンダ・クレイマーが監督を務めたこのビデオは、アルバムの他のビデオに続くストーリー仕立てになっている。以下より。


バンドはプレスリリースで、この曲について次のように語っている。 「この曲は、私たちが想像するパーティーのあり方について歌っている。私達はどこに一度も行ったことがないんだけれど」


「That's My Floor」


 
 
 
Magdalena Bay   『Imaginal Disk』



Label: Mom + Pop

Release: 2024年8月23日


Tracklist:

1. She Looked Like Me!

2. Killing Time

3. True Blue Interlude

4. Image

5. Death & Romance

6. Fear, Sex

7. Vampire in the Corner

8. Watching T.V.

9. Tunnel Vision

10. Love Is Everywhere

11. Feeling DiskInserted?

12. That’s My Floor

13. Cry for Me

14. Angel on a Satellite

15. The Ballad of Matt & Mica
©James Swanson


デトロイト出身のロックギタリスト、ジャック・ホワイト(Jack White)が新たなソロアルバムのリリースを発表した。

 

『No Name』と題されたこの13曲入りLPは、8月1日(木)より彼が主宰するレーベル”Third Man”の全店舗で限定盤が発売される。日本では8月2日(金)に販売が開始される。

 

ジャック・ホワイトはちょっとしたサブライズを用意していた。当初、7月19日にサード・マン・レコードで無防備な買い物客のバッグにアルバムのレコードを入れ、『No Name』を披露。その後、彼はアルバムのコピーをリッピングし、その録音をオンラインにアップロードした。


プレスリリースによると、このアルバムは2023年から2024年にかけて、サード・マン・レコードのナッシュヴィル・スタジオでジャック・ホワイトがレコーディング、プロデュース、ミキシングを行なったという。2022年の『Fear of the Dawn』と『Entering Heaven Alive』のワンツーパンチに続く、ジャック・ホワイト名義としては6枚目のソロアルバムとなる。

 

 「Taking Me Back」

 

 

最新の来日で、ホワイトは日本テレビの番組に出演。移動中の新幹線で阪神タイガースのユニフォームを着用していた。その理由は、デトロイトタイガースとチーム名が同じという理由だった。ホワイトは非常に背が高いため、かなり目立っていたことは確かだ。先日、ホワイトは、おとぼけビ~バ~とのアメリカでのツーショット写真を公開し、日米の人気アーティストとして親睦を深めていた。

 

 

Jack White 『No Name』


Label: Third Man

Release: 2024年8月2日(日本では8月3日より)

 

Tracklist:

01. Old Scratch Blues

02. Bless Yourself

03. That’s How I’m Feeling

04. It’s Rough on Rats (If You’re Asking)

05. Archbishop Harold Holmes

06. Bombing Out

07. What’s the Rumpus?

08. Tonight (Was a Long Time Ago)

09. Underground

10. Number One With a Bullet

11. Morning at Midnight

12. Missionary

13. Terminal Archenemy Endling

Guided  By Voices


Guided by Voicesの画期的な7枚目のアルバム『Bee Thousand』がこの夏の初めに30周年を迎える。

 

それを記念して、GBVはアルバムのシングル 「I Am a Scientist」の新バージョンをレコーディングした。Bee Thousandは、90年代のローファイ・ウェーブの先駆けとなったが、GBVのキラーな現ラインナップで、この曲はよりアリーナ・レディなパワー・ポップ・フィーリングを帯びている。新ヴァージョンとビー・サウザンドのクラシック・ヴァージョンを以下で聴くことができる。


「I Am A Scientist」のハイファイ・ヴァージョンは、デジタル・リリースされるほか、「Tractor Rape Chain」の新ヴァージョンも収録された限定7インチ・レコード(1000枚)としても発売される。


「ライブでの演奏にかなり忠実なんだ」とフロントマンのポラードは言う。「『Scientist』を書いたのは、当時『Instructions to the Rusty Time Machine』という2枚組アルバムのために曲をレコーディングしていた頃だ。この曲はビーサウザンドに編集された。「Tractor Rape Chain」は、「Tell Me」というもっと古い曲を作り直した。80年代初期によくライブで演奏していた曲なんだ」


ガイデッド・バイ・ヴォイスは6月に40枚目の素晴らしいスタジオ・アルバム『Strut of Kings -ストラット・オブ・キングス』をリリースした。


彼らは今週末から夏のツアーを再開し、8/3(土)のオハイオ州アテネの公演を皮切りに、バーリントン、ウッドストック(8/10はベアーズヴィル・シアター)、カラマズー、ミルウォーキー、リッチモンド、ローリー(ホップスコッチ・フェスティバル)、サンフランシスコ、LA、オースティン、ダラスを回る。



「I Am A Scientist」-Hi Fi Ver.

 

©Bradley J. Calder

米国の深夜番組への出演、Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)とのデュエットで知られるFather John Misty(ファーザー・ジョン・ミスティ)が『Greatish Hits』を発表した。

 

ジョッシュ・ティルマンは、元々ドラマーとして音楽的なキャリアを出発させたが、後にソロシンガーに転向し、大成功を収めている。バリトンやアルトを中心とする低音域の渋い声質でジャズやポップスを架橋する独特な世界観を緻密に構築し、辛口の音楽評論家をも唸らせるソングライターとしての才質を具備している。Sub Pop/Bella Unionからの最新作は、そのランドマークとなった。ベスト・アルバムは歌手の熱狂的なファンにとって垂涎の的となるだろう。

 

『I Followed My Dreams and My Dreams Said to Crawl』は、Sub Popから8月16日にリリースされる。ベスト盤の最後を飾るのは新曲「I Guess Time Just Makes Fools of Us All」。アルバムのカバーアート(Tragic Sunshine aka Kevin Tongによる)とトラックリストは下記よりご覧下さい。

 

プレスリリースによると、「I Guess Time Just Makes Fools of Us All」は、ファーザー・ジョン・ミスティが2024年後半にリリース予定のニューアルバムに収録されるということで、楽しみに待ちたい。彼の最後のLPは2022年の『Chloë and the Next 20th Century』である。


「I Guess Time Just Makes Fools of Us All」

 

 

 

Father John Misty 『Greatish Hits: I Followed My Dreams and My Dreams Said to Crawl』

Label: Sub Pop/Bella Union

Release: 2024年8月16日


Tracklist:


1. Nancy From Now On

2. Disappointing Diamonds Are The Rarest of Them All

3. Chateau Lobby #4 (in C for Two Virgins)

4. Goodbye Mr. Blue

5. When You’re Smiling And Astride Me

6. Mr. Tillman

7. Things It Would Have Been Helpful to Know Before the Revolution

8. Please Don’t Die

9. I’m Writing a Novel

10. Real Love Baby

11. Buddy’s Rendezvous

12. Total Entertainment Forever

13. Hollywood Forever Cemetery Sings

14. Holy Shit

15. Pure Comedy

16. I Love You, Honeybear

17. I Guess Time Just Makes Fools of Us All

 

ある種の音楽がまったく忘れされていた子供時代の記憶を呼びさますことがある。それは物置小屋の隅に置き捨てられていた一枚の写真アルバムを、十数年、いや、ときに二十年以上の時を経てふいに発見するようなものだ。

 

電子音楽のマエストロ、Caribouがニューシングル「Volume」で活動を再開。「Volume」は、エレクトロニックシングル、M/A/R/R/Sの「Pump Up The Volume」を思い起こさせる。それはダン・スナイスの忘れがたい子供の頃の麗しい思い出と分かちがたく結びついている。

 

ポップ・ミュージックの文脈を広げる役割を果たしたサンプル・デリックの饗宴、「Pump Up The Volume」はクラブ・クラシックであり、カリブーの最新作にもその精神が宿っている。

 

現在リリース中の「Volume」は、夏のエネルギーに満ち溢れ、壮大なフェスティバルのセットへの呼び水となっている。

 

「Pump Up The Volume」は、僕が生まれて初めてエレクトロニック・ミュージックを聴いた曲なんだ。子供の頃、家族のステレオ・システムの前に座って、ラジオのトップ40のカウントダウンを聴いていた。それ以来、ずっと心に残っていて、いつも何らかの方法でこの曲を作り直したいと思っていた。この曲に取りかかったときは、意識してそのことを考えたわけではなかったけれど、この曲を作るにあたって、初心に戻ることができたのは本当によかったと思う。



「Volume」

 Wishy releases debut album "Triple Seven"

 

Wishy

ニューヨークシティのWinspearは、Fire Talkと並んで注目すべきインディペンデント・レーベル。ベッドルームポップシンガーからポピュラーシンガー、オルタナティヴロックアーティストまで豊富なロースターを誇る。


複数のニューヨークの注目のミュージシャンが在籍しており、Lutalo,Daneshevskaya、先日アルバムを発売したAmy Oなど少数精鋭のラインアップを擁する。ウィンスピアは、The Lemon Twigs、Slow Pulpなどの有名バンドを過去に輩出した実績があり、若いミュージシャンやバンドの潜在的なポテンシャルを見出すことに定評がある。

 

レーベルが送り出すインディアナポリスのオルタナティヴロックバンド、Wishyに注目しておきたい。ロンドンのWhitelandsと並んで、要チェックの五人組グループ。彼らはシューゲイズギターとネオ・アコースティックの要素を織り交ぜて、ハートフルなギターロックワールドを提供する。

 

今年8月16日に発売予定のデビューアルバム『Triple Seven』はインディーロックファンにとって楽しみなリリースである。リッチ・スミスが監督したミュージックビデオと共に公開された最初のシングル「Love On The Outside」は昨年のEPのギターポップやシューゲイズの色合いの残しながらも、Saves The Dayの「Anywhere With You」を思わせる軽快なナンバーとなっている。このニューシングルの由来について、ケヴィン・クラウターは以下のように説明している。

 

「この曲は、物事の行く末が不確かな恋愛の、エキサイティングでもどかしい初期段階について歌っています 。天秤はどちらの方向にも傾く可能性があり、しばしば忍耐は薄れ始めることがある。時には誰かの肩を掴んで、"なあ、どうしたんだ、マジで!!"って言いたくなることもある。そういうメロドラマ的な軽い感じのエネルギーを曲に持ち込むのはとても楽しかったよ」

 


「Love On The Outside」
 



Wishyは、昨年末、EP『Paradise』をリリースし、徐々にコアなインディーロックファンの間で支持を獲得しつつある。インディアナポリスのハイスクールで出会ったケヴィン・クラウターとニーナ・ピッチカイツの書くロックソングは、アイルランドのMy Bloody Valentineのギタリスト、ケヴィン・シールズの繊細かつ大胆なギターロックの系譜に位置する。


トレモロアームを駆使したディストーションギターのトーンのゆらめきが、リスナーを夢見心地の世界へと導く。曲のアウトプットには、ネオ・アコースティック/ギター・ポップの影響があるらしく、Cocteau Twins、Pale Saintsに象徴されるドリーム・ポップのニュアンスも含まれている。また、The Go Betweensを彷彿とさせるキャッチーなポップネスも彼らの魅力だ。

 

 

 2nd Single 「Triple Seven」

©Alexa Viscius


インディアナポリスのインディーロックバンド、Wishy(ウィッシー)が、デビューアルバムのタイトル曲「Triple Seven」をリリースした。この曲は、リード・シングル「Love on the Outside」に続く作品となっています。アメリカのHaoyanが監督したビデオは以下よりご覧下さい。


「彼がこの曲のギター・パートを持って来て、その上にメロディーと歌詞を書きたいかと聞いてきたので、私は友人のスティーヴ・マリノと一緒に'Triple Seven'を書いた」とバンドのニーナ・ピッチカイトは声明の中で説明している。

 

「サウンドと方向性については、ザ・サンデーズから多くのインスピレーションを得た。不確かさ、直感、個人的な成長が歌詞の中心的なテーマで、だからエンジェル・ナンバーは777なんだ」



「Triple Seven」

 

 

3rd Single  「Sick Sweet」

 

 

インディアナ出身のオルトロックバンド、Wishyが、Winspearから8月16日にリリースされるデビュー・アルバムの新曲「Sick Sweet」を公開した。

 

ソングライターのKevin KrauterとNina Pitchkitesによって2021年に結成されたWishyは、昨年「Paradise」EPをリリースした。デビュー・アルバム「Triple Seven」では、その才能が際立っている。


今日、バンドは「Sick Sweet」という形で、より大胆でアグレッシブなナンバーでありながら、初期の楽曲の気まぐれさとメロディックな遊び心を残した、新たなサインを披露している。


「この曲は、疑いや不安があるにもかかわらず、何かや誰かを欲しがり、それをやり遂げるためにすべてを賭けることを歌っている。オアシスのインタビューで、リアム・ギャラガーに、彼の歌詞は一般的にどんなことを歌っているのか訊ねたところ、"ただ生きている "とか "ただ頑張る "というような意味のことを言っていた。それがこの曲に込めたエネルギーなんだ」


ネイト・カーンが監督した「Sick Sweet」のミュージック・ビデオは、バンドがツアー中や、フロリダでのオフの日にビーチで過ごした時のエピソードが収められている。

 


「Sick Sweet」

 

4th Single 「Just Like Sunday」
  



 
インディアナポリスのWishyは、ドリーム・ポップとインディーロックの中間にあるユニークな音楽性で知られているが、音楽が人種を超越することが夢物語ではないということを教唆してくれる。
 
 
アルバムからの四作目のシングルは「Just Like Sunday」というタイトルで、前作「Sick Sweet」、「Love on the Outside」、そしてタイトル曲に続くものだ。この曲のビデオを以下でチェックしよう。
 

バンドのニーナ・ピッチカイトは声明の中で「Just Like Sunday」について語っている。「最初に曲を書いてデモを作った時、私たちはこの曲をグー・グー・ドールズの曲のカデンツになぞらえた」
 
 
 
「Just Like Sunday」



Wishy 『Triple Seven』


Label: Winspear

Release: 2024/08/16


Tracklist:


1. Sick Sweet

2. Triple Seven

3. Persuasion

4. Game

5. Love On The Outside

6. Little While

7. Busted

8. Just Like Sunday

9. Honey

10. Spit

 

©︎Brandon Geeting

Snail Mailことリンジー・ジョーダンがスマッシング・パンプキンズの名曲「Tonight Tonight」のカバーソングをMatadorからリリースして、久しぶりにカムバックを果たした。昨年秋のホームレコーディングを収録した「Valentine Demos」以来の新作となる。(ストリーミングはこちらから)


この曲は、1月にA24から公開されたアンダーグラウンドのホラー映画『I Saw The TV Glow』のためにレコーディングされた。現在、各種ストリーミング・サービスで試聴できる。 サウンドトラックに収録された楽曲に加え、Snail MailはJane Schoenbrun監督作品で長編映画デビューも果たした。


スネイル・メールはこのカバーソングについて次のように語る。


「これはすべて、本当に偶然の産物だ。バレンタイン・ツアーで演奏するために、このカバーに取り組んでいた。というのも、私の右腕には、史上初のSF映画『月世界旅行』とスマッシング・パンプキンズの "Tonight, Tonight "のビデオを記念して、月の男のタトゥーが入っているんだ。」


「台本を読んでいるうちに、ピンク・オペークの宿敵も同じイメージにインスパイアされていることがわかった。ジェーンにニューヨークでこのカバーをやると伝えたら、彼らがやってきてライブを観てくれた。」


スネイル・メールは、2024年唯一のライブとなる夏の東海岸ツアーも発表。日程は8月26日にニューハンプシャー州ポーツマスで始まり、9月8日にペンシルベニア州フィラデルフィアで終わる。  


ツアーは8月27日にニューヨークのセントラルパーク・サマーステージで行われる(ティム・ハイデッカーとフェン・リリーも出演する)。  ツアーにはワクサハッチーやグレッグ・メンデスとの共演も含まれる。


「Tonight, Tonight」

American Football


American Footballのセルフタイトル及びデビューアルバム は、エモの名盤として知られている。今回、シカゴのポリビニールは25周年を記念してリマスターエディション+カバーアルバムを発表した。カバーアルバムにはTortoiseのジョン・マッケンタイア、アイアン&ワインなどが参加している。


Cap N' Jazzの後継バンドであるアメリカン・フットボールのメンバーの学生としてのジレンマ、そしてまたセンチメンタルな側面を表し、そして先行きの不透明な2000年代前後の社会全体の気風を反映していた。このアルバムのアートワークに収められたイリノイ州シカゴの郊外にある家屋のファサードはエモの持つ雰囲気を決定づけた。


しかし、当時はアメリカンフットボールよりも、Braidのようなバンドの方が地元のシーンでは人気が高かった。このファーストアルバムが正当な評価を受けるにはかなり長い時を必要とした。


ーー『American Football』は1999年秋にリリースされた。当時、ポリヴィニールはまだ3年目で、ダーシーと私がダンヴィルの2LDKの家で運営していた。ダーシーと私はマイク、スティーヴ・ホームズ、スティーヴ・ラモスと友人で、アメリカンフットボールは、みんなが大学に通っている間、アーバナの地下室やDIYショー・シーンで演奏していた。


彼らはバンドを記録するためにLP1をレコーディングし、卒業後、みんなが進級するときに別れた。私たちはこのアルバムが大好きで、誰にも聴かれることのない短命なカレッジ・バンドのアルバムとして風化してほしくなかった。だから、シーンを記録するという精神で、とにかくレコードをリリースすることに決めた。


25年経った今、ポリビニールとアメリカン・フットボールの関係がいかに特別なものであったかは、決して忘れられない。ーーCo-Founder Polyvinyl  Record Co.  Matt Lunsford 2024



アメリカン・フットボールの記念すべきデビュー作のオリジナル・マスター・テープを何年もかけて探し求め、それを適切にレコーディングするマシンを探し求めた結果、LP1はオリジナル・エンジニアのジョナサン・パインズによって、最初に録音された場所と同じアーバナのプライベート・スタジオで愛情を込めてリマスタリングされた。1999年春に4日間でレコーディングされた『アメリカン・フットボール』(25周年記念盤)は、これまで以上にシャープで深みのあるサウンドに仕上がっている。


さらに、この新エディションは、アイアン&ワイン、エセル・カイン、マンチェスター・オーケストラ、ブロンドシェルなど、才能あるアーティストをフィーチャーした『American Football (Covers)』と共にリリースされる。


この独創的にプログラムされたセットは、アメリカン・フットボールが最終的に 「エモ・リバイバル 」に拍車をかけただけでなく、彼らの歌とサウンドが世代、ジャンル、そして地理的な境界をいかに越えたかを浮き彫りにしている。ストリングスに覆われたイマジネーション豊かなフォーク、インターナショナル・ポップ、インストゥルメンタルの素晴らしさ、そしてオープンロード・シューゲイザーの驚異 - LP1 (Covers) は、この9曲がいかに重要な存在であり続けているかを証明している。


アメリカン・フットボール(25周年記念エディション)は、24ページのブックレット付きで、スポット・エンボスとシルバー箔のゲートフォールド・パッケージ、そしてアメリカン・フットボール(カヴァーズ)は、ホワイト&ゴールド&ブルースプラッター・ヴァイナルで、どちらも10月18日発売。


本日、アイアン&ワインがプロデューサーのブラッド・クック(ワクサハッチー、ボン・アイヴァー、インディゴ・デ・スーザ)とレコーディングした「Never Meant」が、サム・ボー主演のオフィシャル・ミュージック・ビデオとともに公開された。





「隣人のブラッド・クックと私は、少し前から何か仕事をしたいと思い合っていた。このプロジェクトについて聞かれた時、完璧なチャンスだと感じた。特に、アメリカンフットボールのファンにとって意味のある曲だとわかっていたからね。このプロジェクトに参加できることを光栄に思うし、正当な結果を残せればと思っている。」 - サム・ビーム(アイアン&ワイン)


「アイアン&ワインの最初のレコードが出たとき、それはタウンズ・ヴァン・ザントとエリオット・スミスの間の針だった。 ニック・ドレイクがフガジを聴きながら成長し、ベッドルーム・アート・フォークを作るようになったような感じだった。 言い換えれば、もし私たちが22歳ではなく28歳で最初のレコードを出したとしたら、まさに私たちが作っていたであろうものだった。 サム・ビームは素晴らしいソングライターであり、曲の解釈者である。」- スティーブ・ラモス(アメリカンフットボール)






現在、デビューアルバムのアートワークの写真に映し出されたシカゴ郊外の一軒家はアメリカン・フットボールとポリビニールが共同名義で購入し、所有権を有している。



『American Football (Covers) 』


Label: Polyvinyl
Release: 2024年10月18日


Tracklist

1. Iron & Wine - “Never Meant”
2. Blondshell - “The Summer Ends”
3. Novo Amor & Lowswimmer - “Honestly?”
4. Ethel Cain - “For Sure”
5. Yvette Young - “You Know I Should Be Leaving Soon”
6. Girl Ultra - “But the Regrets Are Killing Me”
7. M.A.G.S. - “I’ll See You When We're Both Not So Emotional”
8. Manchester Orchestra - “Stay Home”
9. John McEntire - “The One With the Wurlitzer”


American Football (25th Anniversary Edition)



Label: Polyvinyl
Release: 2024年10月18日

Tracklist:

1 Never Meant (Remastered 2024) 
2 The Summer Ends (Remastered 2024) 
3 Honestly? (Remastered 2024) 
4 For Sure (Remastered 2024) 
5 You Know I Should Be Leaving Soon (Remastered 2024) 
6 But the Regrets Are Killing Me (Remastered 2024) 
7 I'll See You When We're Both Not So Emotional (Remastered 2024) 
8 Stay Home (Remastered 2024) (8:11)
9 The One With The Wurlitzer (Remastered 2024) 



アメリカン・フットボールは、1999年の春から夏にかけて、最初の、そして長い間唯一のLPをわずか4日間で制作した。スティーヴ・ホームズ、スティーヴ・ラモス、マイク・キンセラの3人は大学生で、彼らの広々とした優しく悲しい曲のアルバムが完成すれば、すぐに自分たちもそうなるだろうと思っていた。数回のライヴを除けば、彼らは学年の終わりに解散し、おそらく他のバンドや仕事、それぞれの人生に進むだろう、と。そして長い間、もちろんその通りになった。 アメリカン・フットボールの唯一のアルバムは、その音楽的優しさと歌詞の省略が際立っていたが、ほとんど注目されることもなく、ミッドウェスト・エモの歴史に刻まれた、きらめくような迂遠な作品となった。

しかしながら、その後の20年間に起こったことは、素晴らしい作品が徐々に聴衆を見つけるという感動的で奇跡的な物語である。


『アメリカン・フットボール』は、カルト・クラシックからエモの中心的存在へと変貌を遂げ、その名声とセールスは、果てしない砂時計に砂が積み重なっていくように増えていった。ジャケットに描かれた小さな白い家は、Anywhere, U.S.A.の楽曲が持つ哀愁を物理的に表現したもので、音楽のランドマークとなった。再結成、再発、そして2枚のニュー・アルバムがリリースされ、アメリカン・フットボールはついに自らの着実な成長曲線の頂点に立ち、自らが創り出した巨大で魅惑的な観衆と、自らが育てたシーンを見つめていた。前世紀末に作られた『アメリカン・フットボール』(LP1)は、間違いなく今世紀最も影響力のあるロックの1枚である。

シカゴのポリビニールが1999年に『アメリカン・フットボール』をリリースしたとき、同社はまだ新興レーベルだった。


Third Manに所属するニューヨークのオルタナティヴロックバンド、Hotline TNTが、2023年のアルバム『Cartwheel』収録曲のリミックスを収録した『Somersault EP』をリリースした。バンドは今年のピッチフォークフェスティバルに出演した。

 

バンドのグランジの影響下にあるサウンドとは異なり、EDMとして聞き所のあるミニアルバムだ。Hotline TNTのこれまでとは一風異なる魅力を体験することができるはず。

 

EPには、昨年発売され、各メディアから称賛された最新アルバム『Cartwheel』のリワークが収録されている。参加ミュージシャンは、DJ Sabrina the Teenage DJ、They Are Gutting a Body of Water、Poisonfrog、Downstairs J、Car Cultureがそれぞれリミックスの才能を発揮している。


「”Cartwheel”のトラックをリミックスしてもらうためにステムを送ったとき、何を期待したらいいのかぜんぜん見当もつかなかった。曲のBPMやミックスのヘッドルームの量を聞いてきた時、私はどう答えていいのか分からず、おそらく、自分のGarageBandのプロジェクトファイルの恐怖を思い出しながら、千メートル先にあるこれらを見つめているような奇妙な感じだった」

 

 

 

©Ebru Yildiz


「ゴシック・ポップ」の女王の名を掲げて登場したChelsea Wolf(チェルシー・ウルフ)は、すでにKerrang!でも特集されており、ジャンルを問わず今後の活躍が予想できるシンガーである。ウルフの持つ音楽の世界は果てしない海溝のようである。暗鬱でありながら、奇妙な魅力が含まれている。メタリックなポップと独自の世界観がどのように完成されていくのか楽しみにしたい。

 

今回、チェルシー・ウルフは、8月30日にLoma VistaからリリースされるEP『UNDONE』を発表した。

 

最新アルバム『She Reaches Out to She Reaches Out to She』からの楽曲を、†††(Crosses)、Full of Hell、Justin K Broadrick(Godflesh)、Boy Harsher、Forest Swordsがリミックスしている。

 

チェルシー・ウルフは声明で次のようにこの新作について語った。「She Reaches Out』は変身をテーマにしているため、公式のリミックスを作るには最適であると感じた。デイヴ・シテックと作り上げた音の世界をさらに広げるため、私が本当に尊敬するアーティストを招いた」


チノ・モレノのヴォーカルをフィーチャーした「Tunnel Lights (†† Remix)」を下記より視聴してみて下さい。

 

 

「Tunnel Lights (†† Remix)」




Chelsea Wolf 『UNDONE EP』


Tracklist:


1. Dusk (Ash Koosha Remix)

2. Eyes Like Nightshade (Full of Hell Remix)

3. House of Self-Undoing (Boy Harsher Remix)

4. Everything Turns Blue (Justin K Broadrick Remix)

5. Whispers In The Echo Chamber (Forest Swords Remix)

6. Tunnel Lights (††† Remix)

 

 

ロンドンのエレクトリックプロデューサー、Mura Masa(ムラ・マサ)は、自主レーベル”Pond Recordings”から8月23日にリリースされるニューアルバム『Curve 1』を発表した。


プロデューサーとして活動し、そしてリミックスアーティストとしてグラミー賞をすでに獲得しているムラ・マサは、次の作品において、ミュージシャンとして主体性を維持した上で、反商業主義の方針に打って出る。次のステップにおいて、彼はダンスミュージックの真髄を追求し、音楽からもたらされる純粋な醍醐味に焦点を絞っている。


ニューアルバムについて、ムラ・マサはプレスリリースで次のように述べている。


「『Curve 1』は、結局のところ、私が私生活で培ってきた姿勢の現れでもあるんだ。すべてのコンテンツ、すべてのアテンション・エコノミー、すべてを無視すること……。そうすることで、身の回りにある本当に意味のある重要な部分が、あなたのエネルギーを求め、それ自体を知らしめ、そして無視できない存在にしてくれるはずだ」

 

「この作品は、私自身のレコード・レーベルを通してインディペンデント・アーティストとして初めて発表するもので、できるだけ自由で反物語的なものにしたかった。かなり印象派なんだ」

 

「エンターテインメントとしての音楽は、アルバムやアーティストにまつわる物語を作るという点で、多くの場合、私にとって非常に広告的で過度に感傷的なものに感じられる」


「私は、この弊害をできるだけ取り除いたいと思っていて、音楽とつながりを持つ人々の生活の中で音楽が独自の意味を生み出す余地を残しておきたかった。3年近くにわたって、それらの考えを理論化し、苦心し、実行した結果、これらのレコードに含まれる複雑さやアイデアを説明しないようにするのはかなり難しいことだった。単純に「聴いてください」と言う方が、このアルバムの意図にはるかにふさわしいと思う」

 

 

昨年デビューアルバムをリリースしたyeuleをフィーチャーした「We Are Making Out」、「rise/gimme」、「Whenever I Want」、Daniela Lalitaをフィーチャーした「Drugs」、「still」が収録。チェリッシュをフィーチャーした先行シングル「Fly」のエクステンデッド・ミックスは下記でチェック。

 

 

「Fly」

 

 



Mura Masa 『Curve 1』

Label: Pond Recordings

Release: 2024年8月23日

 

*収録曲は未公開 



Mura Masaはガーンジー生まれのエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、ソングライターである。アレクサンダー・クロッサンは、イギリスとアメリカのSpotifyバイラル・チャートで1位を獲得した。

 

2016年の楽曲「Lovesick」(フィーチャリングASAP Rocky)でよく知られている。2022年には、PinkPantheressのシングル「Boy's a Liar」をプロデュース、US Billboard Hot 100で3位を記録した。


アレクサンダー・クロッサンのセルフタイトルのデビューアルバム(2017年)は、第60回グラミー賞で最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞と最優秀レコーディング・パッケージ賞にノミネートされた。リミックスの達人でもあり、 ハイムの「Walking Away」のリミックスは、第61回グラミー賞で最優秀リミックス・レコーディング賞(非クラシック部門)を受賞している。

 

©Bao Ngo


ヨーロッパは、ドイツを始め、魅力的なライブ市場を抱える地域として注目を浴びている。そして古くから音楽の都でもあるドイツのレーベルは、なにもECMやBMGだけというわけではない。最近、ベルリンのCity Slangは良質な作品を立て続けにリリースし、現在最も乗りに乗っているレコード会社である。同レーベルは、King Hannah、Los Bitchosのニューアルバムに続いて、かなり派手なリリースを控えている。ニューヨークの”Pom Pom Squad”のセカンドアルバムだ。

 

前作『Death of a Cheerleader』で、耳の早い音楽ファンの注目をひきつけることに成功したPom Pom Squadは、セカンド・アルバムでより内的なテーマを織りまぜている。『Mirror Starts Moving Without Me』では、新しいステップへ挑戦を試みており、「バンドは自分たちに課せられた期待を激しく否定し、自分自身のアイデンティティの限界を自己検証するような作品群を届けている...。その前に、自分たちを閉じ込めるあらゆる壁に巨大なハンマーで殴りかかる」という。



「壁を破る」という次なる段階を象徴付けるセカンドアルバムは、ミア・ベリンを中心とするバンドが従来のコンフォートゾーンから離れることを意味する。どこに着地するのか、もしくは着地しないのか。そしてどれくらいの影響力を得るのだろう。最初のアルバム発表では、トラウマを乗り越えて成長する姿をスラッシュのように表現した 「Spinning」がリリースされた。


ポム・ポム・スクワッドのフロントマン、ミア・ベリンは声明を通じて次のようにこの新曲について述べている。「この曲は、私が過去の辛い記憶と向き合い、それがどのように私の未来を形作ってきたかを学んだ瞬間を表している。

 

「それを受け入れることで、自分の中にもっと自由と許しを見つけることができた。2021年の『Death of a Cheerleader』に続くこの作品は、先月リリースされた「Downhill」ですでにプレビューされている。ミア・ベリンは、「私は、自分の性格の相反する側面の間の押し引きについて考えていた。野心的であることは、時に自己破壊的であることのように感じることがあった」

 

 

 「Downhill」

 

 

 

アルバムのリリース発表と合わせて、セカンドシングル「Spinning」が本日公開された。フロントパーソンのミア・ベリンとベンジャミン・リーバーが監督したミュージックビデオも公開された。


「この曲は、私が過去の辛い記憶としっかりと向き合い、それがどのように私の未来を形作ってきたかを学んでいた瞬間を表しています」と、ベリンは「Spinning」についての声明の中で語った。「それらを受け入れることで、自分の中にもっと自由と許しを見つけることができた」

 

「アルバムの歌詞の多くは、自分自身を観察/分析することに関係しているので、何かのために監視室の設定を作りたいと思ったの。"Spinning "のビデオでは、本当に楽しいホームベースになったわ」


アルバムの制作について、ベリンは次のように語っている。


「このアルバムでは、若い頃の自分から多くのインスピレーションを得た。自分のクリエイティブなルーツに戻りたかった。ライターのブロックが特にひどかった時、子供の頃から大人になるまで、ずっと好きだった曲のプレイリストを作ることに挑戦しました。それは思いもよらない形で私を癒してくれた。スタジオに入る前に、バンドメンバーとコーディにも同じことをさせた。『Mirror』のセッションを通して、私たちは皆、自分たちのプレイリストを参考にした」

 

 

 「Spinning」- Best New Tracks

 



「Spinning」のミュージックビデオについて、バレンは語った。「アルバムの歌詞の多くは、自分自身を観察/分析することに関係している。”Spinning"のビデオでは、本当に楽しいホームベースになった」

 

 Pom Pom Squadの2ndアルバム『Mirror Starts Moving Without Me』はCity Slangから10月25日に発売される。

 

 

Pom Pom Squad  『Mirror Starts Moving Without Me』

Label: City Slang

Release: 2024年10月25日

 

Tracklist:


1. Downhill

2. Spinning

3. Street Fighter

4. Everybody’s Moving On

5. Villain

6. Running From Myself

7. Messages

8. Montauk

9. Doll Song

10. Tarot Interlude

11. The Tower

 

Kate Bollinger


まだ見ぬ世界に向けて歩き始めることほど、ワクワクすることはない。ナビゲーションのある旅はどこかしら魅力に欠ける。目的地がわからないほど、結構楽しい旅程になるのだ。

 

バージニア州の新進気鋭のシンガーソングライター、Kate Bollinger(ケイト・ボリンジャー)は、デビュー・アルバムのリリースを来月下旬に控えている。バロック・ポップ/チェンバーポップをベースに、ニューヨークの名シンガー、Murgo Garianのように懐古的なポップスを提供する。実際的にこういったノスタルジックなポップスは、一定数の人気を誇ることがある。このデビューアルバムで、ケイト・ボリンジャーはそのことを対外的に証明してみせるだろう。

 

ケイト・ボリンジャーはアルバムのオープニングを飾る「What's This About (La La La La)」を公開した。この曲は、『Songs From a Thousand Frames of Mind』の三作目のシングル。

 

”イエイエ”の愛称で知られるフレンチポップの魅力を体現させ、それらをマルゴ・ガリアンのファンシーな音楽性と結びつける。ボリンジャーの曲にはビートルズ、カーペンターズといったクラシックなポップスのファンにも共鳴するものがあるに違いない。そして、カヒミ・カリイなど渋谷系のアーティストの音楽性にも近いテイストがある。


新曲「What's This About (La La La La)」について、ボリンジャーはプレスリリースでこのように語っている。 

 

「この曲は、私の頭の中に完全に出来上がって届いた曲のひとつで、まるで他の誰かから届けられたようなものだった。モントリオールの『チェリー・ピール』とアップルズ・イン・ステレオの『トーン・ソウル・エヴォリューション』への頌歌のようなもの」

 

Kate Bollinger(ケイト・ボリンジャー)のデビューアルバム『Songs From a Thousand Frames of Mind』は、ゴーストリー・インターナショナルから9月27日にリリースされる。

 

 

「What's This About (La La La La)」

 

©Steve Gullick


Porridge Radio(ポリッジ・レディオ)はブライトンの次世代のインディーロックシーンを象徴付ける存在と言っても過言ではない。この海辺の都市から毎年のように魅力的なバンドが出てくるのは事実だが、いよいよ国内にとどまらず、海外にも彼等の名を轟かせる時期が近づいている。

 

ポリッジ・レディオは、フロントウーマンのダナ・マーゴリン(vo,g)を中心として、2015年にブライトンで結成された。


2016年に『Rice, Pasta And Other Fillers』でデビューを果たした後、2020年の2ndアルバム『Every Bad』がPitchforkのベスト・ニュー・アルバムに選出されるなど多くのメディアで高い支持を得て、マーキュリー賞にもノミネートされた。2022年5月に3rdアルバム『Waterslide, Diving Board, Ladder to the Sky』をリリースしている。

 

ニューアルバム『Clouds in the Sky They Will Always Be There for Me』は彼らのキャリアを決定付ける作品となるだろうか?  


どうやらこの作品は、様々な外的な環境に翻弄されることなく、普遍的な自信を持つことについてのテーマが含まれている。

 

「『Sick Of The Blues』は、傷つき、心に穴が空いたとしても、他の誰かではなく、自分自身が幸せの源泉であることを思い出すこと。十分に混乱させられた後、コントロールを取り戻したくなる。私はただそれを手放したいと思い、それに蝕まれるのを止めたかった。シンプルで、楽しんで、起こりうるすべての良いことを思い出したかった。何も深刻に考えず、完全に愛すること...。友人たちと楽しみ、トンネル・ビジョンを取り除き、自分の人生に再び恋をしてみたい」


ニューアルバムはドム・モンクスがプロデュースし、2024年の初めにイギリスのフロムでレコーディングされた。「ドム(・モンクス)は、その感覚を伝える方法を知っていた」とマーゴリンは語った。


「そして、ドム(・モンクス)はその感覚を伝える方法を知っていた。バンドとしての私たちのフレンドシップと、一緒に演奏することを学んだ方法についての何かを的確に捉えている。多くのことを教えてくれたわ。自分の直感にとことん従うこと、友人とその忠誠心を信じること、人ときちんと喧嘩して、それでも一緒に戻ってこられる自分を信じきること。なぜなら、レコードを作ることが私の人生であり、仕事が私の遊びであり、仕事こそが私の人生だからだ」

 

 

『Waterslide, Diving Board, Ladder to the Sky』はSecretly Canadianから10月18日にリリースされる。

 

 

「Sick Of The Blues」

 

 

 

Porridge Radio 『Waterslide, Diving Board, Ladder to the Sky』


Label: Secretly Canadian

Release:2024年10月18日


*収録曲は未公開