ブロードキャストは新しいデモ集『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』を9月28日にWarpからリリースする。これは彼らの正真正銘最後のアルバムになると言われている。今回、ブロードキャストは未発表デモ "Come Back to Me" を公開した。プレビューの試聴は以下から。


以前、彼らは『Distant Call』から、テンダー・バトンズのトラック "Tears in the Typing Pool" のデモ・バージョンを公開した。


2023年9月、Broadcastはデモ集『Spell Blanket - Collected Demos 2006-2009』を、故トリッシュ・キーナンの55歳の誕生日に発表した。5月にWarpからリリースされた。『Spell Blanket』はキーナンの未発表デモ集で、4トラックテープやミニディスクに録音されたデモが収録されている。


『Distant Call』は、『Haha Sound』、『Tender Buttons』、『The Future Crayon』に収録されたBroadcastの曲のデモを集めたもの。また、2006年にブロードキャストが行った "Let's Write a Song "プロジェクトに応えてキーナンがレコーディングした "Come Back to Me "と "Please Call to Book "の2曲も収録されている。



「Tears in the Typing Pool-Demo」



 Broadcast  『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』



Label: Warp
Release: 2024年9月28日


Tracklist:

1. Tears In The Typing Pool [Demo]

2. Still Feels Like Tears [Demo]

3. Come Back To Me [Demo]

4. The Little Bell [Demo]

5. Distant Call [Demo]

6. Valerie [Demo]

7. Colour Me In [Demo]

8. Ominous Cloud [Demo]

9. Flame Left From The Sun [Demo]

10. Where Youth And Laughter Go [Demo]

11. Poem Of A Dead Song [Demo]

12. O How I Miss You [Demo]

13. Pendulum [Demo]

14. Please Call To Book [Demo]

Japanese Breakfastの再来か ロサンゼルスのLuna Li(ルナ・リー)に注目


つい昨日まですっかり忘れていたのは、このサイトを始めた翌年、なぜかハンナ・ブシエール・キムこと''Luna Li''を紹介していたことだった。


「最初の『jams EP』をリリースしたとき、何に期待していいのかわからなかった」とルナ・リーは回想する。「短いループするインストゥルメンタル曲のコレクションをリリースするのは型破りであると感じたし、確かにこれまでリリースしたものとは違っていた」と。プロデューサーや編曲家のことはさておき、ミュージシャンの才能というのは、たくさん知っていることではなく、「知らない事がたくさんある」ことなのだろうか。


それでは、ハンナ・ブシエール・キムとは何者なのか。カナダ・トロントを拠点に活動するシンガー、ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリストは、現在、トロントからロサンゼルスに移住し、ソングライティングを行う。COVID-19の流行初期の数ヶ月間を、キムは未来の希望のために費やしていた。ハープ、キーボード、ギター、ヴァイオリンを演奏する彼女の自宅でのジャム・セッションの一連のビデオがソーシャルメディアで拡散された後、一躍脚光を浴びたのだ。


ハンナ・キムは、元々バンドに所属していたというが、以後、ソロシンガーソングライターに転向した。バンドでは才能を持て余したのか、もしくは初めからそう定められていたのか。”Veins”として作曲を始めた後、2015年に自主盤のレコード『Moon Garden』をリリースした。以降、Luna Liとして活動を始めると、、2017年にデビュー作『Opal Angel』をセルフリリース。AWAL RecordingsとIn Real Lifeと契約後、2021年にパンデミック中に作曲したバイラル・ジャム・セッションのコンピ『the jams extended play』でデビュー。ルナ・リーとしてのデビューアルバム『Duality』は、2022年にAWAL(カナダ)とIn Real Life(その他の地域)からリリースされた。


実際的にJapanese  Breakfast(ミシェル・ザウナー)の名前を挙げたのは、ルナ・リーがザウナーによって知名度を引き上げられた側面があるからだ。これらの2020年の伝説的なビデオは、アーティストとしての成功に欠かせないものであっただけでなく、最終的には800万回以上のストリーミングを記録し、ジャパニーズ・ブレックファストのツアーの帯同にもつながった。キムが自分の気持ちを共有し、「それを本当の形で表現する」ために必要なプロセスだったという。


キムは音楽的に豊かな環境で育った。母親は一緒に音楽教室を経営しており、彼女はそこでバイオリンとピアノの古典的な訓練を受け、後にハープとギターを手にした。もちろん、普通の音楽ファンらしい性質もあった。10代の頃、キムはテーム・インパラとフロントマン、ケヴィン・パーカーに夢中になった。彼女が初めて買ったギターは、パーカーが弾いているのと同じ"Squier J. Mascis"だった。高校卒業後、彼女は、クラシック・ヴァイオリンを学ぶため、マギル大学に進学したが、キャリアを追求するために1学期で中退した。実際的には、バンドをやるためだった。しかし、そのあともしばらくの間、暗中模索が続いた。つまり、依然として、音楽に対する思いやビジョンは不透明なままだった。「私はどんな音楽をやるのだろう、どうやって音楽の仕事をしていくのだろうという疑問が常に念頭にありました」と彼女は振り返る。


子供の頃に聞いた音楽が後の全てを決定づけるという一説がある。ある意味では、ミュージシャンというのは、子供の頃の理想や幻想を追い続けるロマンチストなのだ。そして彼らは、子供が蝶を追いかけるように、山のてっぺんへと登っていき、誰も辿りつけないところまで行く。歳をとり、後天的に才能が花開くケースもあるが、実際的に、私が知っている多くの音楽的な才能に恵まれた人々は、幼い頃、何らかの形で音楽に親しんでいる。子供時代の経験は無駄なことは一つもないのだ。聖歌隊で歌った人々、音楽教育を施された人々、両親が音楽愛好家であり、日頃から良質な音楽に触れる環境があった人々、ストリートでリアルな音楽に触れた人々……。彼女の生涯をかけた輝かしい音楽教育は、クラシックの弦楽器とモダン・ロックのサウンドが融合した音楽のみずみずしいサウンドという形で結実している。デビューアルバム『Duality』を見るとわかるとおり、彼女がビデオで表現しようとしたときの本物の感情が、音楽でも明瞭に表現されている。最初のアルバムの制作には、およそ4年の歳月が費やされ、プロジェクトは様々なムードやテーマに跨ることもあり、また、時には1曲の中で完結することもあった。 

 

 

 SOCAN  Interview  2024

 

 

 

限られた人だけに受けいられるポピュラー音楽ほど不完全なものはない。一部の幸福な人のために音楽は存在するのではないのだから。明日がわからない人、今まさに悲しんでいる人、傷んだ人の心を癒さずして、「スター」を名乗れるのだろうか。ルナ・リーが歩んできた道は、直線ではなかった。むしろギザギザで曲がりくねった道を歩んだ事が、その心に聖なる火を灯すことになった。だから、リーの音楽が不幸な人から幸せな人の心まで響きわたるのはそれほど不思議なことではないのである。「私が曲を書くときは、決してひとつの表現にはなりえないと感じている。たとえ、それがハッピーな曲であっても、私はいつも悲しみの要素を大切にしている」とキム。デビュー・アルバムのタイトル曲は、ギター・ラインの間にドラマチックな間があり、徐々に壮大で爆発的なコーラスへと盛り上がっていくメロウなトラックが特徴だ。


ルナ・リーのソングライティングにおける考えには大いに共感すべき点がある。音楽の最大の魅力は、それまでなんの関係もなかった、人種、階級、考え、趣味趣向も異なる人々が一つに繋がるということだ。リーの場合は音楽を通じて、"世界の人々と思いをシェアする"ということだった。結局のところ、『Duality』に収録されている曲は、彼女がキャリアをスタートさせてから音楽作りのプロセスがどのように変化したかを反映していた。「駆け出しの頃は、自分のアートは、自分自身を表現するものでしかなく、自分の感情を吐き出す方法だと感じていた。それはセラピーでもあった」とキムは言う。「もちろん、今でもそうなんだけど、今は自分の''音楽で人々とつながることができる''という特別な思いがある。自分の音楽を、他人とつながるための方法であると考えるようになった。感情を分かち合い、エネルギーを分かち合うためにね......」


現在、二作目のアルバム「When a Thought Grows Wings (思考が大いなる翼に育つ時)」のリリースに向けて、ルナ・リーは着実にスターへの階段を昇っている。第二章は、「メタモルフォーゼ」という驚くべき手段によって行われる。それは、八年間連れ添ったパートナーとの別離による悲しみを糧にし、音楽を喜びに変えることを意味する。彼女は過去にきっぱりと別れを告げた。

 

トロントの家族、そして、恋人との辛い別れの後、リーは夢のある都市ロサンゼルスを目指した。映画産業の街、ビーチの美しさと開放感は、彼女の感性に力強い火を灯した。最早、リーのソングライティングにはデビューEPの頃のような迷いはない。彼女は自分がなすべきことをわかっている。自分の音楽が何のために存在するのか、何のためにバンドを飛び出してソングライターになったか。リーは理解している。


世界を制覇するには欠かさざるものが三つある。勇敢さと大胆さ、そして、勢いだ。そのため、今、彼女は、Yaejiのようにオックス(斧)を肩にかけ、世直しの旅を始める。時は来た。ジャパニーズ・ブレックファーストの再来を心から祝福しよう。




Luna Li  「When a Thought Grows Wings」- In Real Life Music / AWAL

 


デビューアルバムではベッドルームポップ/ネオソウルと、AWALに所属するLaufeyを彷彿とさせるソングライティングを行っていたルナ・リーだったが、セカンドアルバムでは、驚くべき転身を果たす。

 

ハープのグリッサンドやエレクトリックピアノの演奏を交え、クレイロやミシェル・ザウナーのようなポスト・バロック・ポップ、西海岸のチルウェイブの象徴的なプロデューサー、Poolsideのようなリゾート感覚を持つダンスミュージック、ネオソウルを中心とするメロウさにドラムのサンプリングを配するブレイクビーツの要素を交え、特異なポピュラーミュージックを築き上げる。

 

まず間違いなく、若者向けのインフルエンサーの意味合いを持つ「AWALらしいポップス」と言えるようが、ミシェル・ザウナーのように、ビートルズからのアートポップの影響、「Hotel Calfornia」の時代のイーグルスのソフィスティ・ポップの影響も加わり、唯一無二の音楽性が組み上げられ、「さすが!」と言わせるような作品に仕上がっている。モダンでスタイリッシュなソングライティングは、2020年代のポピュラーアーティストの象徴的な作風で、ソーシャルメディア全盛期の需要に応えみせたといえる。その反面、一度聴いただけでこのアルバムの全体像を把握することは容易ではない。このアルバムは快活であるが、軽薄ではないのだ。トラック全体の作り込み、ボーカルの多様な歌唱法、対旋律的なフレーズの配置、そして、それらを包み込むゴスペルに比するソウルフルな雰囲気が絶妙に合致している。セカンドアルバムは、聞き手を陶酔させる中毒性と、静かに聞き入らせる深度を兼ね備えた稀有な作品である。もちろん、そこにソングライターとしての観念体系も加わった。「思想の翼が育つ時」というタイトルは大げさではない。シンガーが生まれたトロントを離れ、ロサンゼルスに向かい、その先で新しい生活を築くという人生の重要な期間が音楽によって見事に象られている。そして、それらの人生の一側面を示す音楽が鷹の羽のように大空にゆうゆうと羽ばたいている。

 

シンガーソングライターとしての真価を見る時、大切なのは、ループサウンドを用いる時、次のフレーズを呼び込む創造性が含まれているかどうか。それが前のフレーズから飛躍したものであるほど、その人は現在のところ、「才能に恵まれている」ということになる。そして、アルバムやEPの終盤で音楽が萎んでいくのか、無限に広がっていく感覚がするのかということである。

 

ここで、天才と秀才の決定的な差が判明することがある。音楽だろうが、文学だろうが、映像だろうが、絵画であろうが、天才的な表現者は、次にやってくる何かがあらかじめわかっているように作品を制作する。彼らは、頭の上に創造の源泉を持ち、そこから情報を汲み取るというだけなのだ。そんな人々に自らの頭脳を凝らして制作するタイプの人々が叶うわけもない。そして、最初のイメージを形づくるモチーフを風船のようにふくらませながら、糸を手繰り寄せるかのように、次の展開を呼び起こすフレーズを繋げていく。そして、LEGOのブロックのように呆れるほど簡単に組み上げてしまう。

 

たとえ制作者は否定するとしても、録音現場の環境は、実際的にその作品に少なからず影響を及ぼす。それは状況が実際の音楽に乗り移ることがあるからである。カルフォルニアで制作されたものと、ニューヨークで制作されたものが異なるのは当然のことで、このアルバムには間違いなくロサンゼルスの空気感が反映されている。「1-Confusion Song」では、エレクトリック・ピアノのアルペジオをモチーフにして、コアなブレイクビーツを背景に、多彩な展開力を見せる。背景のビートに乗せられるのは、しかし、AWALのアーティストらしい柔らかく艶めかしいボーカル。ルナ・リーはセカンドアルバムで、ネオソウルの影響を活かし、ボーカルの節回しに巧みなグルーヴを加えている。ヒップホップのグルーヴとR&Bのメロウさ、そしてオルトポップの亜流性が、このアルバムの序盤の印象を決定付ける。スケールやコード感覚も絶妙であり、ほとんど停滞する瞬間はない。スムースな曲の展開の中で、ピクシーズの系譜にあるオルタネイトなコード進行や移調を巧みに交えながら、一部の隙もないオープニングを組み上げる。 

 

 

 「1-Confusion Song」

 

 

 

このアルバムではアジア系のシンガーソングライターとしてのエキゾチズムも遺憾なく発揮されている。「2-Fantasy」では、彼女が幼い頃から慣れ親しんできたハープのグリッサンドの演奏を琴のように見立てて、幻想的なイントロを作る。その後、カラオケのMIDIのようなトラックメイク、そしてアフロジャズ風のフルートを起点として、伸び上がるようにソウルフルな曲調へと繋げていく。従来から培ってきたベッドルーム・ポップのフレーズをオーガニックな雰囲気で包み込んで、現代的なソフィスティポップの理想形を作り上げていく。Poolsideのようなチルウェイブの範疇にある心地よいビートは、バレアリックの要素こそ乏しいが、ダンスミュージックのフロアのクールダウンのような安らぎと癒やし、穏やかさな感覚をもたらす。そして、Laufeyの系譜にあるR&Bの音楽性は、モダンでアーバンな質感を帯びる。コーラスワークも絶妙であり、二つのボーカルの重なりは、夕日を浴びる西海岸の波のように幻想的にきらめく。アルバムの序盤は、こういったチルウェイブに属する心地よさと安らぎに重点が置かれている。「3-Minnie Says」では、シティ・ポップに近い音楽性をトロピカルの要素と結びつける。ルナ・リーは、現実的な人生がたとえ悲しい瞬間があろうとも、楽園的な音楽性を作ることを厭わない。いや、むしろ音楽は、現実とは対極にあるものを作ることができることを示す。



「4-Golden Hair」はピアノのイントロからブレイクビーツを絡めたベッドルームポップへと移行する。オルトポップソングを書くことを念頭においているらしいとはいえ、ボーカルの節回しにはヒップホップのハナシがあり、またニュアンスがある。ここでは、TikTok世代のソングライティングと、Youtubeからキャリアを出発させたリーのヒット・ソングに対する考えを垣間見ることができるはずだ。甘いメロディーのポップ、ブレイクビーツ、R&Bを反映させたメロウさ、これらを三位一体として、アルバムの序盤の3つの収録曲と同じように流動的なフレージングを見せる。同じフレーズにこだわらず、次の展開にすんなり移行するのが、心地よさを呼び覚ます。そして、この曲に満ちるリゾート的な空気感は、二つのヴォーカルのハーモニーによって引き上げられる。驚くべきことに、それは幻想的な夕日と海岸のイメージすら呼び起こすことがある。ここには、カルフォルニアに移住したシンガーの新生活の感動が含まれている。

 

アルバムの中盤の2曲では、眠りの前の微睡みのような瞬間をオルトポップで表現している。「5-I Imagine」、「6−Enigami」では、エレクトロニックピアノの音響を基にして、メロウなアトモスフィアを作り、その背後の枠組の中で、同じようにベッドルームポップやオルトポップの甘いフレーズを歌う。そして前者ではチルウェイブ/チルアウトの作風をベースとして、彼女が信奉するテーム・インパラからのモダン・サイケの影響をバロックポップのソングライティングの枠組みとかけ合わせて、このアーティストにしか作りえないものを提供している。「6−Enigami」はハープの演奏を基にして、それを古典的なジャズをモダンな作風に置き換えている。Bjorkの「Debut」の作風を受け継ぎながら、コーラスを交えて祝福的な感覚を作り上げる。マニュピレーションによる電子音楽と、背景のストリングスの要素は、エクスペリタルポップの範疇にあるが、曲の最後ではイントロでは想像もできないような壮大な美麗さを作り上げる。 

 

 「6−Enigami」

 

 


「美学」と言えば、大げさになるが、美学というのは、すべて観念から生ずる。そしてルナ・リーの音楽的な美学が、すでにこの二作目でちらほらと見え始めている。現代的なシンガーの代表格であるクレイロ、ボリンジャーと同じように、古典的な音楽に対する憧憬が本作の中盤から後半にかけて、「ポスト・バロック」という次世代のスタイルを作り出し、圧巻のエンディングを呼び込む役割を果たす。そう、このアルバムは、一つの水の流れのようにうねりながら、オープニングから中盤、そしてクライマックスへと続き、最後の劇的な音楽への予兆となる。 

 

華麗なハープのグリッサンドからはじまる「That's Life」は、このアーティストがアイスランドのビョークの次世代に位置することを伺わせるが、その後は、60年代や70年代のフォークポップを彷彿とさせる曲調に移行する。いわば、Domino Recordingsの所属アーティストのようなノスタルジックなロックソングやポップに焦点を絞っている。この古典的なサウンドは、Real Estate、Sam Evian、Unknown Mortal Orchestraといった男性ミュージシャンがリバイバルとして復刻しているが、それらの系譜を女性シンガーソングライティングとしてなぞらえようとている。しかし、二番煎じとはいえども、ルナ・リーがもたらすベッドルームポップの旋律の甘さは、奥深いノスタルジアを呼び起こす。同じように古典的なポップスを踏まえた曲が続く。

 

「I Would Let You」では、メロディーズ・エコーズ・チャンバーに代表される、次世代のフレンチ・ポップの系譜を受け継いだ甘くメロウなナンバーとして楽しめる。幽玄なホーン、遊び心のあるハープのグリッサンド、そして弦楽器のピチカートを交えた「Take Me There」はルナ・リーの絶妙な音感から美麗なボーカルとコーラスのハーモニーを生み出される。内省的で抒情性溢れるボーカルについては、mui zyuを思わせるが、やはりその後の展開はやや異なる。ルナリーの場合は、メロトロンを使用したビートルズ風のバロックポップを起点に、やはり懐かしいポップスという現代的なシンガーソングライターの系譜に属する曲を作り上げる。そして現時点では、ハープのグリッサンドがこの歌手の強みであり、曲の後半では、R&Bのコーラスワークに加わるグリッサンドが色彩的な音響性を生み出し、うっとりしたような空気感を生み出す。


アルバムの後半部では、ラナ・デル・レイがお手本を示した映画的なポップスへと移行し、クライマックスへと続いている。アフロ・ビートを思わせるフルートの演奏をクラシック・ストリングスと重ね合わせ、美麗なハーモニクスを構築した上で、オルトポップの範疇にあるボーカルを披露するという面では、現代のトレンドに沿っているが、やはり、ミシェル・ザウナーに影響下にある甘いポップスの雰囲気が、アルバムの後半では色濃くなる。そして、今年のポピュラーの傑作といえそうなアルバムのクローズ曲へのインタリュード代わりとなる。前にも述べた通り、アルバムの中の素晴らしい一曲が、他の全ての難点や弱点を帳消しにしてしまう事例は、従来のポピュラー音楽史でも何度もあったことであると思う。

 

全体的なポピュラー・アルバムとしての評価は別としても、ジャパニーズ・ブレックファーストの系譜にある「11−Bon Voyage」は、今年度のポップスの名曲に挙げても違和感がない。その中には、ギルバード・オサリバンの「Alone Againe」のようなバロック・ポップの強烈な切なさと哀感が込められている。ボーカルのニュアンスには確かに、メロディーズ・エコーズ・チャンバーのような次世代のフレンチポップからの音楽的な影響があり、それが実際的にヨーロッパ的な華やかさを与えている。

 

ハープのグリッサンドとストリングスの駆け上がりの後、アンセミックなサビを通じて、祝福的なポピュラーを構築し、ビートルズ、オアシスの次のスタンダードを劇的に構築している。ビートルズのチェンバーポップ、オアシスのブリットポップの次世代に当たる「ポスト・バロック/ネオ・バロック」というジャンルは、すでにクレイロ、beabadoobeeの最新アルバムにも示されている通り、今後、ポップスターの音楽により多く組み込まれるようになるはずだ。


細々とした説明をするまでもなく、このクローズ曲は、今年聴いたなかで最も圧倒されるものがあった。中途半端な曲をたくさん詰め込むよりも、スペシャルな一曲がある方が俄然評価は高まるのは当然のことなのだ。

 


95/100

 

 

Best Track- 「Von Boyage」

 

 

 

 

*Luna Liの新作アルバム「Whin a Thought Grows Wings」はIn Real Life Music/ AWALから本日発売。ストリーミング等はこちら




 

Soul Asylum
©Darin Kamnetz

 

80年代以来、Soul Asylu(ソウル・アサイラム)は、パンクのエネルギー、ギターの火力、アグレッシブなものからハートフルなものまで幅広い楽曲を、騒々しく力強く組み合わせたロックグループとして知られてきた。しかし、ソウル・アサイラムは、まず間違いなく、2000年代までは「オルタナティヴロック・バンドの大御所」という扱いだったが、今や彼らにオルタネイトの称号を与えることは順当であると言えるだろうか。その答えは、次のアルバムですべて明らかにされる。ミネアポリスのバンドによる、華やかで、楽しくて、ルーズな13枚目のスタジオ・アルバム『Slowly But Shirley』には、これらバンドの魅力がたっぷり凝縮されている。



『Slowly But Shirley』では、ドラムのマイケル・ブランド(プリンス/ポール・ウェスターバーグ)、リード・ギタリストのライアン・スミス、ベーシストのジェレミー・タッペロが参加するソウル・アサイラムが、お馴染みのプロデューサーを起用したことも助けになった。 スティーヴ・ジョーダンは、1990年の『And the Horse They Rode In On』でもプロデュースを担当している。

 

初めてスティーヴ・ジョーダンと一緒に仕事をした当時、ソウル・アサイラムのメンバーは、スタジオで自分たちのサウンドをどのように表現するのがベストなのか、まだ考えあぐねていた。「彼は、スタジオで音楽を演奏するプレイヤー独自の言語を教えてくれたんだ。当時の僕らはそうではなかった。何をどういう順番でやればいいのか、まだよくわかっていなかったんだ」



それから数十年が経ち、両者は、それぞれ別の場所にいる。ジョーダンは現在、ローリング・ストーンズのドラマーであり、ソウル・アサイラムは、グラミー賞を受賞したビルボード・ホット100トップ5ヒット 「Runaway Train 」とモダン・ロックNo.1大ヒット 「Somebody to Shove 」を収録した1992年のダブル・プラチナ・アルバム『Grave Dancers Union』で商業的にブレイクし、ロック・シーンで最も刺激的で勤勉なバンドのひとつであり続けている。

 

しかし、『Slowly But Shirley』では、以前のコラボレーションを思い起こし、ミネアポリスのテラリウムでライヴ・レコーディングを行い、ニューヨークの伝説的スタジオ、エレクトリック・レディとヒット・ファクトリーでヴォーカルをオーバーダビングした。ジョーダンはドラムとタンバリンもオーバーダビングした。

 

「以来、私もスティーヴも多くのことを学んだ。でも僕らはお互いの言葉を知っていた。だから、レコードには、デジタルでカットアップしただけでは得られないフィーリングがあるんだ」


ダジャレを利かせた名前とは裏腹に、『Slowly But Shirley』にはかなり感動的な(そしてシリアスな)裏話がある。このアルバムのジャケットとタイトルは、シャーリー・「チャチャ」・マルドーニーに敬意を表している。「子供の頃、ドラッグレースが大好きだったんだ。

 

レコードのタイトルとジャケットは、ドラッグ・レーサーのパイオニア、シャーリー・"チャチャ"・マルドウニーに敬意を表している。「子供の頃、ドラッグレースが大好きだった」とデイヴ・ピルナーは続けた。「彼女はドラッグレースの最初の女性だった。彼女がレース界の男たちに立ち向かおうとしてくれたことは、私にとって大きな意味があった。私のマネージャーは彼女を呼び出し、彼女は私たちに祝福を与えた」

 

当初はラウド・ファスト・ルールズとして知られていたソウル・アサイラムは、ピルナーがまだ高校生のときに結成され、ザ・リプレイスメンツやハスカー・デューといったミネアポリスの同業者とともに、米国中西部の名高い音楽シーンの一角を占めるようになった。ソウル・アサイラムは「Grave Dancers Union』でメインストリームに躍り出た後、バンドはその勢いのまま、世界的ヒット曲「Misery」をフィーチャーした1995年の『Let Your Dim Light Shine』でプラチナ認定を受け、ケヴィン・スミスのカルト映画『CRA』のサウンドトラックにも参加した。1995年、ソウル・アサイラムは名実ともに世界的なロックバンドと見なされるに至った。

 

新作アルバムのリード・シングル「Freak Accident」について、デイヴ・ピルナーはプレスリリースで次のように語っている。「ジョークはいつも僕の上にある。誰もが間違いを犯すこともあるはずさ」

 

 

「Freak Accident」

 

「Freak Accident」

 

Label: Blue Elan

Release: 2024年9月27日


Tracklist: 


1.The Only Thing I'm Missing

2.High Road

3.You Don't Know Me

4. Freeloader

5.Tryin' Man

6.Freak Accident

7.If You Want It Back

8.Waiting on the Lord

9.Trial By Fire

10.Makin' Plans

11.Sucker Maker

12. High & Dry

 

Yaeji
Guarionex-Rodriguez Jr.


Yaejiは、その親しみやすいキャラクターに目を奪われがちだが、実際のライヴステージではメガスターのように変貌する。そのギャップが魅力だ。昨年、実質的なデビュー・アルバムをXL Recordingsから発表後、ニューヨークの街角の新聞販売店の売り子になっておよそ一年が経ち、ヤエジが2024年最初のシングル「booboo」をリリースした。(ストリーミングはこちら

 

ニューヨーク経由のソウルのシンガー・プロデューサーである彼女は、Brooklyn Mirageで行われたBoiler Roomのセットでこの曲をファンの目の前で初披露した。以下からチェックしてみよう。


この曲についてヤエジはこう語っている、『raingurl』からの圧倒的な注目に押され、私はクラブ、ダンスミュージック、アンダーグラウンドシーンから離れた。そして、DJとして成長し、自分のレーベルを立ち上げ、過激で安全な空間を作りながらパーティーを開き、楽しんでいる姿を目の当たりにしてきた親しい友人たちと、彼らのチアリーダーでいることがとても楽しかった」


YaejiのデビューLP『With a Hammer』は2023年4月7日にXL Recordingsからリリースされた。



「booboo」

 

Floating Points
Floating Points

Floating Points(フローティング・ポインツ)ことサム・シェパードは、新曲「Ocotillo」を発表した。次回作『Cascade』からのリードカット「Key103」に続くこの曲では、ミリアム・アデフリスがハープを、サム・シェパードが大叔母から受け継いだというクラヴィコードを演奏している。

 

この曲には、東京を拠点に活動するビジュアル・アーティスト、中山晃子さんによる「生き生きとした絵」が添えられている。中山さんの映像はいつも独創的だが、今回も作風とリンクするような形となっている。


『Cascade』は9月13日にNinja Tuneからリリースされる。以前紹介した「Birth4000」と「Del Oro」も新作に収録されている。

 

 

 「Ocotillo」

京都出身のドリームポップ・アーティストCuusheの新作「Faded Corners」に注目。 Daughter x 木村和平による写真集「湖 Awaumi」のために書き下ろしの新曲をリリース!

cuushe
cuushe

エアリーで魅惑的なボーカルと夢幻的なサウンドスケープで知られる京都出身のアーティストCuusheが、アルバム「WAKEN」以来となる新曲「Faded Corners」をリリースした。この曲は9月13日に発売される新作EPのタイトル曲。下記よりテースターと配信リンクをチェック。


高円寺の古着屋 ”即興/SOKKYOU”のオンラインショップ ''Daughter''と木村和平による写真作品「湖 Awaumi」のために子守唄として書き下ろされたこのシングルは、梁塵にフォーカスした作品であり、平安時代末期に編まれた歌謡集『梁塵秘抄』の名歌「遊びをせんとや〜」からインスピレーションを受けたドラマチックな1曲。


韓国のエレクトロニックデュオ''Salamanda''、''Asatone''でも活躍するインドネシアのプロデューサーMelati ESPによるダンサンブルなリミックス、日本人エレクトロニカ・アーティスト''aus''によるアンビエントなリアレンジと、銘々の個性を活かした3曲も収録されている。CD盤には1曲が追加収録。



 

 

■ Cuushe - Faded Corners


レーベル: FLAU

タイトル:Faded Corners

アーティスト:Cuushe

CD発売日:2024年9月13日


tracklist:

1. …

2. Faded Corners

3. Tsuki to Sakana

4. Salamanda Remix

5. Melati ESP Remix

6. aus Reprise


配信・予約リンク:  https://cuushe.lnk.to/FadedCorners


■ Cuushe



ゆらめきの中に溶けていくピアノとギター、 空気の中に浮遊する歪んだシンセサイザー、拙くも存在感ある歌声が支持を集める京都出身のアーティスト。


Julia Holter、Teen Daze、Motion Sickness Of Time Travelらがリミキサーとして参加したEP「Girl you know that I am here but the dream」で注目を集め、デビュー作収録の「Airy Me」のMVがインターネット上で大きな話題となる中、全編ベルリンでレコーディングされた2ndアルバム 『Butterfly Case』が海外で高い評価を獲得。


近年はアメリカTBSのTVドラマ「Seach Party」、山下敦弘 x 久野遥子による「東アジア文化都市2019豊島」PVへの音楽提供や、Iglooghost、Kidkanevil、Et Aliaeらの作品にボーカル参加。


長らく自身の音楽活動からは遠ざかっていたが、2020年に新たなプロジェクトFEMと共に再始動。3rdアルバムとなる「WAKEN」を発表し、リミックスアルバムにはYu Su、Loraine James、Kate NV、Suzanne Kraftら多彩なアクトが参加した。

 

Amyl & the Sniffers

Amyl & the Sniffers(アミル&ザ・スニッファーズ)は、10月25日にラフ・トレード・レコードからリリースされる3作目のアルバム『Cartoon Darkness』を発表した。このアルバムには、以前シェアされたトラック「U Should Not Be Doing That」とニューシングル「Chewing Gum」が収録されている。アルバムの詳細は以下から。


「Chewing Gum' 」についてエイミー・テイラーはこう語っている。


「人生の逆境とは、決して満たされることのない欲望です。皿洗いをしながらも、決して食事をすることはなく、近くにいながら決して十分ではなく、若さという無知を奪われながらも、それを謳歌しようとする。喜びに身を委ね、ビジョンに身を委ね、自分自身の力で、論理ではなく感情に基づいて決断を下すことが解放につながるからだ。外的な地獄にもかかわらず、炎をくぐり抜け、無傷で立ち去る。人生は仕事であり、人生は自由ではない。最終的なゴールが存在しない以上、十分に働くことはできない」


2021年の『Comfort to Me』に続くこの作品は、2024年初頭にロサンゼルスのフー・ファイターズの606スタジオで、プロデューサーのニック・ロウネイとともにレコーディングされた。カートゥーン・ダークネス』は、気候危機、戦争、AI、政治という卵の殻の上でつま先立ちをすること、そして、現代の神であるビッグ・テックのデータ獣を養っているだけなのに、オンラインで声を上げることで助けているように感じる人々について歌っているんだ」とテイラーは説明した。「私たちの世代は、匙で情報を与えられている。私たちは大人のように見えるが、いつまでも殻に閉じこもった子供なのだ。私たちは皆、受動的に、喜びや感覚や喜びを引き起こすこともなく、ただ無感覚を引き起こすだけの気晴らしを飲み込んでいる」


彼女は続けた。「カートゥーン・ダークネスは、未知の世界へ、恐ろしいと感じながらもまだ存在すらしない、迫り来る未来のスケッチへと真っ向から突っ込んでいく。子供のような闇。中途半端に悪魔に会ったり、今あるものを嘆いたりしたくない。未来は漫画であり、処方箋は暗いが、それは斬新なものだ。ただのジョークだ。ジョークだ」


「Chewing Gum」




Amyl & the Sniffers 『Cartoon Darkness』


Label: Rough Trade
Release: 2024年10月25日


Tracklist:

1. Jerkin’
2. Chewing Gum
3. Tiny Bikini
4. Big Dreams
5. It’s Mine
6. Motorbike Song
7. Doing In Me Head
8. Pigs
9. Bailing On Me
10. U Should Not Be Doing That
11. Do It Do It
12. Going Somewhere
13. Me And The Girls

Best New Tracks-  Laura day romance 「渚で会いましょう」(August Week 4)

Laura Day Romance
Laura Day Romance
 

東京のインディーフォークバンド、Laura day romanceがニューシングル「渚で会いましょう」を8月21日にリリースした。

 

前作「透明」が全国パワープレイを獲得するなど、さらに存在感を増すローラズの現在のスタンスを示すような新曲が完成。すでに昨日のデジタル配信に続いて、同曲のミュージックビデオも同時公開された。バンドのメンバーのコメントも下記よりお読みいただくことができます。

 

また、Laura day romanceは8月31日に泉大津で開催される「RUSH BALL 2024」に出演し、東京と大阪公演を来月に開催する。続いて、バンドは全国ツアー「Laura day romance tour 2024 crash landing」を控えている。このツアーは10月6日の札幌 cube gardenの公演を筆頭に、11月7日のZEPP Shinjukuで締めくくられる。ツアーの詳細については下記よりご覧ください。


Laura day romanceは、国内外のミュージックラバーにファンを広げる日本のバンド。鈴木迅が作り出す幅広い音楽性の楽曲と、井上花月の世界観のあるヴォーカル、タイトさと柔軟さを兼ね備えたリズムを刻む礒本雄太のドラミング、そして、それらを表現するためのベストな形でジョインするサポートメンバー達。

 

ワンマンライブは開催を重ねるごとに規模を広げ、2024年11月にZepp Shinjukuでのワンマンライブを控える。

 

 

「渚で会いましょう」

 

 

 

 

■コメント

 

鈴木:  いつまでも消えない記憶の中の風景やイメージがある。それは繰り返し夢に見たり、新たな経験とつながっていくことで僕の中にいっそう強く残り続けている。18 歳で曲を作り始めた頃から、それらの心象世界は僕の曲にも顔を出したり出さなかったりした。押さえつける時もあったが、そんなことは自分と作品との距離を深めるだけだと作る中で学んできた

 

 

井上:   小さい頃から海にあまり縁がなく、家族との旅行に出かけてみても行先は山ばかりだった。10 歳の頃に妹をおぶったまま深い川で溺れてしまったことで、自然の力への恐怖が増したことも関係しているかもしれない。加えて海のない県で育ったこともあり、自分と海は今後も縁遠いものだと思っていたのに、「渚で会いましょう」が次のシングルに決まった。

 

レコーディングの前にどういう想いを浮かべて歌うのがいいか、ちょっと考えたものの、杞憂だった。出来上がったアレンジや歌詞を新しい気持ちで聴いてみると、本当の海の手触りはわからないのに、なぜだかわかる。心のなかに、湿り気を含んだ日本の海がぶわっと入り込んで、切なさだけ残した波は曲の終わりと同時に引いてゆく。イメージが絶えなかった。何回歌っても良い曲だった。あなたの記憶や匂いや味や手触りと混ざり合い、各々のための曲に育っていったら素敵なことだと思うし、それができる曲だと思う。聴いてもらうのが楽しみです。

 

 

礒本:  ローラズのドラマーとして新しい試み。初めて曲に触れた時はフレーズの断片がそこらじゅうに散らばっていて、一つ一つが其々の良さを放っているものだから途方に暮れたような。各パーツがパズルのように横並ぶマスロックっぽいドラムフレーズに水面を揺蕩うような大らかなリズムセクション。緩急のついたフレーズやスリリングな演奏は、実はコンポーザーの「こんな感じ」が一つ一つ積み上がったものでもあります。ただひたすら直感のやり取り。

 

楽曲が完成に近づいていくにしたがって、点と点だったフレーズは次第に色付き、大きく柔らかな景色となりました。その時その時の直感を無造作にも美しく積み上げられた一曲だと思っています 



■ライナーノーツ(文 : 石角由香)

 

「究極は奇跡的に老若男女にわかってほしいんですよ。そこは諦めない」――
 
 
ソングライターアレンジャーでもある鈴木迅が本作「渚で会いましょう」のインタビューで話してくれた中で、この曲のスタンスについて最も芯を食った発言がこれだったと思う。イギリスのフォークミュージックやアメリカのオルタナカントリー、もちろん海外のインディポップと共振する部分もあるし、ルーツミュージックへの造詣も深い。そうしたバックグラウンドを現代日本のポップミュージックとして成立させうる主旋律をクリエイトできることも相まって、Laura day romanceはそれこそ奇跡的なバンドたりえている。それだけでも稀有なことなのに、本作ではさらに聴き手の感性を信じて一歩踏み込んだ楽曲に着手した印象が強いのだ。
 
 
2024 年に入り、バンドは早々にシングル「Young life / brighter brighter」をリリース。特に「Young life」はすでに春フェスなどのライブで重要な位置を担う曲になっている。そして4月リリースの「透明 / リグレットベイビーズ」収録の「透明」は全国の FM 局でパワープレイを獲得し、最近ローラズを聴き始めたリスナーにとっても親しみ深い曲だろう。
 
 
2曲とも一筋縄では行かない曲ではあるものの、井上花月が歌うメロディの美しさや、風通しのいいアンサンブルが生み出すグルーヴに自然と乗っていけるポピュラリティを纏っている。今のローラズを明快に代表する2曲に続くのが今回の「渚で会いましょう」なのが面白い。以前も鈴木は前作に対するカウンターを打っていくことに曲作りのモチベーションがあるとは言っていたが、今回もその傾向に当てはまる。
 
 
なんと言ってもこの曲、いわゆるドラムパターンの基本のキックとスネア、みたいなビートではない。イントロに続いて歌が入ると同時に特定のリズムが刻まれることで安心して乗っていけるものだと思うが、この曲ではギターリフの方がむしろ雄弁だ。少し進むとマスロック的な刻みでキックとスネアが歌メロとは別軸で刻まれている。
 
 
でも、ユニゾンする歌メロとギターリフがキャッチーで、しかも井上のボーカルは低めの地声とオクターブ上のハモリが交互に現れる構成。これがすごく気持ちをざわつかせるのだ。歌詞の意味は一旦おいておくとしても、人間が一人で歌ったり二人になったりする感覚とでも言っておこう。そしてスッとビートが抜け、ベースの生な聴き心地が自ずと耳をとらえるサビが際立つ。さらにそこに接続するサイケデリックな聴感の C セクション。もうなんだか眩暈がしそうだ。
 
 
主に曲の構造とアレンジにフォーカスして聴くと、ものすごくアバンギャルドな曲なように意識が働くけれど、歌メロはすごく強い。
 
 
J- ポップ的な強さじゃなく、イメージはフレンチポップや、それを自然と消化してきたインディポップのニュアンス。まあ、音そのものが美味しいギターリフとユニゾンしていることが歌メロをより印象的にしているのだけれど。と、同時に”こんなに変則的なリズムでどうやって歌入れをしたのか?”という素朴な疑問が浮上したのだが、井上には鈴木の弾き語りが、ドラムの礒本雄太にはトラックの断片が渡され、二段階にわたるレコーディングが行われたのだという。なるほどである。しかしそれは実現のための手法だ。鈴木は実験のための実験をしていない。
 
 
まるでオケと歌詞を切り離した聴き方になってしまったが、この謎を含んだリズムは物語や想いを平易に綴っていない歌詞とも共振して、リスナー各々の記憶や感情を予期しないところで呼び起こすはずだ。一行単位では感情移入できる歌詞が、次の一行ではもう違う文脈にあったりする。これは鈴木がこれまで書いてきた日常的な光景の中に毒や違和感を忍ばせる手法とも違う気がする。
 
 
だけれども、この曲の中で、私は忘れかけていた誰かに会う直前の感覚を覚えた。そして矛盾するけれど、聴き終えた時、もう会えないのかもしれないとも思った。ただ、舞台は夏だ。こんな感想にあまり意味がないぐらい、おそらく聴き手一人ひとりの「渚で会いましょう」がある。同じ方向を見て手を挙げるようなライブをしていないローラズの真骨頂っぽい場面が、次のライブで見られそうでワクワクする。

 

 

■event schedule

 
8 月 31 日 ( 土 ) RUSH BALL 2024
9 月 20 日 ( 金 ) FEAT. @ 渋谷 CLUB QUATTRO
9 月 27 日 ( 金 ) FEAT. @ 梅田 CLUB QUATTRO

 

■ Laura day romance tour 2024 crash landing

 


10 月 06 日 ( 日 ) 札幌・cube garden

10 月 17 日 ( 木 ) 名古屋・THE BOTTOM LINE

10 月 18 日 ( 金 ) 大阪・BIGCAT

10 月 25 日 ( 金 ) 福岡・BEAT STATION

11 月 03 日 ( 日 ) 仙台・darwin

11 月 07 日 ( 木 ) 東京・Zepp Shinjuku

 

Origami Angel
Origami Angel 

 

ワシントンDCのOrigami Angelは、ギタリスト/ボーカルのライランド・ヒーギー、ドラマー、パット・ドハーティによるパンクユニット。今年、新宿ACBで来日公演を行い、東京のパンクキッズの話題をさらった。軽快でドライブ感のあるエモ/ポップパンクの次世代を担う存在といえる。

 

ニューアルバム『Feelong Not Found』のリリースに先駆けて、GAMIは三作目のシングルをドロップした。前2作のシングルではメタルコアやハードコアに近いポップパンク/エモだったが、サードシングルでは、オリガミ・エンジェルの持ち味であるキャッチーなポップ・パンク/エモに返り咲いている。

 

付属のミュージックビデオでは、フロントマンが家で犬と戯れるホームドラマのような映像を楽しめる。

 

ニューアルバム『Feelong Not Found』はCounter Intuitive Recordsから9月27日に発売予定。


 「Wretched Trajectory」

Blondeshell


今、最注目すべき、米国のインディーロッカー、Blondshellのニューシングル「What's Fair」は、母と娘の関係を描いた最も生々しく、年齢以上に賢明な作品である。一方、バブルガムのようなバズソー・インストゥルメンテーションは、破壊的なハーモニーにラウド/クワイエットなギター・ワークが渦巻く、彼女がこれまで録音した中で最もキャッチーなもののひとつだ。


ブロンドシェルこと、サブリナ・タイテルバウムは声明の中で、この新曲についてこう語っている。

 

「私自身の関係が、多くのトラウマと喪失に根ざしたものだったからかもしれないけれど、常に混乱するものだと思う。何を期待していいのか、何が普通なのか、親のどんな行動がOKなのかNGなのか等々。そして、自分の経験がすべてであるとき、「普通」はどこまで重要なのか。この曲を書いたとき、私はちょうど過去をふるいにかけようとしていて、多くの疑問を持っていた」


Blondshellのセルフタイトルのデビューアルバムは2023年10月6日にPartisanからリリースされた。

 


「What's Fair」



UK/レスターを拠点に活動するSainté(サンテ)がニューシングル「Programme Channel」をYSMからリリースした。この曲は"Future Bass"を音楽的なテーマにしている。今年、ラッパーは、フルアルバム「Still Local」で快調な滑り出しを見せ、さらにこの新曲でも好調を維持している。

 

最新アルバムのレビューでは、ローカルラップのヒーローと紹介したが、SainteのヒップホップのトラックはStomzyの系譜にある都市的な雰囲気を持つ。イントロでは、チルアウト風とR&Bのクロスオーバーを基に、ハートウォーミングなリリック捌きを披露する。この曲では、Sainteはまったりしたニュアンスを披露し、ドラムンベースのビートを背景に、リラックスした感覚を擁するフロウを披露している。曲の後半では、ロンドン近郊のコアなダンス・ミュージック、とりわけ、”フューチャー・ベース”のビートがスタイリッシュな印象を醸し出している。

 

Saintéのヒップホップは、カー・マニアとしての表情と、レスターという都市の地域性、そして、ロンドンやマンチェスターといった都市のミュージシャンに引けを取らぬアーティストの”都会的なセンス”から導き出される。ある意味では、ストリートの匂いを吸い込んだリアルな感覚を持つラップが魅力。彼のヒップホップは録音現場だけではなく、リアルな空間でその真価を発揮するはずだ。

 

 

「Programme Channel」

The Telescopes / Tapete Records


UKのThe Telescopesは、数あるうちのカルト的なバンドの中でも最も伝説的な存在である。

 

元々は、13th Floor Elevatorを始めとする米国のサイケデリックシーン、そしてニューヨークのプロトパンクなどに触発されたバンドは、現在ではサイケ・ロックの大御所のような扱いを受けることもある。しかし、必ずしも、それはバンドの一部を暗示するに過ぎないかもしれない。少なくとも、テレスコープスの音楽に、炭酸の抜けたようなロックソングを求めてはいけない。

 

ザ・テレスコープスは、1980年代後半から、ブリット・ポップが隆盛を極めるのを尻目に、ギターロックやシューゲイズ、そしてサイケロックの独自体系を築いてきた。因みに、NMEは、このロックバンドの全作品をレビューしている。知る人ぞ知るロックバンドで、一度テレスコープスの音楽を知ると、その中毒性から逃れることは困難である。2024年はじめにFuzz Clubから発表された最新アルバム「Growing Eyes Become Strings」は、その集大成である。

 

ザ・テレスコープスは1987年に結成された総合的なロックバンドで、作曲家/インストレーターであるノーサンブリア生まれのスティーブン・ローリーだけが、唯一のオリジナル・メンバー。バンドのラインナップは流動的で、レコーディングに参加するメンバーは1人から20人までいる。

 

ザ・テレスコープスは、Cheree Recordsと契約し、その後、What Goes On Recordsに移籍、インディチャートの上位の常連となった後、Creation Recordsと契約し、メインストリームでの成功を収めた。ザ・テレスコープスの音楽は、独自の境界線を押し広げ、多くのジャンルをオーバーラップさせ、インスピレーションに導かれながら独自の道を歩んできた。時を経て、

 

ザ・テレスコープスの音楽は繰り返し聴くことに喜びを見出すだけではなく、聴くたびに新しい発見をもたらす。ジャンルを超えて世界中の多くのアーティストに影響を与えたと言われている。


『Halo Moon』はザ・テレスコープスの17枚目のスタジオ・アルバムであり、ドイツのレーベル”Tapete Records”での6枚目となる。伝説的なロックバンドの新譜に注目である。それは空からやってきた。新しい始まりの前触れ。果てしない宇宙の静謐な輝き......。

 

 

「Shake It All Out」

 




The Telescopes 「Halo Moon」


Label: Tapete

Release: 2024年9月27日

Tracklist

 

A1 Shake It All Out

A2 For The River Man

A3 Come Tomorrow

A4 Along The Way


B1 Lonesome Heart

B2 Halo Moon

B3 Nothing Matters

B4 This Train Rolls On

 

Pre-order:  https://orcd.co/the-telescopes 

 

 

カナダ出身で現在ロンドンを拠点に活動するセルビア系ミュージシャン、Dana Gavanski(ダナ・ガヴァンスキー)が最新アルバム『Late Slap』の同セッションからの新曲「Ought To Feel」を発表した。

 
「強くなるためには、不快なことに慣れる必要があると気づいた」とダナは言う。前作『When It Comes』の作曲中に(文字通り)声を失っていたダナは、『Late Slap』では、逆説的ではあるが、違和感を受け入れることから生まれた新たな自信とエネルギーを、作曲と歌の両面で発揮している。

 

インディー・ポップナンバー「Ought To Feel」は、Delta 5のポスト・パンク・スタイルを彷彿とさせる、シャープでエネルギッシュな雰囲気を持っている。この曲は以下から聴くことができる。

 


「Ought To Feel」

 


カリブ海系ベルギー人の作曲家、プロデューサー、ミュージシャンであるNara Sineは、スピリチュアル、ジャズ、フォーク、フィールド・レコーディングを融合させ、新境地を切り拓く。彼女の音楽活動は、周波数と幾何学の研究に根ざし、音が物質を動かすという前提に導かれている。具体的にはエレクトロとジャズの融合により、ロンドンの音楽シーンに活力をもたらす存在。シネフロの電子音楽のマニュピレーションには、規則性や数学的な配列に関する興味が凝縮されている。


「Endlessness」は、存在のサイクルへの深いダイブを意味する。45分に及ぶこのアルバムは、10曲にわたる繊細な曲調と終始鳴り続けるアルペジオが、生命サイクルと再生の壮大で魅惑的な祝祭を作り出している。


絶賛されたシネフロの2021年のデビューアルバム「Space 1.8」に続く「Endlessness」は、ジャズ、オーケストラ、エレクトロニック・ミュージックを見事に変容させ、超越的で多次元的な作曲家として彼女をさらに昇華させた。アルバムの作曲、プロデュース、アレンジ、エンジニアリングはシネフロが担当。


アルバムには、シーラ・モーリス・グレイ、モーガン・シンプソン、ジェームス・モリソン、ライル・バートン、ヌビア・ガルシア、ナトシエット・ワキリ、ドウェイン・キルヴィントンが参加し、オーケストレーションの21人の弦楽器奏者も加わっている。




Nara Sinephro 「Endless」


Label: Warp

Release: 2024年9月6日


Tracklist:


1.Continuum 1 

2.Continuum 2

3.Continuum 3

4.Continuum 4

5.Continuum 5

6.Continuum 6

7.Continuum 7

8.Continuum 8

9.Continuum 9

10.Continuum 10

・柴田聡子「Reebok / Reebok (tofubeats remix)」が本日リリース!  小鉄昇一郎による「Reebok」のMusic Videoも公開

柴田聡子/ tofubeats
 

柴田聡子のニューアルバム「Your Favorite Things」のリミックス・アルバム「My Favorite Things」が10月23日に発売される。

 

本日(8月21日)、新作に収録されていたアーバンな雰囲気を持つダンサンブルなポップソング「Reebok」のリミックスがシングルとして各店舗で発売される。オリジナルとリミックスの併録が7inchで販売。さらに、リミックスとインストゥルメンタルの二曲がデジタルで配信されている。

 

ニューシングルのリミックスを手掛けたのはtofubeats。最近ではテレビドラマのテーマソングを制作している敏腕作曲家/プロデューサーのリミックスの手腕に注目したい。


また、アルバムのオリジナル・バージョンの「Reebok」のミュージックビデオが公開されている。監督したのは、小鉄昇一郎(Kotetsu Shoichiro)。この映像では、小鉄昇一郎氏によるアニメーションの他、先日のワンマンライブ映像も挿入されている。こちらの映像も下記よりご覧下さい。

 

 

 柴田聡子 (Satoko Shibata) - Reebok(オリジナル・バージョン)   Official Music Video
 

 

 




シングル情報 


柴田聡子「Reebok / Reebok (tofubeats remix)」

*下記のレコードショップ各店舗で販売中


7INCH | 2024.08.21 Release | DDKB-91026 | Released by AWDR/LR2


SHOP LIST(販売店リスト) [ https://music.spaceshower.jp/news/263261 ]

 

収録曲:


A. Reebok
B. Reebok (tofubeats remix)

 



シングル情報 


柴田聡子、最新作「Your Favorite Things」収録曲「Reebok」のtofubeatsによるリミックスが8月21日配信リリース。


柴田聡子「Reebok (tofubeats remix)」
Digital | 2024.08.21 Release | DDKB-91026_DIGITAL | Released by AWDR/LR2


Add/Save (配信リンク)https://satokoshibata.lnk.to/Reebok

 

収録曲:

1. Reebok (tofubeats remix)
2. Reebok -Instrumental- (tofubeats remix)





■制作者コメント


ーーもし、シングルカット出来たら最高だと思っていた「Reebok」をほんとうに7inchにしていただき、幸福すぎます! そして、tofubeatsさんによる、このまま時を止めてこの音楽の中に居させておくれ……と願わずにはいられないすばらしいリミックスまでいただき、幸福に幸福が重なり最高の気持ちです。

 

そしてこの度のすばらしいアートワークは坂脇慶さんです。アルバム「Your  Favorite Things」から軽やかにするどく展開した先が超格好良くて最高です。皆さまに感謝しかありません。ありがとうございます! 私もほんとうに楽しみです。ぜひお手にとってください! どうぞよろしくお願いいたします。ーー 柴田聡子のコメント

 

ーー当時面識の全く無かった柴田さんの「後悔」をTV番組で紹介してから早7年、当時も今も稀代のSSWであり続けている柴田さん。
そんな氏の楽曲をリミックスさせていただけて、仕事で関わらせていただけるなんて大変光栄なオファーでした。
最新作からどの楽曲が自分に届くんだろう…と思っていたところ届いたのは「Reebok」のステム・データでした。
この7インチのリリースタイミングは雨の多い季節ということで、そんな時期に合わせたリミックスになっております。
ぜひ家でゆっくりと針を落としてみてください。ーー tofubeatsのコメント

 

 

柴田 聡子 SATOKO SHIBATA


シンガー・ソングライター/詩人。北海道札幌市出身。武蔵野美術大学卒業、東京藝術大学大学院修了。

 

2010年、大学時代の恩師の一言をきっかけに活動を始める。2012年、三沢洋紀プロデュース多重録音による1stアルバム『しばたさとこ島』でアルバムデビュー。以来、演劇の祭典、フェスティバル/トーキョー13では1時間に及ぶ独白のような作品『たのもしいむすめ』を発表するなど、歌うことを中心に活動の幅を広げ、2022年、6枚目のオリジナルアルバム『ぼちぼち銀河』をリリース。


2016年には第一詩集『さばーく』を上梓。同年、第5回エルスール財団新人賞<現代詩部門>を受賞。詩やエッセイ、絵本の物語などの寄稿も多数。2023年、足掛け7年にわたる文芸誌『文學界』での連載をまとめたエッセイ集『きれぎれのダイアリー』を上梓。雑誌『ユリイカ』での特集も決定するなど、詩人としても注目を集めている。自身の作品発表以外にも、楽曲提供、映画やドラマへの出演、ミュージックビデオの撮影・編集を含めた完全単独制作など、その表現は形態を選ばない。2024年2月28日、最新アルバム『Your Favorite Things』をリリースした。



新作情報 


柴田聡子「My Favorite Things」


DDCB-12123 | 2024.10.23 Release | 3,000 Yen+Tax
Released by AWDR/LR2


[ https://ssm.lnk.to/MyFavoriteThings ] PRE-ORDER



特典情報 


柴田聡子 ニューアルバム「My Favorite Things」(一部店舗にて)予約特典施策決定。


2024年10月23日(水)に発売が決定した柴田聡子「My Favorite Things」を2024年9月8日(日)までに対象店でご予約お客様に「柴田聡子 Tour 2024 “Your Favorite Things” 追加公演 2024.05.31 [DVD]」を差し上げます。


早期予約購入者特典| 

柴田聡子 Tour 2024 “Your Favorite Things” 追加公演 2024.05.31 [DVD] 
           *SPACE SHOWER TVで放送した内容に2曲追加したスペシャルDVD。


対象期間|      

2024年8月5日(月) ~ 2024年9月8日(日)各店舗閉店時まで


対象店舗|      

TOWER RECORDS/HMV/diskunion/楽天BOOKS/COCONUTS DISK/FLAKE RECORDS/Hawaii Record
           

*詳しくは各店・ECショップにお問い合わせください。


イベント情報 


「柴田聡子のひとりぼっち’24 〜My Favorite Things〜」


【大阪公演】

2024.11.13 [Wed] ABCホール | Open 18:30 / Start 19:00


【東京公演】

2024.11.24 [Sun] ヒューリックホール | Open 16:00 / Start 17:00
Ticket | Adv. 5,000 Yen



tofubeats

神戸出身の音楽プロデューサー/DJ。学生時代から様々なアーティストのプロデュースや楽曲提供、楽曲のリミックスを行う。2013年4月「水星 feat.オノマトペ大臣」を収録した自主制作ALBUM「lost decade」を発売。同年11月「Don't Stop The Music」でワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビュー。


2014年10月 メジャー1st ALBUM「First Album」をリリースし、以降もコンスタントに作品を発表している。2022年 5th ALBUM「REFLECTION」初の書籍「トーフビーツの難聴日記」「REFLECTION」のLP盤「REFLECTION REMIXES」をリリース。


2023年にはUKのDJ QとのコラボEP「A440」単独SG「自由」「Lights」をリリース。
2024年4/26には待望の新作EP「NOBODY」をリリース。更なる新境地を開くプロデューサーとして活動中。