©Jake Mulka


デトロイトの次世代のハードコアユニット、The Armed(ザ・アームド)はEP『EVERLASTING GLAZE』を発表した。本作は10月18日にSargent Houseからリリースされる。


EPにはIDLES、Water From Your Eyes、Model/Actrizがリミックスを手掛けたリード・シングル「Sport of Form」が収録されている。「NEW.Christianity」の新しいビデオは以下をチェック。

 

バンドのダン・グリーンは声明の中で説明している。


「”NEW!Christianity”は当初、”PERFECT SAVIORS”のファースト・シングルとして構想されていたが、1枚のフルアルバムに収録するには素材が多すぎることが明らかになったため、この曲はSide Cのフィナーレを飾るにふさわしい、ONLY LOVE / ULTRAPOP / PERFECT SAVIORSの3部作のエピローグにふさわしい、総括的な楽曲となった」

 

「その名前に関して言えば、特定の実際の宗教についてというよりも、そのアバターを渇望する文化について。非道徳的なものの道徳化。完璧な救世主 "という概念のよりあからさまな否定」

 

 

 「NEW.Christianity」

 


 

ARMED 【EVERLASTING GAZE EP】

 

Trackllist:


1. Puzzler

2. NEW! Christianity

3. Martyr Song

4. Sport of Form (Water From Your Eyes Remix)

5. Sport of Form (Model/Actriz Remix)

6. Sport of Form (IDLES Remix)

 

Lambrini Girls
Lambrini Girls

不気味な一角からのポスト・パンクの投石。ガレージ・パンク風の不穏なギター、皮肉を交えたボーカルが縦横無尽に飛び交う。表面的な派手さとは裏腹に、ランブリーニ・ガールズは暗く湿っぽい冷笑に浸されたポストパンク・ソングで、次世代のパンクシーンを塗り替えようと目論む。

 

ブライトンのポストパンクデュオ、Lambrini Girls(ランブリーニ・ガールズ)が、政治色の強いパーティー・スターターとして「Company Culture」を発表した。この曲は、最近リリースされた「God's Country」と「Body of Mine」に続く作品で、今回は有害な職場環境の陰湿な性質に取り組んでいる。このシングルのコンセプトについて、バンドはこうコメントしている。

 

「白人の中年男性が自分のアイデアを評価される一方で、2倍働くことにうんざりしている?ハラスメントを報告するのが怖い?衝突を避けるために常に二の足を踏んでいる?もしイエスと答えたなら、あなたはおそらく女性かクィアの人でしょう」


ランブリーニ・ガールズは、多くの女性やクィアな人々が職業生活で直面する「キャッチ22」について、次のように指摘する。


「そして、もし、成功すれば、あなたは詐欺師のように感じるでしょう。どんなに頑張っても、相手にされない。上司はあなたとヤリたがっていて、人事部はあなたをヒステリックだと思っている。文句を言わなければ煙臭いキッチンに逆戻り。さあ、ボーイズ・クラブへようこそ」


「Company Culture」

 

©Dan Monick


カナダのJapandroidsは、4枚目のアルバム『Fate & Alcohol』の新曲「All Bets Are Off」を発表した。本作の最後を飾るこの曲は、「D&T」と「Chicago」に続くシングル。以下からチェックしてみよう。


プレスリリースの中で、バンドのブライアン・キングは、この曲のインスピレーションとなった夜の個人的な日記の抜粋を紹介している。


「夜は休みだった。休むこともできたけど、(もちろん)休まなかった。私が到着したとき、クルーは1人で、パーティーはかなり進行していた。他の常連客は私たちの騒々しくカラフルな存在(四角形)を快く思っていないようだったが、少年たちは至って無関心で、互いに熱い言葉を浴びせ合い、日当でピストルショットでタバコに火をつけることが可能かどうかのような無茶な賭けをしていた。私はこの事態の行く末を知っていたし、関わりたくもなかったんだ」


「私は日陰の片隅でカクテルを注文した。私はバーでの生活について本を書くための資料を集めていたのだが、土曜日の飢えた心が日曜日の朝の青い空虚さに向かってねじ曲がっていくのを眺めるには完璧な場所だった。プールルームの虎やナイトクラブの子猫たちは、何でも手に入れようと徘徊している。コップや唇、口癖や癖、私は必死ですべてを書き留めた。カクテルのおかわりは?気にしないで!夜が更けて、私はパンクな気分になった」


「彼女に会うと、私はすぐに力を失った。千の思いが一気に蘇ってきた。彼女は私が知っていた女性とは違っていた」

 

 

Japandroidsのニューアルバム『Fate & Alcohol』はANTIから10月18日に発売予定。

 

 

「All Bets Are Off」





◾️JAPANDROIDS、ニューアルバム『FATE AND ALCOHOL』を発表 10月18日に発売

 

©Juliette Boulay


フィラデルフィアのシンガーソングライターのGreg Mendez(グレッグ・メンデス)はデッド・オーシャンズと契約し、新作EP『First Time / Alone』を10月18日にリリースする。収録曲のファースト・シングル「First Time」は本日リリース。この曲のビデオを以下でチェックしよう。


First Time / Alone』は、グレッグ・メンデスのセルフ・タイトル・アルバムのリリース後、2023年の晩夏から初秋にかけて制作された。

 


「First Time」

 

 

Greg Mendez 『First Time/Alone』


 Label: Dead Oceans

Release: 2024年10月18日

 

Tracklist:

 

1.Mountain Dew Hell

2.FIrst Time

3.Alone

4.Pain Meds


Father John Misty
©︎Brent Goldman


ジョッシュ・ティルマンのソロ・プロジェクト、Father John Mistyが次のアルバムの詳細を発表した。『Mahashmashana』は11月22日にベラ・ユニオン(イギリスとヨーロッパ)とサブ・ポップ(その他の地域)からリリースされる。

 

リードシングルは、LowのAlan Sparhawkをギタリストに迎え、BJ Burtonがミックスを担当した。Estefania Krölが監督したビデオと、アルバムのジャケットとトラックリストは以下を参照のこと。


同時公開されたミュージックビデオは、『Screamland』の深淵を旅するようなビジュアルで、音楽とアーティストの両方のエッセンスを捉えている」とKrölはプレスリリースでコメントしている。"ファーザー・ジョン・ミスティは、シーンにシームレスに溶け込み、街の一部となり、"Screamland "の生きたこだまとなっている。"


ジョッシュ・ティルマンは、ドリュー・エリクソンと共に新作アルバム『Mahashmashana』をプロデュースした。さらにジョナサン・ウィルソンがエグゼクティヴ・プロデュースした。シングル「I Guess Time Just Makes Fools of Us All」は、先月リリースされたベスト盤にも収録されている。最新アルバムは2022年の『Chloë and the Next 20th Century』である。

 


「Screamland」




Father John Misty 『Mahashmashana』



Label: Bella Union/ SUB POP

Release: 2024年11月22日


Tracklist:

 

1. Mahashmashana

2. She Cleans Up

3. Josh Tillman and the Accidental Dose

4. Mental Health

5. Screamland

6. Being You

7. I Guess Time Makes Fools of Us All

8. Summer’s Gone

Mogwai
©︎Steve Gullick


ポスト・ロックの大御所モグワイがニューシングルを引っ提げて帰ってきた。今春の北米公演を含む2025年の大規模ツアーも計画中。3月には来日公演も予定している。全日程は以下の通り。


ジョン・コングルトンのプロデュースによる 『God Gets You Back』は、典型的なモグワイの曲のようにゆっくりとした雰囲気で始まり、豊かなハーモニーとともにドリームポップ/ロックの領域へと突入する。


この曲には意外なコラボレーターもいる。バリー・バーンズはこの曲について、「メロディーかボーカルが必要だと思ったが、歌詞が思いつかなかったので、7歳の娘に歌詞を作ってくれるように頼んだ。「Hand Held Cine Club 」(Justin and James Lockey)によるビデオは以下から。


2021年の『アズ・ザ・ラヴ・コンティニューズ』以来となるニュー・アルバムについての詳細な情報はない。

 


「God Gets You Back」





Mogwai – 2025 Tour Dates

Feb 04 – Amsterdam, Netherlands – Paradiso

Feb 06 – Hamburg, Germany – Große Freiheit 36

Feb 07 – Copenhagen, Denmark – Vega

Feb 08 – Stockholm, Sweden – Fållan

Feb 09 – Oslo, Norway – Rockefeller

Feb 11 – Berlin, Germany – Admiralspalast

Feb 12 – Leipzig, Germany – Taubchenthal

Feb 14 – Maastricht, Netherlands – Muziekgieterij

Feb 15 – Groningen, Netherlands – De Oosterpoort

Feb 17 – Brussels, Belgium – Ancienne Belgique

Feb 18 – Antwerp, Belgium – De Roma

Feb 19 – Paris, France – Casino De Paris

Feb 20 – London, England – O2 Academy Brixton

Feb 22 – Leeds, England – O2 Academy

Feb 23 – Edinburgh, Scotland – Usher Hall

Mar 08 – Bangkok, Thailand – Voice Space

Mar 11 – Osaka, Japan – Gorilla Hall

Mar 12 – Tokyo, Japan – Zepp Shinjuku

Mar 14 – Tapai, Taiwan – Zepp New Taipei

Apr 7 – Washington, D.C., USA – 9:30 Club

Apr 08 – Philadelphia, PA, USA – Theatre Of Living Arts

Apr 10 – Brooklyn, New York City, USA – Brooklyn Steel

Apr 11 – Boston, MA, USA – Paradise Rock Club

Apr 13 – Montreal, Canada – Beanfield Theatre

Apr 14 – Toronto, Canada – Danforth Music Hall

Apr 16 – Detroit, MI, USA – Saint Andrew’s Hall

Apr 17 – Chicago, IL, USA – The Metro

Apr 18 – Minneapolis, MN, USA – Varsity Theatre

Apr 20 – Denver, CO, USA – Ogden Theatre

Apr 22 – Salt Lake City, UT, USA – Commonwealth Room

Apr 24 – Vancouver, Canada – The Commodore Ballroom

Apr 25 – Seattle, WA, USA – The Showbox

Apr 26 – Portland, OR, USA – Roseland Theatre

Apr 28 – San Francisco, CA, USA – The Regency Ballroom

Apr 29 – Los Angeles, CA, USA – The Bellwether

Apr 30 – Phoenix, AZ, USA – Van Buren

May 03 – Austin, TX, USA – Emo’s

May 04 – Dallas, TX, USA – The Echo Lounge

Ben Inui

現代のUSのインディから影響を受けたアンビエント・フォーク/インディ・フォーク・プロジェクト、Ben Inui(ベン イヌイ)が本日、アンビエント的な音響効果を持ったフォークソング「Forest Song」をリリースした。8月に先行リリースされた「nicetoseeyou」の情報と合わせて、最新シングルの配信リンク、及び、アートワークを下記よりチェックしてみてください。

 

2022年9月で解散したPEARL CENTERのソングライター/ヴォーカリストとして活躍したイヌイシュンによるアンビエント・フォーク/インディ・フォーク・プロジェクト【Ben Inui】。

 

リリースとなる「Forest Song」は、アンビエント的な音響効果を持ったフォークソング。自身が個人的に体験した深い森の中で人間関係が親密になっていく様をテーマにし、暖かみや親密さを感じる仕上がりとなった。


レコーディング/ミックス/マスタリングは、bisshiが担当。アートワーク・写真は、小林光大が手掛けた。音楽的な影響は以下のアーティストが挙げられている。

 

Andy Shauf, Arctic Monkeys, Eedie Chacon, Gia Margaret, Jon Brion, Mac DeMarco, Matt Maltese, Phoebe Bridgers, Sparklehorse。

 


■Ben Inui「Forest Song」



Digital | 2024.09.18 Release | Released by SPACE SHOWER MUSIC


[ https://ssm.lnk.to/ForestSong ]


Lyrics & Music: Ben Inui
Vocal, Chorus, Key, Synth, E.Gt, Bass, Programing: Ben Inui
Rec, Mix, Master: bisshi



■Ben Inui「nicetoseeyou」

 
Digital | 2024.08.28 Release | Released by SPACE SHOWER MUSIC


https://ssm.lnk.to/nicetoseeyou ]
Music: Ben Inui
Key, Synth, Programing, Field Rec: Ben Inui
Rec, Mix, Master: bisshi


Ben Inui

現代のUSのインディから影響を受けたイヌイ・シュンによるアンビエント・フォーク/インディ・フォーク・プロジェクト。



 シンガポールのKITCHEN. LABELより、東京在住のサウンドアーティストHiroshi Ebinaのニューアルバムが9月27日に発売される。日本国内ではCD盤が同日にリリースされる。


2022年のKITCHEN. LABELデビュー作『In Science and the Human Heart』に続く本作は、Hiroshi Ebinaの特徴とも言える静謐で浮遊感のあるアナログ・サウンドスケープをより深く掘り下げ、夜の静かな時間のために特別に制作された作品。パートナーの不眠症のために音による癒しを作ろうとしたのがきっかけで、Ebinaはこのプロジェクトに着手したのだが、レコーディングが進むにつれて、夜のミステリアスで神聖な性質を探求する複雑な作品へと変化していった。


アルバムの物語は、丁寧に構成された9 つのトラックを通して展開され、それぞれのトラックが夜の深みに誘われていく。オルゴールや水入りワイングラスの素朴な音色から、ユーロラックシンセサイザーやアルゴリズミック・シーケンサーなどの最先端技術まで、様々な楽器を各トラックで多くても2~3つほど使用し、繊細で透明感のある催眠的サウンドスケープを生み出している。街の明かりが明滅する夕暮れ時を想起させる明るく高音域のシンセサイザーから始まり、徐々に中音域のトーンへと移り変わってリスナーを夢の世界へと優しく導いていく。この音の降下は、私たちが夜ごと眠りに身を委ねる様を映し出している。ありきたりでありながらも一時的な死にも似た特別な体験であり、そこでは意識が薄れ潜在意識の奥底から夢が現れる。


本作はリスナーを優しく包み込み、都会の夜の静寂と孤独を癒しに導く存在として、暗闇の中で目覚める人々に安らぎと落ち着きを与えてくれる。


アートワークは東京を拠点に活動する写真家・小野田洋一、マスタリングはニューヨークのJoseph Branciforte(Greyfade Studio)が担当。




Hiroshi Ebina 『Into the Darkness of the Night』- New Album




発売日:2024年9月27日(金)

アーティスト:Hiroshi Ebina

タイトル:Into the Darkness of the Night

フォーマット:国内流通盤CD / 輸入盤LP / デジタル

レーベル:KITCHEN. LABEL

ジャンル: AMBIENT

流通 : p*dis / Inpartmaint Inc.



Tracklist :

1. Shh,

2. Somunus

3. And may your dreams

4. Turning off

5. Liminality

6. Slow wave

7. Hammershøi’ s room

8. Surrender

9. The darkness of the night


◆ライブ情報

9/28(土) 落合Soup

Emily A. Sprague & Cool Maritime Japan Tour 2024 東京公演①

出演:Emily A. Sprague / Cool Maritime / Hiroshi Ebina

DJ : Tryster

MORE INFO : https://www.artuniongroup.co.jp/plancha/top/news/emily-cm-2024/#tokyo1



【Hiroshi Ebina(ヒロシ・エビナ)プロフィール】

 

東京在住のサウンドアーティスト。活動は多岐に渡り、アンビエントミュージックの作曲・演奏や、雅楽奏者としての活動、フィルムカメラを用いた写真作品の作成も行なっている。ニューヨークでの活動を経て、2018年より日本での活動を再開。作曲にはモジュラーシンセを中心にテープマシンや多種多様なアコースティック楽器を用いる。近年はKITCHEN. LABELやMystery Circles、Seil Recordsより作品を発表している。


「偶発性」はHiroshi Ebinaの音楽を語る上で欠かすことのできない要素である。真白の紙の上に点や線を広げるように音と並べていき、法則を与えることで音楽を形作っていくプロセスを取っている。作曲の際はリズムやピッチといった側面だけでなく、音の触感や音と音との間の無音部分などを重視している。




ジェーンズ・アディクションは、9月13日(金)の夜、ボストンでフロントマンのペリー・ファレルがギタリストのデイヴ・ナヴァロを殴るというバンドメンバー間のステージ上での激しい対立を受け、北米ツアーの残りをキャンセルしたことがわかった。


9月16日(月)、ジェーンズ・アディクションのソーシャルメディア・チャンネルに投稿された公式の声明文には「バンドはグループとしてしばらく離れるという難しい決断を下しました」と記されている。


ギタリストのデイヴ・ナヴァロとジェーンズ・アディクションの他のバンドメイトであるエリック・エイヴリーとスティーヴン・パーキンスは、それぞれのソーシャルメディアのアカウントに共同声明を投稿しました。「シンガーのペリー・ファレルの継続的な行動パターンと精神衛生上の問題により、現在のアメリカ・ツアーをキャンセルせざるを得ないという結論に達しました」


ナヴァロとバンドメイトのエリック・エイブリーとスティーヴン・パーキンの個人ページに掲載された別のソーシャルの声明には、さらにいくつかの見解が示されています。


「ペリー・ファレル個人の健康と安全、そして私たち自身の健康への配慮から、他に選択肢はありません。私たちは、彼が必要とする助けを見つけられることを願っています」


「すでにチケットを購入してくださったファンの皆様のため、このような事態を招いたことを深くお詫び申し上げたいと思います。ステージの安全な環境を確保することについても、毎晩素晴らしいパフォーマンスを確実に提供することについても、現在のところ、まったく解決策は見当たりません」ーーデイヴ、エリック、スティーヴン




ジェーンズ・アディクションのツアーのオープニングアクトを務めたラブ&ロケッツは、"ジェーンズ・アディクションとのツアーの残りの日程を完遂するつもりだったけれど、残念ながらこの件は我々の手に負えないかも知れない "と書いています。


この事件を受け、ペリー・ファレルの妻のエティ・ラウ・ファレルはインスタグラムに記しています。「明らかにメンバー間には緊張と反感があった。さて、怒りのダイナマイトに火がついてしまった。ペリーはデイヴの顔を立ててボディチェックしたんだ」


妻のファレルは続けています。「毎晩毎晩、ステージの音量が大きく、自分の声がバンドにかき消されていると感じていました。ペリーは毎晩、耳鳴りと喉の痛みに悩まされていた。しかし、最前列にいた観客がペリーに向かって、バンドが大音量で計画している、自分の声が聞こえない、と文句を言い始めたとき、ペリーは腹を立てた」


エティ・ファレルはまた、エイブリーが「ペリーをヘッドロックにかけ、彼の腹を3回殴った......。ペリーはそれから30分間、狂った獣のようだった。エリックは......デスカレーションの意味を理解していなかったか、状況に乗じてペリーに安打を浴びせた」と先日の騒動について詳細に説明した。


ペリー・ファレルは自身の声明で次のように述べています。 「この週末は信じられないほど困難なものであり、反省するための時間と空間を持った後、バンドメンバー、特にデイヴ・ナヴァロ、ファン、家族、謝罪するのは当然のことでしょう」


ジェーン・アディクションのボストンでのコンサートが9月13日(金)夜、ボーカルのペリー・ファレルがステージ上でギタリストのデイヴ・ナヴァロと対立を起こし、幕を閉じた。一時はフロントマンがバンドメイトにパンチを浴びせるというかなり荒っぽいシーンがあった。


リーダー・バンク・パビリオンでのコンサートの映像では、ナヴァロが11曲目の「オーシャン・サイズ」でソロを弾いているところへ、ファレルが歩み寄り、ナヴァロを突き飛ばした。2人は言葉を交わし、ギタリストはファレルを引き留めようとしたが、シンガーはナヴァロに向かってパンチを放ち、上半身に命中した。しかし、個人的には、これは単なる暴力行為というより、ファレルがツアーの続行の限界を知らせるための行動でもあったように感じられた。


その後、クルーとベーシストのエリック・エイブリーがファレルを掴み、バックステージに引きずり込み、ライヴは突然終了した。ファレルを除き、ナヴァロ、エイブリー、そしてドラマーのスティーヴン・パーキンス(金曜の夜に誕生日を迎えていた)はステージの前まで行き、観客に別れを告げた。


ピクシーズは、イギリスとヨーロッパでの2025年ヘッドラインツアーを発表し、ニューシングル「Motoroller」を発表した。


昨年8月に行われたオール・ポインツ・イースト公演に続き、バンドは来年、イギリス/EUでこのアルバムのツアーを行う予定である。イギリスに到着するまで、ベルリン、ナント、リスボンといった都市に立ち寄り、エジンバラやリーズといった都市でも演奏する。また、5月にマンチェスターのO2アポロで公演を終える前に、ロンドンのO2ブリクストンで2夜演奏する予定だ。


これを記念して、ピクシーズは近日リリース予定のアルバム『The Night The Zombies Came』から新曲「Motoroller」を発表した。バンドの声明は下記のとおり。


「この曲は、小さな糸をたどっていくと、どこかに連れて行ってくれるような曲のひとつだ。でも、それを体験するのに必要なものではないんだ。歌詞の中を探し回ってもいいし、ストーリーを正確に見つけることはできないかもしれないけれど、ベルリンの街に関連したストーリーを見つけることはできる。だから、そこにある手がかりを楽しんでほしい」



「Motoroler」




APRIL

25 – TivoliVredenburg, Utrecht
26 – Lotto Arena, Antwerp
28 – Oosterport, Groningen
29 – 013, Tilburg

MAY

1 – Tempodrom, Berlin
2 – Palladium, Cologne
3 – TonHalle, Munich
6 – Arkea Arena, Bordeaux
7 – Zenith, Nantes
9 – Palacio de los Deportes de Granada, Granada
10 – Sagres Campo Pequeno, Lisbon
13 – P&J Arena, Aberdeen
14 – O2 Academy, Edinburgh
16 – O2 Brixton Academy, London
17 – O2 Brixton Academy, London
19 – O2 Academy, Leeds
20 – Academy, Birmingham
21 – Utilita Arena, Cardiff
23 – O2 City Hall, Newcastle
24 – O2 Apollo, Manchester







デヴィッド・ギルモアが、ソロ3作目となるアルバム『Luck and Strange』でUKチャートの1位を獲得し、イギリスのオフィシャル・アルバム・チャートのトップに返り咲いた。


ピンク・フロイドのギタリストであるデヴィッド・ギルモアの最新作は、ソロ・アーティストとしての活動と象徴的なバンドのメンバーとしての活動を合わせると、通算9作目のチャート上位記録となる。ギルモアにとって5枚目のスタジオ・アルバムとなる『ラック・アンド・ストレンジ』は、これまでのソロNo.1アルバム『オン・アン・アイランド』(2006年)と『ラトル・ザット・ロック』(2015年)の仲間入りを果たした。


また、この新作はイギリスのオフィシャル・ヴァイナル・アルバム・チャートで首位を獲得し、ヴァイナル・コレクターやオーディオファンの間でその人気を確固たるものにしている。


オフィシャル・チャートへの声明で、ギルモアはファンへの多大なる感謝を表明した。「僕のニュー・アルバム『Luck And Strange』を買ってくれて、オフィシャル・アルバム・チャートで1位を獲得する手助けをしてくれたみんなに感謝したい」


『ウィッシュ・ユー・ワー・ヒア』(1975年)や『ディヴィジョン・ベル』(1994年)など、ピンク・フロイドで6枚の全英No.1アルバムを含む輝かしいキャリアを持つギルモアは、今回の快挙でそのキャリアに新たな一歩を踏み出した。しかし、ロッカーのプレスリリースによれば、彼の最新プロジェクト『Luck and Strange』は、"1973年以来、『Dark Side of the Moon』以来のベストアルバム "だという。


今週のUKチャートのトップ10は以下の通り。サブリナ・カーペンターの新作アルバムやオアシスの旧譜が人気を維持している。従来通り、オフィシャル・チャートがチャートの集計を行った。




 Nilufer Yanya 『My Method Actor』

 

Label: Ninja Tune

Release: 2024年9月13日

 


Review

 

『Method Actor(メソッド・アクター)』について、ニルファーは、曲のコンセプトがどのように生まれたかを次のように語っている。「メソッド演技について調べていたんだけど、読んだところによると、メソッド演技は、人生を左右するような、人生を変えるような思い出を見つけることに基づいているんだ。メソッド演技がトラウマになったり、精神的に安全でないと感じる人がいるのは、常にその瞬間に立ち戻るからなんだ。良いことも悪いこともあるけれど、常にそのエネルギー、自分を定義づける何かを糧にしている。それはミュージシャンになるのと少し似ている。演奏しているときも、最初に書いたときのエネルギーや感情を、その瞬間に呼び起こそうとしている。その瞬間、その瞬間のエネルギーや感情を呼び起こそうとして試みた」

 

ロンドンのシンガーソングライター/ギタリスト、Nilufer Yanya(ニルファー・ヤンヤ)は、多彩な表情を持つ。多角的なクロスオーバー性とハイブリットな音楽性により、2022年頃から熱心な音楽ファンの注目を集めてきた。そして、The Faderが「衝撃的な復活」と称したように、今年の5月頃に、「Like I Say(I Runaway)」を引っ提げて、久しぶりのカムバックを果たした。

 

このシングルでは、2022年のアルバム「Painless」のR&B、ベッドルームポップ、ブレイクビーツ、ラップ、オルタナティヴ・ロック(グランジ)を劇的に結びつけた。歌詞の中では少し棘のあるリリックの表現を取り入れている。それはミュージシャンとしての深化を意味し、人間的に一歩先へと踏み込んだことへの表れでもある。これはアルバムのオープニングを飾る「Keep On Dancing」にも顕著に表れ出ているかもしれない。表向きをなぞらえるソングライティングの影は立ち消え、より深い領域に踏み込むことをためらわなくなった。おそらくそれがシンガーソングライターをして、「より過激なアルバム」と言わしめることになった。過激さとは、表現性において、今までよりも一歩先に踏み込み、未知の領域へと差し掛かることを意味している。実際的に、それは、轟音性の強いディストーションギターに反映される場合がある。しかし、2022年頃の音楽と同様、エレクトリックギターによるサウンド・デザインの趣旨が強い。ヤーニャのギターの演奏の趣旨は、まごうことなきサウンド・デザインなのであり、それらのイメージを的確に体現させ、強調させるのが彼女自身のボーカルというわけである。

 

もうひとつ、これらのサウンド・デザインの方向性は、トラック制作全般にも適用され、ブレイクビーツを反映させたビートメイク、そして、しなるようなリズムに組み合わされるソフトな感覚を持つR&Bのテイストを加え、独立した音楽を構築していく。ヤンヤのソングライティングは、ビートを組み合わせることにより、それらにグルーヴ感を付与し、最終的に、そのグルーブにどのようなギターやボーカルを乗せるべきか、デザインやテキスタイルのような観点から幾つかの可能性を検討するという趣旨である。ゼロからイチを作り出すというよりも、複数ある選択肢からソングライターにとって最善のものを選び、それらを聞きやすく、乗りやすいキャッチーなナンバーへ昇華させる。これらは、人物的なセンスを象徴づけるだけではなく、歌手がファッション的なセンスを重視していることを表す。他の一般的なミュージシャンとは異なり、ニルファー・ヤンヤにとって音楽制作とは、自分に最も似合う服を選び、それらをデコレート、つまり装飾し、まったく想像だにしえない音楽作品へと仕上げるということである。

 

このアルバムでは、本来の自分とは別の何かを演ずることにより、別の視点から本来の自己の姿を見出すという概念的なテーマも含まれていることは事実なのだろうが、それは音楽性の基底にある肉付けのような要素、スクリプトのように内側に埋め込まれており、表面的に表れ出てくることはほとんどない。このアルバムの中に含まれているテーマやイデアは、それはもっと言えば、聞き手側がやって来るのを口を開けて待つだけでは不十分で、自分の方から近づいていかないと発見出来ないのである。つまり、より的確に言えば、受動的なポピュラーアルバムではなく、能動的なリスニングを促されるポピュラーミュージックなのである。このアルバムの真価を求めるためには、みずから、アルバムのジャングルのなかに分け入っていかないといけないかもしれない。それは、表面的な音楽の響きの奥底に、観念的なものが情念の炎のように揺らめき、その炎の幻影を、聞き手は表面的な掴みやすく親しみやすいポピュラーミュージックの渦中に発見することを意味する。つまり、ニルファーの『My Method Actor』は、ミルフィールのような構造を持った奇妙なアルバムなのである。フォークをひとつその表面に差し込むと、その先に別の何かが見出だせる。言い換えれば、音楽というページをめくるたびに、別のストーリーや局面が見つかるという、これまでにあまりなかったタイプの音楽なのである。


 

音楽的に言えば、ベッドルームポップや、エレクトリックギターの細かな演奏をコラージュのように組み合わせ、それらをトラック全体の背景となるヒップホップのビートとかけ合わせる、というスタイルが際立っている。これはしかし、何も最近生み出されたものではなく、2022年のアルバムから続いているスタイルである。ところが、『My Method Actor』では、前作アルバムよりも音楽的な選択肢が広がり、そしてアウトプットの受け皿のようなものが多くなった。それらは、序盤の流れを形づくる「Binding」、「Mutations」という2曲において、メロウでアーバンなネオソウルという形にはっきりと表れている。特に、「Mutations」は前作アルバムの収録曲ほどには派手さはないけれど、よりソングライターとして深い領域へと踏み入れたことを象徴付けている。それはオルタナティヴロック/マス・ロックのギターとネオソウルの艷やかなボーカル、及び、コーラスというフランク・オーシャンの次世代に位置づけられるポスト・ネオソウルのスタイルに立ち表れている。さらに曲の後半では、シンセサイザーによるストリングスを配置させ、R&Bミュージックの中に複数の新しい要素をもたらそうとしている。

 

別のジャンルからの引用や影響を元の自分の音楽的なスタイルとかけ合わせるというこのアルバムのソングライティングの方向性は、続く「Ready For Sun」を聞くとより瞭然かもしれない。オーケストラストリングスをシンセサイザーのシーケンスのように敷き詰め、その空間的な音の処理の中で、何が出来るのかというのが、この曲の目論見であると推測される。それはやはり、前作アルバムの延長線上にあるネオソウルとオルタナティヴ・ヒップホップの中間にある形式をとって繰り広げられる。しかし、注目すべきは、今回のアルバムでは、ヤンヤは必ずしも彼女自身の声を主体としているとは限らないということである。ときには、優雅なオーケストラストリングが前面に出てきたり、ビートがそれと立ち代わりに主体になったりと、流動的な音楽を重視している。もちろん、歌手の声がメインになることもあるのだが、必要以上にその音楽的な空間を専有するということがないのである。そしてこれは、内的な感覚の告白ともいうべき際どい感覚を持つリリックの印象とは異なり、非常に控えめな音楽的な態度を取り、主体となる音楽に対して、一歩距離を置くような姿勢を全面的に維持し続けている。いわばそういった柔軟性のある音楽性が、このアルバムに一度聴いただけでは分からない深みを付与する。

 

ニルファー・ヤンヤの音楽は、制作時の観点における難易度とは裏腹に、それほど難しくなりすぎることはない。基本的には、誰にでも親しめるようなポピュラーアルバムを制作しようとしているのは明らかで、たとえソングライターとしての視点が高い水準にあろうとも、初歩的なリスナーにも聞きやすい曲を制作することを最優先事項にしている。これは作曲家としての親切心であり、過度なサウンドエフェクトや、難解な展開を極力避けて、一貫してグルーヴ感を意識した曲構成を心がけている。これはまた、ニルファー・ヤンヤが構成的な側面に心を配りながらも、感覚的な側面を軽視しないことに理由がある。「なんとなく良い感じ」とヤンヤが言うように、理想的な音楽とは、言葉では言い表せず、また、文章にも出来ない部分があることを踏まえ、それらをしなやかな感覚を持つポピュラー・ミュージックに仕上げる。この感覚的なポピュラー、ロック、R&Bを制作する手腕にかけては、現時点のところ、このシンガーソングライターに比肩する存在は見当たらない。「Call It Love」、「Faith's Late」は、このアルバムにおいて、制作者が単に曲の寄せ集めではなく、音楽性のバリエーションを基にし、一連の流れを持つレコードを制作しようとしたことを伺わせる。そして、反面、少し意外なことに、それは同時に、名曲とまではいかないかもしれないが、良曲を輩出させる重要な契機ともなった。

 

このアルバムでは、音楽そのものが個人的な告白や軽薄なロマンチシズムに終始するのを避けている傾向がある。それでもなお、一貫して、人生の中から引き出される感覚的なものはコントロールされているが、終盤になって、それらの何かに恋い焦がれたり、理想的な人生の側面を追い求めるような、夢想的な感覚が堰を切るようにして溢れ出る。AOR(ソフィスティ・ポップ)、ヨットロック、ボサノヴァを題材にし、80年代のポップのフィルターに通した「Faith's Late」、オルタナティヴフォークをシリアスな風味を持つネオソウルとして解釈した「Just A Woman」に反映させている。これは古典的なポップやソウルをアーティストが咀嚼していることの証でもある。現代的なものを作り上げるためには、時々、過去にも目を向けねばならない。

 

現代的なサウンド・プロダクションによって、表向きには隠されているが、後者のトラックには、ザ・スプリームスのようなディスコソウルの古典的なR&Bに対する憧れが示されている。ニルファー・ヤンヤのディスコの概念とは、きらびやかなミラーボールの華やかさにあるのではなく、フロアのサイドにあるメロウでまったりとした空間なのだろうか。それはまた、このアーティストがチルウェイブに近い音楽を推していることを示唆し、表面的なオルタナティヴ・ポップの裏側にある、ヨット・ロック、AOR、あるいは、ブラック・コンテンポラリー/アーバン・コンテンポラリーといった、複数の音楽的な文脈を浮かび上がらせる。もうひとつのギターヒーローのアーティストとしての表情は「Wingspan」に見出せる。もしかすると、性別こそ異なれ、ニルファー・ヤンヤはフランク・オーシャンの次世代の立場を担うかもしれない。時代が変わり、ソロアーティストでもバンドのような音楽を制作することは困難ではなくなっている。これは今後の音楽シーンで一層顕著になっていく可能性がある。それを受け、ソロアーティストとバンドは一体何が違うのかを示す必要がある。『My Method Actor』は、密林のカメレオンのように多彩な保護色に変化する。従来の音楽の聴き方の常識を覆すような作品。

 

 

 

88/100


 

 

Best Track 「Faith's Late」






On ‘Method Actor’, Nilufer Yanya explains how the concept for the song came about. 'I've been researching Method Acting and from what I've read, Method Acting is based on finding life-altering, life-altering memories. The reason why some people find method acting traumatic or mentally unsafe is because they always go back to that moment. There are good and bad moments, but you always feed off that energy, something that defines you. It's a bit like being a musician. Even when I'm playing, I'm trying to evoke the energy and emotion that I had when I first wrote it, in that moment. I try to try and evoke the energy and emotion of that moment, that moment in time.’

 
London singer-songwriter/guitarist Nilufer Yanya is a man of many faces. His multifaceted crossover and hybrid musicality has attracted the attention of dedicated music fans since around 2022. Then, around May this year, in what The Fader called a ‘shocking comeback’, they made their first comeback in a long time with the song ‘Like I Say (I Runaway)’.

 
The single dramatically links R&B, bedroom pop, breakbeats, rap and alternative rock (grunge) from the 2022 album ‘Painless’. The lyrics incorporate a slightly thorny lyrical expression. It signifies a deepening as a musician and a sign that he has taken a step further as a human being. This may be most evident in the album's opener ‘Keep On Dancing’. 

 

The shadows of songwriting that traced the surface have disappeared, and the band no longer hesitates to venture into deeper territory. Perhaps that is what led the singer-songwriter to call it a ‘more radical album’. Radicality means going one step further than before in terms of expressiveness and entering uncharted territory. Practically, this is sometimes reflected in the roaring distortion guitars. However, as with the music of around 2022, the aim of sound design with electric guitars is strong. The intent of Janya's guitar playing is unmistakably sound design, and it is her own vocals that embody and emphasise these images precisely.


Another of these sound design directions is applied to track production in general, with beat-making reflecting breakbeats and adding a soft feel of R&B flavours combined with sinewy rhythms to build independent music. Janya's songwriting is about combining beats to give them a groove, and then finally considering several possibilities in terms of what kind of guitars and vocals to put on top of the groove, like design and textiles. Rather than creating something from scratch, the songwriter chooses the best of several options and sublimates them into a catchy number that is easy to listen to and ride. These not only symbolise a sense of personhood, but also a singer's emphasis on fashionable taste. Unlike most musicians, for Nilufer Janja, making music means choosing the clothes that suit her best, decorating them and turning them into a completely unimaginable piece of music.


It may be true that the album also contains a conceptual theme of finding one's true self from a different perspective by playing something other than one's true self, but it is embedded inside like a script, a fleshed-out element at the base of the musicality, and rarely surfaces on the surface. It rarely surfaces. The themes and ideas contained within the album are, moreover, not enough to wait with open mouth for the listener to come to them; they can only be discovered if you approach them yourself. In other words, to be more precise, this is not a passive popular album, but popular music that encourages active listening. 

 

To find the true value of this album, you may have to wade into the jungle of the album yourself. This means that deep within the superficial musical resonance, the conceptual flickers like a flame of emotion, and the listener discovers a phantom of that flame within the superficial, easy-to-grasp, familiar whirlpool of popular music. In other words, Nilufer's My Method Actor is a strange album with a milfoil-like structure. Insert one fork into its surface and you find something else beyond it. In other words, it is a type of music that has rarely been heard before, where each turn of the musical page reveals a different story or aspect.

 

Musically speaking, the style is marked by a collage-like combination of bedroom pop and detailed electric guitar playing, which is interlaced with hip-hop beats that form the backdrop to the track as a whole. This is not, however, a recent development, but a style that has continued since the 2022 album. However, My Method Actor offers more musical options and more receptacles for output than the previous album. This is clearly evident in the form of mellow, urban neo-soul in the two tracks ‘Binding’ and ‘Mutations’, which shape the flow of the early part of the album. ‘Mutations’, in particular, is not as flashy as the songs on the previous album, but it symbolises the band's entry into deeper songwriting territory. This is evident in the post-neo-soul style of Frank Ocean's next generation, with alternative rock/math-rock guitars and neo-soul lustrous vocals and choruses. In the second half of the song, he attempts to bring multiple new elements into R&B music by placing synthesised strings.



The direction of the album's songwriting, in which references and influences from other genres are crossed with his original musical style, may be more apparent in the following track ‘Ready For Sun’. Laying down orchestral strings like a synthesiser sequence, the song is presumably intended to show what can be done with that spatial treatment of sound. It still unfolds in a format somewhere between neo-soul and alternative hip-hop, an extension of the previous album. It is worth noting, however, that on this album, Yanya does not necessarily use her own voice as the main instrument. At times, the emphasis is on fluid music, with graceful orchestral strings coming to the fore and beats taking their place. Of course, the singer's voice is sometimes the main focus, but it does not occupy the musical space any more than necessary. And this is different from the impression given by the lyric, which has a harsh sense of confession of inner feeling, and adopts a very reserved musical attitude, maintaining an overall attitude of keeping one step away from the music as the main subject. This musical flexibility, so to speak, gives the album a depth that cannot be understood after just one listen.


Nilufer Yanya's music is not overly difficult, despite the level of difficulty from a production point of view. Basically, it is clear that he is trying to produce a popular album that is accessible to everyone, and even if his songwriting perspective is of a high standard, he makes it a priority to produce songs that are easy to listen to for even the most rudimentary listener. This is a kindness as a composer, and he tries to avoid excessive sound effects and esoteric developments as much as possible, and to consistently structure his songs with a groove in mind. This is also the reason why Nilufer Janja pays attention to the compositional aspect but does not neglect the sensory aspect. As Yanya says, ‘It's kind of nice’, he is aware that there are aspects of ideal music that cannot be described in words, nor can they be put into writing, and he turns them into supple sensory popular music. At the moment, no singer-songwriter can compare to her skill in creating sensual popular, rock and R&B music. ‘Call It Love’ and ‘Faith's Late’ suggest that, on this album, the producers have tried to create a record that is not simply a collection of songs, but a series of records based on variations in musicality. On the other hand, somewhat surprisingly, it was also an important opportunity to produce good songs, if not masterpieces.
 

On this album, the music itself tends to avoid being all about personal confessions and frivolous romanticism. Nevertheless, the sensuality drawn from life is consistently under control, but towards the end of the album, a dreamy sense of longing for something of those things and the pursuit of idealised aspects of life floods in like a weir: AOR (sophisti-pop), yacht rock, and the album is a perfect example of the kind of music that is often used in the music of the late 1960s and early 1970s, Bossa Nova as reflected in ‘Faith's Late’, which takes its subject matter and passes it through the filter of 80s pop, and ‘Just A Woman’, which interprets alternative folk as neo-soul with a serious flavour. This is also a testament to the artist's mastication of classic pop and soul. In order to create something contemporary, one has to look to the past from time to time.


Although ostensibly hidden by the contemporary sound production, the latter tracks show a yearning for classic R&B disco-soul classics such as The Supremes. Is Nilufer Yanya's concept of disco not in the glitz and glamour of glittering mirror balls, but in the mellow and mellow space on the side of the floor? It also suggests that the artist is pushing music closer to chillwave, bringing up the multiple musical contexts behind the superficial alternative pop: yacht rock, AOR or black contemporary/urban contemporary. Another expression of Guitar Hero as an artist can be found in ‘Wingspan’. 

 

Perhaps Nilufer Yanya, although of a different gender, could take the place of Frank Ocean's next generation. Times have changed and it is no longer difficult for solo artists to produce music like a band. This is likely to become even more pronounced in the music scene in the future. In response, it is necessary to show what the difference is between a solo artist and a band. ‘My Method Actor’ is as diverse as a chameleon in a jungle. This is a work that breaks with conventional ways of listening to music.

 


マンチェスターのPale Waves(ペール・ウェーヴス)は、近日発売予定のニューアルバム『Smitten』からの最新シングルとして「Thinking About You」を発表した。

 

この曲には、フロントウーマンのヘザー・バロン・グレイシーが過去の恋愛を嘆き、その跡に残ったものを考えるという、風光明媚なワンショット・ミュージック・ビデオが添えられている。


この曲について、ヘザー・バロン・グレイシーはこう語っている。「"Thinking About You "は、誰かが去って、まだ完全に前に進むことができない状況について歌っている。そうすべきだし、長い目で見ればその方が自分にとって良いことだとわかっているはずなのに、それは見かけ以上に難しく辛いことなのです」

 


「Thinking About You」

 



 

©Eddy Chen


カナダの生んだ次世代のメガスター、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)が、先週末のブラジル/サンパウロ公演で初披露した「Dancing in the Flames」をリリースした。このニューシングルは、現時点ではリリース日が確定していない彼の自作アルバム『Hurry Up Tomorrow』からのリード・シングルだ。アントン・タンミとエリック・ヘンリクソン撮影監督によるこの曲のビデオは、新しいiPhone 16 Proで撮影された。以下よりチェックしてみよう。


『Hurry Up Tomorrow』は、2020年の『After Hours』、2022年の『Dawn FM』に続く3部作の第3弾となる。

 


「Dancing in the Flames」


ウェールズ/チャーチ・ヴィレッジが生んだ新星、CVC(チャーチ・ヴィレッジ・コレクティヴ)がニューシングル「The Lowrider (Just About Meant To Be)」を発表した。「サタデー・ナイト・フィーバー」を思わせるノスタルジックなディスコロックに酔いしれよう。

 

彼らは2023年のデビューアルバム『Get Real』で未知の可能性を示した。70年代のハードロック、ディスコソウルを結びつけた求心力のあるサウンドはコレクティブの異次元のパワーを感じさせてくれた。


昨年、CVCは、「世界で活躍するようなバンドになりたい!」と表明していたが、その野望は現実のものに。ライヴスペースでじわじわと影響力を持つようになり、地元ウェールズの公演は軒並みソールドアウト。ニューヨーク公演も実現させた。ライヴは熱気に溢れ、素晴らしく驚異的であるという。ラグビー場とパブを特色とするウェールズの町の魅力とロックバンドの野心を融合させたCVCは、新しい作品を生み出すため、スタジオ入りした。愛とロマンスへの夢の賛歌「The Lowrider (Just About Meant To Be)」は、2人が完璧にシンクロする瞬間を歌っているという。


この曲の共同ソングライター/ヴォーカリストであるデイヴ・バッシーは次のように説明している。

 

『The Lowrider』は、昔住んでいた地元(カーディフのThe City Arms)で、遠距離恋愛中の恋人のこと、僕らがいかに "Just about meant to be "であるかについて、長いセッションの後に書いた! 家に帰ってシンセの "ベース "セッティングをしたら、曲の続きが出てきた。曲のタイトルは『The Lowrider』なんだけど、これはスヌープ・ドッグに参加してもらったら最高だと思ったから!」

 

 

「The Lowrider (Just About Meant To Be)」





【REVIEW】  CVC 「GET REAL」 ウェールズの新星によるデビュー・アルバム