©Ax


Sorryがニューシングル「Waxwing」をドミノ・レコーディングから発表した。多彩なルースターを誇るドミノのオルタナティヴポップ・バンド。

 

ロンドンを拠点とするこのグループにとって、2022年10月にアルバム『Anywhere But Here』をリリースして以来の新曲。FLASHAが監督とプロデュースを手がけたこの新曲は、以下のビデオでチェックできる。


「Waxwing」は、ティーン・ポップ・センセーション、トニ・バジルの「Hey Mickey」を補間している。バンドのアーシャ・ロレンツはこう語っている。

 

「ミッキーは欲望?ミッキーは爆弾?ミッキーは私をお金にする? ミッキーが私の歌を作る?ミッキーが詩を作ってくれる?ミッキーは麻薬? ミッキーが嘘つき? ミッキーは愛?  ミッキーは欲望?」

 

 

 「Waxwing」

 

Cahil/ Costello


 

先日、11月8日(金) に ニューアルバム『II』をレコード(数量限定)、およびデジタル・フォーマットでリリースすることを発表したグラスゴー出身のアンビエント・デュオ、ケーヒル//コステロが、新曲「Ae//FX」を本日デジタル配信した。(楽曲のストリーミングはこちら


ギタリストのケヴィン・ダニエル・ケーヒルとドラマーのグレアム・コステロから成るケーヒル//コステロは、2021年にデビューアルバム『オフワールド』を発表。約3年ぶりとなる今作『II』では、エフェクトのかかったギターを基調としたアンビエントな雰囲気と絶妙なグルーヴを取り入れたドラミングが、時折催眠術のようなテープ・ループを経由しながら織り交ざっている。


 

ファースト・シングル「Sunbeat」に続く新曲「Ae//FX」は、シンセを基調とした幽玄なサウンドスケープとハイエナジーなブレイクビート・ドラミングを組み合わせた、バンドの常に進化し続ける性質を象徴している。



「アルバムを完成させるのはとてもエキサイティングな瞬間だけど、少し気が重くなることもある。まだ何かやり残したことはないかといった疑問が頭の中をぐるぐると回り、そしてそう感じるのは自然なことなんだ。」

 

「そんな中、『Ae/FX』は突如誕生した。それは、新しいアルバムのための閃きやアイディアがあるという興奮を分かち合った瞬間だった。比較すると、デュオとしての僕たちの関係に明らかな変化と成長が見られる。視覚的に言うと、前作『オフワールド』は冬に似た性質を持っていて密度と重みがある。一方の今作『II』は夏に似ていて、軽さがあり、動きがある」とデュオは話す。

 

 

 このアルバムに関するClash Magazineをはじめとする各メディアの反応は以下の通りです。

 

 ・「没入感のある瞑想的な音楽...自然の音が雄弁なパーカッションとともに呼び起こされ、テープ・ループが催眠術のような激しさを達成する」- Clash Magazine

 

・「高い完成度と没入感」- Future Music

 
 
「ドリーミーなエレクトロニック・アンビエントのテクスチャー満載の、驚くほど自信に満ちたロング・プレイヤー」 - Electronic Sound


 

 

 

◾️スコットランドの実験的なアンビエントデュオ、CAHILL//COSTELLO(ケーヒル//コステロ) ニューアルバム『II(2)』を発表  リードシングル「SUNBEAT」を配信 


 

【アルバム情報】 Cahill//Costello 『Ⅱ』 - New Album


アーティスト名:Cahill//Costello(ケーヒル//コステロ)
タイトル名:II(2)
発売日:2024年11月8日(金)
形態:2LP(140g盤)
バーコード:5060708611163
品番: GB1599
*レーベル公式サイトにて数量限定直販

<トラックリスト>


Side-A

1. Tyrannus
2. Ae//FX 


Side-B

1. Ice Beat
2. Sensenmann
 
Side-C
1. JNGL
2. I Have Seen The Lions On The Beaches In The Evening
 
Side-D
1. Lachryma
2. Sunbeat

 

Pre-order(先行予約)


Gearbox Store: https://store.gearboxrecords.com/products/cahill-costello-ii-cahill-costello

 

Bandcamp:  https://cahillcostello.bandcamp.com/album/cahill-costello-ii-2



マイアミを拠点とするバンドSeafoam Wallsは、シンガー・ソングライターでギタリストのジャヤン・バートランド、ベーシストのジョシュ・イーワーズ、エレクトロニック・ドラマーのホスエ・ヴァーガス、ギタリストのディオン・カーで構成される。彼らはジャズ、シューゲイザー、ロック、ヒップホップ、アフロ・カリビアンリズムのまったくユニークな組み合わせであるシーフォーム・ウォールズを「カリビアン・ジャズゲイズ」という新しいジャンルで表現する。


『Standing Too Close To The Elephant In The Room』は、バンドにとってエキサイティングな新章を象徴している。このアルバムは、シーフォーム・ウォールズのミュージシャンとしての進化を示すだけでなく、アーティストとしての評判を確固たるものにし、リスナーを実験的な影響と楽器編成のテクニカラーの霧を通して彼らの音楽を体験させる。ディオン・カー、ジョシュ・エワーズ、ホスエ・ヴァーガスを中心とするバンドは、芸術的な自律性へのコミットメントを示し、セルフ・プロデューサーとしての役割を担い、現代社会とそれが内包するあらゆる矛盾に疑問を投げかけながら、その壮大なサウンドスケープを堪能できるアルバムを作り上げた。

 


ギタリストのジャヤンはアルバムに関して次のように説明しています。「ギターを手にする以前、純粋な音楽ファンだった。その後、世界各国の政府の抑圧的なやり方について学び始めると、私の世界は粉々に打ち砕かれた。自分達のすることは正義なのだと私に断言した権威的な存在も、実は『問題の重要な一部だった』のです。その後、もしかしたらアートこそがこの残酷な世界で唯一の安全な空間ではないかと思い始めました。『Humanitarian Pt.II』は端的に言えば、『幻滅』についての作品です。私は、同じような手口が存在するとは知らず、真っ先に音楽シーンに飛び込んでいきました。そして、そのようなやり方を非難するとともに、私の前に好きだったアーティストたちのように『社会規範に疑問を投げかける』ことを自分の使命としています」

 

「実は、私はまだ差し迫った疑問に対する答えを探しているところなのですが、現実的な解決策を持っている同じような考え方を持つ人たちと一緒にいることは励みになります。ディオン・ディア・レコードの最新作と今後のリリースに惹かれたのは、私が尊敬する誰もが素晴らしい疑問と意識を提起する中、ディオン・ディアは希望に満ちた選択肢を提示してくれたからでした」


アルバムのタイトルは、人々が人生で直面する、見過ごされがちであるが重要な課題や複雑さの比喩であり、細部にとらわれ、大局を見失うことへの警告を意味する。ジャヤンが説明するように、誰もが部屋の中にエレファントを飼っている。しかし、問題がより複雑であるため、視野が狭小になり、それらの全体像が見えづらくなっている。つまり、視聴者は同じ問題に対して偏った視点を提供しているらしい。これは、交差性が満たされていない領域の説明なのである。

 

 

Seafoam Walls  『Standing Too Close To The Elephant In The Room』/ Dion Dia


 

 

シーフォーム・ウォールズの音楽性はとても個性的である。基本的なバンドアンサンブルは、今日のオルトロックのトレンドに沿っているが、他方、チルウェイブを吸収したシンセポップのような音楽性が際立つ。それに加えてボーカリストのジャヤンのボーカルもR&Bのテイストからアフロビートからの影響をミックスした懐深さを感じる。それほどこのアルバムの音楽は難解になることはなく、シンプルで親しみやすく、それどころかライトな印象を思わせる。35分ほどのアルバムを聴き通すのに、労力や忍耐力は必要ないと思う。さらりと聞き流せるサウンドはBGMのように過ぎ去っていく。しかし、アフロビートを反映させた多角的なリズム等、コアな音楽の魅力が凝縮されている。Unknown Mortal OrchestraのようなR&B色のあるインディーロックとも言えるのだが、同時によくよく聴くと、かなり奥深い感覚のある作品である。

 

なぜ、軽やかな印象のあるロックなのに聴き応えがあるのか。それは端的に言えば、制作者の考えが暗示的にバンドサウンドの背後にちらつき、シーフォーム・ウォールズの音楽がジャンルのキャッチコピーに終始しないからである。そしてロックバンドとしての不可欠な要素、ライブセッションの醍醐味も内包されている。セッションは音による複数人の対話やコミュニケーションを意味し、音楽が時々、優れたミュージシャンにとってある種の言語のような役割を持つことを定義付ける。このバンドのライブセッションにおける対話は、アルバムの最後の曲「Ex Rey」に登場する。セッションの心地よさが永遠と続くような精細感のあるライブサウンドがこのアルバムの最後に控えている。このことはまだこのアルバムで、ジャヤンのほか四人のメンバーがすべてを言い終えたのではなく、言い残した何かがあることを暗示するのである。

 

そして、このアルバムに少なからず聴き応えをもたらしているのものがあるとすれば、それは彼らの権威筋に対する「失望」や「不信」にほかならない。今日日、権威筋の説得力のある意見がときに、実際的な経験を元に組み上げられるシンプルな論考に対し、無惨なほど敗北を喫する時代に、権威に対する盲目的な崇拝が最早以前のような意義を失ったことを暗示している。ソングライターのジャヤンは、このことに関し、「世界各国の政府の抑圧的なやり方について学び始めると、私の世界は粉々に打ち砕かれた。"自分達のすることは正義なのだ"と私に断言した権威的な存在も、実は『問題の重要な一部だった』」と説明しているが、これは反体制的でも何でもなく、一般的な人々が今日の時代において痛感せずにはいられないリアルな感覚でもある。


ただ、シーフォーム・ウィールズの音楽的な感覚は、そういったドグマに対して距離を置くことにある。そういったものにはまり込み、修羅の道に入るのではなく、それらに一瞥もくれないのだ。素晴らしいのは、旧来の価値観の崩壊や一般的な概念に対する不信感が主題になっているのは事実であるが、サウンドそのものは建設的で明るい方向に向かう。アートや音楽を一つの起点とし、彼らは純粋な楽園を構築しようとするのである。結局、アルバム全体を通して感じられたのは、彼らが政治的な観念から適切に距離を取ろうとしていること、そして、もし今日の政治や世界情勢の闇に不満を感じるならば、むしろそのことを逆手に取り、別の道に歩み出そうとすることであった。たとえ、それが架空のものであろうと、もしこういったアートの純粋な試みを行う人々が多数派になれば、争いはもちろん、不毛な論争も立ち消えるのである。


さて、現代の人々は今までそれが「正しいこと」だとか「善なること」と言われていたものが、本当はそうではないとわかった時、どう立ち向かうべきなのか。また、どのように接するべきなのか。少なくとも、このアルバムに関して言えば、それらの考えや価値観と争うとか、反駁を企てるといった旧来の手法とは別の道筋が示されている。バンドのサウンドは主流派に乗っかるのでもなければ、過剰にスペシャリティを誇示するわけでもない。スペシャリティを誇示しすぎることは、建設的なやり方とは言えまい。シンプルに言えば、彼らは、バンドアンサンブルを通じて「楽しむ」だけである。それでも、このことが何らかの愉快なエネルギーを発生させ、聴いている人々に開放的な気分を与え、さらに最終的に、純粋な音楽の喜びを教えてくれる。高尚な楽しみはときに形骸化や腐敗を招く。しかし、純粋な楽しみは、最も偉大なのだ。

 

チルウェイヴとギターロックを組み合わせた「Humanitarian Pt.1」、「Humanirarian Pt.2」は本作の序章のような意味を持つ。そしてこのアルバムが、一種のコンセプチュアルな流れを持つ作品であることが暗に示されている。ジェフリー・パラダイスのプロジェクト、Poolsideのエレクトロニックサウンドとギターロックを融合させたかのようなリラックスした感じが主な特徴である。これらのスタイルには、ヨットロックのようなリゾート的な雰囲気が漂う。それほど苛烈になることなく、余白のあるサウンドに波の音のサンプリングが挿入されることもある。彼らは結果的にアルバムの楽園的なサウンドを入念に組み上げていく。

 

波のサンプリングのイントロを挟んで始まる「Cabin Fever」は、シーフォーム・ウォールズがオーストラリアのHiatus Kayoteのような未来志向のプログレッシヴ・ロックの性質を兼ね備えていることの証でもある。ギターの心地よいカッティングを元にして、多角的なリズムを作り出し、スケールの大きなプログレを構築していく。バンドのアンサンブル自体はミニマリズムの性質があるが、ヒップホップやチルウェイブ、ソウルを通過したボーカルがこれらのサウンドに開放的な気風をもたらす。同時に、サンプリングのイメージと相まって、サウンドスケープの範疇にあるロックソングが構築される。そして、四人組のサウンドはどちらかといえば、単なる楽曲というよりも、サウンド・デザインや風景描写の一貫をなすロックサウンドに接近していく。実際的にトラック全体からマイアミの砂浜を想起することも無理難題ではない。そしてバンドの音楽はそれほど神経質にならず、オーガニックで広やかな印象をもたらす。 

 

 

 「Cabin Fever」

 

 

温和で心地よいサウンドはそれ以降も続く。「Rapid」では、リバーブを配しバッキングギターで始まり、同じようにリゾート的な雰囲気を持つシーケンサーのシークエンス、そして細やかにリズムを刻むドラムと、バンドは音の要素を積み重ねていきながら、ひたすら心地よいサウンドを追求している。そしてこれらのリズムから、開放感と清涼感に溢れるジャヤンのボーカルがぼんやりと立ち上ってくる。ジャヤンはもしかすると、ヒップホップはもちろん、現代的なネオソウル等から影響を受けているかも知れない。それらのソウルフルな歌唱は、徹底して作り込まれたギター、それらをしっかり支えるリズム、こういった要素の中に上手く溶け込んでいる。シーフォーム・ウォールズのサウンドは、単一の楽器やパートが強調されることは稀で、全部のパートが一体感を持って耳に迫ってくる。そして、これが瞑想的な感覚を呼び覚ます。

 

アルバムの中盤のハイライト曲「Hurricane Humble」は、予言的な曲となってしまった。海岸の波の上を揺られるようなサーフサウンドを基調としたギター、 それらがソフト・ロックやシンセ・ポップの系譜にあるボーカルと溶け込み、やはりヨットロックのようなトロピカルなサウンドが組み上げられる。こういったサウンドは、ニューヨークのPorchesに近いテイストがあるが、曲の途中では、ラディカルなエフェクトが施されたりと、実験的なロックの形式を取ることもある。しかし、そういった前衛的なサウンドエフェクトがなされようとも、それほど聴きづらくはならない。それはボーカルのサングがポップの範疇にあり、自然な歌唱力を披露しているからだ。そして、3分半頃にはトーンの変調というシューゲイズの要素が登場する。これらは、最終的に、Hiatus Kaiyoteのような近未来的なロックサウンドに肉薄する。さらに、それらの実験的な試みはトラックのアウトロにも用意されている。さらに、この曲の最後では、大きなハリケーンが去った後の空気の流れを録音したサンプリングが配されている。そして、これはアルバム全体からストーリーを汲み取るような聴き方も出来ることを示唆しているように思える。

 

リズムにおける冒険心が垣間見えることもある。アフロビートの躍動的なリズムをイントロに配した「Stretch Marks」は、依然としてヨットロックの質感を押し出しながら、アフロ・ビートとオルタナティヴの融合という、彼らにしかないしえない音楽的な実験がなされている。この曲では、まだすべてが完成したとは言えまいが、新しい音楽の萌芽を見出すことが出来る。もしかすると、マスタリングには、「iZotope」が使用されている可能性がある。このあたりは、シンプルでスタンダードなデジタルなサウンドデザインを堪能することが出来るだろう。さらにアルバムの序盤の副次的なテーマであったサーフミュージックの存在感がより一層強まるのが続く「Sad Bop」である。この曲は、ハワイのジャック・ジャクソンのフォークサウンドをエレクトリックで体現したかのようでもある。彼らは、海岸沿いのリゾート気分や、海辺の夕景を想起させるようなロマンティックなポップスを聞き手に提供している。また、この曲でもサウンドスケープとしてのバンドサウンドが巧みに組み上げられていて、水中をゆったりと泳ぐような夏らしく、愉快なサウンドを楽しめる。(少し季節外れになってしまったかもしれないが.......)

 

アルバムの最後にも印象深い曲が収録されている。「Ex Ray」は、バンドアンサンブルの未知の可能性を示唆している。現代的なオルトロックバンドはどうしても「録音」が先行してしまい、アンサンブルの楽しさを追求することが少なくなりつつある。しかし、コラボレーションやバンドの楽しみを挙げるとするなら、こういったいつまでも続けていられるような心地良いライブセッションにある。それを踏まえ、彼らはBeach Houseのサウンドをお手本にしつつ、バンドとして何が出来るのかを探っている。そして、この曲にこそ、アートそのものが現実を超える瞬間が示唆されている。特に、それは現実的な概念からかけ離れたものであればあるほど、重要な価値を持ちうる。少なくとも、シーフォーム・ウォールズは、彼らが抱える問題を見事に乗り越えている。つまり彼らは現実に打ち勝ち、「Get Over It」してみせたとも言える。それは前述した通りで、彼らの純粋な楽しさを追求する姿勢が、現実的な側面を乗り越えるモチベーションとなったのだろう。




85/100

 

 

 

「Rapids」

 

 

■ Seafoam Wallsのニューアルバム『Standing Too Close To The Elephant In The Room』は本日発売。ストリーミング等はこちらから。

 


TYLER, THE CREATORがニューアルバム『CHROMAKOPIA』を10月28日(月)にリリースすることを発表した。


このアルバムは『CALL ME IF YOU GET LOST』以来となるタイラー・ザ・クリエイターのフルレングス・プロジェクトとなる。

 

それ以来、彼は2023年3月にコーチェラのヘッドライナー出演に先駆けてアルバムの拡大版をリリースし、最近ではマクソ・クリームの新曲「Cracc Era」にゲスト参加している。

 

 

TYLER, THE CREATOR『CHROMAKOPIA』


左から畠山地平/石若駿


 
アンビエント/ドローン・ミュージシャンChihei Hatakeyama(畠山地平)とジャズ・ドラマーの石若駿とのコラボレーション・アルバムの第二弾『Magnificent Little Dudes Vol.2』が本日ついにデジタル・リリースされる。 

 
 

アルバムのリリースを記念して、デュオは受賞歴のあるイギリスのチェリスト、セシリア・ビグナルをフィーチャーしたアルバムのオープニング曲「M3」を公開した。

同楽曲について、畠山は次のように声明を通じて述べている。「『M3』では私たちの演奏にセシリア・ビグナルがチェロで参加してくれました。これは遥か昔、私がデヴィッド・グラブスから受けた影響が見え隠れしています。彼のアルバムの『ザ・スペクトラム・ビトウィーン 』に入っている「Stanwell Perpetual」という曲です。しかしこの曲は私が頭の中で何度も形を変えてしまったので、今回の『M3』とは直接は関係がないように思えます」と話していました」

 

「M3」

 

 

このアルバムに関するMOJO,Uncutを筆頭とする英国の音楽メディアの反応は以下の通りです。

 

・「ボーズ・オブ・カナダの聖歌隊、ケヴィン・シールズのギター、常軌を逸したパーカッシヴな刻み」- MOJO



・「ロビン・ガスリーのソロ・カタログがフリー・ジャズ・ドラムでどんなサウンドになるか、日本の大物アンビエントによる想像」 - Uncut

 

・「きらめくアンビエント・エレクトロニクスとエフェクトを多用したギターが織り成す蒸し暑い靄……。これぞまさしくアンビエントのドクターが注文したものだ」 - Electronic Sound

 

・「心地よいそよ風が、陽光に照らされた草原に直接テレポートさせてくれる」 - The Vinyl Factory

 

・「瞑想的で催眠術のように、人間の状態とその感情スペクトラムを見つめる」 - Far Out Magazine 

 

ニューアルバム『Magnificent Little Dudes Vol.2』は本日デジタルで先行リリース済みです。以後、CD /2LP(140g)フォーマットでもリリース予定となっています。詳細は下記の通りです。

 

 

・Chihei Hatakeyama/ Syun Ishiwaka  『Magnificent Little Dudes Vol.2』- New Album Now On Sale!!

Tracklist:


1. M3 (feat. Cecilia Bignall)
2. M2
3. M5
4. M6
 

 

Listen(配信リンク):https://bfan.link/magnificent-little-dudes-volume-02

 

 

アルバムのリリースに合わせて、ジャズドラマーの石若駿さんのイベントの開催が決定しています。石若さんのコメントも到着!!

 

 

【ライヴ情報】

石若 駿 3days 6公演 2024


Shun Ishiwaka Trio with 青羊 (fromけもの)& Gensuke Kanki


10月25日(金)@Shinjuku PIT INN
Open19:30 /Start20:00
チケット: SOLD OUT



--皆様、大変ご無沙汰しております。石若駿です。今年も「pit inn」での3days6公演をさせていただく運びとなり大変光栄に思います。感謝いたします。2024年にはこの日がピットイン初出場となってしまいました。pit innのあの空気が恋しすぎました。--

 

--同時に、とてもいまからわくわく楽しみです。初日昼は、chiheiさんとのduoで、昨年はプレリリースのライブでしたが、今年は既に2作品リリース済みとなってのライブです。昨年のよろめいたトークは個人的にツボでしたが、果たして、今年はどんな演奏と、お話になるのだろうか......。-- 石若駿

 

 

2014年に閉館した吉祥寺のサンロードの五日市街道の手前にある名物的な映画館”バウスシアター”から始まった「爆音映画祭」(*閉館イベントには細野晴臣さんが出演。)バウスシアターでは週末になると、爆音祭という魅力的なイベントが開催されていました。週末の深夜の映画館の音響を活用し、爆音で映画を放映していました。今回、爆音映画祭が企画するイベントが10月26日から11月4日までユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催されます。


イベント期間中には、特別企画が開催予定です。イベントの2日間(10/27、11/3)、日本映画の巨匠である黒沢清監督特集が組まれ、映画音楽界隈で活躍目覚ましいミュージシャンが出演します。詳細は下記の通りです。


[爆音映画祭特別企画] 黒沢清 監督特集に、渡邊琢磨、ジム・オルーク、 波多野敦子、千葉広樹が出演、ライブ上映を行う予定です。


黒沢清監督『Chime』『Cloud クラウド』、山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』など今年話題の映画音楽を手がける渡邊琢磨の制作した短編アニメ作『Episode』と共に、ジム・オルークが即興演奏を行うライブ上映(10/27)、映像作家・牧野貴の新作『100年』を弦楽五重奏=梶谷裕子(vn1)、波多野敦子(vn2)、角谷奈緒子(va)、橋本歩(vc)、千葉広樹(cb)による演奏でライブ上映します。

10/27(日)の『Cloud クラウド』、及び『Chime』上映後には、黒沢清監督の登壇トークショーも行われる予定です。

 



【日程】 

・10/27(日)DAY①
・11/3(日)DAY②

【会場

ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場



【チケット購入】

 
https://www.unitedcinemas.jp/campaign/bakuon_odaiba_vol15/



■10/27(日)黒沢清監督DAY ①

 

・タイムテーブル

10:15~『Chime』
11:30~『Cloud クラウド」★黒沢清監督登壇
15:30~ 渡邊琢磨『Episode」✕ ジム・オルーク ライヴ
16:45~『Chime』★黒沢清監督登壇


 

【ライヴ】 ジム・オルーク(音楽)✕ 渡邊琢磨(映像)ライヴ


渡邊琢磨の新作アニメーション『Episode』と共にジム・オルークが即興演奏を繰り広げる約30分のライヴ

上映作品=渡邊琢磨『Episode』
演奏=ジム・オルーク
チケット料金=2,800円(税込)
 

【トーク】

 

『Cloud クラウド』

ゲスト=黒沢清(映画監督)聞き手=篠崎誠(映画監督)
チケット料金=2,600円(税込)


『Chime』

 
ゲスト=黒沢清(映画監)聞き手=樋口泰人(爆音映画祭プロデューサー)
チケット料金=2,100円(税込)



■11/3(日)黒沢清監督DAY②

 

・タイムテーブル

9:25~ 『予兆散歩する侵略者劇場版』
13:40~『Cloud クラウド』+牧野貴『100年』✕ 渡邊琢磨ライヴ
17:00~『Chime』



<ライヴ> 牧野貴(映像)✕ 渡邊琢磨(音楽) 弦楽五重奏ライヴ
(『Cloud クラウド」上映+ライヴ)


上映作品=牧野貴監督『100年』★世界初上映
音楽=渡邊琢磨
演奏=梶谷裕子(vn1)波多野敦子(vn2)角谷奈緒子(va)橋本歩(vc)千葉広樹(cb)

チケット料金:5,500円(税込)


※10/27(日) 10:15~『Chime』、11/3(日)17:00~『Chime』は1,800円(税込)、
11/3(日) 9:25~『予兆散歩する侵略者:劇場版』は2,300円(税込)でご鑑賞いただけます。

 


【詳細】爆音映画祭 in ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場詳細:


https://www.unitedcinemas.jp/campaign/bakuon_odaiba_vol15/

 

Henning Schmiedt

 

ドイツ/ベルリンのピアニスト、Henning Schmiedt(ヘニング・シュミート)が待望の新作「Orange」の制作を発表しました。 本作は10月30日にFLAUからCD/LPの2形式で発売されます。

 

長らく静かで落ち着いたピアノ曲を提供してきたヘニング・シュミートのリードシングル「Speal Softly」にも注目です。洗練性と叙情性を兼ね備えたピアノ曲。日曜の午後のやすらぎを思わせる素晴らしいポストクラシカルの登場。Olafur Arnolds、Nils Frahm、Library Tapes、Goldmund(キース・ケニフ),高木正勝、小瀬村晶がお好きなリスナーにおすすめです。


7年ぶりの来日公演も話題となったヘニング・シュミート、久々の新作は前2作のインティメイトなアップライトピアノと名作「Spazieren」のポジティブな暖かさを掛け合わせた、優しくもフレッシュなピアノ・ソロ作!


旧東ドイツ出身のピアニスト、Henning Schmiedt(ヘニング・シュミート)の最新ソロ・ピアノ・アルバムは、ミュートしたアップライト・ピアノとグランド・ピアノの両方で演奏された16曲で構成された小品集。

 

オレンジの持つ創造性、新鮮さをインスピレーションとした本作は、繊細で温かみのあるエレクトロニック・テクスチャーが効果的に使用され、エモーショナルに時に叙情的に、優しくささやくような感覚を呼び起こす。


「私にとってオレンジは色以上のもの。それは香りであり、暖かさ、バランス、そして創造への欲求を感じさせる。夏らしい暖かさ、フルーティーな輝き、オレンジの癒しの黄金の光を体現しています。それは創造性と幸福の活動的な状態を表し、森の湖で爽やかに泳ぐような、暖かくすべてを包み込む音なのです。」 - Henning Schmiedt

 

 

 


Henning Schmiedt - Orange



タイトル:Orange

アーティスト:Henning Schmiedt

発売日:2024年10月30日


tracklist:

1. tell me about

2. joie de vivre

3. don’t worry

4. glitzern

5. on my way home

6. cumulus

7. ebb and flow

8. koi

9. afloat

10. hide and seek

11. melancholy

12. orange sunset

13. stay

14. bittersweet

15. lullaby

16. speak softly


Henning Schmiedt

 

ドイツ・ベルリンのピアニスト、作曲家、編曲家。ジャズ、クラシック、ワールドミュージックなどジャンルの壁を超えた活動を先駆的に展開し、ギリシャにおける20世紀最大の作曲家と言われるミキス・テオドラキス)から絶大な信頼を受け、長年にわたり音楽監督、編曲を務めた。

 

Marie Séférianとのnousや、ausとのHAU、他Tara Nome Doyle、Christoph Bergとのコラボレーションも幅広く行う。今月Each Storyで7年ぶりの来日、来年2月にはジャパンツアーを予定している。

burrn   『Without You』

 

Label: Self Release 

Release: 2024年10月16日


 Stream/Purchase



Review


2005年に東京で結成され、最初期のシューゲイズシーンを形成したburrrn。バンドは2011年に自主制作盤『blaze down his way like the space show』を発表した後、活動を休止した。それから13年が経過し、待望の復帰作『Without You』でカムバックを果たす。しかも、アルバムのプロデューサーにはRIDEのフロントマン、Mark Gardner(マーク・ガードナー!!)を抜擢。

 

burrrnはボストンのシューゲイズバンド、Drop Nineteen(ギタリストに安江さんを擁する)の東京版とも言える。バンドに何があったのかは定かではないものの、13年の ブランクはむしろバンドの音楽性を煮詰める絶好の機会になったように感じられる。このアルバムはシューゲイズのカルト的な側面を擁しているが、よく聞くと分かる通り、世界水準のロックアルバムである。傑作とまではいかないかもしれないが、熱心なファンの間でマニアックな人気を獲得しそうだ。

 

 burrnのニューアルバム『Without You』にはシューゲイズの基本的な作風が凝縮されていて、『Loveless』の系譜に属している。転調や移調をギターのトーンの変容の中で交えながら、アシッド的な雰囲気を呼び覚まし、ドリーミーなボーカルが全般的な陶酔感を引き立てる。シューゲイズの醍醐味であるフィードバックノイズと幻覚性を呼び起こすMBVの音楽が下地になっている。しかし、バンドの音楽には深い知見があるので、音楽が単なるキャッチコピーに終始することはない。このジャンルの中核にあるネオ・アコースティック/ギター・ポップの要素がバーンのソングライティングの核心をなしており、ギターサウンドの組み立て方やマンチェスターの80年代のエレクトロのビートの引用し、ポンゴ等のワールドミュージックの一貫にある楽器も取り入れたりと、念入りな工夫が凝らされている。しかし、サウンド自体はそれほどマニアックにならず、耳にすっと入ってくる。聴きやすいサウンドと言えるのだ。これはシューゲイズのマスタークラス、マーク・ガードナーさんのプロデュースの功績と言えよう。

 

ロンドンのWhitelandsのギタリスト/ボーカルのエティエンヌは、このジャンルが「誰でも出来る」と言っていたのだったが、それが彼の天才たる所以である。シューゲイズはギターの音響の特性やフィードバックに関する広汎な知識を必要とするので、少なくとも素人が手を出すようなジャンルにはあらず。むしろ他のジャンルを卒業したバンドがやるべき音楽であり、感覚的にこういったジャンルの音楽を確立するのは至難の業。しかし、バーンは、このアルバムで、シューゲイズのトーンの変調を活かし、独特なグルーヴを出現させている。ただ、バーンの音楽は、他のシューゲイズバンドと同じように、ダンス・ミュージックに特化しているというよりも、ドリーム・ポップの要素が色濃い。アルバムの冒頭を飾る「Vague Word」では、カヒミ・カリイ等の渋谷系シンガーを彷彿させるスタイリッシュなボーカルが際立ち、これらがノンビートに近い希薄なドラム、そして抽象的なギターのアンビエンスと掛け合わされる。一見すると、シンプルに思えるが、実際的にはかなりの深い見識に裏打ちされたサウンドである。これは軽さやポップさという側面をバンドサウンドとして計算しつくした結果と言えそうだ。


二曲目の「Your Sweetness」では天才的なメロディーセンスが遺憾なく発揮されている。ラフでローなサウンドは、Bar Italiaの最初期のサウンドに近いが、ロックではなく、ポップという側面がburrrnのサウンドに個性味をもたらしている。甘めのメロディーは、渋谷系の直系に当たり、スコットランドのネオ・アコースティックの音楽性を活かし、エレクトリック/アコースティックのギターのユニゾンの多重録音を強調させ、陶酔感のあるシューゲイザーを作り出している。バンドアンサンブルに加えて、男女ボーカルのユニゾンというMBVのコーラスの要素が登場する。さらにシューゲイズの転調という側面を活かし、曲のセクションごとに移調を繰り返し、独特なトーンの揺らぎと抽象的な音像を作り出している。これは見事としか言いようがない。

 

このアルバムには、ボーカルやドラムの音像を曇らせる、シューゲイズの「暈しの技法」が取り入れられていて、それはThe Telescopesのようなカルト的なロック性に縁取られている。他方、アルバムの中盤に登場する「Band Doll」のような曲には、ローファイやスラッカーロックの要素が出現し、リスニングの際に強固な印象をもたらす。ノイズやフィードバックを強調させたサウンド、それとは対称的なダウナーでスロウテンポの楽曲が並置されることで、かなり危ういところでバランスを保っている。これは経験が乏しいとハチャメチャなサウンドになる恐れがあるが、burrrnはスレスレのところで絶妙な均衡を保っているのに驚きを覚える。この曲では、シューゲイザーの天国的な音楽性がバンドアンサンブルによって組み上げられる。プロデュース的なサウンドに陥ることなく、精細感溢れるバンドサウンドを追求しているのに注目だ。

 

シューゲイズの音楽はときどき、シリアスになりすぎたり、ダークになりすぎたりすることがある。これは時々、リスナーとして気が滅入りそうになることがある。しかしながら、このアルバムでは、アートワークのかなり不気味なイメージとは異なり、明るい光に満ち溢れたエネルギーが発露する瞬間もある。「Flirtation」は、burrrnがワールド・スタンダードに到達した瞬間であり、特に他の曲では存在感をあえて消しているドラムのビートの刻みの迫力が押し出されている。ボーカルは他曲と同様に多重録音だが、表向きに現れる精細感のあるボーカルワークを聴くとスカッとする。少なくとも、「Flirtation」はロックソングとして秀逸で、爽快感に満ちあふれている。特に、マーク・ガードナーのプロデュースはこの曲に洗練性を付与している。

 

東京のオルタナティヴロックバンド、 burrrnは、The Telescopes、Bar Italiaとおなじようにサイケデリックの音楽性をエッセンスとしてまぶすことがある。日本語で美しさを意味する「Birei」は、まさしく曲名とぴったり合致し、ギターサウンドのアーティスティックな側面がフィーチャーされている。それは轟音のディストーションギター、そしてフィードバックノイズというこのジャンルの基本的な要素を踏襲している。この曲でも、ファンシーな印象を持つボーカルが際立つ。表面的なサウンドはハードロックであるが、その背後にぼんやりと煙のように揺らめくのは、Throwing Muses、Breedersのような、4ADの最初期のコアなオルタナティヴサウンドなのだ。

 

burrrnのロックのアウトプットは広汎であり、間口が広い。「Always Alright」ではヨ・ラ・テンゴのようなギターロックに挑戦し、「Destruction」では、デモソングのようなラフなミックスが強調されている。こういったギターロックやオルタナティヴロックのコアな魅力をいくつも提供した上で、本作のクローズ「Lovers Interlude」では、70年代のバーバンクサウンド、あるいはLa's(ラーズ)のようなフォークロックが登場するのだから手がつけようがない。


もしかすると、このアルバムは定期的に作品をリリースしていたら完成しえなかったかもしれない。しばらくプロジェクトと距離を置いていたからこそ、音楽にパワーが溢れ、奇妙なパッションが込められている。2024年のトクマル・シューゴの最新作と並んで、世界水準のロックアルバムの登場!!

 

 

 

86/100 

 



 

 

©Alec Moss


Ducks Ltd.(ダックス・リミテッド)がニューシングル「Grim Symmetry」をリリースした。最新アルバム『Harm's Way』のセッションで録音されたこの曲には、ラットボーイズのジュリア・スタイナーとムーンタイプのマーガレット・マッカーシーがバッキング・ヴォーカルとして参加している。


シンガー/ギタリストのトム・マクグリーヴィは、この曲についてこう語っている。「モダン・フィクションの作曲プロセスの初期に書いた曲で、デモを共有した人たちの間ではお気に入りだったんだけど、アルバム用にレコーディングしようとした時には、うまくいかなかった」

 

「でも、この曲はずっと気に入っていたので、『Harm's Way』のレコーディングの際にも、この曲を使ってみたんだ。結局アルバムの雰囲気には合わなかったけど、自分たちが望んでいたところまで持っていくことができた」

 


「Grim Symmetry」

 


Lambrini Girlsが、デビューアルバム『Who Let the Dogs Out』を発表した。シティ・スラングから1月10日にリリースされる。ランブリーニ・ガールズはブライトンを拠点に活動するヴォーカリスト/ギタリストのフィービー・ルニーとベーシストのリリー・マキーラによるデュオ。


「世界的リーダーからハイテク企業のCEO、謙虚なソフトボーイまで、人間には様々な形がある。「しかし、彼らを結びつけるものは何だろう?社会は、彼らが常に誇示している、比喩的にも文字通りの意味でも巨大なディックを称賛している。なぜか? 有害な男らしさなのだ」


「彼らの権利意識と不安感を煽ることは、有害な行動につながる。それを放置しておくと、私たちはそのしっぺ返しを食らうことになる」と続けた。定義は、証明する必要のない自信である。では、その巨根は現実にはどれほどの大きさなのだろうか?もうお分かりだと思うが、それほど大きくない!!」


ランブリーニ・ガールズは、ギラ・バンドのダニエル・フォックスと『Who Let the Dogs Out』をレコーディングし、ミキシングはセス・マンチェスターが担当した。フリートウッド・マックが『Rumours』をコカインの売人に捧げようとしたのを知っているかい? このアルバムは、テスコで買った全ての酒に捧げるべきだと思う」

 


「Big Dick Energy」



 Lambrini Girls『Who Let the Dogs Out』

 

Label: City Slang

Release: 2025年1月10日


Tracklist:


1. Bad Apple

2. Company Culture

3. Big Dick Energy

4. No Homo

5. Nothing Tastes As Good As It Feels

6. You’re Not From Around Here

7. Scarcity Is Fake (Communist Propaganda)

8. Filthy Rich Nepo Baby

9. Special, Different

10. Love

11. Cuntology 101


 

Luby Sparks


Luby Sparksが待望のニューシングル「Overrated!」をリリースしました。4曲入りのEP「Songs for The Daydreamers」に続く作品となります。ニューシングル「Overrated!」はインディ/オルタナオルタナティヴ・サウンドに、エレクトロ/シンセ・ポップの要素を取り入れたナンバーです。

 

ルービー・スパークスのサウンドは多面的で、毎度聞くたびに変化するのに驚かされます。表向きにはポップソングにも聞こえるけれど、見方を変えればロックソングにもなる。そういった多彩な音楽的な要素がバンドの音楽に聴きごたえをもたらしています。


ニューシングル「Overrated」でバンドはポップとロックの文脈の定義を薄れさせ、際どいラインを探っています。エレクトロ・ポップのダンサンブルなシンセ、耳障りの良いキャッチーなボーカルのフレーズを押し出しながらも、背景となるディストーションギターは歪んでいます。表向きと裏側のサウンドの絶妙なコントラストは、ルービー・スパークスならではと言えるのではないでしょうか。


 

続いて、イベント情報も公表されました。Luby Sparksの自主企画「One Last Night」が11月30日、大阪(LIVE SPACE CONPASS)にて初開催されます。Frog 3、Ben Inuiの出演が決定しています。シングルの配信リンクと合わせてチェックしてみて下さい。現在、チケット販売中です。

 

「Overrated!」

 

 

◾️東京のオルタナティブロックバンド、LUBY SPARKS(ルービー・スパークス)、「SONGS FOR THE DAYDREAMERS」EPをリリース



Luby Sparks「Overrated!」


 


LSEP-5 | 2024.10.16 Release
Released by AWDR/LR2


配信リンク[ https://ssm.lnk.to/Overrated]

Lyrics : Erika Murphy
Music : Natsuki Kato
Arranged by Erika Murphy, Natsuki Kato, Taimo Sakuma, Sunao Hiwatari & Shin Hasegawa

Vocal : Erika Murphy
Bass & Synthesizers : Natsuki Kato
Electric Guitar : Tamio Sakuma
Electric Guitar : Sunao Hiwatari
Drums : Shin Hasegawa

Recorded by Ryu Kawashima at IDEAL MUSIC FABRIK
Mixed by Zin Yoshida at Garden Wall
Mastered by Kentaro Kimura (Kimken Studio)

Produced by Luby Sparks & Zin Yoshida

Cover Photography : Annika White


■Luby Sparks Presents 'One Last Night Osaka' (Luby Sparks / Frog 3 / Ben Inui) 2024.11.30 [Sat] LIVE SPACE CONPASS, Osaka




・Luby Sparks Presents 'One Last Night Osaka'

イベント詳細 [ https://eplus.jp/one-last-night ]

DATE| 2024.11.30 [Sat]
OPEN/START| 18:00/18:30
VENUE| LIVE SPACE CONPASS, Osaka
ACTS| Luby Sparks / Frog 3 / Ben Inui
ADV.| 3,500 Yen [+1D]
DOOR| 4,000 Yen [+1D]
INFORMATION| YUMEBANCHI [06-6341-3525]


チケット詳細 | e+ [ https://eplus.jp/one-last-night ]


・Luby Sparks Presents ‘One Last Night’


2022.02.19 [Sat] WWW X (DYGL / CEMETERY) *SOLDOUT
2023.06.23 [Fri] WWW X (THE NOVEMBERS) *SOLDOUT
2023.10.19 [Thu] BASEMENTBAR (Pretty Sick) *One Last Night – Extra
2024.02.29 [Thu] WWW X (SATOH / NTsKi)
2024.11.30 [Sat] LIVE SPACE CONPASS (Frog 3 / Ben Inui) *One Last Night – Osaka

©︎Juliette Boulay


フィラデルフィアのソングライター/ギタリスト、グレッグ・メンデス(Greg Mendez)は、10月18日(金)にリリースされるEP『First Time / Alone』に収録される「Alone」をミュージックビデオとともに公開した。この曲は新作とともに発表された先月の「First Time」に続くシングルとなる。先日、シンガーソングライターはデッド・オーシャンズと新しい契約を発表した。

 

グレッグ・メンデスはエリオット・スミス等のサッドコアの系譜にある憂いのあるフォーク・ソングをスラリと書く。もちろん、ギターのストロークにはカントリーの素朴な雰囲気が漂う。今回のシングルでもローファイに触発されたアナログなサウンドが個性的な空気感を放っている。

 

グレッグ・メンデスは、ロメルダとトンバーリンとの2025年2月のツアー日程も発表している。


「Alone」

 



ブルックリンのシンガーソングライター、Mei Semones(メイ・シモネス)がニューシングル「Dangomushi」をBayonet Recordsからリリースした。この新曲は2024年4月に発売された最新EP「Kabutomuhsi」につづく作品となる。(楽曲のストリーミングはこちらから)

 

シモネスの音楽的な主題には、ジャズのほか、ラテンミュージックがある。新曲でも日本語と英語の歌詞とボサノヴァとジャズを組み合わせた軽妙な音楽スタイルは健在である。聴きやすく親しみやすいポップスで、J-POPのリスナーの琴線に触れるものがありそうだ。今回のシングルでは、アコースティックギターの華麗な演奏と合わせて、ストリングスがフィーチャーされている。歌詞では日常的な出来事が日記のように紡がれ、ほんわかとしたイメージが立ち上る。

 

現在、メイ・シモネスはライブツアーを開催中で、来年2月までこの日程は続く。フロリダ、テキサス等の公演を経て、10月30日には、ニューヨークの”The Brookilyn Monarch”での公演を予定している。また、11月3日には再来日を果たし、Spotify O-Westでライブを開催する。

 

Mei Semonesの過去のインタビューはこちらからお読みください。

 

 

「Dangomushi」

 




タイトなハードロックからサイケ、プログレッシブ、ノイズまで幅広い音楽性にアプローチするスリーピースバンドPSP Social。「JET STREAM OF PSYCHIC YOUTH」が10月16日にリリース。


鋭い社会と音楽への批評性に裏打ちされたスカム、フォーク、即興演奏を組み合わせた音楽性を展開を魅力とする「日本のRed Crayola」ことJohn Tremendous’ Soft Adult Explosion, サイケ、アンビエント、ノイズ、即興演奏、純邦楽、クラウトロックからエレクトロニックに至る音楽性を持ち、220人以上の参加者を擁する不定型の音楽家集団、野流の三者によって企画された「即興演奏」をテーマとしたコンピレーションの第一弾。


上記の三組に加え、跡地、関口マーフィー、千川新(computer fight)、とんとんトマトちゃん、光分解、jakなどを含む総勢34組による50トラック、ボーナストラックを含めて3時間半に及ぶ内容を収録。野流の演奏にはAcid Mothers Templeの河端一(Guitar)が参加。アートワークは漫画家の匙田洋平が担当した。


また、本作の発表を記念した耐久リスニングパーティが、11月9日に大塚地底にて開催されます。イベントでは全トラックの「耐久試聴」とトークショー、PSP Socialのアバラ、John Tremendous、野流のHyozoの三者によるスペシャルセッションも予定。アルバムの視聴はこちらから。、跡地、関口マーフィー、千川新(computer fight)、とんとんトマトちゃん、光分解、jakなどを含む総勢34組による50トラック、ボーナストラックを含めて3時間半に及ぶGuitar)が参加。

アートワークは漫画家の匙田洋平が担当した。
また、本作の発表を記念した耐久リスニングパーティが、11月9日に大塚地底にて開催される。イベントでは全トラックの「耐久試聴」とトークショー、PSP Socialのアバラ、John Tremendous、野流のHyozoの三者によるスペシャルセッションも予定。



PIASの創業者ケニー・ゲイツとミシェル・ランボットは、ユニバーサル・ミュージック・グループに残りの株式を売却することを決定したと発表した。


市場をリードするメジャーとインディーズの巨人は、2021年に「型破りな」戦略的グローバル提携を発表した。2022年11月、ケニー・ゲイツとミシェル・ランボットは、PIASグループの少数株式(49%)をUMGに売却した。残りの51%の売却後、UMGはPIASの全権を握ることになる。


現在、PIASグループは、2つの中核事業部門を運営している。PIASレーベル・グループは、グループ傘下および関連レコード・レーベルの本拠地であり、インテグラルは、世界中のインディーズ・レーベルにフィジカルおよびデジタル流通サービスするグループのサービス部門である。


新しい契約の一環として、インテグラルとヴァージン・ミュージック・グループは手を組むことになる。統合されたチームは、特注の独立した国際流通ネットワークへのアクセスとサービスを提供する。


発表によると、PIASレーベル・グループは、インテグラルの自社レーベルと協力レーベルの本拠地であるが、独立レーベルとして今後も存続する。レーベル・グループには、Play It Again Sam、Harmonia Mundi、Demain、Spinefarm、Sourceといったレーベルや、ATO、Heavenly、Mute、Transgressiveといった提携レーベルがあり、Nick Cave & The Bad Seeds、Kneecap、Sofiane Pamart、Sleep Token、Arlo Parks、Black Pumasといったアーティストの作品の販売を手がけている。


billboardによると、2021年に始まった両社の戦略的グローバル・パートナーシップを拡大するこの取引について、金銭的条件は明らかにされていないという。翌年、UMGが[PIAS]の49%の株式を非公開の金額で取得した際、ゲイツとランボットは同社の過半数の支配権を保持していた。


新しい取り決めの一部として確認されている詳細には、ヴァージン・ミュージック・グループと[PIAS]のサービス部門の合併が含まれ、ATO、Beggars Group、Secretly Groupを含む100以上のインディー・レーベル・パートナーにフィジカルおよびデジタル配信サービスを提供している。