主要なアーティスト、他にも今年はパンク勢に特に力を入れているという印象です。ホラー・パンクの先駆者であるMisfits,カルフォルニア・パンクの祖であるCirlcle Jerks、エモ・パンクの最重要バンド、Jimmy Eat World、現在、Rough Tradeに所属するオーストラリアのパンクの新星、Amyl And The Sniffersなど、フェスを盛り上げてくれるようなメンバーが勢ぞろい。
「この「Heavy Metal」のオリジナル・ヴァージョンは、後の曲(「The Skin of My Yellow Country Teeth」、「Is This Love?」など)のレコーディングが始まると、アルバムにあまり馴染まないと思ったんだと思う。今、オリジナルの「Heavy Metal」をリミックスしてマスタリングしたものを聴いてみると、この曲はアルバムに収録されてもよかった(はずだった?)」
1998年にリリースされたパンクの不朽の名盤『Americana』の収録曲で、バンドにとって現在までの最大のヒット曲のひとつ "The Kids Aren't Alright "が、Spotifyで10億ストリーミングを記録した。
「The Kids Aren't Alright」は、2008年のヒット曲「You're Gonna Go Far Kid」が夏に達成したのに続き、スポティファイ・ビリオンズ・クラブに加入したオフスプリングの2曲目となる。バンドは、この週末、サンディエゴのパンク・イン・ザ・パーク・フェスティバルでこのマイルストーンを祝った。
最初のリリースから25周年を超えた "The Kids Aren't Alright "は、ザ・オフスプリングのシングルの中で最高のパフォーマンスを見せている。2021年9月には、RIAAから正式にプラチナ・ステータスを獲得。かつては有望で野心的だった若者世代の幻滅と挫折について書かれたこの曲は、今でも南カリフォルニア大学(フロントマンのデクスター・ホランドの母校)のマーチング・バンドによって、フットボールの試合やスポーツ・イベントで定期的に演奏されているという。
"The Kids Aren't Alright "は、バンドの知名度を押し上げた出世作で、5枚目のスタジオ・アルバム『Americana』(1998年リリース)からのサードシングルとしてリリースされ、大ヒットを記録した。アメリカ、イギリス、スペイン、イタリアでプラチナ・ディスクに認定され、ポーランド、ドイツ、デンマーク、ブラジルではゴールド・ディスクに認定された。
この曲はバンドがプロデュースし、最新アルバム『Below the Waste』のレコーディング中にアイルランドでジョン'スパッド'マーフィーがミックスした。この曲には、シンガー/ギタリストのロッティ・ペンドルベリーが監督・編集したビデオが付属している。
「アイルランドでジョン'スパッド'マーフィーと一緒に『Below The Waste』のゴシップ・レコーディングを始めたんだ。ダブリンで録音したものを、ロンドンでルビーと一緒に作り直したんだ。エレクトロニックなポテンシャルに寄り添い、サウンド的にまったく違うことをしたかったんだ。リリックでは、自然のイメージを、伝聞や破壊的な行動を熟考するメタファーとして使っている」
今年、ゴート・ガールは新作アルバム『Below The Waste』をラフ・トレードから6月にリリースした。
「gossip」
ニューヨークのシンガー、Daneshevskaya(ダネシェフスカヤ)が新曲「Scrooge」を発表した。アンナ・ベッカーマンのプロジェクトによる新曲は、昨年の『Long Is the Tunnel』以来となる。(楽曲のストリーミングはこちら)
Horsegirlがマタドール・レコードから待望のセカンドアルバム「Phonetics On And On」を来年2月にリリースします。シカゴのオルタナティヴ・ロックの新星による2ndアルバムに期待しよう。
バンドデビューアルバム「Versions Of Modern Performance」は2022年に発売され、軒並み絶賛された。インディ・ロックの個性を見事に表現したこのトリオのライヴは、斬新なアイデアを試す場となった。
2024年1月、3人組は活動拠点のシカゴに戻り、次作の制作におよそ2週間を費やした。ニューアルバム「Phonetics On And On」は、ケイト・ル・ボンがプロデュースし、シカゴのザ・ロフトでレコーディングされた。アルバムのリードシングル「”2468”」は、独自のルールで動く、ねじれたり回転したりするインディーロックパズルであり、異次元のポップ・ソングである。
「”2468”」
2024年、ホースガールが『Phonetics On and On』のレコーディングに費やした2週間は、その年のシカゴで最も寒い日だった。音の干渉を避けるためロフトでは暖房を止め、バンドは何枚ものセーターに身を包み、テイクの合間には正座をしていた。
ホースガールは、ミュージシャン/プロデューサーのケイト・ル・ボン(ディアハンター、カート・ヴァイル、ウィルコ)と協力しながら、スタジオで集中力と親密さを見出した。ル・ボンは、『Versions of Modern Performance』のような重厚な彩度やキャラクター研究を放棄し、新曲の独創性を際立たせる、明るくクリアな新しい音の領域へと彼女たちを導いている。
4年間一緒に演奏してきたホースガールは、『Phonetics On and On』の中でトリオ編成の限界を探っている。もし、曲をディストーションで埋める代わりに、3人が占めていない広がりを利用したら?
「この曲は、4つの壁の中で生き、呼吸する、激動的で超越的な感情の巨大さを体現している。フランツ・フェルディナンドとスコットランドのスタジオで生まれ、そこでこの美しさをレコーディングした "Night or Day "は、16mmモノクロフィルムの目に映る映像と音の力強い出会いだった。これが、我々が踊る嵐なのだ!」
フランツ・フェルディナンドの新作アルバム『The Human Fear』はDominoから1月10日にリリースされる。
精神的な葛藤、失恋と新しい愛や友情、祖先や人間性への疑問と自己開示や内省を織り交ぜたという今作はストリングスに満ちたオープニング曲”Growing Pains”から始まる。2019年に彼女の名前を世界的に押し上げた名曲” Lovestained”の時代を想起させる癒しのソウルサウンド。バンドのエネルギーに満ちた遊び心溢れる” Bad Love God”、 ボサノヴァ調のプロダクションにのせて甘く歌い上げることでメロディが滲み出る”Jumping the Gun”。LAとロンドンを拠点に楽曲を制作することでそれぞれの土地から影響を受けたグルーヴがそれぞれの楽曲に漂っている。
2016年にEP『Voyages By Starlight』でデビュー。それから1年、ついにリリースされたのが本作『Silence』は、ある1日の午後の時間のみをつかい、ライヴ・レコーディングでつくられました。ア・ウィングド・ヴィクトリー・フォー・ザ・サルンやパフューム・ジーニアスなどのライヴのオープニング・アクトで力をつけた、ヴォーカルとソロ・ピアノを中心にさまざまなノイズやエフェクトのレイヤーによるライヴのフィーリングを持ち込んだ全8曲。
胸締め付けるほどの哀愁と心地よい高揚感に包まれる先行シングル「Come On, Dreamer」や「Sparks」、前述の「Time」など切ない名曲が立ち並びます。繊細なメランコリアをまとった浮遊感漂う流麗なポスト・クラシカル的アプローチのプロダクションとその天賦の歌声は、まるで人気ピアニスト、ニルス・フラームが世にも美しいファルセット・ヴォイスを手に入れたかのよう。トム・アダムスが歌う静寂の歌に包まれるとき、例えようのない美しい風景が目前に広がることでしょう。
国内盤のみ、ボーナストラックとしてEP『Voyages By Starlight』の未発表アウトテイク「Circles」と、ライナーノーツ/歌詞対訳のダウンロード・コードつき。