2021年には「安藤裕子 Billborad Live 2021」を開催。同年8月には「うきわー友達以上、不倫未満ー」のオープニング曲「ReadyReady」を配信。10月、表紙モデルと短編作品1作が収録された「コーヒーと短編」がミルブックスより刊行。同月29日公開の映画「そして、バトンは渡された」への出演も果たしています。
パイングローヴは、今まさに、正統派のアメリカン・ロックバンドとしての歩みを進めつつあるように思え、新作の二曲収録のシングルでは、爽やかで、青春味あふれるロックを楽しむことが出来ます。これまでのアメリカン・ロックの系譜を正当的に受け継いだ良質なロックバンド、2022年の1月28日にラフ・トレードから、六作目のアルバム作品「11:28 and more」のリリースが予定されていますのでファンは即予約!
Imposition of the bonete on a new doctor. Anonymous copy of a 17th century original. University of Alcalá. Quote:https://www.liturgicalartsjournal.com/2020/10/saint-teresa-of-avilas-biretta-brief.html
Detail of Self-portrait at 34,
with modified background to make rectangular. Oil on canvas, 1020 x
800mm (40 1/8 x 31 1/2"). Signed and dated bottom right: Rembrandt f.
1640; inscribed: Conterfeycel [Portrait]. The National Gallery, London.
London only.
2015年、自主製作盤の「Floaters」を発表した後、これまでDinosaur.Jrや坂本慎太郎といったオルタナの大御所の作品リリースを行っているミシガンのインディー・レーベル"Fat Possum Records"と契約し、実質上のデビュー・アルバム「October Song」を発表。2021年には、同レーベルから二作目「A Color of the Sky」をリリースしています。
最初期からのインディー・ロックバンドとしての矜持を持ち合わせつつ、マニアックさという慰めに逃げ込まないのが見事です。ビートルズの後期のアートポップ性に近い質感をもった楽曲「The Return」、それから、何となく、穏やか〜な気持ちにさせてくれる「The Right Thing Is Hard To Do」といった楽曲は聞き逃がせませんよ。
また、表題曲「The Color of the Sky」において、既存の作品にはなかったストーリー性が加味されていることにも着目しておきたい。聴いていると、心がスッと澄み渡るような美しさに満ち溢れた作品。ドリーム・ポップやシューゲイズ、インディー・ロックファンは、是非とも聴いてもらいたい傑作の1つです。
・「Waterloo Sunset」 2020 Fat Possum Records
シングル盤についても、一作紹介しておきましょう。 2020年、ファット・ポッサムからリリースされた作品「Waterloo Sunset」は上記の最新作「A Color of the Sky」の呼び水となった楽曲で、美しい情景を目に思い浮かばさせるような傑作です。
アルバムタイトルの「The Other Side Of Life」は、前作「Somersault」に収録されている名曲「This Year」に因んでいます。
この作品は、2020年のNYのロックダウンの最中にレコーディングが開始されました。フロントマンのダスティン・ペイザーがかつてのバンドメンバーのトミー・ガードナーに連絡を取り、ペイザーがガードナーの演奏を聴いたとき、彼はこの親友の持つジャズの類まれな才覚に驚き、すぐさま「What A Presure」「Clash The Truth」「Somersault」というこれまでのビーチ・フォッシルズのスタジオアルバムなから曲を選び、ジャズアレンジメントにとりかかることになりました。
この作品「The Other Side Of Life」が時代性とはまったく距離を置いており、マイルス、コルトレーンがコロンビアのレコーディングスタジオで伝説的な録音を行った時代に立ち返ったようなサウンドの雰囲気を感じるのは、他でもなく、ビーチ・フォッシルズの二人の盟友がNYという都市の持つ文化性に対する深い愛着をもち、その誇りを現代人として後に引き継ぐ考えがあったからと思われます。