Jordan Rakei  新作EP「Bruises」を3月4日にリリース

 ロンドンを拠点に活動するミュージシャン、ジョーダン・ラカイは、2021年のフルレングスアルバム「 What We Call Life」、そして、レーベルメイトでもあるBonoboとのコラボレーション作品「Shadows」に続くファン待望のEP「Bruises」を3月4日にリリースすると発表しています。「Bruises」は、これまでと変わらず、お馴染みのNinja[....]

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Album Reviews  Ricardo Villalobos Einzelkind  「Arnorac EP」

 ・Ricardo Villalobos 1970年、チリ、サンティアゴ出身のリカルド・ヴィラロボスは、アウグスト・ピノチェトの独裁政権から逃れるため、1973年に両親とともにドイツに移住した。 リカルド・ヴィラロボスは、11歳の頃から、コンガ、ボンゴといった打楽器の演奏を始めたが、ミュージシャンとしての才覚に自信が持てなかった。その後、電子音楽の作曲に取り組むようになったのは、1980年代後期になってから。 イギリスのロックバンド、デペッシュ・モードに影響を受けた他、Daniel[....]

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Sharon Van Etten 新作シングル「Porta」のMVを公開

アメリカの偉大なシンガーソングライター、シャロン・ヴァン・エッテンが2020年以来のソロシングル作「Porta」のミュージックビデオを共有しました。 この静かな印象のあるシャロン・ヴァン・エッテンのアンセムソングでは、自己と安全に対する喪失についてしとやかに歌われた楽曲、おそらく、ポピュラー・ミュージックファンを歓喜させる名曲と言える。 「Porta」はシャロン・ヴァン・エッテンがうつ病に苦しんでいる際に書かれた楽曲である。彼女はこの楽曲について以下のようなコメントを出している。   「私の壮年期の人生のほとんどは、うつ病と不安にたいする機能的な発作によって苦しめられていました。 そして、私は時々、それらの暗い瞬間が私に対して最大限に働きかけるのです。この間、私は非常に精神と肉体が乖離していると感じます。私の精神が肉体に繋がっておらず、私の精神は制御不能に陥るのです」 新作シングル「Porta」は、そういった肉体と精神の乖離という機器的な状況に陥りながら生み出されたものである。 つまり、シャロン・ヴァン・エッテンはそういった自己のアイデンティティをより自分の肉体となじませるためにこの楽曲を生み出す必要があった。それはきっと同じような精神的な症状に苦しめられる人に、一種のやすらいだ気持ち、同じような症状に苦しむ人が自分だけではないという精神的な力強さを与えてくれるに違いない。 今回、公開されたミュージックビデオ「Porta」は、ノースカロライナ州でベースピラティス(フィットネスの一種)を運営している彼女の友人のステラ・クックとヴェン・エッテンの毎週行われていたミーティングにインスピレーションを得ている。この2020年に行われたミーティングを介して、シャロン・ヴァン・エッテンの精神状態を良い方向に向かったという。 [....]

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Superchunk  三曲収録のシングル「On The Floor」をリリース

アメリカの伝説的なインディーロックバンド、国内のパンクロックバンドに絶大な支持を誇るスーパーチャンクが三曲収録のシングル「On the Floor」をmerge recordsからリリースしました。    このシングル作品にはカレッジ・ロックの祖、R.E.Mのマイク・ミルズがバックヴォーカル、そして、Nothing[....]

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羊文学 4月20日にセカンドフルアルバム「our hope」のリリースが決定

  Space Shower Music Awards 2022にもノミネートされている日本のシューゲイズシーンの次世代を担うロックバンド、羊文学が4月20日にファン待望のセカンドフルアルバム「our hope」のリリースを発表致しました。2020年のデビュー作「POWERS」以来のフルレングスのアルバムとなります。  このアルバムには現在フジテレビの深夜枠で放送中のTVアニメ「平家物語」[....]

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New Album Review Black Country,New Road 「Ants From Up There」

 Black Contry,New Road ブラック・ニューカントリー、ニュー・ロードは、2018年、イギリス・ケンブリッジシャーにて結成された。タイラー・ハイド、ルイス・エヴァンス、ジョージア・エレリー、メイカー・ショー、チャーリー・マーク、アイザック・ウッドが最初のコアメンバーとして出発した。BCNRは、アメリカの1990年代のポストロック/インストゥルメンタルロックの継承者であり、スリント、ドン・キャバレロといった最初期の雰囲気に加えて、ヴァイオリン、サックスなどオーケストラレーションの楽器を取り入れ、スティーヴ・ライヒに近い現代音楽の作曲法を取り入れたロックバンドとして、2019年のシングル「Athens,France」で鮮烈なデビューを飾った。 2021年に、Ninja[....]

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トリニダード・トバコの音楽、「カリプソ」とはどんな音楽なのか?? 屈指の名曲「バナナボート」とともに解説

  1.カリプソの始まり カリプソは、トリニダード・トバゴで始まり、西インド諸島全体に広がったアフロカリビアン音楽だ。西アフリカの「Kaiso」の親戚ともいえるカリプソ音楽は、コールアンドレスポンス形式が採られ、そして、カリプソリズムとして知られている2/4ビートに基づいた明るい曲調が特徴だ。 カリプソは、ソカ、メント、ベンナ、スパウジ、スカ、チャツネ、エクステンポなど多くのサブジャンルを生み出した。これらのスタイルの中心人物は、セージとストーリーテラーとして登場するグリオというリードシンガーにある。 これはアフリカの儀式音楽グリオに伝統形式を受け継いだものだ。今日のグリオは、英語でうたわれ、日常の苦難を記録し、正義性を主張する。 これらの音楽は、最初、農場にいる黒人たちがコミュニケーションを取るために生み出されたものである。雇い主である白人から、トリニダード・トバゴの労働者たちは仕事に従事する際、一般的な私語を禁じられていたため、彼らはこのグリオの形式から受け継いだ明るいカリプソを歌い始めた。  2.カリプソの歴史 カリプソ音楽は、18世紀のトリニダードでアフリカの奴隷のコミュニティ内に最初に登場した。 この音楽の形式は、西アフリカの伝統音楽の「Kaiso」が進化したものと一般には定義づけられ、歌詞の中に風刺的な意味が込められていた。つまり「Double[....]

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